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【試合評】 2011年5月4日(水) ●楽天イーグルス2-4ソフトバンク。絶好機に飛びだした2度の手痛いバントミス...

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連日100万人以上の人出で盛り上がる「博多どんたく」のお祭り騒ぎに呑まれてしまったのか──。

楽天イーグルスは連敗阻止をかけてホークスとの相性が良い永井を先発に送りこむも、この永井がまず誤算だった。

1回裏1死、本多にあっさりと18試合連続安打達成となるヒットをレフト前へ打たれたのが事の始まりだった。

続くのは内川。打率.414で現在パリーグ打率ランキング1位に座る3番打者に対してのピッチングが、1塁走者・本多の足によるプレッシャーも重なり、より慎重になる。クサイところを攻めて6球目には本多にニ盗を許し、フルカウントからの8球目にはアウトローに完全にワンバウンドしたボール球でフォアボールを出してしまう。

カブレラを空振り三振に取って状況を2死2,1塁として5番・小久保。ところが、ここでもボール先行になってしまったところで手痛い一撃を浴びてしまう。左翼線へライナーで運ばれた飛球は、バウンドしてファウルゾーンにはりだしているフィールドシートに飛び込むエンタイトルツーベースとなり1失点。

さらにピンチは続き2死3,2塁で、昨日3三振で打率.210と落ち込む多村にも、2点追加適時打をセンターへ打たれてしまう。永井のウイニングショットであるフォークが甘い高さに入り、落ち切らないところを叩かれてしまうかたちになった。

終わってみれば、初回3失点がイーグルスに重くのしかかるかっこうとなり、中盤の再三の好機で拙攻が相次ぎ2点しかあげることができず、スコア楽2-4ソで敗戦した。

これで楽天は一転5月に入ってから3連敗。一方のホークスは3連勝と明暗分かれ、チーム成績は18試合9勝9敗、貯金を吐き出し五分に。ここからが踏ん張りどころだが、明日の先発はドラ1ルーキー左腕の塩見貴洋投手のプロ初登板がコールされている。

初登板のルーキーにこの連敗阻止を期待するのは酷というもの。残念ながら3連敗となることは計算しなければならない。塩見投手には、ここは勝ち負け関係なく、思い切りの良いピッチングをみせてほしい!

さて、下記でこのゲームを詳しく振り返ってみたい。

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●楽天イーグルス2-4福岡ソフトバンクホークス〔5回戦〕


この日のイーグルスは、1番・松井稼(遊)、2番・聖澤(中)、3番・中村(左)、4番・山崎(一)、5番・高須(ニ)、6番・岩村(三)、7番・ルイーズ(指)、8番・嶋(捕)、9番・鉄平(右)、先発・永井、というオーダー。前日今季初の3番に座った高須だが、このゲームでは5番の定位置に戻り、3番には代わって中村が起用される。

ホークスのスタメンは、1番・川崎(遊)、2番・本多(ニ)、3番・内川(中)、4番・カブレラ(一)、5番・小久保(指)、6番・多村(右)、7番・オーティズ(左)、8番・松田(三)、9番・細川(捕)、先発・ホールトン。細川がスタメンマスクに復帰。その他は先発以外昨日と同様の顔ぶれである。

やはり、相性というのは存在するのか?!

結局、永井は初回に3点を失うも、そこからはピッチングを立て直し、粘って見せた。7回に先頭の松田に二塁打を打たれ、細川に送られて1死3塁、川崎、本多、長谷川と左が続く場面でマウンドを片山に託して降板となるが、川崎のショートゴロの間に1点を失ったため、6回1/3を投げて106球、被安打8(うち3二塁打)、奪三振5、与四球1、4失点(自責点4)という内容だった。

それにしても、相性の成せる業なのか。

先日のエントリ「【記録】楽天イーグルス 永井怜投手 2008~2010年 vsソフトバンクホークス戦登板履歴と打者別対戦成績」でも触れたように、初回タイムリーを打ったのは、過去3シーズン永井との対戦成績で高打率をマークしている小久保と多村であった。小久保は.351、多村は.370だった。

それにしても、疑問がある。

今日の永井の球種割合だ。ストレートが54.7%、スライダーが24.5%、フォークが10.4%、カーブが4.7%、シュートが5.7%という内訳だった。

フォーク、カーブ、シュートの合計割合がここまでの2登板より明らかに少なかった。4/16オリックス戦のそれは36.1&、4/23日本ハム戦は44.8%と高い割合を示していたが、このゲームでは20.8%となっている。特にフォークの割合は約半分になった。4/16は21.3%、序盤落ちなかったという4/23でも20.8%を占めていたのが、この日に限って10.4%と減少していた。

ここからは完全なる推測だが、これはもしかすると前日のゲームが影響を及ぼしていたのかもしれない。前日、岩隈はホークス打線にフォークを上手く対応されてしまった。被安打9本のうち4本がフォークで打たれていた。御存じのように、岩隈のフォークは球界でも屈指の落差を誇る。そのフォークがファウルで当てられたり、ヒットになってたりしたのだ。永井のフォークも良く落ちる絶好のウイニングショットだが、岩隈と比較するとそれほどでもない。岩隈のフォークが打たれたのだから、永井のフォークもしっかり対応されてしまうのでは?という考えが嶋、永井のバッテリー間であったかもしれない。

さらに、初回多村に落ち切らないフォークをタイムリーにされてしまった点も影響したに違いない。そのうえ、なぜか代名詞のカーブも多投を控えていた。このゲームで投げたのは僅かに5球だった。緩急が使えず、ウイニングショットも狙われているフシがあるので多用することはできない。そんな制約のある状況下でのピッチングで、7回4失点にまとめたのは、粘投の表現が相応しい。相性の良さをみせつけて欲しかったところだが、永井のピッチングばかりを嘆くわけには、というよりスジが違うと思う。

絶好機に相次いだ手痛いバント失敗...

永井というよりも、この日のゲームは、打線の拙攻、ミスが主な敗因だ。ハイライトは楽2-3ソで1点をおいかける6回7回の攻撃だ。いずれもノーアウトで走者が出塁し、次打者も続いて無死2,1塁となる絶好のチャンスを迎えていた。ところが、次の打者がバント失敗でチャンスをフイにしてしまったのだ。

6回は高須が三遊間を綺麗にゴロで破るヒットで出塁すると、岩村も久々の快打で続き、無死2,1塁となる。ここでルイーズに代えて平石を代打に送り、星野楽天が獲ったのはバント作戦だった。しかし、平石が期待に応えられない。2度のバントファウル(いずれもフライファウル)で2ストライクと追い込まれてしまい、最後には打って出るも低めの変化球に空振り三振。

7回は松井稼の一塁線の当たりをカブレラがファンブルし失策出塁、さらに聖澤が左足にデッドボールを受けて無死2,1塁となった。しかし、ここでもこの日5回に悪球打ちで2点を返すタイムリーを打つ活躍をしてみせた3番・中村が、バント失敗に倒れる。しかも、バントが2-5-3の併殺打になってしまう最悪のケースになってしまった。

ここで追いつき追い越せだったら、どうなっていたかわからないという試合展開だっただけに、ガックリ....という感じだ。

中村のバント併殺は、記録上で残る今季の送りバント失敗2個目となった。(1個目は4/14ロッテ戦で聖澤の三バゴ)。ここまで送るべきだろうと思われる場面では手堅くバント作戦を出し、きっちり送ってきたイーグルスなだけに、この2つのミスは本当に痛かった。

高須がイニング先頭打者で3度出塁するものの...

この日元気をみせたのは5番の定位置に戻ったベテランの高須だった。2回6回8回とイニングの先頭打者で打席がまわってくるものの、3度とも全て安打出塁をする猛打賞の活躍をみせる(そういえば2回に岩村三振時に盗塁も決めてくれた)。しかし、後続が続かない。

6番・岩村は良い当たりのヒットが1本出たものの、他の打席内容はいつもどおり。7番・ルイーズもいつもどおり。8番・嶋にはこの日当たりがなく、9番・鉄平も力のない打席が目立つ内容だった。

今季のイーグルス、上位打線はまだ得点が取れており期待できるものの(それは5/4終了時で主な1番打者の得点をみると、松井稼が田中賢と11得点で並んでパ最多である点からも裏付けられる)、下位になるとかなりの確率でアウトになる打者が揃っているだけに、チャンスがほとんど望めない。これは痛いところである。

これで岩村の打率は.179、ルイーズは.157、鉄平は.179となってしまった。

個人的な印象として、この3人の中で、まだ期待できるほうから並べると、どんぐりの背比べで悩みに悩んでしまうが、とりあえず、ルイーズ、岩村、鉄平、となるかもしれない。

2年連続で3割を打ちその安定感は証明されており、当然今季もやってくれるだろうと誰しも思っていた鉄平がキャンプ~オープン戦中から不振をきわめることになるとは、誰もが予想できなかったに違いない。

鉄平の好守備、今日も。その守備力はリーグNo.1である

しかし、鉄平はそんな中でも守備に関しては良いプレーを見せてくれている。今日も5回裏・2死1塁(1塁走者は本多)で、内川が放った右中間を抜くか?というライナー性の飛球を、鉄平が良くまわりこんで抑えて、すかさず抜群の送球を内野に返し、息の合った中継プレーもあり、本塁突入を試みた本多をタッチアウトにするという、好守備をみせてくれた。(下記映像参照)

斎藤佑樹と戸村が先発した4/24日本ハム戦でみせたスーパーキャッチはまだまだ脳裏に鮮明に焼き付いている。

岡田友輔著『日本ハムに学ぶ勝てる組織づくりの教科書』によると、昨年パリーグの右翼で最も失点を防いでいたのはイーグルス=鉄平であった。このことは当ブログでも被ニ三塁打数調査のエントリでどれだけ優れていたか?を検証してみたことがある。そして外野守備全体でも最も失点を防いでいたのはイーグルスの外野陣であった。それには、鉄平、聖澤のピースはなにがあろうと必要不可欠だ。

イーグルスは、最少失点に抑えて勝つ守りのチームである。そのことは、今後、名の通った打者が額面通りの活躍をし、打線が上向きになった時でも、恐らく変わらないと思う。

そういう意味があるからこそ、星野監督はここまで打撃不振といえども鉄平を信頼しスタメン起用し続けている(1度だけベンチスタートがあるのみ)と、みている。【終】

追加点は許さない!鉄平・高須の中継プレー 5月4日 ソフトバンク-楽天


■ソフトバンク・ホールトンの配球図、ストライク率、球種割合
【配球図】
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20110504DATA4.jpg
【ストライク率】
※打席結果に関わらずストライク枠内に入った球の割合
全体54.0%、直球56.3%、変化球51.0%
(前回4/20:全体58.3%、直球58.2%、変化球58.5%)
【球種割合】
球数113>St28、Sl13、Ch21、Cur13、Sh2
vs左打者65球>St36、Sl3、Ch16、Cur8、Sh2
vs右打者48球>St28、Sl10、Ch5、Cur5
(前回4/20:St55、Ch25、Sl25、Cur15)

■楽天・永井怜の配球図、ストライク率、球種割合
【配球図】
20110504DATA5.jpg
【ストライク率】
全体47.2%、直球50.0%、変化球43.8%
(4/16Bs戦:全体50.0%、直球59.2%、変化球42.4%)
(4/23F戦:全体52.0%、直球55.9%、変化球48.5%)
【球種割合】
球数106>St58、Sl26、Fo11、Cur5、Sh6
vs左打者20球>St14、Sl3、Fo3
vs右打者86球>St44、Sl23、Fo8、Cur5、Sh6
(4/16Bs戦108球>St49、Sl20、Fo23、Cur8、Sh8)
(4/23F戦125球>St59、Sl10、Fo26、Cur15、Sh15)

■両軍の打席結果とカウント推移表
20110504DATA2.jpg
20110504DATA3.jpg
「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
配球図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から、
1、2、3、4、5
6、7、8、9、10
11、12、13、14、15
16、17、18、19、20
21、22、23、24、25
となります。そのうちストライクゾーンが、7、8、9、12、13、14、17、18、19になります。
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