【記録】 楽天イーグルス 山崎武司選手 2010年 各種打率 打順別 打席別 カウント別 塁状況別 対戦チーム別 勝敗試合別 球種別
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山崎武司の2010年シーズンの各種打率をまとめてみました。
まずは今季の打撃成績を過去シーズンと比較してみていきたいと思います。
42歳シーズンという意味では好活躍! しかし、打撃成績/指標で目減りが...
■山崎武司 楽天在籍時 年度別 打撃成績

42歳シーズンとなった今季も数々の記録も更新、好不調の波はあったものの、その年齢を加味すれば、好活躍と断言して良いのでは?と思います。
141試合出場、598打席、540打数、28本塁打、241塁打、93打点、13勝利点。いずれも楽天の中でチーム最多となる記録です。不調だった交流戦~7月は中村紀にその座を譲る機会が多かったものの、それでも今季も93試合で4番スタメンで起用されました。
しかし、最下位に沈んだチームの4番打者としての成績としてみると、なんだか物足りなく感じてしまうのも事実。そのため、得点力・長打力不足に泣いたチーム不振の責任を一身に浴びる立場ですが、それは前述したように今季もポスト山崎を用意できず、頼りきってしまったチーム事情こそ指摘されるべきであり、若手の成長・台頭を促せなかった育成レベルが負うべき責任だと思っています。また、チーム成績がもし3位だったら・・・山崎武司は良くやった!となるのではないでしょうか?
とはいえ、できることなら、来季以降は主軸をはずしてあげて、打線の下位で楽に打たせてあげてほしいと思います。そうすれば、それなりの好成績を上げることもできるかもしれませんし、ひいては選手寿命ものびるのでは?と期待できるからです。
さてさて、昨年から今年にかけてのほとんどの打撃成績や指標での目減りが、なんとも気になるところ。
特にセイバーメトリクス系の指標だと2007年から減少傾向にあると言えそうなのです(自戒を込めて...昨年は感情も込み込みで、データを読み違えてしまいました。。。) OPS、RC27、RCAA、IsoD、BB/K・・・。
特に気になる点を1つ挙げるとすると、三振数の多さ、です。今季はキャリアワーストの147個を記録しました。
楽天にきてから三振の数は増えていて、その理由を山崎武は新著『奇跡の超弾道』(ベースボールマガジン社新書)で野村監督からかけられた一言だったと明かしています。
「三振だろうが、フライだろうが、ゴロだろうが、アウトはアウト。自分が信じたボールが来なかったら、打てなくたってしょうがないやろ。三振を怖がる必要なんて少しもない」(40頁より)。
ブラウン監督も同様の考えだったそうです。これでふっきれて2007年に二冠王の成績を残した、と。
しかし、過去シーズンは三振も増えたけど、四球も比例して増えていたのでした。今季は逆で、四球は67から45に減少して、三振が114から147に増加、三振率も4.07(4.07打席に1個)。そのため、選球眼の良し悪しを診るBB/Kでは一気に.306まで下降。この点が特に気になるところです。相手バッテリーからすれば、特に今季の山崎武は怖くない打者だったと言えそうです。
OPSも楽天で過去最低、これも痛いところです。
交流戦では脅威の長打率とOPSを記録! 全体では、後半戦盛り返すも、冬眠が長すぎた...
■山崎武司 2010年 月度別 打撃成績

例年、エンジンがかかるのが遅いのは有名な話。昨年も4月の月間打率は.216でした。今季も同様で、しかもその期間が長引きました。月間でみるとOPSが8割を超えているのは5月と8月のみ。打率1割台なのが3月と6月。6月は交流戦期間の中旬まで打率.265を残すものの、明けてから37打数4安打の打率.108とスランプに陥ったのが原因です。
昨年は7月に打率.305を記録していますが、今季は打率が3割を超えた月がなかった点も、率を落とした結果といえます。
◎昨年の月間打率と本塁打数
4月.216(4)、5月.289(4)、6月.250(6)、7月.305(8)、8月.245(8)、9月.228(7)、10月.118(2)
詳細は http://plaza.rakuten.co.jp/52waka/diary/200912300000/ 参照
交流戦ではOPS1.089、長打率.718、11本塁打と打棒爆発(この好成績の自己分析も新著で触れている)、後半戦も打率.268とそれなりに盛り返すも、、、という印象ですね。
4番スタメンで93試合に出場!
■山崎武司 2010年 打順別 打撃成績

4番スタメンで93試合、その内訳は守備位置がDH91、一塁2。月度別だと3月7、4月24、5月9、6月1、7月8、8月24、9月20試合。同様に5番はスタメンで33試合に起用され、DH15、一塁18試合。3,4が0で5月8、6月15、7月5、8月0、9月5試合です。
6番は13試合先発出場(DH9、一塁4)、5月2、6月4、7月7。特に酷かった打撃不振の時期にココで起用されています。
8番は代打起用で1打席。5/14のあの広島戦。スタルツから放った代打満塁ホームランがそれですね。
宣言どおり第1打席でOPS.918の好結果!
■山崎武司 2010年 打席別 打撃成績

打席別に成績を眺めていきましょう。
新刊『奇跡の超弾道』によると、指名打者として特に大切にしているのはその試合の第1打席だと書かれています。第1打席にコンディションを合わせるため、何十通りもの調整方法を試してみたと綴られています。
有言実行、そのとおりの好結果が出ていますね。OPS.918! 本塁打も第1打席で最も多くかっ飛ばしています。次に良いのが第4打席。それまで好投を続けていた先発投手を攻略した!そんなシーンが浮かんできます。
■山崎武司 2010年 試合展開別 打撃成績

勝ち試合で14本、負け試合で14本。今季は打ったホームランのうち半分が負け試合でした。なかなか一発が勝利に結びつかなかったです。(昨年は39本中24本が勝ち試合で飛びだしました)
■山崎武司 2010年 左右投手別 打撃成績

昨年はvs右投手、vs左投手ともに打率.248でした。OPSもほぼ同値。投手の左右を苦にするタイプではない、といえるかもしれません。それでないと長い間、主軸をはることは難しいでしょうね。
真っすぐに振り遅れるな!...その教えを忠実に守り、ストレートでのOPS9割超え! 一方、落ちる球にはカラッキシ。
■山崎武司 2010年 球種別 打撃成績
対象期間:3/22Bs戦以降。3/20,3/21Bs戦は不明でカウント。

球種別でみると、打率3割を超えているのはシュートのみ。ストレートは3割に届かなかったものの打率.292、OPSでは9割を超える好成績を残しています。
新著の中で、「実は、バッティングについて王さんと野村さんの共通する見解があります。それは「真っすぐに振り遅れるな」ということです」と書いています。山崎武もこの言葉を大切にしているのでしょう。ストレートで好成績を残せるうちはまだまだ、打てなくなったら引退、そんなふうに考えていそうです。
今季のストレートの球種別成績をみると、まだまだできそうだなと思わせてくれます。
一方で、フォークにはからっきし。チェンジアップも打率.222。相手バッテリーにしてみれば、追い込んだら落ちる系の球を選択しておけば大怪我は防げそうです。
■山崎武司 2010年 対戦チーム別 打撃成績

※パリーグ、ソフトバンクの下「D」ですが誤り、正しくは西武なので「L」です。
比較のため昨年の対戦チーム打率と本塁打数を掲載します。
vsソフトバンク・・・打率.309、10本
vs西武・・・打率.202、9本
vsロッテ・・・打率.244、4本
vs日本ハム・・・打率.262、5本
vsオリックス・・・打率.214、3本
昨年カモにしたソフトバンクには抑えられるも、苦手だった西武相手に率を上げました。ロッテやオリックスにはさらに徹底してやられちゃっています。日本ハムはほぼ同様の打率推移。
■山崎武司 2010年 カウント別 打撃成績

カウント別でみると、今季は2ストライクと追い込まれてから全く打てていないのが一目瞭然ですね。カウント不利になると、圧倒的に投手有利と言えそうです。
昨年の2ストライク以降の打率を確認すると、
2-0・・・打率.217、3本
2-1・・・打率.104、0本
2-2・・・打率.105、2本
2-3・・・打率.228、3本
昨年へ2割台が2つありましたが、今季はなし。1割台が目立ちます。この傾向は恐らく、来年も変わらないはず。
最後に塁状況別を掲載して終わりにします。
■山崎武司 2010年 塁状況別 打撃成績

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ベースボールタイムズオンライン
昨日11/22に更新しました。
今回は、「山崎武司 2010年 対戦投手別 対戦成績 打撃成績」です。
http://www.baseball-times.jp/blog/report/shibakawa/101126
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山崎武司の2010年シーズンの各種打率をまとめてみました。
まずは今季の打撃成績を過去シーズンと比較してみていきたいと思います。
42歳シーズンという意味では好活躍! しかし、打撃成績/指標で目減りが...
■山崎武司 楽天在籍時 年度別 打撃成績

42歳シーズンとなった今季も数々の記録も更新、好不調の波はあったものの、その年齢を加味すれば、好活躍と断言して良いのでは?と思います。
141試合出場、598打席、540打数、28本塁打、241塁打、93打点、13勝利点。いずれも楽天の中でチーム最多となる記録です。不調だった交流戦~7月は中村紀にその座を譲る機会が多かったものの、それでも今季も93試合で4番スタメンで起用されました。
しかし、最下位に沈んだチームの4番打者としての成績としてみると、なんだか物足りなく感じてしまうのも事実。そのため、得点力・長打力不足に泣いたチーム不振の責任を一身に浴びる立場ですが、それは前述したように今季もポスト山崎を用意できず、頼りきってしまったチーム事情こそ指摘されるべきであり、若手の成長・台頭を促せなかった育成レベルが負うべき責任だと思っています。また、チーム成績がもし3位だったら・・・山崎武司は良くやった!となるのではないでしょうか?
とはいえ、できることなら、来季以降は主軸をはずしてあげて、打線の下位で楽に打たせてあげてほしいと思います。そうすれば、それなりの好成績を上げることもできるかもしれませんし、ひいては選手寿命ものびるのでは?と期待できるからです。
さてさて、昨年から今年にかけてのほとんどの打撃成績や指標での目減りが、なんとも気になるところ。
特にセイバーメトリクス系の指標だと2007年から減少傾向にあると言えそうなのです(自戒を込めて...昨年は感情も込み込みで、データを読み違えてしまいました。。。) OPS、RC27、RCAA、IsoD、BB/K・・・。
特に気になる点を1つ挙げるとすると、三振数の多さ、です。今季はキャリアワーストの147個を記録しました。
楽天にきてから三振の数は増えていて、その理由を山崎武は新著『奇跡の超弾道』(ベースボールマガジン社新書)で野村監督からかけられた一言だったと明かしています。
「三振だろうが、フライだろうが、ゴロだろうが、アウトはアウト。自分が信じたボールが来なかったら、打てなくたってしょうがないやろ。三振を怖がる必要なんて少しもない」(40頁より)。
ブラウン監督も同様の考えだったそうです。これでふっきれて2007年に二冠王の成績を残した、と。
しかし、過去シーズンは三振も増えたけど、四球も比例して増えていたのでした。今季は逆で、四球は67から45に減少して、三振が114から147に増加、三振率も4.07(4.07打席に1個)。そのため、選球眼の良し悪しを診るBB/Kでは一気に.306まで下降。この点が特に気になるところです。相手バッテリーからすれば、特に今季の山崎武は怖くない打者だったと言えそうです。
OPSも楽天で過去最低、これも痛いところです。
交流戦では脅威の長打率とOPSを記録! 全体では、後半戦盛り返すも、冬眠が長すぎた...
■山崎武司 2010年 月度別 打撃成績

例年、エンジンがかかるのが遅いのは有名な話。昨年も4月の月間打率は.216でした。今季も同様で、しかもその期間が長引きました。月間でみるとOPSが8割を超えているのは5月と8月のみ。打率1割台なのが3月と6月。6月は交流戦期間の中旬まで打率.265を残すものの、明けてから37打数4安打の打率.108とスランプに陥ったのが原因です。
昨年は7月に打率.305を記録していますが、今季は打率が3割を超えた月がなかった点も、率を落とした結果といえます。
◎昨年の月間打率と本塁打数
4月.216(4)、5月.289(4)、6月.250(6)、7月.305(8)、8月.245(8)、9月.228(7)、10月.118(2)
詳細は http://plaza.rakuten.co.jp/52waka/diary/200912300000/ 参照
交流戦ではOPS1.089、長打率.718、11本塁打と打棒爆発(この好成績の自己分析も新著で触れている)、後半戦も打率.268とそれなりに盛り返すも、、、という印象ですね。
4番スタメンで93試合に出場!
■山崎武司 2010年 打順別 打撃成績

4番スタメンで93試合、その内訳は守備位置がDH91、一塁2。月度別だと3月7、4月24、5月9、6月1、7月8、8月24、9月20試合。同様に5番はスタメンで33試合に起用され、DH15、一塁18試合。3,4が0で5月8、6月15、7月5、8月0、9月5試合です。
6番は13試合先発出場(DH9、一塁4)、5月2、6月4、7月7。特に酷かった打撃不振の時期にココで起用されています。
8番は代打起用で1打席。5/14のあの広島戦。スタルツから放った代打満塁ホームランがそれですね。
宣言どおり第1打席でOPS.918の好結果!
■山崎武司 2010年 打席別 打撃成績

打席別に成績を眺めていきましょう。
新刊『奇跡の超弾道』によると、指名打者として特に大切にしているのはその試合の第1打席だと書かれています。第1打席にコンディションを合わせるため、何十通りもの調整方法を試してみたと綴られています。
有言実行、そのとおりの好結果が出ていますね。OPS.918! 本塁打も第1打席で最も多くかっ飛ばしています。次に良いのが第4打席。それまで好投を続けていた先発投手を攻略した!そんなシーンが浮かんできます。
■山崎武司 2010年 試合展開別 打撃成績

勝ち試合で14本、負け試合で14本。今季は打ったホームランのうち半分が負け試合でした。なかなか一発が勝利に結びつかなかったです。(昨年は39本中24本が勝ち試合で飛びだしました)
■山崎武司 2010年 左右投手別 打撃成績

昨年はvs右投手、vs左投手ともに打率.248でした。OPSもほぼ同値。投手の左右を苦にするタイプではない、といえるかもしれません。それでないと長い間、主軸をはることは難しいでしょうね。
真っすぐに振り遅れるな!...その教えを忠実に守り、ストレートでのOPS9割超え! 一方、落ちる球にはカラッキシ。
■山崎武司 2010年 球種別 打撃成績
対象期間:3/22Bs戦以降。3/20,3/21Bs戦は不明でカウント。

球種別でみると、打率3割を超えているのはシュートのみ。ストレートは3割に届かなかったものの打率.292、OPSでは9割を超える好成績を残しています。
新著の中で、「実は、バッティングについて王さんと野村さんの共通する見解があります。それは「真っすぐに振り遅れるな」ということです」と書いています。山崎武もこの言葉を大切にしているのでしょう。ストレートで好成績を残せるうちはまだまだ、打てなくなったら引退、そんなふうに考えていそうです。
今季のストレートの球種別成績をみると、まだまだできそうだなと思わせてくれます。
一方で、フォークにはからっきし。チェンジアップも打率.222。相手バッテリーにしてみれば、追い込んだら落ちる系の球を選択しておけば大怪我は防げそうです。
■山崎武司 2010年 対戦チーム別 打撃成績

※パリーグ、ソフトバンクの下「D」ですが誤り、正しくは西武なので「L」です。
比較のため昨年の対戦チーム打率と本塁打数を掲載します。
vsソフトバンク・・・打率.309、10本
vs西武・・・打率.202、9本
vsロッテ・・・打率.244、4本
vs日本ハム・・・打率.262、5本
vsオリックス・・・打率.214、3本
昨年カモにしたソフトバンクには抑えられるも、苦手だった西武相手に率を上げました。ロッテやオリックスにはさらに徹底してやられちゃっています。日本ハムはほぼ同様の打率推移。
■山崎武司 2010年 カウント別 打撃成績

カウント別でみると、今季は2ストライクと追い込まれてから全く打てていないのが一目瞭然ですね。カウント不利になると、圧倒的に投手有利と言えそうです。
昨年の2ストライク以降の打率を確認すると、
2-0・・・打率.217、3本
2-1・・・打率.104、0本
2-2・・・打率.105、2本
2-3・・・打率.228、3本
昨年へ2割台が2つありましたが、今季はなし。1割台が目立ちます。この傾向は恐らく、来年も変わらないはず。
最後に塁状況別を掲載して終わりにします。
■山崎武司 2010年 塁状況別 打撃成績

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昨日11/22に更新しました。
今回は、「山崎武司 2010年 対戦投手別 対戦成績 打撃成績」です。
http://www.baseball-times.jp/blog/report/shibakawa/101126
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