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【記録】 楽天の1番打者 僕が聖澤諒より鉄平を推す理由──星野楽天2011年開幕スタメンを考える(4)

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星野楽天2011年開幕スタメンを考える(4)。

(1)では1番鉄平の打順を
(2)では楽天版いてまえ打線を
(3)では4番山崎でのオーダーを

それぞれ考えてみた。

ちなみに(2)では1番打者に松井稼頭央、(3)では内村賢介を先頭打者として考えてみた。

このブログを定期購読頂いている読者の方ならいざ知らず、
大半の方は「えっ?!」と思うかもしれない。

3つのオーダーには、昨年116試合で1番起用された聖澤諒の名前がどこにもないのだ。

ここで丁寧に書くと、もちろん、僕は1番打者は聖澤になってほしい!と強く願う人である。

今後の活躍が最も期待される若手の1人であるし、
地元・長野の数少ないプロ野球選手でもある。
年末のトークショーにも足を運んだし、後援会の申込みも済ませたし、
勢い余ってfacebookにファンページ(左欄参照)を作成してしまった人である。

ただ、付け加えると、将来的には1番打者になってほしいと考えている。

今、聖澤の1番は果たして妥当なのか?どうか?

僕が懸念しているのは、出塁率の低さ、なのだ。

それを下記で検証してみたい。

(1)で予想した1番鉄平の時と1番聖澤を比較してみる。



上記の表(1)の10年成績はそれぞれの2010年成績をまとめたものだ。
これを平等を期すため、同じ打席数に直してみる。
ここでは便宜上500打席にしてみた。打席数以外の数値は比率で算出した。

仮に、この成績は全てノーアウトで打席に立った時の成績と設定してみる。
そうすると、それぞれの無死での出塁回数は下記、表(2)のようになった。



聖澤の500打席時、出塁して無死1塁になるケースは、単打と四死球を含めた130回。
盗塁の問題があるから、そこから盗塁企図数26を引かなければならない。そうすると、
130-26=104で、104回が無死1塁の出塁回数になる。

盗塁企図26回のうち21回は盗塁成功だから、ニ塁打数22に21を足す。
22+21=43で、43回が無死2塁の出塁回数になる。

そのような手法で鉄平の数値も計算していく。

ここで問題なのは、前述したように上記成績を全て無死での成績と仮定している点だ。
さらに、出塁後に暴投や後逸等による進塁を考えていない点だ。
もっと挙げると、盗塁企図は全てニ盗と条件設定している点である。実際は三盗もあるだろう。
その他にもいろいろ突っ込みどころはあるかもしれないが、
話をシンプルに考えたいため、ここではあえてスルーすることにする。

そのようにして算出した上記表(2)の無死での出塁回数を、
下記の得点確率、得点期待値を使用して計算してみる。

■無死での得点確率と得点期待値
加藤英明・山崎尚志著『野球人の錯覚』(東洋経済社)126頁より引用
20110204DATA4.jpg

そうすると、下記表(3)のようになる。

今年の聖澤と鉄平の成績を500打席まで比率縮小した際、
無死2塁と無死3塁の出塁回数は聖澤が46、鉄平44、ほぼ拮抗している。
差がついたのは無死1塁の数で、聖澤が104、鉄平が136となる。
そのため、得点期待値の合計値でも、鉄平のほうが上回るだろうと予想するのは比較的容易だ。

20110204DATA9.jpg

ポイントなのは、聖澤が今季の目標に掲げる「年間50盗塁」を、
昨年の成績で成し遂げたと仮定した場合の話である。

上記それぞれの表にある「聖澤50盗塁」の数値がそれだ。
盗塁成功率は昨年同様の80%で出してみた。

そうすると、500打席設定時で、
打率.318・出塁率.391・盗塁17個の鉄平より、
打率.290・出塁率.335・盗塁50個の聖澤のほうが、
より得点圏に進む機会は多いのではないか?

僕もそのように考えたからこそ、この検証をしてみた。
確かに、無死2塁と無死3塁の合計は聖澤が68、鉄平が44で圧倒的に聖澤が多い。

得点圏に進む回数が多ければ多いほど、より得点に結びつくのでは?
僕もそのように予想していた。

ところが、上記表(3)で出てきた得点期待値の合計は、

衝撃の事実!!

聖澤が77.565点に対して、鉄平はそれを大きく上回る88.511点だった!

現状では、聖澤が年間50盗塁をしても、鉄平には勝てないという結果...

どこで差がついたのか?表(3)をじっくりみてみると、
無死1塁のところだった。ここの聖澤と鉄平の差は21.376点。
無死2塁では鉄平を上回る17.523点のリードを獲得している聖澤だが、
無死1塁とトータルでは3.853点の差を鉄平につけられるかたちとなった。

一般的にみれば盗塁成功率80%は球界屈指の成功率だが、
それをもってしても盗塁失敗になる20%のロスは大きかったということかもしれない。
得点期待値の合計が500打席時では73.446、年間50盗塁では77.562、
予想外にも微増に止まっていることからも言える。

そして、やはり、出塁率が低い点に尽きるのだ。

ちなみに盗塁成功率を100%にして計算し直しても、
聖澤の合計値は88.349点となり、鉄平のそれには僅かに及ばない。

四死球数をいじってみて、聖澤の得点合計値が鉄平のそれとどのラインで並ぶか?
試してみると、四死球31増の61個のとき、ほぼ同値となる。
出塁率になおすと.375になる。

盗塁成功率80%で年間50盗塁、さらに四死球61個の出塁率.375の時、鉄平と並ぶ、ということだ。
これは容易なことではない。

盗塁数を増やすより、出塁率を上げてナンボなのかもしれない。

そう断言できるのではないだろうか?

もちろん、繰り返すが、この検証方法には穴がありすぎる。
上記に述べた幾つかの理由の他に、
両者の得点確率、得点期待値が同じと設定している点も問題アリだ。
聖澤のほうが足で相手バッテリーによりプレッシャーをかけ、
より得点確率、期待値は上がるかもしれない。
鉄平なら狙えない塁も聖澤の足なら陥れることが可能、そんな状況もあるだろう。
それらのことを想定していないからだ。

プロ野球を俯瞰すると、俊足打者より強打者を1番に置くケースが多々ある。
昨年だと、出塁率が高いという理由で尾花ベイが後半戦から
決して足が速いとは言えない内川を1番起用した例が、すぐに思い出される。

1番打者というと、どうしてもチーム屈指の俊足でなければならない。これは絶対条件。
そんな固定観念があるが(僕も少なからずそれに染まっている人であるけれども)、
強打者を据える監督さん、チームには、
それなりの裏付けがあっておこなっていることなのかもしれない。
その1つがこの検証で試みたようなことかもしれない。

皆さんはこれをいかが考えるだろうか?

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