〔記録〕楽天 小山桂司 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
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野球の見方が180度変わる! セイバーメトリクスで見るプロ野球。安打は投手の責任じゃない?
“打たせて取る投手"なんて存在しない? 打率の高さは重要じゃない? ホームラン以外の安打は全て運?
“守備率が高い=守備が巧い"はウソ? 球界で一番チームに得点をもたらす打者=阿部慎之助。球界で一番三振しない打者=内川聖一。球界で一番運が悪かった投手=田中将大。球界で一番パワーのある打者=中村剛也。球界で一番打たれない投手=吉川光夫。 とのこと。

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2軍選手の成績を振り返る「若鷲2012成績チェック」。
いよいよ大詰めで、残すところ数人というところまできた。
打席順の多いほうから、榎本葵、西田哲朗、小斉祐輔、横川史学、川口隼人、阿部俊人、定岡卓摩、勧野甲輝、三好匠、伊志嶺忠、河田寿司まで終了した。
今回は、「おばんです!」の背番号65、小山桂司を取り上げてみたい。
今年の1月、金銭トレードで中日から楽天入りした。出身は地元仙台市の太白区。高校、大学は秋田で過ごし、社会人ではシダックスでノムさんの薫陶を受けている。2005年に日本ハムからドラフト指名され、プロ入り。2009年から3年間、中日でプレー。特に昨年は二番手捕手として31試合でスタメンマスクをかぶり、主にチェン、川井雄太、ネルソンとバッテリーを組むことが多かった。
楽天は昨オフ、ベテランの中谷を戦力外にしており、正捕手・嶋を支える経験ある捕手不在となっていた。アマ時代はシダックス、プロでは日本ハム、中日と野球巧者のチームに身を置いてきた小山桂の存在は、楽天のバッテリー力にないものをもたらすのでは?と期待していた。
一方、楽天は前年交流戦で9勝13敗と負け越していた(1試合平均得点2.75、同平均失点3.83)。交流戦で勝ちこせないことがネックになっていた。小山桂の入団記者会見で、池田敦司副社長はその獲得の狙いを「去年、楽天イーグルスの交流戦での成績はあまり良くなかったということもあり、小山選手には交流戦等で力を発揮していただけることを期待しています」と語っており、交流戦での活躍が期待されていた。
1軍では4/15に初登録されるものの4/26に抹消。再登録されたのが交流戦を目前に控えた5/9。以降、7/6に抹消されるまで、約2カ月、1軍でプレーした。22試合中20試合で先発出場。交流戦の前半に嶋が骨折で戦線離脱したため、交流戦16試合でスタメンマスクをかぶった。
獲得当初、池田副社長が語っていたとおり、主に交流戦でスタメンマスクをかぶった小山桂だったが、結果はどうだったか?
■小山桂司 交流戦で先発マスクの16試合 先発投手成績

チームは16試合6勝10敗 (1試合平均得点2.81、同失点3.44)。小山桂以外の捕手がスタメンマスクを務めた他9試合では5勝4敗だったため(1試合平均得点3.11、同失点2.89)、今季イーグルスが交流戦で負け越してしまったのは、小山桂が先発出場した試合で大きく負け越したのが直接原因となった。
そのため、合格点は与えられない。
しかし、及第点となる一定の活躍はしたかな?と思っている。(甘い!と言われそうですが・・・)
というのは、昨年の交流戦時の1試合平均失点は3.83だったが、今季の交流戦で小山桂担当試合は同3.44と改善傾向にあった。借金を作ってしまった一端は同得点2.81しか取れなかった打線にも原因あり!と言えそうで、小山桂だけにその責任を負わせるのは、お門違いという気持ちが強いからだ。また、先発防御率は2.84と数字を残してた。
強肩という印象はないが、相手の盗塁をよく阻止した。盗塁企図を許したのは11回で、盗塁刺は5回(盗塁阻止率.455)。2塁への好送球で相手の進塁を阻んでみせた。
勝敗数では結果を出せなかったものの、美馬、釜田を上手くアシストした。
特に美馬とは好相性だったように思う。交流戦突入前最後の試合となった5/13オリックス戦(○E4-1Bs)、美馬vs木佐貫の先発で始まったものの、スコア1-1の同点で迎えた5回無死1塁、川端の打席時に先発マスクの嶋が負傷退場してしまう。急遽二番手マスクをかぶって出場したのが小山桂だった。変化球主体だった嶋のリードから一転、小山桂は美馬に対し、走っていた速球を多く要求。配球の傾向が変わったことでオリックス打線も狙い球を絞りづらくなったのも奏功し、以降、失点を許さず、チームの勝利に結びつけた。その好リードが美馬の先発初勝利を、貯金を持って交流戦へ臨むことができたチームの勝利に貢献していた。
小山桂x美馬といえば、5/28神宮でのヤクルト戦(○E7-1S)も思い出される。9回1失点133球。美馬の初完投勝利を女房役として支えたメモリアルゲームであり、バットでも移籍後初タイムリーを記録、攻守で活躍した特別な試合になった。
“末恐ろしい若気の至り”釜田のデビュー快進撃を支えたのも、小山桂だった。ファームで2試合釜田とコンビを組んだ経緯もあったのだろう、釜田初登板となった5/20甲子園での阪神戦(○E10-6T)でスタメンマスクをかぶった。以降、初勝利となった5/27ヤクルト戦(○E4-1S)や初完封勝利となった6/17巨人戦(○E2-1G)など、6試合連続で釜田の女房役を務めた。釜田2勝目、自身の犠飛が決勝点となった6/3Kスタでの広島戦(○E3-1C)では釜田、枡田とともに今季唯一のお立ち台にも登っている。
結局、7/6に嶋と入れ替わりで2軍行きとなり、そのままシーズン終了まで2軍で終えることになったが、以上のことから、合格点はあげづらいものの、及第点はつけてもいいのでは?という思いで、1軍選手の成績を採点する「犬鷲通信簿2012」にならって点数をつけるとすると、
67点
になる。
さて、2軍での成績を振り返ってみたい。
■小山桂司 2軍 年度別 打撃成績

■小山桂司 2012年 2軍打撃成績 左右投手別 月別

2軍で32試合に出場した。うちスタメンマスクをかぶったのが28試合。これは2軍での先発マスク最多数になった。(伊志嶺23試合、岡島21試合、井野19試合・・・)
2軍では故障明けから復活を目指すピッチャーを上手く支えていたのかな?というイメージだ。
7/31に1年ぶりに1軍の舞台に戻ってきた永井だったが、その永井を直前まで下で支えたのが小山桂だった。9回119球の完封勝利となった7/14利府での西武戦(○E3-1L)、7回4安打無失点の7/24ジャイアンツ球場での巨人戦(○E7-2G)で女房役を務めた。
9/8鎌ヶ谷での日本ハム戦(○E11-0F)では藤原の7回6安打無失点の好投に寄与。ちなみに、藤原の今季最長イニングはこの試合での7回で、球数(85球)も今季最多タイとなった。
打撃では、数字を残すことができなかったと言えそうだ。
最も良かったのが4月で、4/28鎌ヶ谷での日本ハム戦(○E9-5F)では左翼・左中間に矢貫利之から3本のツーベースで猛打賞2打点の活躍をみせたのが目立った程度で、1軍抹消となった7月以降は打率.179と低迷した。
トータルでみれば、三振が多く四球が少なかった。四球を選んだのは僅か1個で、球のみきわめに苦労したのかな?という印象になる。小山は昨年中日の1軍で打率.280の好成績を残していたことから、打てるキャッチャーなのかな?と思っていたが、他年度の打率は低迷しており、淡い期待を抱いてしまった自分の勇み足を少々後悔している。
■小山桂司 2012年 2軍主な打撃成績 リーグ平均との比較

リーグ平均値との比較を確認しておこう。
上記8指標の中でリーグ平均を超えたのは、純粋な長打力を測るIsoP。他はいずれも下まわっており、特に、IsoD、BB/Kといった選球眼を示す指標がガタガタになってしまっている。
正捕手・嶋も新人・岡島もある程度は打てる捕手のため、小山桂もバッティングが改善されてこないと、二番手争いは厳しいかな?というイメージになってくる。
■小山桂司 2012年 2軍打球方向
犠打を除く全打球。カッコ内は本塁打含む安打数

最後に、打球方向を確認。中堅から左翼方向、特に左翼、三塁の当たりが多く、この傾向は過去シーズンにも見られるもので、小山桂は典型的なブルヒッタータイプと言うことができる。
9本の長打は全て左翼~左中間で記録されている。
捕手・小山桂が躍動! 負傷・嶋の穴をしっかり埋める 2012.5.24 E-D
先日お立ち台に上がった、楽天・小山捕手のインタビュー 2012.06.06 E-T
永井怜-小山桂司バッテリ 大田泰示の盗塁を刺す 20120724
◎◎◎関連記事◎◎◎
・〔記録〕楽天 山本大明 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 河田寿司 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 伊志嶺忠 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 三好匠 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 勧野甲輝 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 定岡卓摩 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 阿部俊人 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 横川史学 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 小斉祐輔 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 西田哲朗 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
・〔記録〕楽天 榎本葵 2012年 2軍打撃成績。左右投手別、月別、打球方向 (シーズン終了データ)
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一方、楽天は前年交流戦で9勝13敗と負け越していた(1試合平均得点2.75、同平均失点3.83)。交流戦で勝ちこせないことがネックになっていた。小山桂の入団記者会見で、池田敦司副社長はその獲得の狙いを「去年、楽天イーグルスの交流戦での成績はあまり良くなかったということもあり、小山選手には交流戦等で力を発揮していただけることを期待しています」と語っており、交流戦での活躍が期待されていた。
1軍では4/15に初登録されるものの4/26に抹消。再登録されたのが交流戦を目前に控えた5/9。以降、7/6に抹消されるまで、約2カ月、1軍でプレーした。22試合中20試合で先発出場。交流戦の前半に嶋が骨折で戦線離脱したため、交流戦16試合でスタメンマスクをかぶった。
獲得当初、池田副社長が語っていたとおり、主に交流戦でスタメンマスクをかぶった小山桂だったが、結果はどうだったか?
■小山桂司 交流戦で先発マスクの16試合 先発投手成績

チームは16試合6勝10敗 (1試合平均得点2.81、同失点3.44)。小山桂以外の捕手がスタメンマスクを務めた他9試合では5勝4敗だったため(1試合平均得点3.11、同失点2.89)、今季イーグルスが交流戦で負け越してしまったのは、小山桂が先発出場した試合で大きく負け越したのが直接原因となった。
そのため、合格点は与えられない。
しかし、及第点となる一定の活躍はしたかな?と思っている。(甘い!と言われそうですが・・・)
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勝敗数では結果を出せなかったものの、美馬、釜田を上手くアシストした。
特に美馬とは好相性だったように思う。交流戦突入前最後の試合となった5/13オリックス戦(○E4-1Bs)、美馬vs木佐貫の先発で始まったものの、スコア1-1の同点で迎えた5回無死1塁、川端の打席時に先発マスクの嶋が負傷退場してしまう。急遽二番手マスクをかぶって出場したのが小山桂だった。変化球主体だった嶋のリードから一転、小山桂は美馬に対し、走っていた速球を多く要求。配球の傾向が変わったことでオリックス打線も狙い球を絞りづらくなったのも奏功し、以降、失点を許さず、チームの勝利に結びつけた。その好リードが美馬の先発初勝利を、貯金を持って交流戦へ臨むことができたチームの勝利に貢献していた。
小山桂x美馬といえば、5/28神宮でのヤクルト戦(○E7-1S)も思い出される。9回1失点133球。美馬の初完投勝利を女房役として支えたメモリアルゲームであり、バットでも移籍後初タイムリーを記録、攻守で活躍した特別な試合になった。
“末恐ろしい若気の至り”釜田のデビュー快進撃を支えたのも、小山桂だった。ファームで2試合釜田とコンビを組んだ経緯もあったのだろう、釜田初登板となった5/20甲子園での阪神戦(○E10-6T)でスタメンマスクをかぶった。以降、初勝利となった5/27ヤクルト戦(○E4-1S)や初完封勝利となった6/17巨人戦(○E2-1G)など、6試合連続で釜田の女房役を務めた。釜田2勝目、自身の犠飛が決勝点となった6/3Kスタでの広島戦(○E3-1C)では釜田、枡田とともに今季唯一のお立ち台にも登っている。
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2軍で32試合に出場した。うちスタメンマスクをかぶったのが28試合。これは2軍での先発マスク最多数になった。(伊志嶺23試合、岡島21試合、井野19試合・・・)
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