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【試合評】 2011年4月14日(木) ●楽天イーグルス2-5千葉ロッテ。開幕カード、スイープならず。

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開幕カード、一気にスイープとはならなかった。

●楽天イーグルス2-5千葉ロッテマリーンズ




楽天のスタメンは、1番・松井稼(遊)、2番・聖澤(中)、3番・鉄平(右)、4番・山崎(一)、5番・高須(ニ)、6番・岩村(三)、7番・ルイーズ(指)、8番・嶋(捕)、9番・中村(左)、先発・青山。

開幕カードは中島を、2戦目は草野を起用してきた9番・左翼だが、この日は中村を使ってきた。今季初出場初スタメンである。当初の青写真は牧田で固めたかったポジションだが、当面状況を睨みながら日替わり起用になっていくのだろう。青山は昨年3/31ロッテ戦で左わき腹を痛めて僅か2球降板となって以来の先発である。

対するロッテは、1番・岡田(中)、2番・荻野貴(遊)、3番・井口(ニ)、4番・金泰均(一)、5番・福浦(指)、6番・今江(三)、7番・サブロー(右)、8番・大松(左)、9番・里崎(捕)、先発・ペンという布陣。

開幕戦、2戦目と1本塁打1二塁打と好結果を残していた福浦を下位からクリーンアップの5番に上げ、当たりが出ていなかった大松を下位に下げる組み換えを西村ロッテは決断、3連敗阻止を懸けてきた。

この日も先制点はイーグルスが獲得。初回に幸先良く、相手のミスもあり1点を奪った。

1番の松井稼がフルカウントから四球で出塁すると、聖澤が送りバントもゴロになり2塁封殺されてしまう。聖澤は1塁に残る。続く鉄平だ。2球目を空振り、これが聖澤のニ盗をアシストするかたちとなり、1死2塁の得点圏を創出。3球目のアウトローの146キロ直球を鉄平がピッチャー返しで弾き返し、遊撃・荻野貴がどうにかまわりこんで取るもオールセーフとなり(鉄平今季初安打)、1死3,1塁にチャンスを広げる。4番・山崎はフライに倒れるも、5番・高須の初球だった。ペンの投じたストレートがワンバウンドの暴投となり、球が転がる間に、3塁に進んでいた聖澤がホームを踏み先制した。

次なる1点も楽天があげた。

3回だ。先頭の松井稼が見逃せばボールの低めストレートを巧くセンターへ打ち返して出塁に成功する。ここから聖澤、鉄平がロッテ側を大いに翻弄する。聖澤は初球、バントの構えからヒッティングに切り替えてファウル、2球目は逆に直前にバントのかまえをみせるもボールとなり1-1、3球目もバントのかまえをみせるも見逃して2-1。次の4球目、今江がチャージをかけてこないのを見るや、すかさず三塁線に鮮やかなセーフティーバントを決めて、無死2,1塁とつなぐ。鉄平も同様に三塁線にセーフティバントを転がし、これが今江の1塁悪送球を誘い、この間に楽天に2点目が追加された。

バントするのか?打って出るのか?──ロッテ側の疑心暗鬼を上手く突いたイーグルスの機動力野球が追加点をもたらした。ちなみに、鉄平はもとより、聖澤も(犠打成功率は少し低いものの)バントヒットが多い打者である。昨年は実に8本のバント安打を決めていた。

楽天の先発・青山は安定感ある好投を演じた。

5回2/3を投げて被安打6(被本塁打1)、四球1、死球1、三振2、2失点(2自責点)の内容。

ただ、惜しむらくは6回1死2塁から福浦に打たれてしまった同点2ランホームランの1球だ。打順を入れ替えてきた西村采配がズバリ当たった格好となったが、この1球は、嶋が内角高めに釣り球を要求したストレートだった。そんなに悪い球ではなかったはずだ。あえて言えば、釣り球にしては高さが中途半端な印象を受けた。

結果的にこの一発が流れを大きく変えてしまった。終盤はロッテペース。先発のペンは尻上がりに調子を上げてきた。(下記配球図で1~4回はストライクゾーンを外れる球が多いのが目立つ。一方、5~8回はゾーン、特に低めに球を集めてきているのが確認できる)。打線も7回、二番手・片山、三番手・川岸を攻め立てて一挙3点を上げる。

この7回は、楽天が3回でみせた機動力野球のお返しをされたかたちになった。先頭の里崎が四球出塁すると打順は1番に戻って、岡田、荻野貴が立て続けにバント安打を成功させる。張り替えたばかりの新しい人工芝で芝目が長く、球があまり転がない、球がきれていかない性質を利用されてしまい、無死満塁のピンチを迎えてしまう。(内野安打でヤラれてしまった光景はデジャヴで、京セラドームでの3/10オリックスOP戦を思い出した)

前日猛打賞の井口を迎えたところで、星野監督は片山から川岸にスイッチ。しかし、センターへ犠牲フライ十分の大飛球を打たれ1失点。さらにロッテの好走塁もあり、1死3,2塁のピンチが続く。このカードここまで沈黙していた4番・金泰均の内野ゴロが前進守備を敷いていた遊撃・松井稼の頭上を越えていく左翼前ヒットとなり、2者生還で、楽2-5ロと3点差となってしまった。

二番手の片山が先頭打者に四球を許して足でかきまわされた挙句の失点。確かに気まずい負け方だったかもしれないが、
この開幕カード、収穫のほうが大きかった

(これについては後日改めて書く)。

さらに、この試合の最大収穫は、なんといっても青山の好投だ。

立ち上がりから制球も非常に安定していた(下記配球図でストライクゾーンど真中の失投が僅か1球だけ)。そして、ストレートに勢いがあった。外角低めの際どいコースの直球がおもしろいように決まり、観戦していて爽快な気分になった(下記配球図でもそれは確認可能だ)。ストレートほどのコントロールは無かったものの、右打者へのシュートも効果を発揮していた。

今日は僅かに及ばなかったが、6回・自責点3というクオリティスタートのピッチングはコンスタントに出してくれるのでは?!そんな期待が高まった胸のすくようなピッチングだった。もし先発勝利投手になっていたら、クライマックスシリーズ出場を決めた2009年10/10西武戦以来、ということになったのだが、それは次回以降のおあずけに。

今日の聖澤。4打数1安打1得点1盗塁。バント失敗はあったものの初回先制点のホームを踏む。3回には無死1塁の好機を広げるバント安打を披露。守備では2回に今江のセンター前へ落ちるかという飛球をダイビングキャッチする好プレーをみせるも、6回には先頭・井口が叩いた右中間への飛球を果敢に取りにいくも及ばず、球を後逸させてしまう(無死2塁に)。しかし、聖澤は積極性が持ち味の1つである。これは致し方のないところ。【終】

■ロッテ・ペンの配球図、ストライク率、球種割合
【配球図】※各コースの上段は直球、下段は変化球
全体の55%を低めに集める投球内容。序盤1~4回は制球がばらつきボール球が多かったものの、5回以降は落ち着きを取り戻し、低めへのピッチングが見られた。長身191cmから投げおろされる角度ある“動くストレート”に好打者・高須が手を焼く場面も。さらに落差の大きいナックルカーブでもストライクが取れており、これは岩村を苦しめるかたちになった。昨年は僅か1勝どまりだったが、西村ロッテが開幕カード3番手として起用してきたその期待度の高さを裏付けるピッチング内容だった。これは...ちょっと厄介な相手になりそう。
20110414DATA5.jpg
【ストライク率】
※打席結果に関わらずストライク枠内に入った球の割合。
全体・・・53.0%、直球・・・52.2%、変化球・・・55.6%
【球種割合】
球数117:St・・・90、Cur・・・26、Ch・・・1

■楽天・青山の配球図、ストライク率、球種割合
【配球図】
20110414DATA6.jpg
【ストライク率】
全体・・・51.5%、直球・・・52.3%、変化球・・・51.0%
【球種割合】
球数97:St・・・46、Sl・・・34、Sh・・・13、Cur・・・2、Fo・・・2
打者1順・・・直球23:変化球12 (St23、Sl8、Sh3、Cur1)
打者2順・・・直球16:変化球18 (St16、Sl12、Sh5、Fo1)
打者3順・・・直球7:変化球21 (St7、Sl14、Sh5、Cur1、Fo1)
序盤はストレート中心の配球、3回~4回は直球と変化球が半々、4回岡田以降は変化球にシフトした組み立てを行っていた。

■両軍の打席結果とカウント推移表
20110414DATA3.jpg
20110414DATA4.jpg

「ボール球」・・・ボールゾーンの球を(打席結果に関わらず)スイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
St・・・ストレート、Cur・・・カーブ、Sl・・・スライダー、Cut・・・カットボール、Sh・・・シュート、Fo・・・フォーク、Sin・・・シンカー、Ch・・・チェンジアップ、Pa・・・パーム、Kn・・・ナックル。
カウントの太字はストレートです。
配球図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から、
1、2、3、4、5
6、7、8、9、10
11、12、13、14、15
16、17、18、19、20
21、22、23、24、25
となります。そのうちストライクゾーンが、7、8、9、12、13、14、17、18、19になります。

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