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【分析】 犬鷲外野守備陣の「底力」。楽天・鉄平、聖澤、中村のRFと走者の進塁を阻む力。

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5月以降、投打の噛み合わせがみるみる悪化、現在18勝24敗3分でパリーグ5位、交流戦では6勝10敗2分の9位の星野楽天。

一時期の安打・適時打の最貧状態からは抜け出したかにみえる。6/5、6/6のヤクルト2連戦、6/8横浜戦と3試合連続で4得点以上あげたのは今季初で、雲間に光明が差し込むかたちとなった。

しかしだ。昨夜は勝ちゲームを土壇場で追い付かれるなど波に乗れず、なかなか思うような野球ができていない状態は、かわりない。

投打がどんな状態なのか?はイヤでも身に沁みている。そこで、今回はあまりスポットを当てる機会が少ない楽天守備陣、特に外野陣についてエントリを書いてみたいと思う。

昨年、楽天の外野守備力はセンターに俊足の聖澤を固定し、鉄平を右翼にコンバートすることで大幅に改善された。後半戦では守備力にはもとから定評のある牧田が左翼に入ったこともプラスに作用した。

その果実は、許した三塁打数が2009年は39本だったのに対し、2010年は13本にまで削減することに成功したことからも明らかである。
(この件に関しては過去エントリ「【記録】 2010年パリーグ 球団別 被ニ三塁打&鉄平右翼コンバートの果実」を参照)

また、セイバーメトリクスの見地で言えば、データスタジアムの岡田友輔氏の著『日本ハムに学ぶ勝てる野球の教科書』に詳しく、そこには外野守備での失点を阻む力がパリーグで最もあったのは、イーグルスであることがはっきり示されている。

さて、今シーズンはどうか?

今年からキャプテンに就任した鉄平の打撃スランプがファンの心に影を落としている現在だが、守備面での鉄平の働きぶりはどうか? 盗塁ランキングの頂点をひた走る聖澤のそれはどうなのだろう?

最初に個人的な印象を言ってしまえば、数少ない得点で勝利に結びつけなければならないイーグルスのチーム事情において、聖澤、鉄平を軸に据える外野守備は、今季もその存在感をひときわ強く放っている、そんなイメージを持つ。

まずは、RF(レンジファクター)を調べてみた。RFは9X(刺殺+補殺)÷守備イニングで算出される守備指標で、一般に、守備範囲の広い選手でアウトをより多く獲得できる選手を評価するものである。(9イニングのなかでいくつのアウト獲得に関係したか?を見る)。もちろん、数値が大きいほうが高評価となる。

そうすると、下記のようになった。

■楽天外野陣の2011年RF(レンジファクター)
※2011年6/8終了時。


ちなみに昨年ライトのRF1位はセでは阪神・桜井の2.35、パでは西武・高山の2.04となっており、、センターのRF1位はセでは広島・赤松の2.64、パではロッテ・岡田の2.42となっていた。

できれば今季他球団の外野手のRFをあわせて掲載したかったが、あいにくぼくの手元にはイーグルスの守備イニングデータはあっても、他球団のそれはない。

〔6/18追記〕同様の趣旨でライオンズファンのballgame_loverさんが力作エントリを書いて下さいました。
「ライオンズ外野守備陣の貢献度を測る」。楽天と西武外野陣のRF、及び抑止力の比較ができます。
下記URLからどうぞ!

http://ameblo.jp/ballgame-lover/entry-10925642216.html

(楽天は球団オフィシャルサイトの試合テキスト速報が秀逸で、守備位置の交代等も含めた事細かな情報のおかげで、容易に調べることができる)

そのため、イーグルスのみに終始してしまうが、これをみると、聖澤が昨年より数値を落す一方、鉄平は数値を上げてきているのが確認できる。ただし、聖澤は5/23時点でのRFは2.27だったため、ここ12試合で数値が下落してしまったといえる。

ちなみに、中村の1.82は決して良い数字とはいえそうもないのだが、後述するが、彼なりに守備でも頑張っている。

次に、チーム別の外野手補殺数を調べてみた。(6/8終了時。規定以上)

そうすると、ソフトバンク2、日本ハム8、オリックス6、西武0、楽天12、ロッテ3、となっており、楽天が他球団をかなり引き離して最多を記録中なのだ。補殺が多い=外野守備力が高いとは一概には言えないのかもしれないが、それでも、多いにこしたことはないのは、もちろんである。

特に中村に補殺が6個記録されているのは、ちょっと驚きである。

さて、ここからは視点を変えたい。RFで評価されない部分、つまり、走者1塁でヒットを打たれた時、相手打者が外野手の強肩を恐れて2塁ストップとなったり、同様に走者2塁で2塁走者が3塁に止まらざるを得ない状況、ここを調査してみた。

下記で、塁状況が1塁の時と、2塁または2,1塁の時を掲載したが、ここでは昨年のイーグルスのデータをあわせて併記した。両シーズンとも44試合終了時点での記録である。

■塁状況が1塁、相手打者が外野に単打を打った場合。
※2010年(5/18)と2011年(6/8)の44試合消化時点。
20110610DATA4.jpg

2010年は塁状況が1塁で相手打者に外野への単打を打たれたケースは37回あった。そのうち32.4%にあたる12回で3塁進出を許している。

一方、今年はそのようなケースは31回で、そのうち7回で相手走者の3塁到達を許した。率にすると、22.6%にあたる。

率ベースで言えば、昨年より約10%、相手走者の3塁進出を阻む好結果となった。

守備位置別にみると、なかなか3塁を狙えないだろう左翼では、昨年4回3塁に行かれてしまったが、今年は1度もない。(22.2%→0.0%)。聖澤が守る中堅も率を減らしている。(60.0%→28.6%)。唯一少し増えてしまったのがほぼ鉄平が守る右翼だ。(35.7%→41.7%)

同様に、2塁または2,1塁の得点圏でのケースをみてみる。

■塁状況が2塁または2,1塁、相手打者が外野に単打を打った場合。
※2010年(5/18)と2011年(6/8)の44試合消化時点。
※表の「3塁ストップ」は文字通り2塁走者が自重して3塁で止まった回数。同様に「本塁アウト」は2塁走者が果敢に本塁突入するも外野からの好返球等により本塁でタッチアウトとなった回数。
20110610DATA2.jpg

2010年、走者2塁または2,1塁のときに相手打者に外野へ単打を打たれたケースは37回あった。そのうち73.0%にあたる27回で2塁走者の本塁帰還を許し、失点に繋げてしまっている。

今年はそのケースは40回。うち60.0%にあたる24回で相手2塁走者にホームベースを踏まれている。

73.0%から60.0%へ。イーグルス外野陣は13%の失点削減にこれまでのところ成功していると言えそうだ。

守備位置別にみても、ほんの少し微増したのが聖澤の中堅のみで、中村らが守る左翼、ほぼ鉄平が守る右翼ではその率をそれぞれ減らすことに成功している。右翼の削減率も大きいが、目立つのは左翼だ。昨年は12回2塁走者にやすやすとホームを踏まれていたが、今年は約半減の5回。率では75.0%から50.0%に減らしているのだ。

また、本塁帰還できなかった数の内訳をみてみると、2010年は3塁で自重したのが7回、本塁で外野からの返球でアウトになったケースが3回あったが、今年はそれぞれ10回と6回。今年のほうが本塁タッチアウトのケースが増加の傾向にあるかな?とも言える。中でも中村の好返球による本塁タッチアウトが4回と目立つ(ダイレクト送球による補殺と中継を挟んでの絶妙連携)。

この本塁タッチアウトの件などは、低反発の統一球になったことで、どの球団も従来より1点の重みが増していることも、背景にありそうだ。次の1点、あと1点が欲しい緊迫した接戦が増えたことで、リスクを背負って腕を回す場面も増えたのかもしれない。今季本塁タッチアウトが記録された6試合は引分2試合、1点差1試合、2点差1試合、3点差1試合という内訳だった。

統一球の影響(もちろん守備においてはプラスに作用することのほうが大きいと思われ、楽天外野守備陣もその恩恵にあずかる点は、前提としてある。上記のデータが良化しているのも、少なからず統一球の影響かもしれない)、震災の影響など、イーグルスにとっては精神的肉体的両面で負担が増すシーズンになっているが、それでも、イーグルスの外野守備陣はここまで奮闘している、そんな印象を改めて持つ。【終】

※注:上記表のデータは全てマンパワーによる集計のため、誤差が出ている場合もあるかもしれません。お気づきの方はお知らせ頂けたら幸いです。と同時に、それを前提でお読み頂けると助かります。

■2011年、塁状況が2塁または2,1塁、相手打者が外野に単打を打ち、2塁走者が本塁タッチアウトになった事例。

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