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【試合評】 2011年5月21日(土) ○楽天イーグルス2X-1ヤクルト。大廣の劇的サヨナラ打で勝利も、またまた継投失敗。いったいどうなっているのか?!今季の継投作戦?!

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こういう活躍、こういう一打を観たかったんだ。

そして、今のイーグルスに最も足らなかったのは、こういうことなのでは?

楽天は序盤、2回3回にそれぞれ1点ずつ獲得、楽2-0ヤの2点リードで終盤を迎えるも、救援陣が8回9回に1点ずつ失点して9回表の土壇場でヤクルトに追いつかれてしまう。

しかし、楽天はその裏の攻撃でサヨナラの走者の出塁に成功する。1アウト後、鉄平が低めの直球を巧く捉えてライト前に弾き返すヒットで出塁して1アウト1塁。打席は大廣だった。

星野政権樹立後、早い段階から田淵コーチなど首脳陣の目に止まった大廣。オープン戦では打率.304と結果を残して2008年以来となる開幕1軍スタートを切るも、なかなか出場機会に恵まれず、5/7にファーム行きを告げられる。しかし、2軍でめげずに結果を出し(打率.321、28打数9安打2打点、2本塁打)、前日再昇格したばかりだった。今季スタメン3試合目となったこの日は、8番・ファーストで先発出場。

2回にまわってきた第1打席は無死2,1塁の場面できっちり送りバントを成功させる。第2打席はボテボテのサードゴロに倒れるものの、7回1死1塁での第3打席では走者を送ろうという意識が見られたセカンドゴロの進塁打を放つ。

守りでは1点リードする8回表・2死3,1塁で宮本の一ニ塁間を抜けようかというヒット性の鋭いゴロを、巨体を横っ飛びさせて好捕し、ファーストゴロにするファインプレーも見せた。

そして、この9回裏の打席がこの日の4打席目だった。

1塁走者・鉄平の足の速さは、マウンドの押本も把握していただろう。長打が出れば3塁を蹴ってホームへ突入する可能性はきわめて高い場面だった。そのため、大廣に初球を投じる前、3度の牽制で走者を厳しく警戒する。この意識がバッターに対峙する集中力を一瞬途切れさせたのか、大廣に投じた初球は真中に入る甘いスライダーとなってしまう。大廣は早いカウントから打っていくのを決めていたに違いない。絶好球を振り抜くと、打球は左翼線を襲う長打コースのフライヒット。打球が外野からバックホームされてくるも、好走塁をみせた鉄平の足が一足早く勝るかたちとなり、イーグルスは4/23日本ハム戦以来の今季2度目となるサヨナラ勝利を飾った。

昨夜、東北に灯った希望の灯は守られた。

大廣のヒットは2007年以来じつに4年ぶり。そして初打点、初サヨナラ打となる殊勲打となった。

主軸やレギュラーではない控え選手、1軍や2軍を行ったり来たりする1.5軍の若手選手達、久々に1軍に上がってきた2軍選手。彼らが数少ないチャンスをモノにしてみせたと言う場面を、イーグルスではあまり目撃したことがない。特に野手ではその傾向が強かった。

前カードで巨人の円谷、大田らの活躍ぶりをまざまざ見せつけられただけに、そんな思いを改めて強くしていた矢先であった。それだけに、この1本は大きかった。

これでチーム成績は31試合14勝16敗1分、借金は2。5月月間成績は5勝10敗1分(借金5)、1点差試合は7勝2敗となった。

(下記へつづく)

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○楽天イーグルス2X-1東京ヤクルトスワローズ〔2回戦〕

■ハイライト映像


スワローズのオーダーは、1番・青木(中)、2番・田中(ニ)、3番・ホワイトセル(指)、4番・畠山(一)、5番・バレンティン(右)、6番・宮本(三)、7番・相川(捕)、8番・川端(遊)、9番・飯原(左)、先発・由規。

イーグルスのスタメンは、1番・聖澤(中)、2番・松井稼(ニ)、3番・草野(三)、4番・山崎(一)、5番・高須(ニ)、6番・中村(左)、7番・鉄平(右)、8番・大廣(一)、9番・中谷(捕)、先発・塩見。

ヤクルトのスタメンは昨日と同様の顔ぶれである。相手先発が左腕の石川だったことから、5番に高須を復帰させて、前日5番だった中村は6番に、大廣を今季3度目のスタメン起用して8番に、塩見と組むのは中谷で、嶋はお休み、というオーダーである。

ヤクルトの先発・石川は序盤、制球が安定しない苦しい立ち上がりとなった。1回先頭打者の聖澤に完全にコントロールが外れた四球を出し、4番・山崎にもストレートが抜けてデッドボールを与えてしまう。

■ヤクルト・石川の1回2回の配球図


上記に石川の1回と2回の配球図を掲載したが、赤線で囲った高めゾーン、ここの球はこの試合13球あったが、1回2回だけで合計9球となっている。球が浮いたり抜けてしまったり、制球に苦しんでいた一端が伺い知ることができると思う。

1回は2四死球を活かすことができなかった楽天打線に救われたかたちとなった石川だが、2回にも先頭の中村にアウトコースに投げるはずのストレートが内角に抜けてデッドボールをぶつけてしまう。逆球は中村の右肘(?)に当たり、中村は相当痛がっておりここで負傷退場。代走で塩川が出る。続く鉄平が綺麗なライナー性の当たりをセンター前に飛ばし無死2,1塁。大廣が送って1死3,2塁で、中谷のセカンドゴロの間に(田中が球を一度前に落としたこと等もあり本塁送球を諦めた)塩川がホームを踏み、楽天が1点先制。(楽1-0ヤ)

続く3回には4番・山崎がホットゾーンに入ってきたアウトコースのスライダーを叩いて今季5号となるソロアーチを右中間スタンド最前列にかけて、2点目。(楽2-0ヤ)

5月に入ってなかなか先制できない状況が多く続いたが、この試合は序盤に、先日通算100勝をあげた“小さな巨人”から2点先制できた点は、大きかった。

楽天の先発、ルーキーの塩見も、中谷の好アシストにも助けられ、良く投げた。

初勝利をあげた5/5ソフトバンク戦以上に、右打者の果敢で徹底した内角攻めが功を奏した。下記の右打者時の配球図、赤線で囲った部分を内角と設定すると、この日、右打者へ投じた68球のうち51.5%にあたる35球が内角球だった。

■楽天・塩見、右打者に投げた球数の内角球割合
5/5ソフトバンク戦・・・球数65球で内角27球、41.5%
5/14ロッテ戦・・・球数66球で内角21球、31.8%
5/21ヤクルト戦・・・球数68球で内角35球、51.5%


そして、この51.5%という割合は、この試合含めて3登板で最も多い値となっていた。

(下記につづく)

■楽天・塩見貴洋の配球図、ストライク率、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20110521DATA5.jpg
【ストライク率】
※打席結果に関わらずストライク枠内に入った球の割合
全体53.8%、直球61.3%、変化球45.6%
【球種割合】
球数119>St62、Sl39、Fo6、Cur12
vs左打者51球>St28、Sl16、Fo1、Cur6
vs右打者68球>St34、Sl23、Fo5、Cur6

ところが、だ。大廣のサヨナラ打が飛び出したから良かったものの、この1本が無かったら、この試合はどうなっていたか?!である。

この日も、救援陣がリードの展開から2失点。結果からいえば継投作戦は機能しなかった。

まず、塩見を8回も続投させたのはどういうことだろう?

確かに塩見が打たれたヒットは1回の2本だけだった。2回5回6回7回と合計4イニングでヤクルト打線を三者凡退に退ける好投をしていた。8回アタマから継投に出て、この抜群の良い流れを少しでも変えてしまうことを躊躇したのではないだろうか? そのため、8回も続投させて、9回からサンチェスという青写真だったのだろう。この考えは理解できる。(※追記:試合後の星野監督のコメントをみると、どうやら完投させようという青写真だったらしい)

一方で、好投していたとはいえ、塩見にとって8回突入は未知の領域であった。何が起こるかわからない。このまま行くかもしれないし、突如崩れるかもしれない。それだったら、7回終了で塩見はお役御免、8回アタマから継投に出て、活きの良い投手を1イニングずつ注ぎ込み、逃げ切る選択肢もあったはずだ。

また、ルーキーに初完投、初完封させたいという監督の親心はなかったか?! もしあったとしたら、裏目に出てしまったと言わざるをえないし、塩見はそれほどまでの将来チームを背負って立つ田中将大級の看板人気スター投手だったか?ということである。(これがスター選手なら、早い段階で初勝利や初完投、初完封など「初」がつくものをつけさせてあげるという戦略も理解できる)

結局、塩見は8回もマウンドにあがった。ところが、1死後、田中、ホワイトセルに連続四球を与えてここで降板。1死2,1塁で青山が救援に出るも、見逃せば低めのボール球だったかもしれない難しい球を4番・畠山に綺麗にセンターへ打ち返されて、1点を失ってしまう(楽2-1ヤ)

そして9回はアタマからサンチェスがクローザーとして登板するも、また2アウトから、四球、四球で自ら得点圏ピンチを作り、最後は田中に同点となる適時打を浴びてしまう。

これでサンチェスは3登板連続で炎上するハメになり、今後の起用法がきわめて難しくなってきた。さらに、青山にもケチがつき、いまだ救援陣の役割分担、勝利の方程式がみえないままだ。【終】

■ヤクルト・石川雅規の配球図、ストライク率、球種割合
【配球図】
20110521DATA6.jpg
【ストライク率】
全体55.2%、直球61.1%、変化球51.7%
【球種割合】
球数96>St36、Sin37、Sh7、Sl11、Cut5
vs左打者38球>St15、Sin12、Sh1、Sl8、Cut2
vs右打者58球>St21、Sin25、Sh6、Sl3、Cut3

■両軍の打席結果とカウント推移表
20110521DATA3.jpg
20110521DATA4.jpg
「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
配球図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から、
1、2、3、4、5
6、7、8、9、10
11、12、13、14、15
16、17、18、19、20
21、22、23、24、25
となります。そのうちストライクゾーンが、7、8、9、12、13、14、17、18、19になります。
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