【記録】 ホットゾーンを調査セヨ! 楽天 内村賢介選手の2010年ゾーン別コース別打率
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今オフを利用して順次まとめている好評(なのか?)企画「ゾーン別コース別打率」。
既に下記の選手のゾーン別コース別打率をまとめてきた。
聖澤諒 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-148.html
ルイーズ http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-143.html
渡辺直人 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-152.html
鉄平 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-162.html
高須洋介 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-170.html
嶋基宏 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-209.html
山崎武司 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-228.html
草野大輔 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-233.html
牧田明久 近日掲載予定
今回は、内村賢介のゾーン打率を振り返ってみたいと思う。
今季の内村はシーズン打率.304を残したが、ゾーン算出期間の成績は下記のとおりとなっている。
打率.293 226打席 191打数56安打11打点 三振27 20四球 1死球 犠打13 犠飛2 3二塁打 1三塁打
本題に入る前に、下記のように配球図の各コースに便宜上番号を割り振って、この番号をもとに話をすすめていきたい。この配球図は投手側からみた視点のため、内村の左打席時の内角は当然向かって左側(1,2,6,7,11,12,16,17,21,22)、右打席時の内角は向かって右側(4,5,9,10,14,15,19,20,24,25)となる。
なお、内村は両打ちのため、まとめるのに非常に面倒だった。
良い意味でも(悪い意味でも?)「お疲れさん!」と少しでも思った読者の方、ぜひブログ村への1クリック宜しくお願いします。

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なお、今季のゾーンと昨年のそれを、BTの選手明確を用いて比較したいところだが、昨年の打数は僅か68(安打は11)。サンプル数があまりにも少なく(しかも両打ちのため、さらに少ない)、比較する意味を見出すことができなかったので、今回は割愛する。
まずは、vs右投手との対戦となる左打席からみていきたい。

内村の左打席=vs右投手との今季対戦成績は、
打率.318 154打数49安打8打点 三振18 四球11 死球1
である。上記ゾーン算出期間でも打率.293 (130打数40安打)を記録している。
ちなみに、昨年の左打席=vs右投手との対戦成績は、
打率.190 42打数8安打4打点 三振8 四球6
昨年打率.162の内村が今季3割の好成績を記録した要因は、右投手との対戦時である左打席で好結果を残すことができたからだ、と言える。
ホットゾーンは、インハイの7番、外角高め9番、真中低め18番。高めのコースと真中のコースは得意コースと言えそうだ。
一方、苦手としているのはアウトローの19番、内角中段12番、内角低め17番の3つ。
ただ、直球・変化球別にみると、いろいろ異なる個所がありそうだ。
直球でみると、ホットゾーンはインハイ7番、内角中段の12番。高めと真中のコースが得意であるのは全体のそれと変わらないものの、12番は全体では.214(14-3)と苦手だったのに対し、直球では10の3で打率.300のホットゾーンになっている。
一方、苦手箇所は、外角中段14番と内角低め17番の2つ。ここに右投手のストレートを投げ込まれると、良い結果が出ていない。
結果球が変化球の場合はどうか。直球では苦手とする内角低めの17番が一転、ホットゾーンに。速球は苦手だが、球速が落ちると拾いにいけているのだろう。
一方、インハイの直球はカモにしていた内村だが、インハイの変化球には6の1と結果が出ていないのが、確認できる。


次に、vs左投手との対戦となる内村の右打席をチェック。

今季のvs左投手との対戦成績は、打率.276、76打数21安打4打点 三振14 四球12。
昨年は打率.115だった。(26打数3安打1打点 三振6 四球4)
真中の上・中段~内角にかけてがホットゾーン、外角~真中の下段が苦手、とみることができる。
配球図を縦切りにして外角・真中・内角の成績をみると、
外角・・・打率.167 (18打数3安打)
真中・・・打率.300 (20打数6安打)
内角・・・打率.304 (23打数7安打)
配球図を横切りにして確認すると、上段・中段では好成績、下段が分が悪い内容となっている。
左打席時ではストライクゾーン内の球も打率3割を記録していたが、右打席では打率.264となっていて、ふるわなかった。
次に直球・変化球別でみてみる。
特にストレートは内角が弱点。左投手のクロスファイヤーにヤラれているのが良く判る。
一転、変化球は、内角には好反応を示すものの(しかしストライクからボールに落ちる膝元の球は打てていない)、外角の変化球には分が悪いのがみてとれる。


次に球種別打率をここで確認してみたい。
■内村賢介 2010年 球種別 打撃成績 〔全体〕

打者が好成績を残すための基本は、ストレート、スライダーを打てるようになることだ。
相手投手が投げる球種割合で最多の割合がストレートだからだ。その次に多い割合を占めるのがスライダー。ほとんどの打者において、結果球の多い球種順が、ストレート、スライダー・・・の順になっている。
内村が今季3割到達した大きな要因の1つは、比率の多いストレートとスライダーを打つことができていた点も大きいと思う。
◎楽天イーグルス主要選手 2010年 ストレート スライダー 打率
渡辺直人・・・(打率).265、(St).295、(Sl).227
聖澤諒・・・(打率).290、(St).323、(Sl).258
鉄平・・・(打率).318、(St).325、(Sl).326
嶋基宏・・・(打率).315、(St).261、(Sl).278
高須洋介・・・(打率).268、(St).239、(Sl).341
山崎武・・・(打率).239、(St).292、(Sl).213
草野大輔・・・(打率).257、(St).272、(Sl).158
■〔左打席〕球種別 打撃成績

■〔右打席〕球種別 打撃成績

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ベースボールタイムズオンライン
のコラム、12/14更新しました。
今回は「【記録/保存版】 楽天イーグルス 内村賢介 2010年 対戦投手別 対戦成績 打撃成績」。
http://www.baseball-times.jp/blog/report/shibakawa/101214
こちらもぜひご一読を。「君を忘れない・・・チームを去った選手~楽天 渡辺直人選手」。
http://www.baseball-times.jp/blog/report/shibakawa/101211
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ルイーズ http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-143.html
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鉄平 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-162.html
高須洋介 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-170.html
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山崎武司 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-228.html
草野大輔 http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-233.html
牧田明久 近日掲載予定
今回は、内村賢介のゾーン打率を振り返ってみたいと思う。
今季の内村はシーズン打率.304を残したが、ゾーン算出期間の成績は下記のとおりとなっている。
打率.293 226打席 191打数56安打11打点 三振27 20四球 1死球 犠打13 犠飛2 3二塁打 1三塁打
本題に入る前に、下記のように配球図の各コースに便宜上番号を割り振って、この番号をもとに話をすすめていきたい。この配球図は投手側からみた視点のため、内村の左打席時の内角は当然向かって左側(1,2,6,7,11,12,16,17,21,22)、右打席時の内角は向かって右側(4,5,9,10,14,15,19,20,24,25)となる。
なお、内村は両打ちのため、まとめるのに非常に面倒だった。
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なお、今季のゾーンと昨年のそれを、BTの選手明確を用いて比較したいところだが、昨年の打数は僅か68(安打は11)。サンプル数があまりにも少なく(しかも両打ちのため、さらに少ない)、比較する意味を見出すことができなかったので、今回は割愛する。
まずは、vs右投手との対戦となる左打席からみていきたい。

内村の左打席=vs右投手との今季対戦成績は、
打率.318 154打数49安打8打点 三振18 四球11 死球1
である。上記ゾーン算出期間でも打率.293 (130打数40安打)を記録している。
ちなみに、昨年の左打席=vs右投手との対戦成績は、
打率.190 42打数8安打4打点 三振8 四球6
昨年打率.162の内村が今季3割の好成績を記録した要因は、右投手との対戦時である左打席で好結果を残すことができたからだ、と言える。
ホットゾーンは、インハイの7番、外角高め9番、真中低め18番。高めのコースと真中のコースは得意コースと言えそうだ。
一方、苦手としているのはアウトローの19番、内角中段12番、内角低め17番の3つ。
ただ、直球・変化球別にみると、いろいろ異なる個所がありそうだ。
直球でみると、ホットゾーンはインハイ7番、内角中段の12番。高めと真中のコースが得意であるのは全体のそれと変わらないものの、12番は全体では.214(14-3)と苦手だったのに対し、直球では10の3で打率.300のホットゾーンになっている。
一方、苦手箇所は、外角中段14番と内角低め17番の2つ。ここに右投手のストレートを投げ込まれると、良い結果が出ていない。
結果球が変化球の場合はどうか。直球では苦手とする内角低めの17番が一転、ホットゾーンに。速球は苦手だが、球速が落ちると拾いにいけているのだろう。
一方、インハイの直球はカモにしていた内村だが、インハイの変化球には6の1と結果が出ていないのが、確認できる。


次に、vs左投手との対戦となる内村の右打席をチェック。

今季のvs左投手との対戦成績は、打率.276、76打数21安打4打点 三振14 四球12。
昨年は打率.115だった。(26打数3安打1打点 三振6 四球4)
真中の上・中段~内角にかけてがホットゾーン、外角~真中の下段が苦手、とみることができる。
配球図を縦切りにして外角・真中・内角の成績をみると、
外角・・・打率.167 (18打数3安打)
真中・・・打率.300 (20打数6安打)
内角・・・打率.304 (23打数7安打)
配球図を横切りにして確認すると、上段・中段では好成績、下段が分が悪い内容となっている。
左打席時ではストライクゾーン内の球も打率3割を記録していたが、右打席では打率.264となっていて、ふるわなかった。
次に直球・変化球別でみてみる。
特にストレートは内角が弱点。左投手のクロスファイヤーにヤラれているのが良く判る。
一転、変化球は、内角には好反応を示すものの(しかしストライクからボールに落ちる膝元の球は打てていない)、外角の変化球には分が悪いのがみてとれる。


次に球種別打率をここで確認してみたい。
■内村賢介 2010年 球種別 打撃成績 〔全体〕

打者が好成績を残すための基本は、ストレート、スライダーを打てるようになることだ。
相手投手が投げる球種割合で最多の割合がストレートだからだ。その次に多い割合を占めるのがスライダー。ほとんどの打者において、結果球の多い球種順が、ストレート、スライダー・・・の順になっている。
内村が今季3割到達した大きな要因の1つは、比率の多いストレートとスライダーを打つことができていた点も大きいと思う。
◎楽天イーグルス主要選手 2010年 ストレート スライダー 打率
渡辺直人・・・(打率).265、(St).295、(Sl).227
聖澤諒・・・(打率).290、(St).323、(Sl).258
鉄平・・・(打率).318、(St).325、(Sl).326
嶋基宏・・・(打率).315、(St).261、(Sl).278
高須洋介・・・(打率).268、(St).239、(Sl).341
山崎武・・・(打率).239、(St).292、(Sl).213
草野大輔・・・(打率).257、(St).272、(Sl).158
■〔左打席〕球種別 打撃成績

■〔右打席〕球種別 打撃成績

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ベースボールタイムズオンライン
のコラム、12/14更新しました。
今回は「【記録/保存版】 楽天イーグルス 内村賢介 2010年 対戦投手別 対戦成績 打撃成績」。
http://www.baseball-times.jp/blog/report/shibakawa/101214
こちらもぜひご一読を。「君を忘れない・・・チームを去った選手~楽天 渡辺直人選手」。
http://www.baseball-times.jp/blog/report/shibakawa/101211
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