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【試合評】 2011年5月5日(木・祝) ○楽天イーグルス4-0ソフトバンク。塩見貴洋投手、プロ初登板初先発初勝利! 塩見投手の投球詳細、打者別配球図など。

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ゴールデンウィーク、子供の日に行われたソフトバンクとの博多どんたく3ゲームシリーズ。このカード2連敗、前カードから3連敗で迎えた楽天は、ファームで6試合27イニング投げて防御率2.33と安定した成績を残していた昨年のドラ1ルーキー左腕、塩見貴洋投手をプロ初登板初先発でマウンドに送り出した。

一方のホークスもここまで5度の先発チャンスを貰いながらも未勝利となっている岩崎が先発。ともにプロ初勝利をかけた一戦である。

結果は、なんという僥倖か、イーグルスファンにとってこの上ない朗報となった。

6回、打者23人に96球を投げて、許した安打は散発の4本(うち2二塁打)、奪三振3、与四球は僅か1で失点ゼロのクオリティスタートのナイスピッチングをみせた、塩見貴洋投手がプロ初勝利を飾った。

「僥倖」と表現したのも、相手打線を零封したのは4/26西武戦でエース・岩隈が完封勝利を収めて以来今季2度目の快挙だからだ。打線が元気なホークス打線を──確かに好調の内川が右太もも裏を痛めて大事をとっての休養となった側面もあるが──救援陣を含めても僅か5安打に抑える好内容、二番手以下の青山、片山、サンチェスもしっかりと自身の働きをし、ドラ1左腕の初勝利をアシストした。

これでチーム成績は19試合10勝9敗、対ソフトバンク戦6試合2勝4敗、5月月間では初勝利を上げ、貯金1をひっさげて再び帰仙することができる。明日から週末はKスタ宮城で西武との3連戦、来週半ばもホームで日本ハム3連戦とホーム日程が続く。ドラ1左腕の大仕事で掴んだこの1勝は、そういう意味でも価値ある1勝になった。

さて、下記で塩見投手の打者別配球図など、もう少し振り返ってみたい。

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○楽天イーグルス4-0福岡ソフトバンクホークス〔6回戦〕

■ヒーローインタビュー&ハイライト映像


イーグルスのオーダーは、1番・松井稼(遊)、2番・聖澤(中)、3番・中村(左)、4番・山崎(一)、5番・高須(ニ)、6番・岩村(三)、7番・ルイーズ(指)、8番・嶋(捕)、9番・鉄平(右)、先発・塩見。

打撃陣は昨日と全く同じ顔ぶれとなった。

ホークスのスタメンは、1番・川崎(遊)、2番・本多(ニ)、3番・松田(三)、4番・カブレラ(一)、5番・小久保(指)、6番・多村(右)、7番・オーティズ(左)、8番・福田(中)、9番・細川(捕)、先発・岩崎。

前述のとおり、この2カード楽天が痛い目に遭わされた絶好調の内川が休養。昨日のゲームで右太腿裏の張りを訴えて途中交代、数試合は大事をとって休養ということになる模様だ。

5月負け続きだったその理由

5月に入ってからのイーグルスは何故苦しい戦いが続いていたか?というと、いろんな要素があると思うが、その中の1つは、初回に失点を許してしまい、先制点を獲得できない試合が続いていたからである。

試合の流れを考える時、先制点を制するか否かではその後の展開が大きく変わってくる。イーグルスが開幕2カード勝ち越しで波に乗れていた背景には、初回に先制点を獲得していたゲームが多かったという側面もあったのだ。(初回に先制点をあげることができたのはルイーズのサヨナラ本塁打で勝利を収めた4/23日本ハム戦以来になる)

このメモリアルな一戦は、初回に2点を獲得できたことがまず大きかった。

1回表、先頭の松井が見逃せばボールの角度ある低めストレートを快打し(本当に低めの球を巧く打つのが上手い)、ノーアウトで出塁する。続く聖澤はショートゴロに倒れてしまう。通常なら併殺コース。だが、そこは球界屈指の韋駄天のこと併殺崩れとなり1塁に生き残ると、すかさずニ盗を決めてリカバリーに成功する。この聖澤の盗塁が活きたかたちとなり、次の3番・中村の二塁打でホームを踏み1点先制。さらに得点圏は続いて、4番・山崎も低めのシュートをうまく捉えてレフト線へ飛ばし、ワンバウンドでフェンス到達となる二塁打で、打者4人で2点をもぎとることに成功した。

ホークス先発、岩崎はそれほど悪い球を投げていた訳ではない。むしろ、低め低めの意識は、塩見より見られるピッチングを初回にしていた。しかし、その低めを、ローボールヒッターの松井稼と、悪球打ちの中村と、経験豊富な海千山千の山崎に、ことごとく上手くさばかれてしまったといえる。

分岐点となった初回の攻防

2点先制して貰った塩見も立ち上がりにピンチを迎える。直後の1回裏、1番・川崎に内角低めのストレートを巧く打たれてしまう。続く本多のショートゴロを松井稼が2塁封殺狙いで送球するもこれが悪送球となり、セカンドカバーに入った高須の足がベースから離れてしまう展開に。味方守備のエラーも重なりノーアウトで2,1塁と早くも大ピンチを迎えてしまった塩見だが、3番・松田を差し込まれたかたちの内野インフィールドフライに斬って取り、4番・カブレラ、5番・小久保にファウルで粘られるも空振り三振に抑え、どうにか踏み止まってみせた。

ここが分岐点になったかもしれない。このピンチを抑えたことで、その後2度の得点圏ピンチを背負うも、結果として6回までゼロで抑えられたのかもしれない。

降板後の塩見のコメントは「調子自体は良かったです。球も走っていたし、コース、コースをつけていたと思います。何よりも守備が良くて、それに助けられました」というものだった。

確かにストレートは球速130キロ台後半(この日の最速は143キロ)だったが、球速以上に伸びて力のある球だったのだろう、変化球とのコンビネーションがまだ粗いこともあって好調ホークス打線から空振りを奪うことはなかなかできなかったが、ホークスの打者が差し込まれたり詰まるケース、球威が勝る光景が目立った。その象徴が唯一三者凡退におさえた4回の、小久保のニ飛、多村の中飛、オーティズのニ飛だったように感じる。

果敢に突く右打者への内角攻めが威力発揮

個人的に評価したいのは、その宣言どおり攻めのピッチング、自身の投球をしてみせてくれた点だ。この日出してしまった6回松田への四球も、厳しいコースを突いた上での結果であって逃げたわけでは、むろん、ない。さらに、右打者の内角を果敢に何度も突いてみせた場面が多く、これがホークス打線に効果的に働いたのは、想像に難くない。(配球図のとおり、右打者に対して、外角31球、真中7球、内角27球と、外角と内角がほぼ同数の球数割合だった)。この姿勢があったからこそ、初回ピンチでカブレラをインハイのストレートで空振り三振にとれたということもできる。

変化球の精度向上が課題点

ただ、課題が無かったわけでは、もちろんない。

一言で言ってしまえば、ビギナーズラックや初モノに弱い相手の体質(と解説の若菜さんはしきりに発言していたが本当にそうなのか?は不明)というものが大きく影響していたことは確かだ。言い方は悪いかもしれないが、ルーキーイヤーに藤原が成し遂げた準完全試合みたいなものだとも言える。

個人的に一番の懸念は、変化球はそれほど素晴らしいモノを持っているわけではなさそう、このことである。特にフォークは高さも変化量も甘いものが多く見受けられた。例えば1回の小久保が空振り三振した球は高めに入って落ちきらないフォークだった。あの場面、塩見が勝った、というより、小久保が打ち損じた、という表現のほうが正しいはずだ。ストレートの制球は安定しており、四球で崩れるタイプではなさそうだなと感じたが、変化球に関しては全体的にさらなるレベルアップが必要と、そのような甘い球を見かけるたびに痛感した。

さて、星野監督は初登板で結果を出したドラ1左腕を今後もローテで起用していくのかどうか?が注目される。恐らくラズナー以下の先発ローテに組み込んでいくと個人的には思っているが、どうなるだろう?

最後に、松井稼と聖澤の好守備があったことをメモしておきたい。

聖澤は3回裏・1死2塁で松田の右中間への鋭い当たりを背走で好捕、タッチアップにはなったが、右中間を破られる失点の事態を防いでくれた。

松井稼は初回にピンチを招いてしまう悪送球があったものの、その借りを6回裏に鮮やかに返してみせた。1死1塁で小久保が放ったニ遊間深いところ、セカンドベースの思いっきり近いゾーンのゴロを懸命に追いつきキャッチ、打球をグラブトスでニ塁の高須に渡す6-4-3の併殺を完成させてみせた。【終】

※下記に塩見投手の打者別配球図も掲載しました。

■ソフトバンク・岩崎の配球図、ストライク率、球種割合
念願の初勝利をかけた岩崎も、勝ち星を掴むことはできなかったが好投を演じた。7回、打者28人、97球を投げて被安打7(うち4二塁打)、奪三振2、与四球0、3失点、自責点3のクオリティスタート。配球図のとおり、全球数の73.2%を低めに集めるピッチング、与四球ゼロが示すとおり、制球も安定していた。中盤は楽天打線を3イニング三者凡退と寄せ付けなかった。悔やまれるのは、低めの球をことごとく安打にされてしまった初回の立ち上がり、ということか。
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20110505DATA4.jpg
【ストライク率】
※打席結果に関わらずストライク枠内に入った球の割合
全体57.7%、直球54.5%、変化球60.4%
【球種割合】
球数97>St44、Sl22、Sh11、Ch8、Fo6、Cur6
vs左打者62球>St29、Sl11、Sh8、Ch7、Fo3、Cur4
vs右打者35球>St15、Sl11、Sh3、Ch8、Fo6、Cur6

■楽天・塩見貴洋の配球図、ストライク率、球種割合
【配球図】
20110505DATA5.jpg
【ストライク率】
【球種割合】
球数96>St59、Sl23、Cur3、Sin1、Fo10
vs左打者31球>St21、Sl10
vs右打者65球>St38、Sl13、Cur3、Sin1、Fo10

■楽天・塩見貴洋の打者別配球図24人
20110505DATA6.jpg
20110505DATA7.jpg
20110505DATA8.jpg
20110505DATA9.jpg
20110505DATA10.jpg
20110505DATA11.jpg

■両軍の打席結果とカウント推移表
20110505DATA2.jpg
20110505DATA3.jpg
「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
配球図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から、
1、2、3、4、5
6、7、8、9、10
11、12、13、14、15
16、17、18、19、20
21、22、23、24、25
となります。そのうちストライクゾーンが、7、8、9、12、13、14、17、18、19になります。
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