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【記録】 楽天イーグルス 聖澤諒選手 2010年 各種打率 打順別 打席別 カウント別 塁状況別 対戦チーム別 勝敗試合別 球種別

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プロ3年目で大きく飛躍した聖澤諒選手。既に「ゾーン別打率」「全対戦投手別 打撃成績・対戦成績」を御紹介してきました。今回は今季の打率詳細の話になります。



さて、2010年の主な打撃成績を振り返ってみたいと思います。

■今季の主な打撃成績
OPS・・・.723 (パ規定打席対象28位。27位は中村紀.726、29位は本多.719)
出塁率・・・.335 (同25位。24位は小久保.335。26位は本多.334)
長打率・・・.389 (同27位。26位は川崎.397、28位は本多.385)
打率・・・.290 (同18位。17位は井口.294、19位は稲葉.287)
得点圏打率・・・.328 (116打数38安打35打点 18三振7四球 1本塁打 5犠打 1犠飛)
BB/K・・・0.33
IsoD・・・.044 (100打席以上チームワースト2位。最下位は牧田.021)
RC27・・・4.80 (チーム5位。4位は嶋4.93。山崎武4.61を上回る)
RC・・・71.47 (チーム3位。1位は鉄平90.79、2位は山武72.98、4位は嶋59.68)
RCAA・・・1.24 (チーム4位。嶋0.65、山崎武0.2を上回る)
BABIP.345
試合数135、打席数577、打数517、安打150、二塁打25、三塁打4、本塁打6、得点72、打点43、三振96、四球32、死球3、犠打24、犠飛1、盗塁24(盗塁成功率80.0%)、併殺打4


ブラウン楽天野球による大きな収穫の1つが聖澤です。オープン戦から指揮官の期待に応え、初の開幕スタメンを勝ち取ると実に135試合に出場、そのうち1番打者として116試合に起用され、守備では外野の要・センターの重役をレギュラーとして立派に務めあげました。至らない点は多々あるものの、プロ3年目でフル稼働1年目を考慮すれば、最低でも80点をつけることができる、そんなシーズンだったと思います。

得点能力をみてみましょう。1試合の得点力を判断するRC27(Runs Created 27)では山武を上回る4.61、シーズン得点力を診るRC(Runs Created)でも山武とほぼ同値の71.47、平均選手と比較して該当選手がどれだけプラスアルファの得点を生み出したか?を診るRCAA(Runs Created Above Average)では
嶋、山崎武を上回る好値で終了しています。

つまり、今季のイーグルスにおいて聖澤はレギュラー選手の中でも無くてはならないピースだったと断言できるのです。

上記を大前提にして(十分高評価をした上で)、課題を上げていくとすると、、


(1)出塁率が低い
(2)三振数の割には四球数が少ない
(3)成功率の割には盗塁数が少ない


以上の3点がプライオリティの高い克服すべき課題ということになります。

(1)(2)は特に1番打者としては致命的とも言えるウィークポイントですよね。下記に他球団の1番打者の成績を並べてみました。比較してみると、

■パリーグ他球団の1番打者主な成績
川崎宗則(H)・・・OPS.765、出塁率.368、打率.316、BB/K0.50、盗塁30(盗塁成功率73.2%)
片岡易之(L)・・・OPS.781出塁率.347、打率.295、BB/K0.60、盗塁59(同83.1%)
西岡剛(M)・・・OPS.904、出塁率.423、打率.346、BB/K0.82、盗塁22(同66.7%)
田中賢介(F)・・・OPS.824、出塁率.408、打率.346、BB.K1.09、盗塁34(同77.3%)
坂口智隆(Bs)・・・OPS.797、出塁率.371、打率.308、BB/K0.68、盗塁12(同66.7%)
聖澤諒(E)・・・OPS.723、出塁率.335、打率.290、BB/K0.33、盗塁24(同80.0%)


盗塁以外の数値で軒並み最下位になっています。でも、まあこれは仕方がない。皆、聖澤よりキャリアのある球界トップクラスの優れた選手達ですから。本音を言えば今季聖澤を1番で起用する点についてたびたび疑問符をなげかけてきました、渡辺直人のほうが適性あるのでは?と。その思いは変わりませんが、ただ、1番に据えることで多くの場数(=打席数)を経験させることができたという点では良かったかなと思っています。まあ(1)(2)の課題は数年のスパンで徐々に改善していってくれれば御の字ですね。

(3)は後半戦のかなりのところまで盗塁のサインは全てベンチから出ていたとのことですから、聖澤に非はないと言えます。来季、球界屈指の韋駄天を星野監督がどう使っていくか?注目したいところですね。

さて、月度別の成績をみてみましょう。

■2010年 聖澤諒 月度別 打撃成績


17打数4安打の打率.235と低迷した開幕3月を除けば、極度のスランプに陥った月間がなかったといえそうです。5月は率を落としたもののそれでも2割5分、出塁率ベースでは.330と他と比較してむしろ良いほうかもしれません。前半戦・後半戦別でみても、その数値はほぼ変わらないのがみてとれます。

今季の聖澤はコンスタントに安打を打っていた、そう言えるのです。

例として鉄平(126試合スタメン出場)と比較してみると、無安打に終わったのが鉄平は38試合(126試合中30.2%)あったのが、125試合スタメン出場した聖澤は25試合(20.0%)。その回数も割合も鉄平より少ないのが確認できるのです。コツコツと安打を記録していた姿が浮かび上がってきます。

◎鉄平と聖澤の1試合安打比較
1試合無安打・・・鉄平38試合(30.2%) 聖澤25試合(20.0%)
1試合1安打・・・鉄平42試合(33.3%) 聖澤61試合(48.8%)
1試合2安打・・・鉄平32試合(25.4%) 聖澤32試合(25.6%)
1試合3安打以上・・・鉄平14試合(11.1%) 聖澤7試合(5.6%)


■2010年 聖澤諒 打順別 打撃成績
20101031DATA2.jpg

1番は前述したように116試合スタメン出場しています。2番はスタメン起用で8/21、3番スタメンは9/22、9/23、9/24、7番は5/27、7/6でいずれも途中出場、8番は3/28、3/31、4/1、4/2、4/4、5/21でいずれも途中出場、9番は3/27、4/10、6/12、7/13、8/7でスタメン起用という内訳です。

■2010年 聖澤諒 試合別・試合展開別 打撃成績
20101031DATA3.jpg

勝利・引分・敗戦別でみると、勝ち試合では打率3割以上・OPS8割以上と成績が良く、負け試合は打率も2割5分台と旗色が悪いのが確認できますね。鉄平のように試合状況の波を少なくしていけば、打率3割も夢ではないはずです。

リード・同点・ビハインド別では、打率/出塁率ベースではリード時が一番良い数値ですが、OPSベースだとビハインドの場面のほうが上回る結果になっています。

■2010年 聖澤諒 打席別 打撃成績
20101031DATA4.jpg

打席を重ねるごとに好成績になっていった鉄平、1,3打席が好、2,4打席が悪の結果になっている高須、1,2打席が比較的好調で3,4打席と率を落とした渡辺直人、十人十色だなぁと思いますが、聖澤の場合は1~3打席目までは好成績、4打席目以降は成績が下降していくという内容です。

あえて推測すれば、1~3打席目までは先発投手との対戦の可能性が高い、4打席目以降は救援投手でそれぞれ違う投手の可能性が高いといえそう。試合前の準備段階で先発投手との対戦シミュレーションには余念がないものの、救援投手まではなかなか手が回らない、ということでしょうか?

次に球種別打率の確認です。

■2010年 聖澤諒 球種別 打撃成績
※算出該当期間:3/22以降
20101031DATA5.jpg

今季から解説の席に据わることが多かった橋上秀樹氏が、聖澤はチームの中でもストレートへの対応が上手い選手、という趣旨のコメントをしていたのを思い出します。鉄平のそれが打率.325ですから、ほぼ鉄平と同じ率を直球で残していたということです。

一方、変化球打率は.255。前半戦の一時期(5/28~7/8集計)は.200と変化球にかなり分が悪かったものの、シーズン終わってみれば2割5分。変化球の対応・修正も打数を重ねるごとに改善されてきました。しかし、もう少し打ってくれればと思いますね。変化球の内訳をみると打率3割超なのがカーブのみ。もう1つ得意な変化球を作ることがカギになりそうです。

■2010年 聖澤諒 対戦チーム別打撃成績
20101031DATA1.jpg

セリーグ合計では97打数26安打の打率.268。5月月間成績が打率2割5分台だったのは、ちょうど交流戦の時期にあたるからですね。パリーグでは、ロッテに良相性、西武に悪相性という結果です。

■2010年 聖澤諒 左右投手別 打撃成績
20101031DATA6.jpg

相手先発投手が左腕だとスタメンを外れたり、9番起用されることもしばしばあった聖澤ですが、数字でみる限りにおいては、OPS、出塁率、打率ともに右投手より左投手時のほうが好成績を残しています。

来季以降、聖澤がレギュラーとして活躍するには、やはり、投手の左右関係なく安定した成績を残していくことが必須といえます。

■2010年 聖澤諒 塁状況別 打撃成績
20101031DATA7.jpg

1番打者としては、やはり、走者無しの場面での出塁率、もう少し、3割5分以上は欲しいところではありますね。

走者無しの状況をもっと細かくみると、

◎無死走者無しの場面・・・出塁率.326、打率.282 (213打数60安打 38三振14四死)
◎1回1番打者走者無しの場面・・・出塁率.336、打率.300 (110打数33安打 16三振6四死)


聖澤なりに初回は好結果を残していたとみることもできます。出塁率の向上は来季以降の課題になりますね。

■2010年 聖澤諒 カウント別 打撃成績
20101031DATA8.jpg

変化球打率が.200だった7月上旬、ブログで、「聖澤の打撃スタイルが待球型ではなく積極型なのは、変化球打率が悪いため追い込まれてからの変化球勝負だと分が悪いと本人が自覚しているのでは?」と推測をたててみました。しかし、7月上旬以降、変化球への対応も徐々に改善されていきました。

1打席に要する球数P/PAで診てみましょう。そうすると、、、

全体(577打席、2271球)・・・3.94
前半戦(225打席、851球)・・・3.78
後半戦(352打席、1420球)・・・4.03


変化球の対応に苦慮していた前半戦は確かにP/PAでも3.78とリーグ平均を下回る数値、積極打法、早打ち傾向にあるといえます。しかし、改善されてきた後半戦のP/PAは4.03、平均を若干上回るもので、早打ち傾向も改善され、球を良く見極めることができていたといえそうですね。

P/PA(Pitch Per Plate Apperances 1打席に要する球数)
リーグ平均P/PA・・・3.93
鉄平P/PA・・・3.85
高須P/PA・・・3.50


長くなりました。この記事はとりあえずここまで。読んで下さった方、有難うございます。

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ベースボールタイムズオンラインで「聖澤諒2010年対戦投手別打撃成績」を更新しました!
http://www.baseball-times.jp/blogs/shibakawa/101029
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