【試合評】 2010年10月31日(日) 日本シリーズ第2戦:千葉ロッテ1-12中日ドラゴンズ 投打ガッチリ噛み合ったドラゴンズ。内角攻めでマリンガン打線を封じたチェン好投
スポンサーリンク
今日落とすと4連敗も現実味を帯びてくる、中日にとってはそんな大切な1戦となった日本シリーズ第2戦目でした。
今季レギュラーシーズン、中日は本拠地ナゴヤドームで同一チーム相手に2連敗を喫したのは、6/6(日)6/7(月)の西武戦と7/14(水)7/15(木)のヤクルト戦の僅か2回のみ。
こんなデータも頭の片隅に入れながら、最大の関心事は「中日が勝つか?負けるのか?」この点にありました。
試合を振り返る前に、皆様のブログ村への投票御協力、何卒宜しくお願い致します。ブログ更新の活力源になります。

にほんブログ村
千葉ロッテマリーンズ1-12中日ドラゴンズ

中日は理想的なかたちで投打がガッチリ噛み合った試合運びをみせてくれました。一方、ロッテは初回2死2,1塁から野本のセカンドゴロを井口が悪送球にしてしまった点が明暗を分けたと言えそうです。
チェンジになるべきところが一転、2死満塁のピンチ、ここでマーフィーの悪癖、四球が飛び出して2点目をドラゴンズに献上、さらに大島に外角の厳しいコースをついたストレートを見事に巧打され、左翼線を破られる2点適時二塁打を浴びてしまい、初回4失点となりました。あの野本の当たりがニゴになるところがニゴ失になった点が今日の試合の分水嶺だったような気がします。
とはいえ、ロッテ側からすれば、マーフィー先発で厳しい試合になるかもしれない、そんな予測は織り込み済みであったはずです。初戦勝利を収めているため、2戦目もし負けてもまだ大丈夫という観測もしていたことでしょう。なぜなら、御存じのとおり、第3戦から第5戦まで本拠地マリンスタジアムに勝負の場所を移すからですね。ここで、渡辺俊、唐川、中4日で成瀬が先発するはずです。好投手が3人続けて出てくるとは、ドラゴンズも手を焼きそうですねぇ。
引き続き、今江と和田の打棒に注目したい!
両者とも今季対戦打率がチーム1なのです。今江vs中日戦打率.412、和田.438。和田は過去15試合出場した日本シリーズで打率.169とからっきしでしたが、このシリーズは今季の相性の良さをそのまま持ち込んで好調といえそうです。マリンに場所を移す3戦目以降も両者のバッティングに期待したいところ、です。
ロッテ右打者の内角を果敢に攻め続けた点にチェン好投の要因あり!
左腕のチェン対策として野手8人中7人右打者を並べてきたロッテのマリンガン打線。チェンはこの右打者打線を、内角攻めで見事封じました。
下記配球図のとおり、右打者には全94球を投げていますが、内角には53球集めています。ストレートに限って言えば、64球中39球(60.9%)になります。
球威あるクロスファイアーのストレートを右打者のインコース、しかも厳しいインハイと膝元をきちんと突くことができた点が、好投の大きな要因と言えそうですね。
制球も安定していましたね。
■中日・チェンのストライク率、球種別割合、配球図
〔ストライク率〕ストライク枠に入った球の割合
全体63.4%、直球68.7%、変化球52.9%
〔球種別割合〕
全体101球・・・St67(66.3%)、Sl23(22.8%)、Fo11(10.9%)
vs右打者94球・・・St64、Sl19、Fo11
vs左打者7球・・・St3、Sl4
〔配球図〕各コースの上段が直球、下段が変化球


■ロッテ・マーフィーのストライク率、球種別割合、配球図
〔ストライク率〕
全体53.7%、直球52.9%、変化球55.0%
〔球種別割合〕
全体54球・・・St34(63.0%)、Ch14(25.9%)、Cur6(11.1%)
〔配球図〕

■両軍救援陣の球種別割合
〔中日〕
河原(右)12球・・・St7、Sl3、Fo2
三瀬(左)4球・・・St4
高橋(左)16球・・・St11、Fo4、Sl1
浅尾(右)2球・・・St2
岩瀬(左)2球・・・St1、Sh1
〔ロッテ〕
小野(右)56球・・・St4、Sh13、Cut26、Fo3、Sl7、Ch3
古谷(左)37球・・・St16、Sl15、Ch6
吉見(左)29球・・・St15、Sl7、Cur4、Fo2、Ch1
■両軍の打席結果とカウント推移



----------------------------------------------------
「ボール球」・・・ボールゾーンの球をスイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
ストレート・・・St、カーブ・・・Cur、スライダー・・・Sl、カットボール・・・Cut、シュート・・・Sh、フォーク・・・Fo、シンカー・・・Sin、チェンジアップ・・・Ch、パーム・・・Pa、ナックル・・・Kn、ストライク-ボールの順です。カウントの太文字はストレート、太文字ではないのは変化球です。
文中に出てくる番号は配給図のゾーンを示しています。
配給図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から右に、折り返して左→右と1,2,3と番号をふると、
1、2、3、4、5
6、7、8、9、10
11、12、13、14、15
16、17、18、19、20
21、22、23、24、25
となります。そのうちストライクゾーンが7、8、9、12、13、14、17、18、19にあたります。
-----------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございます。只今ブログ村のランキングに参加中!このポチッが更新の最大の励みになります。何卒よろしくお願いします。(^人^)

にほんブログ村
人気ブログランキングにも参加しました。こちらも宜しくお願い致します(^ー゚)ノ


今日落とすと4連敗も現実味を帯びてくる、中日にとってはそんな大切な1戦となった日本シリーズ第2戦目でした。
今季レギュラーシーズン、中日は本拠地ナゴヤドームで同一チーム相手に2連敗を喫したのは、6/6(日)6/7(月)の西武戦と7/14(水)7/15(木)のヤクルト戦の僅か2回のみ。
こんなデータも頭の片隅に入れながら、最大の関心事は「中日が勝つか?負けるのか?」この点にありました。
試合を振り返る前に、皆様のブログ村への投票御協力、何卒宜しくお願い致します。ブログ更新の活力源になります。

にほんブログ村
千葉ロッテマリーンズ1-12中日ドラゴンズ

中日は理想的なかたちで投打がガッチリ噛み合った試合運びをみせてくれました。一方、ロッテは初回2死2,1塁から野本のセカンドゴロを井口が悪送球にしてしまった点が明暗を分けたと言えそうです。
チェンジになるべきところが一転、2死満塁のピンチ、ここでマーフィーの悪癖、四球が飛び出して2点目をドラゴンズに献上、さらに大島に外角の厳しいコースをついたストレートを見事に巧打され、左翼線を破られる2点適時二塁打を浴びてしまい、初回4失点となりました。あの野本の当たりがニゴになるところがニゴ失になった点が今日の試合の分水嶺だったような気がします。
とはいえ、ロッテ側からすれば、マーフィー先発で厳しい試合になるかもしれない、そんな予測は織り込み済みであったはずです。初戦勝利を収めているため、2戦目もし負けてもまだ大丈夫という観測もしていたことでしょう。なぜなら、御存じのとおり、第3戦から第5戦まで本拠地マリンスタジアムに勝負の場所を移すからですね。ここで、渡辺俊、唐川、中4日で成瀬が先発するはずです。好投手が3人続けて出てくるとは、ドラゴンズも手を焼きそうですねぇ。
引き続き、今江と和田の打棒に注目したい!
両者とも今季対戦打率がチーム1なのです。今江vs中日戦打率.412、和田.438。和田は過去15試合出場した日本シリーズで打率.169とからっきしでしたが、このシリーズは今季の相性の良さをそのまま持ち込んで好調といえそうです。マリンに場所を移す3戦目以降も両者のバッティングに期待したいところ、です。
ロッテ右打者の内角を果敢に攻め続けた点にチェン好投の要因あり!
左腕のチェン対策として野手8人中7人右打者を並べてきたロッテのマリンガン打線。チェンはこの右打者打線を、内角攻めで見事封じました。
下記配球図のとおり、右打者には全94球を投げていますが、内角には53球集めています。ストレートに限って言えば、64球中39球(60.9%)になります。
球威あるクロスファイアーのストレートを右打者のインコース、しかも厳しいインハイと膝元をきちんと突くことができた点が、好投の大きな要因と言えそうですね。
制球も安定していましたね。
■中日・チェンのストライク率、球種別割合、配球図
〔ストライク率〕ストライク枠に入った球の割合
全体63.4%、直球68.7%、変化球52.9%
〔球種別割合〕
全体101球・・・St67(66.3%)、Sl23(22.8%)、Fo11(10.9%)
vs右打者94球・・・St64、Sl19、Fo11
vs左打者7球・・・St3、Sl4
〔配球図〕各コースの上段が直球、下段が変化球


■ロッテ・マーフィーのストライク率、球種別割合、配球図
〔ストライク率〕
全体53.7%、直球52.9%、変化球55.0%
〔球種別割合〕
全体54球・・・St34(63.0%)、Ch14(25.9%)、Cur6(11.1%)
〔配球図〕

■両軍救援陣の球種別割合
〔中日〕
河原(右)12球・・・St7、Sl3、Fo2
三瀬(左)4球・・・St4
高橋(左)16球・・・St11、Fo4、Sl1
浅尾(右)2球・・・St2
岩瀬(左)2球・・・St1、Sh1
〔ロッテ〕
小野(右)56球・・・St4、Sh13、Cut26、Fo3、Sl7、Ch3
古谷(左)37球・・・St16、Sl15、Ch6
吉見(左)29球・・・St15、Sl7、Cur4、Fo2、Ch1
■両軍の打席結果とカウント推移



----------------------------------------------------
「ボール球」・・・ボールゾーンの球をスイングした回数
「球速」・・・結果球の球速
ストレート・・・St、カーブ・・・Cur、スライダー・・・Sl、カットボール・・・Cut、シュート・・・Sh、フォーク・・・Fo、シンカー・・・Sin、チェンジアップ・・・Ch、パーム・・・Pa、ナックル・・・Kn、ストライク-ボールの順です。カウントの太文字はストレート、太文字ではないのは変化球です。
文中に出てくる番号は配給図のゾーンを示しています。
配給図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から右に、折り返して左→右と1,2,3と番号をふると、
1、2、3、4、5
6、7、8、9、10
11、12、13、14、15
16、17、18、19、20
21、22、23、24、25
となります。そのうちストライクゾーンが7、8、9、12、13、14、17、18、19にあたります。
-----------------------------------------------------
最後まで読んで頂き、有難うございます。只今ブログ村のランキングに参加中!このポチッが更新の最大の励みになります。何卒よろしくお願いします。(^人^)

にほんブログ村
人気ブログランキングにも参加しました。こちらも宜しくお願い致します(^ー゚)ノ


スポンサーサイト