お似合いはえんじ色より縦縞だ。楽天Vの立役者マギー復帰先。パよりもセを示す「決定的データ」
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ここ最近報じられた楽天イーグルスのニュースから、Shibakawaが気になる報道を取り上げて補足、深堀りしていく「Today's Pick up」。
今回は今朝のスポニチアネックスが報じた「虎の新助っ人に元楽天のマギー!糸井とのダブル補強だ」を取り上げます。
下記に記事全文を引用します。
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という訳で、2013年「打」で楽天を日本一に導いたイーグルス史上最強の助っ人、ケイシー・マギー選手を、阪神が虎視眈々と狙っているという話なんです。
マギー選手の件では、先日デイリースポーツが「巨人が元楽天のマギー獲得を検討 本人も日本球界復帰に意欲」と報じていました。
マギー選手のNPB復帰は、昨オフと比べて今オフのほうが、どうやら高まっていると言えそうです。
僕ら鷲ファンにとって気になるのは、楽天復帰の可能性になります。
現実味がない話だと思います。
それに個人的に、良い思い出は良い思い出のまま、そっと取っておきたいタイプなんです。
マギー選手は一塁も守ることができますが、理想はホットコーナーの番人なんですよね。
2013年も三塁先発出場128試合と圧倒的に多く、一塁先発は13試合にとどまりました。
MLBでもファースト118試合に対し、サードは圧倒的に多く625試合で起用されています。
マギー選手に本領発揮してもらうには、サードの守備位置を確約する必要が生じるんですよね。
ところがです。現在の楽天は、三塁はFAで入団してきた今江選手の専用席です。
恐らく来季は「三塁=ウィーラー、一塁=今江、左翼=銀次」という布陣も増えると予想されますが、この布陣の場合、2年間NPBで実績を積み上げてきたウィーラー選手と守備位置がガチンコすることになります。
それにですね。マギー選手がNPBを去ったこの3年間、パリーグの置かれた環境は大きく変容しつつあるんですよ。
顕著なのは、パリーグ投手陣のストレート球速がアップしたこと。
下記の折れ線グラフは、シンクタンクDELTAが無料公開する数値から作成しました。
これ見ても分かるように、セリーグでは一進一退なのに、パリーグでは年々スピードアップしているんですよね。
2014年と比べると1.5kmも上昇しました。

背景には、大谷翔平投手を筆頭に菊池雄星投手、千賀滉大投手、有原航平投手、西野勇士投手、南昌輝投手、鍵谷陽平投手、スアレス投手、塚原頌平投手、増田達至投手...といったスピードボールを操る投手が多くなったこと、彼らが1軍主戦戦力として力をつけてきたことが理由に挙げられるんですよね。
実はですね。マギー選手、スピードボールが弱点なんです。
年々球速上昇ということは=マギー選手の苦手な球が増えているということなんです。
具体的に言えば、143km以上のファストボールが課題なんです。
恐らくこのことがあって、MLBではなかなか成績を出すことができなかったと思うんですよね。
fangraphsによると、ファストボールのPitch ValueはMLB通算-5.1、2014年-2.5、2015年-2.2、2016年-3.9でした。
実際、昨年8月9日ブレーブス戦ではリリーフ登板してきたブリガム投手の91マイル(約146km)に打ち取られてしまいました。
2013年、楽天で大活躍したときにも、ストレート全体のOPSは.931、同打率.298と上々でしたが、143km以上のストレートという条件設定だとOPS.679、打率.213に落ち込みました。
同年28本塁打をかっ飛ばしましたが、143km以上のファストボールを仕留めたのは僅かに2本でした。

これ31歳とまだ若くて動けたときのマギー選手の数値ですから、ましてやあれから3年経ち、加齢が進み、来年35歳シーズンですから、ストレート全体の成績も下がるでしょうし、その中で143km以上の成績もさらに悪くなるだろうと推測できるんです。
以上の点で楽天復帰、パリーグ復帰は難しいかなと。
それよりも、阪神か巨人なのかは分かりませんが、パリーグよりもストレートの球速がここ3年間横ばいで、ホームランが出やすくて狭い球場の多いセリーグのほうが、35歳になったマギー選手にとって、まだ見込みがあると思うのです。
でもねえ。それでも2013年みたいな成績は難しいんじゃないかなあ。
2013年の思い出を大切にしたい楽天ファンからみれば、他球団でNPB復帰し、精彩を欠いてしまうマギー選手の寂しい姿は見たくないものではありますが。
以上、本日のToday's Pick Upでした。【終】
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2013年日本一の立役者、阪神入りか?!
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■虎の新助っ人に元楽天のマギー!糸井とのダブル補強だ
(スポニチアネックス2016年11月6日 05:46)
三塁を守れる新外国人選手の獲得を目指していた阪神が、元楽天のケーシー・マギー内野手(34=タイガース)をリストアップしていることが5日、分かった。マギーは楽天時代の2013年に打率・292、28本塁打、93打点 の活躍で日本一に貢献しており、実績は十分。FA交渉確実なオリックス・糸井嘉男外野手(35)とのダブル獲得で、一気に打線強化を図る。
虎の「恋人」は、糸井だけではなかった。並行して、もう一つの補強ポイントの強化も画策していた。シーズンを通して固定しきれなかった 三塁手だ。球団は新外国人でカバーする方針を固めて獲得調査を進め、複数の候補をリストアップ。その有力候補の一人として元楽天・マギーの名前が挙がっていることが明らかになった。
球団幹部が「来季に向けて、4番を打てる外国人選手を探しています。なかなかいないでしょうけど、ポジションは三塁手を最優先して探しています」と話していたように、シーズン中から三塁手を今オフの補強ポイントに掲げていた。その過程の中で渉外担当者からのリストに挙がってきた1人が「マギー」だった。別の球団幹部も「リストには入っています」と候補の1人であることを認めた。
その実力は折り紙付きだ。13年には打率・292、28本塁打、93打点を記録するなど楽天の5番として打線をけん引し、球団初の日本一に大きく貢献。ベストナインにも選出された。だが長男が先天性の脳障害を患っていたこともあって、楽天から残留を望まれながらも同年オフにメジャー復帰を決断するに至った。翌14年にはマーリンズで160試合出場、打率・287、4本塁打、76打点。ただ15年は2球団で109試合出場、打率・198、2本塁打、20打点にとどまった。タイガースに所属した今季も、メジャーでは30試合に出場したのみだ。
とはいえタイガース傘下3Aでは116試合に出場して打率・317、50打点を記録している。6本塁打と長打力は発揮できなかったが、勝負強さは健在。そして何より、日本球界の投手への対応が保証されている点が、大きい。三塁の守備力も抜群レベルではないものの、合格点。今季推定年俸は50万ドル(約5000万円)とお手頃だ。さらにマギー本人が日本球界への復帰を希望しているという情報もある。
球団は現状、今季まで3年間在籍したゴメスの来季去就を保留中。ただゴメス側への来季契約更新か否かの返答期限も迫っており、リストアップ作業を急いでいる。糸井とマギーのダブル獲得となれば…。来季の猛虎打線は、超強力だ。
という訳で、2013年「打」で楽天を日本一に導いたイーグルス史上最強の助っ人、ケイシー・マギー選手を、阪神が虎視眈々と狙っているという話なんです。
マギー選手の件では、先日デイリースポーツが「巨人が元楽天のマギー獲得を検討 本人も日本球界復帰に意欲」と報じていました。
マギー選手のNPB復帰は、昨オフと比べて今オフのほうが、どうやら高まっていると言えそうです。
僕ら鷲ファンにとって気になるのは、楽天復帰の可能性になります。
現実味がない話だと思います。
それに個人的に、良い思い出は良い思い出のまま、そっと取っておきたいタイプなんです。
マギー選手は一塁も守ることができますが、理想はホットコーナーの番人なんですよね。
2013年も三塁先発出場128試合と圧倒的に多く、一塁先発は13試合にとどまりました。
MLBでもファースト118試合に対し、サードは圧倒的に多く625試合で起用されています。
マギー選手に本領発揮してもらうには、サードの守備位置を確約する必要が生じるんですよね。
ところがです。現在の楽天は、三塁はFAで入団してきた今江選手の専用席です。
恐らく来季は「三塁=ウィーラー、一塁=今江、左翼=銀次」という布陣も増えると予想されますが、この布陣の場合、2年間NPBで実績を積み上げてきたウィーラー選手と守備位置がガチンコすることになります。
マギーが去った3年間、パリーグは変わった
それにですね。マギー選手がNPBを去ったこの3年間、パリーグの置かれた環境は大きく変容しつつあるんですよ。
顕著なのは、パリーグ投手陣のストレート球速がアップしたこと。
下記の折れ線グラフは、シンクタンクDELTAが無料公開する数値から作成しました。
これ見ても分かるように、セリーグでは一進一退なのに、パリーグでは年々スピードアップしているんですよね。
2014年と比べると1.5kmも上昇しました。

背景には、大谷翔平投手を筆頭に菊池雄星投手、千賀滉大投手、有原航平投手、西野勇士投手、南昌輝投手、鍵谷陽平投手、スアレス投手、塚原頌平投手、増田達至投手...といったスピードボールを操る投手が多くなったこと、彼らが1軍主戦戦力として力をつけてきたことが理由に挙げられるんですよね。
実はですね。マギー選手、スピードボールが弱点なんです。
年々球速上昇ということは=マギー選手の苦手な球が増えているということなんです。
具体的に言えば、143km以上のファストボールが課題なんです。
恐らくこのことがあって、MLBではなかなか成績を出すことができなかったと思うんですよね。
fangraphsによると、ファストボールのPitch ValueはMLB通算-5.1、2014年-2.5、2015年-2.2、2016年-3.9でした。
実際、昨年8月9日ブレーブス戦ではリリーフ登板してきたブリガム投手の91マイル(約146km)に打ち取られてしまいました。
2013年、楽天で大活躍したときにも、ストレート全体のOPSは.931、同打率.298と上々でしたが、143km以上のストレートという条件設定だとOPS.679、打率.213に落ち込みました。
同年28本塁打をかっ飛ばしましたが、143km以上のファストボールを仕留めたのは僅かに2本でした。

これ31歳とまだ若くて動けたときのマギー選手の数値ですから、ましてやあれから3年経ち、加齢が進み、来年35歳シーズンですから、ストレート全体の成績も下がるでしょうし、その中で143km以上の成績もさらに悪くなるだろうと推測できるんです。
以上の点で楽天復帰、パリーグ復帰は難しいかなと。
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でもねえ。それでも2013年みたいな成績は難しいんじゃないかなあ。
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