【記録】満塁弾に始まり満塁弾で終わった楽天・高堀の2013年──楽天 高堀和也 2013年 1軍 2軍 投手成績
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先日(11月12日)、200万減の推定年俸1000万で契約更改を終えた高堀和也の2013年を簡潔に振り返ってみたい。
2010年オフ・・・1000万
2011年オフ・・・900万
2012年オフ・・・1200万
2013年オフ・・・1000万
主戦級リリーフ投手への脱皮が期待されたシーズンだったが、残念な結果に終わってしまった。
■楽天 高堀和也 2013年 1軍 投手成績

今季は開幕1軍入り。初登板は開幕戦3/29ソフトバンク戦、スコアは1-2、1点を追う7回1死満塁、細川の打席時だった。前の打席で逆転2ランを則本から放っていた細川を、粘られはしたものの最後は外角低めスライダーで空振り三振に討ち取った高堀だったが、次打者の本多に高めにうわずってしまった速球を右翼席へ運ばれる満塁弾を浴びた。試合が完全に決まってしまう被弾になってしまった。
4/2オリックス戦から4/14西武戦まで7登板連続無失点が続いたが、4/16ソフトバンク戦、延長10回無死1塁、バッターボックスにペーニャを迎えた時に登板。アウトハイ速球を左中間に弾き返されてしまう決勝三塁打を打たれてしまう。4/29西武戦では1点差に迫った直後に失点、敗戦処理で登板した5/2日本ハム戦ではホフパワーに満塁弾を被弾。今季、楽天投手陣は7本のグランドスラムを献上しているが、2本打たれたのは高堀ただ1人だけという不名誉記録になってしまった。
翌5/3に利府行き。以来、高堀が1軍マウンドに戻ってくることはなく、結局、満塁本塁打に始まり満塁本塁打で終わってしまった2013年だった。
1軍での成績は14試合1勝1ホールド、防御率6.39、被打率.269、WHIP1.66、FIP6.28という内容で終わった。
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■楽天 高堀和也 2013年 2軍 投手成績

2軍に落とされた高堀は5/6DeNA戦でファーム初登板。4-2の2点リードで迎えた最終9回裏アタマのセーブシチュエーションで登板した。しかし、2四死球でピンチを広げると、元犬鷲戦士・渡辺直人に左前へタイムリーを浴びて1点差に肉薄され、続く乙坂智には右中間へ弾き返され、この当たりが走者2人の生還を許すサヨナラツーベースになってしまう。
結局、2軍でもかんばしい成績を残すことはできなかった。17試合に登板、3勝3敗、30回1/3を投げて防御率3.56。イースタン平均の3.74よりかろうじて良い数字にはなったものの、当初、高堀に求められていた期待の高さと比べれば、雲泥の差だ。
8月には右肘を痛めて手術に踏み切った高堀、冒頭のとおり200万減の1000万で契約更改を終えている。
キャンプ中から指揮官から高い期待を寄せられ、見事に開幕1軍切符をつかみ取ったまでは良かったものの、1軍マウンドは「どうしたらいいか分からない」暗中模索状態だったようだ。
4/5ロッテ戦で羽村亜美さんが届けてくれたベンチリポートを覚えている。引用してみたい。
「高堀投手は春のキャンプで下半身主導のピッチングを試していて、最初は手応えを感じていたのが、ちょっと段々とズレが出てきてしまったと言っていましたね。今はどうしたらいいか分からなくなってしまったという表現もしていて、今はとにかく耐えていますという表現をしていました。チャンスは貰っているのにこのままではダメだという気持ちが強いようです]
下記で球種割合、球種被打率などをチェックしてみよう。
■楽天 高堀和也 2013年 紅白戦~練習試合~オープン戦 投手成績


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■楽天 高堀和也 2013年 球種割合

自主トレは塩見や戸村らと共に岩隈塾に参加。米国で敢行した。投球の幅を広げるべく、フォークの習得に意欲を燃やしていた高堀だったが、結局モノにすることはできなかったと言えそうだ。
球種割合でみると、当ブログ調査でフォークは僅かに1%。全211球中の3球しか投じていない。昨年が6%だったことを考えると、元々少なかったのがさらに少なくなってしまったということになる。
ストレートが全体の70%を占めている点も特徴的だ。前年は55%だったことを考えると、15%増である。これは、前述のベンチリポートにもあったように、試みていた下半身主導の投球がしっくりこず、制球定まらない状態だったので、コントロールしにくい変化球は投げづらかったという事情もありそうだ。実際、ストライク率は前年68.9%から56.4%まで下落していた。
■楽天 高堀和也 2012年~2013年 球種被打率

被打率の推移を確認してみよう。全体の70%を占めていたストレートの被打率が.161から.282へと1割以上の大幅悪化。このことが響いて、全体の被打率も.185から.269へと悪化することになった。
やはり、球が高いのだ。全147球のストレートを配球図におこしてみた。下記のとおり、網掛けした高めゾーンへ多くの球が集まっているのが確認できる。全体の46.9%にも及ぶのだ。ストレートの平均球速も前年141.2キロから140.2キロへ微減した。
■ストレート 配球図

高堀は150キロ超え、150キロに迫ろうかというファストボールを常時投げ込むタイプではない。そのため、球威で押すパワーピッチングは望むべくもない。それでも昨年は投高打低の追い風と、球自体にキレもあって結果を残すことができていたが、球の反発係数も知らずの間に上がった今季、納得いかないフォームで投げ込んだ速球は、格好の餌食になってしまったと言えそうだ。
ストレートの被OPSということでみると、長打を7本(二3三2本2)浴びたこともあって.993まで跳ね上がってしまった。
「今年は悔しさが残りました。1年間、闘うことができなかったので情けなかったです。倉敷でのキャンプでは体力作り、新しい球種・コントロールを磨いていきたいです」
契約更改会見の席上、高堀はこのように語ったという。やるべきことはハッキリしている。来季は27歳のプロ5年目という点だけ取っても、その後のプロ人生を左右する正念場のシーズンになる。この悔しさを5年目の来季へ思い切りぶつけて欲しいと思う。
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高堀和也、200万減の年俸1000万で契約更改
先日(11月12日)、200万減の推定年俸1000万で契約更改を終えた高堀和也の2013年を簡潔に振り返ってみたい。
2010年オフ・・・1000万
2011年オフ・・・900万
2012年オフ・・・1200万
2013年オフ・・・1000万
主戦級リリーフ投手への脱皮が期待されたシーズンだったが、残念な結果に終わってしまった。
■楽天 高堀和也 2013年 1軍 投手成績

開幕1軍も、満塁弾に始まり満塁弾で終わる
今季は開幕1軍入り。初登板は開幕戦3/29ソフトバンク戦、スコアは1-2、1点を追う7回1死満塁、細川の打席時だった。前の打席で逆転2ランを則本から放っていた細川を、粘られはしたものの最後は外角低めスライダーで空振り三振に討ち取った高堀だったが、次打者の本多に高めにうわずってしまった速球を右翼席へ運ばれる満塁弾を浴びた。試合が完全に決まってしまう被弾になってしまった。
4/2オリックス戦から4/14西武戦まで7登板連続無失点が続いたが、4/16ソフトバンク戦、延長10回無死1塁、バッターボックスにペーニャを迎えた時に登板。アウトハイ速球を左中間に弾き返されてしまう決勝三塁打を打たれてしまう。4/29西武戦では1点差に迫った直後に失点、敗戦処理で登板した5/2日本ハム戦ではホフパワーに満塁弾を被弾。今季、楽天投手陣は7本のグランドスラムを献上しているが、2本打たれたのは高堀ただ1人だけという不名誉記録になってしまった。
翌5/3に利府行き。以来、高堀が1軍マウンドに戻ってくることはなく、結局、満塁本塁打に始まり満塁本塁打で終わってしまった2013年だった。
1軍での成績は14試合1勝1ホールド、防御率6.39、被打率.269、WHIP1.66、FIP6.28という内容で終わった。
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■楽天 高堀和也 2013年 2軍 投手成績

暗中模索の2013年
2軍に落とされた高堀は5/6DeNA戦でファーム初登板。4-2の2点リードで迎えた最終9回裏アタマのセーブシチュエーションで登板した。しかし、2四死球でピンチを広げると、元犬鷲戦士・渡辺直人に左前へタイムリーを浴びて1点差に肉薄され、続く乙坂智には右中間へ弾き返され、この当たりが走者2人の生還を許すサヨナラツーベースになってしまう。
結局、2軍でもかんばしい成績を残すことはできなかった。17試合に登板、3勝3敗、30回1/3を投げて防御率3.56。イースタン平均の3.74よりかろうじて良い数字にはなったものの、当初、高堀に求められていた期待の高さと比べれば、雲泥の差だ。
8月には右肘を痛めて手術に踏み切った高堀、冒頭のとおり200万減の1000万で契約更改を終えている。
キャンプ中から指揮官から高い期待を寄せられ、見事に開幕1軍切符をつかみ取ったまでは良かったものの、1軍マウンドは「どうしたらいいか分からない」暗中模索状態だったようだ。
4/5ロッテ戦で羽村亜美さんが届けてくれたベンチリポートを覚えている。引用してみたい。
「高堀投手は春のキャンプで下半身主導のピッチングを試していて、最初は手応えを感じていたのが、ちょっと段々とズレが出てきてしまったと言っていましたね。今はどうしたらいいか分からなくなってしまったという表現もしていて、今はとにかく耐えていますという表現をしていました。チャンスは貰っているのにこのままではダメだという気持ちが強いようです]
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■楽天 高堀和也 2013年 球種割合

自主トレは塩見や戸村らと共に岩隈塾に参加。米国で敢行した。投球の幅を広げるべく、フォークの習得に意欲を燃やしていた高堀だったが、結局モノにすることはできなかったと言えそうだ。
球種割合でみると、当ブログ調査でフォークは僅かに1%。全211球中の3球しか投じていない。昨年が6%だったことを考えると、元々少なかったのがさらに少なくなってしまったということになる。
ストレートが全体の70%を占めている点も特徴的だ。前年は55%だったことを考えると、15%増である。これは、前述のベンチリポートにもあったように、試みていた下半身主導の投球がしっくりこず、制球定まらない状態だったので、コントロールしにくい変化球は投げづらかったという事情もありそうだ。実際、ストライク率は前年68.9%から56.4%まで下落していた。
■楽天 高堀和也 2012年~2013年 球種被打率

被打率の推移を確認してみよう。全体の70%を占めていたストレートの被打率が.161から.282へと1割以上の大幅悪化。このことが響いて、全体の被打率も.185から.269へと悪化することになった。
やはり、球が高いのだ。全147球のストレートを配球図におこしてみた。下記のとおり、網掛けした高めゾーンへ多くの球が集まっているのが確認できる。全体の46.9%にも及ぶのだ。ストレートの平均球速も前年141.2キロから140.2キロへ微減した。
■ストレート 配球図

ストレート被OPSは9割超え
高堀は150キロ超え、150キロに迫ろうかというファストボールを常時投げ込むタイプではない。そのため、球威で押すパワーピッチングは望むべくもない。それでも昨年は投高打低の追い風と、球自体にキレもあって結果を残すことができていたが、球の反発係数も知らずの間に上がった今季、納得いかないフォームで投げ込んだ速球は、格好の餌食になってしまったと言えそうだ。
ストレートの被OPSということでみると、長打を7本(二3三2本2)浴びたこともあって.993まで跳ね上がってしまった。
「今年は悔しさが残りました。1年間、闘うことができなかったので情けなかったです。倉敷でのキャンプでは体力作り、新しい球種・コントロールを磨いていきたいです」
契約更改会見の席上、高堀はこのように語ったという。やるべきことはハッキリしている。来季は27歳のプロ5年目という点だけ取っても、その後のプロ人生を左右する正念場のシーズンになる。この悔しさを5年目の来季へ思い切りぶつけて欲しいと思う。
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