【記録】楽天イーグルス 神保貴宏 2013年 2軍打撃成績詳細 (シーズン終了時データ)
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2軍選手の今季成績まとめを進めている。球団オフィシャルサイトで公開されているボックススコアの記録から成績を振り返ってみる一連エントリーだ。ここまで北川倫太郎、中川大志、榎本葵、森雄大、武藤好貴、小関翔太、島井寛仁、柿澤貴裕、下妻貴寛、大塚尚仁、三好匠、小斉祐輔を振り返ってきた。
2軍選手の成績まとめをしていると、しばしば、その選手の熱心なファンの型に当該エントリーを「発見」していただくことがある。ブロガー冥利に尽きる瞬間である。そんなこともあって、2軍選手の成績まとめに力を注いでいるという次第なのだ。
さて、今回は育成2年目のシーズンを送った神保貴宏の2013年について振り返ってみたいと思う。
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■楽天イーグルス 神保貴宏 2軍 年度別 打撃成績

2年目の今季は出場試合数を増やした。昨年は65試合が今年は75試合に増えた。スタメン出場数も激増した。昨年は僅かに2試合のみだったのが、今年は44試合に増えた。内訳はショート8試合、セカンド27試合、センター6試合、ライト3試合。外野手登録だが、チーム事情で二遊間を守ることが多かった。守備成績をみてみると、遊撃での守備率は.949、二塁では.957。本職ではないため仕方がない部分はあるのだろう、やはり内野守備に課題を残す結果になっている。
スタメン起用数の激増に伴い、昨年僅か29しかなかったアット・バットも今年は一気に173打数に増加。まとまった機会を与えられた神保は、打率/出塁率/長打率で.272/.342/.387の数字を残している。
下記表のとおり、イースタンリーグ平均値と比較してみると、いずれの指標も平均レベルを指し示している。課題はバッティングにあったが、少なくとも2軍では平均程度の打力をつけてきたと言えそうだ。
昨年は三塁打1本のみにとどまった長打力も、今年は二塁打11本、本塁打も3本記録することができた。その意味では勝負の育成3年目に向けて、手応えをつかんだシーズンになったのでは?と感じる。
■イースタン平均値と比較する楽天・神保貴宏の打撃成績

■楽天イーグルス 神保貴宏 2013年 2軍 月別 打撃成績

その打撃成績を月別で振り返ってみると、開幕はスロースタート、5月から調子をあげ、6月7月の夏場にピークがきて、8月以降は尻すぼみというかたちになった。
今季初安打は4/4利府でのロッテ戦(○E6-0M)だった。2-0とリードした展開で迎えた中盤、相手先発、左腕の木村優太から逆方向の右翼へソロショット。この当たりが神保にとっての“プロ初本塁打”になっている。
それから10日後。舞台を山形・天童に移して行われた日本ハム戦(○E6x-5F)では勝利の立役者になっている。両軍28安打の打ち合いを制したのは、5-5の同点で迎えた9回裏、神保が放った一撃は右中間を襲うサヨナラ二塁打になった。(相手投手はサウスポーの乾真大)
■楽天イーグルス 神保貴宏サヨナラタイムリー
5/10日本ハム戦(●E6-7F)では榎本との2者連続アベックホームランもみせた。病み上がりからの復帰を目指すケッペルの投球を左翼席へ運んでいる。この2者連続ホームランは楽天2軍の今季唯一の記録になっている。
他に目ぼしいものと言えば、8/7ロッテ戦(E○3x-2M)では延長10回裏、神保が放ったセカンドゴロが相手二塁手・角の失策を誘発し、これがサヨナラタイムリーエラーになるという珍事もあった。
打撃履歴を振り返ってみると、今季の神保は大きなスランプに見舞われることもなかったようだ。最大は7/23から7/30の4試合にかけての10打数ノーヒットだけで、他はコンスタントにヒットが飛び出しているような状況だった。
自身もアピールポイントだという足に関しては、チーム2位の11盗塁を決めた一方、盗塁刺も9個と多く、課題を残すかたちになっている。
神保の特徴として挙げられるのは、その俊足を活かした打撃である。今季の内野安打は榎本の11本に次ぐチーム2位の10本を記録。内野安打割合で言えば榎本の13.1%を上まわる21.3%を記録した。20%超えは俊足の証ともいえる数字である。左打者より1塁へ遠い右打者にもかかわらず20%超えは、相手の守備力の問題を考慮に入れても、凄いと言えるのでは?と感じる。
さらに特筆すべき点は、10本の内野安打のうち、走者有の状況で成功させた4本がバントヒットだった点だ。
下記に神保のバント履歴を抽出してみた。17本の犠打、4本のバントヒット、4本の犠打失敗(「捕バ邪飛」「投バゴ」)という内訳である。バント成功率は84.0%と合格ラインを越えてきた。
スクイズは2度試みている。5/2巨人戦では見事に成功させたが、5/21西武戦では失敗に終わった。
ボックススコアだけで判断する限りにおいては、少なくとも1年目と比べた場合、バント技術は改善、向上がみられたというイメージになりそうだ。
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■楽天イーグルス 神保貴宏 2013年 2軍 バント履歴


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■楽天イーグルス 神保貴宏 2013年 2軍 左右投手別 打撃成績

左右投手別の成績では明暗分かれたかたちになった。打率では左投手に.229と弱く、右投手は.288とそれなりの戦果をあげている。長打も右投手のほうが多く発生しているようだ。
この傾向は1年目も同様で、1年目は左投手成績が10打数ノーヒットだったのに対し、右投手は19打数4安打1三塁打の.211という成績だった。3年目へ向けて左投手対戦時の打撃を改善していきたい。
最後に打球方向を掲載しよう。ヒットは左翼~左中間に多く出ているものの、右翼へも10本記録しており、レンジの広いバッティングができつつあったと言えるのかもしれない。
打球の内外野内訳も内野が74、外野が69。内野が多くなっているとはいえ、劇的に多いという数字でもなく、内野安打を稼ぐことができる神保なら、恩の字と言えそうだ。
育成3年目に当たる来季は進退をかけた1年になるはずだ。バントや盗塁といった技術の精度をより一層高めていく必要がある。左投手打率の改善も課題点だ。
【終】
■楽天イーグルス 神保貴宏 2013年 2軍 打球方向

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◎◎◎関連記事◎◎◎
・〔記録〕楽天 神保貴宏 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
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2軍選手の今季成績まとめを進めている。球団オフィシャルサイトで公開されているボックススコアの記録から成績を振り返ってみる一連エントリーだ。ここまで北川倫太郎、中川大志、榎本葵、森雄大、武藤好貴、小関翔太、島井寛仁、柿澤貴裕、下妻貴寛、大塚尚仁、三好匠、小斉祐輔を振り返ってきた。
2軍選手の成績まとめをしていると、しばしば、その選手の熱心なファンの型に当該エントリーを「発見」していただくことがある。ブロガー冥利に尽きる瞬間である。そんなこともあって、2軍選手の成績まとめに力を注いでいるという次第なのだ。
さて、今回は育成2年目のシーズンを送った神保貴宏の2013年について振り返ってみたいと思う。
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■楽天イーグルス 神保貴宏 2軍 年度別 打撃成績

アットバットが増え、2軍平均レベルの打力に到達
2年目の今季は出場試合数を増やした。昨年は65試合が今年は75試合に増えた。スタメン出場数も激増した。昨年は僅かに2試合のみだったのが、今年は44試合に増えた。内訳はショート8試合、セカンド27試合、センター6試合、ライト3試合。外野手登録だが、チーム事情で二遊間を守ることが多かった。守備成績をみてみると、遊撃での守備率は.949、二塁では.957。本職ではないため仕方がない部分はあるのだろう、やはり内野守備に課題を残す結果になっている。
スタメン起用数の激増に伴い、昨年僅か29しかなかったアット・バットも今年は一気に173打数に増加。まとまった機会を与えられた神保は、打率/出塁率/長打率で.272/.342/.387の数字を残している。
下記表のとおり、イースタンリーグ平均値と比較してみると、いずれの指標も平均レベルを指し示している。課題はバッティングにあったが、少なくとも2軍では平均程度の打力をつけてきたと言えそうだ。
昨年は三塁打1本のみにとどまった長打力も、今年は二塁打11本、本塁打も3本記録することができた。その意味では勝負の育成3年目に向けて、手応えをつかんだシーズンになったのでは?と感じる。
■イースタン平均値と比較する楽天・神保貴宏の打撃成績

■楽天イーグルス 神保貴宏 2013年 2軍 月別 打撃成績

今季初安打が“プロ初本塁打”に。サヨナラ打も経験
その打撃成績を月別で振り返ってみると、開幕はスロースタート、5月から調子をあげ、6月7月の夏場にピークがきて、8月以降は尻すぼみというかたちになった。
今季初安打は4/4利府でのロッテ戦(○E6-0M)だった。2-0とリードした展開で迎えた中盤、相手先発、左腕の木村優太から逆方向の右翼へソロショット。この当たりが神保にとっての“プロ初本塁打”になっている。
それから10日後。舞台を山形・天童に移して行われた日本ハム戦(○E6x-5F)では勝利の立役者になっている。両軍28安打の打ち合いを制したのは、5-5の同点で迎えた9回裏、神保が放った一撃は右中間を襲うサヨナラ二塁打になった。(相手投手はサウスポーの乾真大)
■楽天イーグルス 神保貴宏サヨナラタイムリー
5/10日本ハム戦(●E6-7F)では榎本との2者連続アベックホームランもみせた。病み上がりからの復帰を目指すケッペルの投球を左翼席へ運んでいる。この2者連続ホームランは楽天2軍の今季唯一の記録になっている。
他に目ぼしいものと言えば、8/7ロッテ戦(E○3x-2M)では延長10回裏、神保が放ったセカンドゴロが相手二塁手・角の失策を誘発し、これがサヨナラタイムリーエラーになるという珍事もあった。
打撃履歴を振り返ってみると、今季の神保は大きなスランプに見舞われることもなかったようだ。最大は7/23から7/30の4試合にかけての10打数ノーヒットだけで、他はコンスタントにヒットが飛び出しているような状況だった。
自身もアピールポイントだという足に関しては、チーム2位の11盗塁を決めた一方、盗塁刺も9個と多く、課題を残すかたちになっている。
バント技術に磨きがかかったか?!
神保の特徴として挙げられるのは、その俊足を活かした打撃である。今季の内野安打は榎本の11本に次ぐチーム2位の10本を記録。内野安打割合で言えば榎本の13.1%を上まわる21.3%を記録した。20%超えは俊足の証ともいえる数字である。左打者より1塁へ遠い右打者にもかかわらず20%超えは、相手の守備力の問題を考慮に入れても、凄いと言えるのでは?と感じる。
さらに特筆すべき点は、10本の内野安打のうち、走者有の状況で成功させた4本がバントヒットだった点だ。
下記に神保のバント履歴を抽出してみた。17本の犠打、4本のバントヒット、4本の犠打失敗(「捕バ邪飛」「投バゴ」)という内訳である。バント成功率は84.0%と合格ラインを越えてきた。
スクイズは2度試みている。5/2巨人戦では見事に成功させたが、5/21西武戦では失敗に終わった。
ボックススコアだけで判断する限りにおいては、少なくとも1年目と比べた場合、バント技術は改善、向上がみられたというイメージになりそうだ。
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■楽天イーグルス 神保貴宏 2013年 2軍 左右投手別 打撃成績

左投手打率は通算58打数11安打の.190
左右投手別の成績では明暗分かれたかたちになった。打率では左投手に.229と弱く、右投手は.288とそれなりの戦果をあげている。長打も右投手のほうが多く発生しているようだ。
この傾向は1年目も同様で、1年目は左投手成績が10打数ノーヒットだったのに対し、右投手は19打数4安打1三塁打の.211という成績だった。3年目へ向けて左投手対戦時の打撃を改善していきたい。
最後に打球方向を掲載しよう。ヒットは左翼~左中間に多く出ているものの、右翼へも10本記録しており、レンジの広いバッティングができつつあったと言えるのかもしれない。
打球の内外野内訳も内野が74、外野が69。内野が多くなっているとはいえ、劇的に多いという数字でもなく、内野安打を稼ぐことができる神保なら、恩の字と言えそうだ。
育成3年目に当たる来季は進退をかけた1年になるはずだ。バントや盗塁といった技術の精度をより一層高めていく必要がある。左投手打率の改善も課題点だ。
【終】
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