【分析】 楽天イーグルス、2010年、2011年、35試合消化時点でのチーム打撃成績比較。
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5月に入ってからのイーグルスの戦いぶりがアレなだけに、楽天について思いを馳せる時は意気消沈の日々。
野球選手が底力を見せないのであれば、野球ファンこそ底力をみせなければならないのではなかろうか?
そんなことも思う日々である。
さて、こんな表を作成してみた。
イーグルスは昨日の横浜戦で35試合を終了した。
そのため、昨年と今年の35試合終了時の主なチーム打撃成績を比較する表だ。
■楽天イーグルス、2010年、2011年、35試合終了時のチーム打撃成績
※2010年は5/3終了時、2011年は5/26終了時。

昨年と今年を比較する時は、当然、統一球と震災の影響を加味しなければならない。
そのため、例えば、昨年と今年のチーム打率を単純に比較して、2分3厘下落しているからと言って、短絡的にダメ出しをすることは、できれば避けたいところであるし、またそれは賢くないやり方だとも思う。
ただ、統一球と震災によってどれだけのノイズが生まれているか?は、はっきり言ってわからない部分であり、そのため、比較しようとした時に非常に困ってしまう。また、全ての出来の悪さを、震災の影響に押しつけてしまうことも、なんだかむしょうに寂しい気持ちが残る。
その戸惑いを抱えつつ、あえて比べてみると、個人的に最も気になるのは得失点差だ。
昨年もなかなか歯車が噛み合うことはなかったけれど、それでも-10に止まった。今年は遥かにそれを超えて-38の乖離である。昨年は得点が134で失点が144。今年は得点が83で失点が121。ということは投手陣(特に先発投手)は頑張っているものの、打撃陣がふがいないということになる。
得点<失点のいびつな関係で、貯金を作ったりできるのは落合監督とノムさんぐらいで、星野監督は得点>失点の状態でまとまったプラスを作ることで、中日でも阪神でもチームを浮上させてきた経緯がある。現在楽天は得点<失点で-38の乖離であるから、星野監督がやりたいと思っている野球を全くできていない、と言える。こんなことは闘将も初めての経験のはずだ。
さらに、気になるのは、出塁率の低さだ。
少なくとも3割は維持したいところだと思うが、現在は3割を大きく切る.273という数字。
一方、課題とされている長打率もかんばしくない。
安打数の少なさ、特に二塁打が昨年と比較して19本も少ない。昨年と単純比較するのは野暮なので、今年のパリーグ平均のある数字と比べてみたい。安打に占める二塁打の割合である(二塁打÷安打)。リーグ平均では17.1%となった。楽天はこの割合が14.5%とリーグ最低(12球団でも最低)のパーセンテージなのだ。これを平均の17.1%とほぼ同値にするには、二塁打の本数があと7本足らなかったことになる。ここに震災の影響が出ているとも言えるし、鉄平や岩村、ルイーズといった期待どころの期待はずれが表れているとも言えそうだ。
本塁打数は昨年を3本上回る19本だが、これは打っても年に数本の選手が早めに打ったことと山崎のペースが若干昨年より早い点が考えられる(35試合時点で昨年は4本、今年は6本)。
そして、やっぱり、気になるのが、出塁率にも大きく関係する四死球数の少なさなのだ。かりにこれを昨年と同じ123個獲得したとすると、それだけで出塁率は.273から.313まで上昇する。(打数も52減少する)
他のスタッツも悪い楽天だが、それでも他球団と比べてみると、楽天より悪いチームがあるから、まだ救われる(ガクッ!)。
しかし、四球数だけは、他11球団の数と比べて、あきらかに、異様に少ないのである。
統一球問題は各球団同じ課題のため、四球の少なさだけは楽天だけに発生している異常現象だと言うことができる。やはり、これは震災による影響が及んでいるのであろうか?
東北楽天ゴールデンイーグルスは長打力不足の解消のため、メキシカンリーグで活躍する元WBCメキシコ代表のルイス・アルフォンソ・ガルシア内野手と契約したと報じられている。
この獲得が起爆剤になったとしても、四球数問題は依然として残りそうな予感がする。【終】
■5/26終了時現在、セパ12球団 主なチーム打撃成績


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5月に入ってからのイーグルスの戦いぶりがアレなだけに、楽天について思いを馳せる時は意気消沈の日々。
野球選手が底力を見せないのであれば、野球ファンこそ底力をみせなければならないのではなかろうか?
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イーグルスは昨日の横浜戦で35試合を終了した。
そのため、昨年と今年の35試合終了時の主なチーム打撃成績を比較する表だ。
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※2010年は5/3終了時、2011年は5/26終了時。

昨年と今年を比較する時は、当然、統一球と震災の影響を加味しなければならない。
そのため、例えば、昨年と今年のチーム打率を単純に比較して、2分3厘下落しているからと言って、短絡的にダメ出しをすることは、できれば避けたいところであるし、またそれは賢くないやり方だとも思う。
ただ、統一球と震災によってどれだけのノイズが生まれているか?は、はっきり言ってわからない部分であり、そのため、比較しようとした時に非常に困ってしまう。また、全ての出来の悪さを、震災の影響に押しつけてしまうことも、なんだかむしょうに寂しい気持ちが残る。
その戸惑いを抱えつつ、あえて比べてみると、個人的に最も気になるのは得失点差だ。
昨年もなかなか歯車が噛み合うことはなかったけれど、それでも-10に止まった。今年は遥かにそれを超えて-38の乖離である。昨年は得点が134で失点が144。今年は得点が83で失点が121。ということは投手陣(特に先発投手)は頑張っているものの、打撃陣がふがいないということになる。
得点<失点のいびつな関係で、貯金を作ったりできるのは落合監督とノムさんぐらいで、星野監督は得点>失点の状態でまとまったプラスを作ることで、中日でも阪神でもチームを浮上させてきた経緯がある。現在楽天は得点<失点で-38の乖離であるから、星野監督がやりたいと思っている野球を全くできていない、と言える。こんなことは闘将も初めての経験のはずだ。
さらに、気になるのは、出塁率の低さだ。
少なくとも3割は維持したいところだと思うが、現在は3割を大きく切る.273という数字。
一方、課題とされている長打率もかんばしくない。
安打数の少なさ、特に二塁打が昨年と比較して19本も少ない。昨年と単純比較するのは野暮なので、今年のパリーグ平均のある数字と比べてみたい。安打に占める二塁打の割合である(二塁打÷安打)。リーグ平均では17.1%となった。楽天はこの割合が14.5%とリーグ最低(12球団でも最低)のパーセンテージなのだ。これを平均の17.1%とほぼ同値にするには、二塁打の本数があと7本足らなかったことになる。ここに震災の影響が出ているとも言えるし、鉄平や岩村、ルイーズといった期待どころの期待はずれが表れているとも言えそうだ。
本塁打数は昨年を3本上回る19本だが、これは打っても年に数本の選手が早めに打ったことと山崎のペースが若干昨年より早い点が考えられる(35試合時点で昨年は4本、今年は6本)。
そして、やっぱり、気になるのが、出塁率にも大きく関係する四死球数の少なさなのだ。かりにこれを昨年と同じ123個獲得したとすると、それだけで出塁率は.273から.313まで上昇する。(打数も52減少する)
他のスタッツも悪い楽天だが、それでも他球団と比べてみると、楽天より悪いチームがあるから、まだ救われる(ガクッ!)。
しかし、四球数だけは、他11球団の数と比べて、あきらかに、異様に少ないのである。
統一球問題は各球団同じ課題のため、四球の少なさだけは楽天だけに発生している異常現象だと言うことができる。やはり、これは震災による影響が及んでいるのであろうか?
東北楽天ゴールデンイーグルスは長打力不足の解消のため、メキシカンリーグで活躍する元WBCメキシコ代表のルイス・アルフォンソ・ガルシア内野手と契約したと報じられている。
この獲得が起爆剤になったとしても、四球数問題は依然として残りそうな予感がする。【終】
■5/26終了時現在、セパ12球団 主なチーム打撃成績


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