釜田佳直とスーパーのお惣菜&お弁当との関係

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リリーフに転向する釜田佳直
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こんにちは。@eagleshibakawaです。
信州上田在住の野球好き、郷里の英雄・真田幸村の「赤備え」がクリムゾンレッドに見える楽天推しのデータ好きです。
昨年秋の契約更改時に球団から「来年は鍵になる存在」という言葉をかけられ、今年からリリーフに転向する釜田佳直投手。
年明けは田中将大投手たちと共に自主トレで汗を流し、プロ7年目のシーズンへ向けて調整を続けています。
2018年は、釜田投手にとっても進退のかかる1年になりそうです。
僕は今の釜田投手を『鮮度失われたスーパーの生鮮食品』だととらえています。
高卒5年を経過するなか、年々若手が続々と入団。
そのなか、釜田投手は結局、1年目のキャリアハイを更新することができていません。
そして、ここ数年は、もどかしさが残る停滞状態が続いているのです。
しかし、それも今年まで。
今年リリーフでも結果が出ないようだと、「来季構想外」もチラついてしまう。
そういうシーズンだと思っています。
そう、野菜、魚や肉など、まるで『スーパーの売れ残り生鮮食品』が、翌日のお惣菜の材料になり、お惣菜やお弁当として形を変えながらリベンジに挑み、僕らの胃袋に収まっていくような、今の釜田投手はそんな位置づけだと思うのです。
(下記へ続く)
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■楽天 釜田佳直 2015年以降の投手成績

TJ復帰後の釜田は防御率4.66、QS率40%だ
ここで改めてトミージョン手術復帰後の成績を確認してみましょう。(上記表参照)
復帰後3年間の釜田投手の成績は、36試合中35試合で先発として起用され、防御率4.66、WHIP1.57、QS率40.0%でした。
かつて本格派右腕だった釜田投手も、右肘に3度メスを入れたことで、肩や肘にかかる負担をなるべく軽減したいと思ったのでしょう。
復帰後の3年間はカットボールやシュートなど球を動かすスタイルを取り入れながら、ゴロ率を増やす試行錯誤を繰り返しました。
結果はゴロ率は上がったものの、カンカン打たれ、ハッキリ言って悪すぎ。
QS率40%は先発投手として失格です。
この間、右肘だけではなく視力も悪化させたことで、繊細な投球メカニクスに狂いが生じたことも足を引っ張ったと思います。
それにしても、ふつう防御率4.65の投手なら、そうそうチャンスはまわってきませんよ。
にもかかわらず、2016年は20試合113回も1軍で起用され、2017年も多くの先発チャンスを手にしました。
球団にも負い目があったのでしょう。
星野政権下のプロ1年目、まだ下でやるべきことがあったはずなのに見切り発車的に1軍デビューさせ、112.1回も投げさせてしまった酷使のこと。
翌2年目の開幕直後、大久保博元2軍監督、酒井勉2軍投手コーチのもと「特別プロジェクト」と称し、ファームで約2週間のうちに1試合140球以上を投げさせた事例が2度もあり、これがトミージョン手術の引き金を引いてしまったこと。
高卒1、2年目という重要時期に、当時の1軍2軍首脳陣の誤った起用法、育成法で、致命的な怪我を負わせてしまいました。
このことがあったので、球団も責任を感じ、トミージョン手術復帰後の釜田投手に1軍で異例な数のチャンスが設けられたのだと思うのです。
しかし、その温情、贖罪もここまで。
球団もこれ以上は待てないという判断。
前述した昨年秋の契約更改時、球団が釜田投手にかけた言葉、「来年は鍵になる存在」の真の意味は、「来季は進退をかけた瀬戸際シーズン」、つまり『最後通牒』です。
そういう意味で、釜田投手の立ち位置は『スーパーの売れ残り生鮮食品』かなと。
売れ残った野菜、魚や肉の運命は、お惣菜の材料になるか、廃棄されるかの二択しかありません。
売れ残り生鮮食品が美味しいお惣菜として生まれ変わるように、釜田投手も今年リリーフで再生し再浮上なるか?だと思うのです。
ところで、怪我明けの釜田投手は、主にスターターとして起用されてきました。
1軍では36試合中35試合が先発でしたし、2軍イースタンでも31試合中20試合が先発でした。
右肘負傷歴があるため、無理をさせず登板間隔を空けた先発起用が良いという判断だったのでしょう。
しかし、今年は連投も入ってくるリリーフという役どころになる。
釜田投手、連投の経験が、ほぼほぼないと言ってもよいレベルで少ないんですよね。
怪我明けの釜田投手が連投したのは、昨年7月以降ファームでリリーフの経験を積んだときに経験した9月10日日本ハム戦、9月24日ヤクルト戦の2度だけです。
怪我前のキャリア全体でも2013年8月25日巨人2軍戦の1度のみと、ファームで記録した合計3試合だけです。
最後の連投を経験した昨年9月24日ヤクルト戦では、元犬鷲戦士に手痛い一打をくらいました。
8回アタマからリリーフ登板。
安打、四球、四球でノーアウト満塁のピンチを招くと、前日は二ゴに討ち取った榎本葵にタイムリーを浴びて2失点しました。
基本、打者全員に全力投球が必要になってくるリリーフ。
時には2連投、3連投もいとわないフル回転も要求されるポジションで、右肘に3度メスを入れた過去を持つ釜田投手が、怪我を恐れずに全力で腕を振り、座右の銘『闘球』を実現できるか?に注目していきたいと思います。【終】
■楽天 釜田佳直 2017年 2軍投手成績〔試合別〕

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テーマ : 東北楽天ゴールデンイーグルス
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