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【分析】 春のパン祭りはいつまで続くのか?、楽天・山崎武司選手が打率.341、12試合連続安打記録更新中のその理由。

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4番・山崎武司選手が例年になくこの時期、元気だ。

ここまで12試合全出場、4番スタメンでファーストで9試合、DHで3試合起用されており、12試合連続安打の記録中で打率は.341、長打率が.636、OPSは.991といずれも高い数字を記録している。

この山崎春のパン祭り、ぜひ期間延長してもらいたいところである。

そこで今季ここまでの山崎選手の打撃データ各種を調べてみた。

■楽天・山崎武 ストライクカウント別 打撃成績
※2011年4/14終了時データ


2ストライクと追い込まれた後の打率は.158と低いものの、0ストライク時の打率は.667ときわめて高いアベレージを残している。
ここまで好調の原因はファーストストライクを積極的に狙いにいっている点も挙げることができそうだ。そして、バットでしっかり捉えることができ好結果に繋げることができているのだ。

■楽天・山崎武司 スイング率 空振り率 ファウル率
※2011年4/24終了時データ
※参考値として先日エントリのルイーズの4/22終了時データも掲載します。

※この表では打席結果が終了の1打席も込みで計算、そのため打席数が49となっています。

続いての表は先日のルイーズ選手のエントリで作成してみたスイング率、空振り率、ファウル率の表である。スイング率はバットを振りにいった数(凡打、安打、犠打、ファウル、空振り三振の合計)で、スイングの割合は球数に対しての比率である。空振り率、ファウル率はスイング数に対しての割合となっている。

これをみると、今季の山崎選手は、相手投手が投じた全球数179球のうち40.8%にあたる73球でバットを振りにいっている。この振りにいった中で26.0%が空振りを喫し、24.7%がファウルになり、その他の約半分がバットに球が当たってフェアゾーンに飛び、安打か凡打か犠牲フライのいずれかになっていることが判る。

参考(になるかどうかハテナだが)までにルイーズ選手のここまでと比較してみると、バットを振りにいく割合は山崎選手のほうが14%少ない。空振り率はルイーズの50.9%に対し、山崎は26.0%とほぼ半分の開きがある。

昨日今季初の猛打賞を記録したことから率も上がりここまで.341となっているが、これをバットが球に当たってフェアゾーンに飛んだ時と条件設定すると打率はさらに跳ね上がり.441という驚異的な数字になる。(※安打÷(打数-三振)で計算)

■楽天・山崎武司 ゾーン打率
※2011年4/24終了時データ
※各コースの上段は打率、中段は打数-安打、下段は本塁打・三振数。
20110425DATA2.jpg

ゾーンで確認してみると、山崎選手のホットゾーンであるアウトコース高めから真中にかけて安打を打つことができている点が挙げられる。

さらに下記図で、ここまでの全打席数(48+終了の1打席)の配球図を作成してみた。空振りやファウルの回数を網掛けの濃淡で表してみた。

合わせてみると、ストライクゾーンど真中にきたのは3球(直球1、変化球2)。このうち2球(直球1、変化球1)を安打にし(いずれもホームラン)、残り1球はファウルになっていることが見てとれる。甘く入ってきた相手の失投を見逃さずにしっかりバットを振りにいっていると言えそうだ。

ここまで好調ぶりの原因は、ひとえに山崎選手にある。

◎ファーストストライクから甘い球を積極的に逃さずに打ちにいっている点。
◎自分のホットゾーンで打てている点。
◎球をしっかり捉えることができている点(バットが球に当たった時の打率が高い)


以上の3点がデータから推測できるのだ。

一方、山崎選手に対する相手バッテリーの拙い攻めも山崎選手を有利な状況にしていると言えそうなのだ。

それは相手投手は外角中心に投げてきている傾向にある点なのだ。

下記配球図を行でみると、縦切り5分割になっている。下記表の一番下の合計値を確認してほしい。それぞれ左から31球、68球、30球、33球、16球、不明1とある。さらにこれを外角・真中・外角で区分けすると、

相手投手が投じた全179球の内訳は、外角99球、真中30球、内角49球、(不明1)となる。

そして、山崎選手の打席結果の結果球のそれを確認すると、外角23、真中10、内角10、となる。

つまり、相手投手は山崎選手の好きなアウトコースに多く投げているので、山崎選手も自然とこのコースの球を多く打ちにいく傾向になるのでは?そのように言うこともできるのだ。

■楽天・山崎武司 全打席配球図
※2011年4/24終了時データ
※各コースの上段は直球、下段は変化球
20110425DATA3.jpg

もっと言えば相手投手陣が内角を攻め切れていない点が挙げられる。

相手投手が投じた全179球のうち内角球は49球あった。ここまでの48打席の中で内角球が1つでも使用された時とそうでない時の打撃成績を出してみると、下記のようになった。

◎未使用時・・・17打席・打率.563 (16打数9安打7打点、4二塁打1三塁打1本塁打、1三振1犠飛)
◎使用時・・・31打席・打率.214 (28打数6安打、1二塁打1本塁打、9三振2四球1犠飛)


打率ではダブルスコア以上の明らかな差が出ている。三振の数も歴然だ。

言うまでもないが、長距離打者に内角を攻めるというのは、勇気がいる。球1つ中に入るだけで、それがホットゾーンの絶好球となり、スタンドまで持っていかれてしまう危険性を常にはらんでいる。事実、山崎選手はストライクゾーンど真中の失投3球のうち2球をホームランにしている。

かといって、アウトコース一辺倒だと、上記のようにやられてしまう確率も高まるのだ。

ということで、山崎選手好調の背景には、相手投手が内角攻めできていない点、逆に言えば相手投手が内角攻めしてこない状況(もしくは内角に配球してくる前の外角球を狙って)できちんと結果に結び付けている山崎選手の打棒の凄さも確認できるのだ。【終】

■楽天・山崎武司 内角攻めされなかった時の打撃成績詳細
※2011年4/24終了時データ

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