〔惜別〕楽天戦力外2012──中村真人。Crazy bad ball hitter 杜の都を湧かせた稀代のトリックスター
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内容はこちらのURLでどうぞ http://number.bunshun.jp/articles/-/291864
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あのおマメさんが、クリムゾンレッドのユニフォームを、脱ぐ・・・
完全ボール球をも天性のバットさばきでヒットにしてしまう打撃センスから、漫画ドカベンになぞらえて岩鬼と呼ばれたこともあった。
人気者だった。開幕前、地元・仙台の有志が後援会を立ちあげた。さあ!これから!という矢先だった。
チーム1のいじられキャラでもあった。今年は聖澤のブログをおマメさんがジャック。お汁粉を飲むなど、ファンを笑わせるのが上手かった。
フィールドの中でも外でも、予測がつかないのだ。そこがこの人の最大の魅力だった。
楽天の育成枠で初めて成功をつかんだ選手でもあった。
■中村真人 年度別 打撃成績

■打率、OPSの年度別推移、リーグ平均との比較
左表が打率、右表がOPS。赤線がリーグ平均、青線が中村真人

それにしても、戦力外とは・・・非常に残念な思いだ
ここまでの成績を振り返ると、確かに数字上は目立つものはない。規定打席には1度も到達していないし、打率も3割を超えたシーズンがない。OPSにいたってはリーグ平均レベルの選手もしくはそれ以下という力量だった。
ここまでレギュラーではなく準レギュラー、控えとしてプレーしてきた。今後も主力としての活躍は難しいことは、容易に想像ができる。
しかし、数字が当てにならない、数字に収まらない、常識で判断できない、それがこの人だった。
稀代のトリックスターとして、何かをやってくれそうな雰囲気は、今なお十分に持っていると思う。
私が指揮官なら、劣勢に立たされたチームの雰囲気や流れを変えたい時、起用してみたくなる筆頭候補である。今季は苦しんでしまったが、来季も準レギュラー、左の代打という位置づけで十分に1軍戦力になってくれるはずだと思っていた。
そのため、8/21エントリ「楽天イーグルス、星野監督が考える粛清人員整理リスト2012。来季戦力外候補の顔ぶれを予想してみた?!」にも、当然、中村真人の名前を載せることはしなかった。
うーむ、、、返す返すも、ああ、、、残念なのだ
さて、おマメさんといえば、バンダイのオンラインゲーム『プロ野球オーナーズリーグ』では特殊能力「両極打法」とされているあの悪球打ちである。
やっぱり、最後は、悪球打ちの数々のエピソードを振り返って、その惜別としたい。
というわけで、youtubeを探索してみたら、こんな映像集があった。
16打席の悪球打ちをまとめた2分50秒の力作だ。断り書きにもあるように、幾つかストライクゾーンをヒットにしているシーンもある (^_^;)
映像編集者にリスペクトの意を表し、まずはこの映像集とともに振り返ってみたい。
悪球打ち・中村真人~crazy bad ball hitter~
1:2011年5/18Kスタでの巨人戦(●E4-6G)、右本。vs金刃憲人
序盤に2点の先制を許していた楽天。打線は巨人先発・金刃の打たせて取る好投に、ゴロアウトを量産。味方打線の打球がとにかく上へ上がらないという状況で迎えた、2点を追う6回裏1死1塁だった。カウント2-1から3球ファウルで粘って、2-2からの第7球。金刃憲人の見逃せばボール球という高め速球を完璧に叩いた。ザ・大根切り! 痛烈な飛球はそのまま右翼席前方へ一直線の弾丸ライナー同点弾に。
中村「ど真ん中来ました~~!!」
平石「どこがや!お前、こんなんなってひっくり返っとったぞ!ボール見てないやんか!」
本西コーチ「ナイスストライクゾーン!」
平石「お前、なんや、あの中途半端なガッツポーズは!?」
中村「ガッツポーズはまだ同点なんで、消極的に・・・。逆転ならもう少し大きく行きます」
聖澤「マメさん、面白いコメントをお願いします!」
広報「で、コメントは?」
中村「良いところで打てて良かったです・・・」
(球団オフィシャルサイトより)
2:2009年6/2Kスタでの阪神戦(〇E3-2T)、中安。vs久保康友
1点勝ち越されて1-2となった直後の4回裏、チャンスを作った楽天は憲史の同点打で追いつくと、嶋がつなぎ、1死満塁。0-2と追い込まれてからの3球目、低めワンバウンドしそうなインロー寄りの138キロ速球を巧くバットに乗せてセンター前へ! 三走悠々ホームインして、これがこの試合の決勝打に。球団オフィシャルサイトいわく「“宇宙人”の一打」。
「ワンバウンド以外で、芯に当たるならどこでも振ろうと思っていました。ダメな考えですがぁ・・・、自分の能力を信じて打ちに行きました!! う~ん、見逃せるボールだったんですがぁ・・・、気持ちで打ちました!! 度からは、ストライクゾーンを打てるように頑張ります(笑)。」
3:2009年10/17、クライマックスステージ、Kスタでのソフトバンク戦(○E4-1H)、左安。vsホールトン
0-0で迎えた先制点攻防の4回裏2死3,1塁、2-1からのアウトコース4球目、142キロ速球を捉えて左前先制タイムリー。この外角球はストライクゾーンの球で、悪球打ちではない。
4:2009年6/20甲子園での阪神戦(〇E5-2T)、遊安。vs江草仁貴
5点をリードした4回表、2死走者なし、0-2と追い込まれていたが、アウトコース低め寄り、ストライクからボールゾーンへの127キロ変化球を叩きつけるバッティング。バウンドが江草の左をふわっと越えてショート・鳥谷前方へ。追うサードが捕りきれず、バックアップのショートが処理して1塁へ送球も、一足先に1塁を駆け抜けてセーフ!
5:2012年6/14Kスタでのヤクルト戦(●E1-3)、左安。vsバーネット
1-3と2点ビハインドでの9回裏2死走者なし。中島の代打で起用され、1-2からの外角高めの球を打ち返していく。窮屈そうにみえたバッティングも、しっかり弾き返した。打球はショートをこえて左前へ。このボールもストライク球で、いわゆる悪球打ちではないが、おマメさんらしいヒッティングである。
6:2011年8/24札幌ドームでの日本ハム戦(〇E5-2F)、右安。vs糸数敬作
楽天は初回、先頭・松井のヒットを皮切りに相手先発・糸数から好機を作ると、横川、ガルシア、おマメさんの適時打で一挙4点を先制。おマメさんの打席は1死3,1塁でまわってきた。糸数の初球、インハイの見逃せばボールだったかもしれないクサい球をスイング。詰まった飛球もバットをしっかり振りきったこと等もあり、右前へポテンのタイムリーヒットに。
「詰まっていいところに落ちてくれました。つまり・・・、いつまりです。 ※「偽り」とかけてダジャレを言おうとしたようです」
7:2011年10/5札幌ドームでの日本ハム戦(〇E3-1F)、右安。vsダルビッシュ有
ダルビッシュ相手に井坂が好投した22回戦である。2-1と1点僅差のリード、追加点が欲しい8回表の攻撃だった。先頭ガルシアがヒットで出塁、無死1塁でおマメさんはバントで手堅く得点圏に走者を進めていこうというシーン。しかし、1-0からの第2球だった。バントの構えからバットをひいてヒッティング! ひっぱった痛烈な当たりが一ニ塁間を破り、右前へ抜けていく鮮やかなバスターが成功! その後の追加点につながった。 ただ、この球もボールではなく高めストライク。日本No.1エースだったダルとの相性は良く、その通算対戦成績は26打数8安打6三振3四球1三塁打の.308を記録した。
8:2012年4/6京セラドームでのオリックス戦、左安。vs金子千尋
1-0と1点リードした4回表の先頭、1-2、アウトコースぎりぎり厳しい所を突かれた130キロ変化球も、上手く流し打って三遊間を破る左前安打出塁。
9:2009年10/3Kスタでの西武戦(〇E13-5L)、中安。vs長田秀一郎
8-3と大量5点リードの6回裏、先頭としてバッターボックスに入り、カウント1-1からの3球目、インロー縦のスライダーを弾き返し、打球はセカンド左を抜けて中前へ。なお、この試合、楽天が苦手としてきた帆足を完全攻略し、クライマックスシリーズ進出を決めた歴史的な試合である。
10:2011年5/5ヤフードームでのソフトバンク戦(〇E4-0H)、右中ニ。vs岩崎翔
1回表、聖澤がニ盗を決めて1死2塁で3番に据わったおマメさんに打席がまわってきた。2-2からの膝元141キロ速球をタイミング良くすくい上げた飛球は詰まりながらも右中間、センター右に着弾する先制決勝タイムリーに。
「詰まりました。ありがとう、詰まってくれて」
※ベンチに帰ってきて田淵ヘッドコーチとのハイタッチを空振り、そのまま通り過ぎたため、先輩選手達から「しっかりやれ!」「オマエ調子のんな!(笑)」と野次られる。その後、中村選手が田淵ヘッドのいるところへ行き、田淵ヘッドは「もう少し、ゆっくりハイタッチしてくれよ・・・」と寂しそうな表情でハイタッチ。 (球団オフィシャルサイトより)
11:2011年6/25西武ドームでの西武戦(〇E9-1L)、中犠飛。vs松永浩典
内村の適時打で1点を追加。リードを3点とし、その後も1死3,1塁という場面。1-2からのインサイドの変化球をすくいあげの一撃はセンターバック。タッチアップには飛距離十分の犠牲フライになっている。
12:2012年6/13Kスタでのヤクルト戦(●E5-6L)、右越ニ。vs増渕竜義
1回裏、2死走者なし、1-1からの144キロ速球。インローに投げ切りたかった球が上ずって高め(これはストライクゾーン内)に入ったところをバット一閃。飛球はライト・バレンティンを越え、ウォーニングゾーン内に着弾する悠々のツーベースに。
13:2011年9/24Kスタでのソフトバンク戦(〇E8-0H)、左翼ニ。vs大場翔太
3回裏だった。内村のランニングホームランが飛び出して1点を追加、リードが2点になった直後の打席。2-2からの高めボール気味の速球。左翼ポール際、ウォーニングゾーン付近を襲来する飛球を、追うレフト・内川も及ばずのツーベースに。
14:2009年6/14Kスタでの横浜戦(〇E9-0YB)、左安。vs三浦大輔
1回裏、2死走者なし、2-2からの131キロ高めの甘い変化球を捉え、流し打ちレフト前へのシングルヒット。
15:2009年5/27ナゴヤドームでの中日戦(●E2-3D)、左安。vs小林正人
2-3と1点ビハインド。1点を追う土壇場9回表の攻撃。1死2塁で代わったばかりの四番手・小林正人を打つ! 2-2から外いっぱい厳しい128キロスライダーを及び腰ながらもバットに当て、三塁線を破っていく好機拡大のシングルヒット。
16:2012年5/28神宮でのヤクルト戦(○E7-1S)、左本。vs小野寺力
4-0と4点リードの6回表1死2,1塁のチャンス。1-2からのアウトコース高めボールゾーンに流れていく変化球だった。見逃せば完全にボールである。その球を叩いていったおマメさん。打球は左翼ポール付近を襲う大飛球。ビデオ判定の後、ホームランに。トリックスターに相応しい一撃だった。恐らく楽天イーグルスの選手による初のビデオ判定ホームランではないだろうか。ちなみに左翼ポール際に入れたホームランといえば、2009年5/25敵地での横浜戦の初回先頭打者ホームランも思い出される。
悪球打ちの名を轟かせたウエストボール決勝犠飛
この他にも、幾つか補足していきたい。
悪球打ちのベスト5を選ぶとすれば、2009年5/20、田中将大と凱旋登板となった由規の投げ合いとなったKスタでのヤクルト戦(○E2-0S)は絶対にランクインしてくる。
スコア0-0の投手戦が続いていた6回裏、楽天は先制のチャンスを迎えていた。1死満塁で7番・おマメさん。0-2からの第3球、ヤクルトバッテリーがスクイズを警戒してウエストしにかかった高めの完全ボール球である。その球にくらいついていってレフト後方の飛距離はタッチアップには十分の先制決勝犠飛!
「真っ直ぐだったら、クソボールだろうと何だろうと打とうと思っていました。何となくストレートな気がしたんですよね。もし、スライダーとかフォークだったら、ボクの能力でカットしてやろうと思っていました。高めでも、ワンバンでも打ったろうと思って、がっつきまくりました! 」
この一撃で、悪球打ち・中村真人の名前が全国に知れ渡るようになった、そう私は記憶している。
「まあ...ど真ん中が打てないんで、僕は(笑)白いボールにくらいつこうと必死にいきました」
2011年8/2西武戦(○E4-1L)。塩見の2度目完投勝利に大きく貢献する2点適時タイムリー二塁打は中村の芸術的な打撃から誕生した。涌井との投げ合いで1-1で迎えた6回表、打線が遂に涌井を攻略。高須のヒットで1点を勝ち越すと、その後なおも2死3,2塁という好機で、7番・おマメさん。
2-1からの4球目。捕手は外角に構えるも内角に入ってきた球だった。
しかし決して打てるシロモノではない。膝元に大きく沈む縦のスライダーで他打者ならかなりの確率で空振りを喫してしまうコース。これを鮮やかな悪球打ちで左中間を襲うミラクルショットに!!
お立ち台で「やはり、というのもちょっとおかしいですけれども、見逃せばボールという難しい球でしたよね?」との問いに応じたおマメさんの暴投のコメントが印象的だった。
ダルビッシュからナイスショットの悪球流し打ち
2011年8/6Kスタでの日本ハム戦(●E3-6F)。ダル相手に以外にも序盤健闘をみせたイーグルスだった。序盤のヒメネスの好投、ガルシアの先制2ランなどで2点先制。しかし、それも束の間、直後の5回表にエラーもかさなりヒメネス炎上で5失点。
鬱屈した重たい雰囲気が球場を覆い尽くしていた裏の攻撃に、稀代のトリックスターが溜飲を下げる一撃をダルに見舞ってくれた。
2死2,1塁、1-2と追い込まれてからの4球目、ダルの見逃せば外角高めボールとなったストレートだった。この球を力負けせず、完璧なタイミングで弾き返していく。打球はダイビングキャッチにいくショートの先を抜けていく左前タイムリーとなった。
サッチーと抱き合った9回2死満塁でのサヨナラ打!
悪球打ちではなかったかもしれないが、CS目指して戦っていた2009年9/6Kスタでの日本ハム戦(○E4x-3F)の9回裏2死満塁でのサヨナラヒットも印象深い。建山義紀から打った飛球はセンター後方を襲う。追う糸井も及ばずのサヨナラヒットで、Kスタは歓喜の渦となったが、ヒーローインタビューが終わった後だろうか、球場脇の通路内にいたサッチーとおマメさんが抱き合って喜んでいたシーンを今なおよく憶えている。(CS放送の中継が抱き合ったシーンで終わったから(笑))
プロ初安打は、止めたバットに当たった左前テキサスヒット
そういえば、肝心なヒットをまだ記していなかった。2008年7/1盛岡でのロッテ戦(○E7-2M)。7番・中堅でプロ初スタメンしたメモリアルな試合の2回裏1死1塁、プロ初打席で清水直行からプロ初安打をマーク。なんとなんと!止めたバットにボールが当たりながらも、左前にポテンと着弾したフライヒットという、トリックスターに相応しい門出になっていた。
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それにしても、この惜別エントリの出来に、満足がいかない私である。できれば、中村が放った216本のヒットと6本の犠飛を逐次調べ上げ、悪球打ちの全記録を作成したかった。イーグルスの魅力を記録やデータで語る当ブログの真骨頂をみせたかったのだが、いかんせん、本格的にデータを取り始めたのが2010年からだったこともあり、断念した(ガクッ!)
おマメさんにとってボール球がストライクに、ストライクがボール球に見えていた。wikipediaによれば、明らかなストライク球の判定にも判定不服そうな態度を取っていたことがあったという。一般にバッターのホットゾーンであるストライクゾーン真中は、彼にとって打ちづらいコースだったのだ。
本当に真中が苦手なのか?
本当に真中が苦手なのか? この疑問を1年前に検証してみたことがある。結果、ストライクゾーン真中の球に対し、他のバッターよりもバットを振りにいく頻度が少なく、一般に打者の弱点といわれているアウトコース低めの球に手を出す頻度が高かったことが確認されている。
◎関連エントリ>〔検証〕悪球打ちの天才、マメの愛称で親しまれる楽天・中村真人選手は、本当に真中の球が苦手なのだろうか?(2011.12.27)
ボール球への高い対応力
wikipediaをみると、高めのウエスト球を犠飛にしたり、ワンバンしそうな球をヒットにしたりと「らしさ」が炸裂した2009年、そのボールゾーン打率は.228だったという。また、下記エントリで調べたように、2011年のボールゾーン打率も高く.232を残していた。
ボールゾーンコンタクト率も驚異的で、2011年は72.8%を叩き出していた。これは同年の楽天選手の中で最高値だった。
◎関連エントリ>〔記録〕「悪球打ち」の真骨頂、データでも証明されてます!──楽天イーグルス・中村真人選手2011年ボールゾーン・スイング率(2011.12.25)
「取ってくれるところがあれば野球を続けたい」。
戦力外の通告を受けた中村は、地元・河北新報の取材に対し、こう答えたという。
この規格外の個性を、これっきりにしてしまうのは、大変もったいない。
他球団の編成関係者に、ぜひ獲得の検討をしてもらいたい!
トリックスターが暴れるのに十分なフィールドを、シーンを用意してやってほしい。
お願いします!m(_ _)m
◎◎◎惜別─楽天戦力外2012◎◎◎
◎草野大輔──夢を諦めない。天才バットマンが挑戦した三十路からのプロ野球人生
◎下柳剛──夢、成らず・・・ パリーグ最年長投手、楽天を退団
◎本西厚博──イーグルスの外野守備を、より一段上へ引き上げた功労者
◎山村宏樹──「燻し銀」というフレーズが似合うベテラン右腕でした
◎川岸強──杜の都で輝きを放った「雑草魂」
◎有銘兼久──私の中ではスーパーリリーフサウスポーでした
◎岩村明憲──それでも私が岩村に淡い期待を寄せてしまうその理由
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読書感想文を書きました>『セイバーメトリクス ・マガジン1』
“考える野球好き”は今オフ必読の1冊です。コチラで読書感想文を紹介しております
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ここまでレギュラーではなく準レギュラー、控えとしてプレーしてきた。今後も主力としての活躍は難しいことは、容易に想像ができる。
しかし、数字が当てにならない、数字に収まらない、常識で判断できない、それがこの人だった。
稀代のトリックスターとして、何かをやってくれそうな雰囲気は、今なお十分に持っていると思う。
私が指揮官なら、劣勢に立たされたチームの雰囲気や流れを変えたい時、起用してみたくなる筆頭候補である。今季は苦しんでしまったが、来季も準レギュラー、左の代打という位置づけで十分に1軍戦力になってくれるはずだと思っていた。
そのため、8/21エントリ「楽天イーグルス、星野監督が考える粛清人員整理リスト2012。来季戦力外候補の顔ぶれを予想してみた?!」にも、当然、中村真人の名前を載せることはしなかった。
うーむ、、、返す返すも、ああ、、、残念なのだ
さて、おマメさんといえば、バンダイのオンラインゲーム『プロ野球オーナーズリーグ』では特殊能力「両極打法」とされているあの悪球打ちである。
やっぱり、最後は、悪球打ちの数々のエピソードを振り返って、その惜別としたい。
というわけで、youtubeを探索してみたら、こんな映像集があった。
16打席の悪球打ちをまとめた2分50秒の力作だ。断り書きにもあるように、幾つかストライクゾーンをヒットにしているシーンもある (^_^;)
映像編集者にリスペクトの意を表し、まずはこの映像集とともに振り返ってみたい。
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1:2011年5/18Kスタでの巨人戦(●E4-6G)、右本。vs金刃憲人
序盤に2点の先制を許していた楽天。打線は巨人先発・金刃の打たせて取る好投に、ゴロアウトを量産。味方打線の打球がとにかく上へ上がらないという状況で迎えた、2点を追う6回裏1死1塁だった。カウント2-1から3球ファウルで粘って、2-2からの第7球。金刃憲人の見逃せばボール球という高め速球を完璧に叩いた。ザ・大根切り! 痛烈な飛球はそのまま右翼席前方へ一直線の弾丸ライナー同点弾に。
中村「ど真ん中来ました~~!!」
平石「どこがや!お前、こんなんなってひっくり返っとったぞ!ボール見てないやんか!」
本西コーチ「ナイスストライクゾーン!」
平石「お前、なんや、あの中途半端なガッツポーズは!?」
中村「ガッツポーズはまだ同点なんで、消極的に・・・。逆転ならもう少し大きく行きます」
聖澤「マメさん、面白いコメントをお願いします!」
広報「で、コメントは?」
中村「良いところで打てて良かったです・・・」
(球団オフィシャルサイトより)
2:2009年6/2Kスタでの阪神戦(〇E3-2T)、中安。vs久保康友
1点勝ち越されて1-2となった直後の4回裏、チャンスを作った楽天は憲史の同点打で追いつくと、嶋がつなぎ、1死満塁。0-2と追い込まれてからの3球目、低めワンバウンドしそうなインロー寄りの138キロ速球を巧くバットに乗せてセンター前へ! 三走悠々ホームインして、これがこの試合の決勝打に。球団オフィシャルサイトいわく「“宇宙人”の一打」。
「ワンバウンド以外で、芯に当たるならどこでも振ろうと思っていました。ダメな考えですがぁ・・・、自分の能力を信じて打ちに行きました!! う~ん、見逃せるボールだったんですがぁ・・・、気持ちで打ちました!! 度からは、ストライクゾーンを打てるように頑張ります(笑)。」
3:2009年10/17、クライマックスステージ、Kスタでのソフトバンク戦(○E4-1H)、左安。vsホールトン
0-0で迎えた先制点攻防の4回裏2死3,1塁、2-1からのアウトコース4球目、142キロ速球を捉えて左前先制タイムリー。この外角球はストライクゾーンの球で、悪球打ちではない。
4:2009年6/20甲子園での阪神戦(〇E5-2T)、遊安。vs江草仁貴
5点をリードした4回表、2死走者なし、0-2と追い込まれていたが、アウトコース低め寄り、ストライクからボールゾーンへの127キロ変化球を叩きつけるバッティング。バウンドが江草の左をふわっと越えてショート・鳥谷前方へ。追うサードが捕りきれず、バックアップのショートが処理して1塁へ送球も、一足先に1塁を駆け抜けてセーフ!
5:2012年6/14Kスタでのヤクルト戦(●E1-3)、左安。vsバーネット
1-3と2点ビハインドでの9回裏2死走者なし。中島の代打で起用され、1-2からの外角高めの球を打ち返していく。窮屈そうにみえたバッティングも、しっかり弾き返した。打球はショートをこえて左前へ。このボールもストライク球で、いわゆる悪球打ちではないが、おマメさんらしいヒッティングである。
6:2011年8/24札幌ドームでの日本ハム戦(〇E5-2F)、右安。vs糸数敬作
楽天は初回、先頭・松井のヒットを皮切りに相手先発・糸数から好機を作ると、横川、ガルシア、おマメさんの適時打で一挙4点を先制。おマメさんの打席は1死3,1塁でまわってきた。糸数の初球、インハイの見逃せばボールだったかもしれないクサい球をスイング。詰まった飛球もバットをしっかり振りきったこと等もあり、右前へポテンのタイムリーヒットに。
「詰まっていいところに落ちてくれました。つまり・・・、いつまりです。 ※「偽り」とかけてダジャレを言おうとしたようです」
7:2011年10/5札幌ドームでの日本ハム戦(〇E3-1F)、右安。vsダルビッシュ有
ダルビッシュ相手に井坂が好投した22回戦である。2-1と1点僅差のリード、追加点が欲しい8回表の攻撃だった。先頭ガルシアがヒットで出塁、無死1塁でおマメさんはバントで手堅く得点圏に走者を進めていこうというシーン。しかし、1-0からの第2球だった。バントの構えからバットをひいてヒッティング! ひっぱった痛烈な当たりが一ニ塁間を破り、右前へ抜けていく鮮やかなバスターが成功! その後の追加点につながった。 ただ、この球もボールではなく高めストライク。日本No.1エースだったダルとの相性は良く、その通算対戦成績は26打数8安打6三振3四球1三塁打の.308を記録した。
8:2012年4/6京セラドームでのオリックス戦、左安。vs金子千尋
1-0と1点リードした4回表の先頭、1-2、アウトコースぎりぎり厳しい所を突かれた130キロ変化球も、上手く流し打って三遊間を破る左前安打出塁。
9:2009年10/3Kスタでの西武戦(〇E13-5L)、中安。vs長田秀一郎
8-3と大量5点リードの6回裏、先頭としてバッターボックスに入り、カウント1-1からの3球目、インロー縦のスライダーを弾き返し、打球はセカンド左を抜けて中前へ。なお、この試合、楽天が苦手としてきた帆足を完全攻略し、クライマックスシリーズ進出を決めた歴史的な試合である。
10:2011年5/5ヤフードームでのソフトバンク戦(〇E4-0H)、右中ニ。vs岩崎翔
1回表、聖澤がニ盗を決めて1死2塁で3番に据わったおマメさんに打席がまわってきた。2-2からの膝元141キロ速球をタイミング良くすくい上げた飛球は詰まりながらも右中間、センター右に着弾する先制決勝タイムリーに。
「詰まりました。ありがとう、詰まってくれて」
※ベンチに帰ってきて田淵ヘッドコーチとのハイタッチを空振り、そのまま通り過ぎたため、先輩選手達から「しっかりやれ!」「オマエ調子のんな!(笑)」と野次られる。その後、中村選手が田淵ヘッドのいるところへ行き、田淵ヘッドは「もう少し、ゆっくりハイタッチしてくれよ・・・」と寂しそうな表情でハイタッチ。 (球団オフィシャルサイトより)
11:2011年6/25西武ドームでの西武戦(〇E9-1L)、中犠飛。vs松永浩典
内村の適時打で1点を追加。リードを3点とし、その後も1死3,1塁という場面。1-2からのインサイドの変化球をすくいあげの一撃はセンターバック。タッチアップには飛距離十分の犠牲フライになっている。
12:2012年6/13Kスタでのヤクルト戦(●E5-6L)、右越ニ。vs増渕竜義
1回裏、2死走者なし、1-1からの144キロ速球。インローに投げ切りたかった球が上ずって高め(これはストライクゾーン内)に入ったところをバット一閃。飛球はライト・バレンティンを越え、ウォーニングゾーン内に着弾する悠々のツーベースに。
13:2011年9/24Kスタでのソフトバンク戦(〇E8-0H)、左翼ニ。vs大場翔太
3回裏だった。内村のランニングホームランが飛び出して1点を追加、リードが2点になった直後の打席。2-2からの高めボール気味の速球。左翼ポール際、ウォーニングゾーン付近を襲来する飛球を、追うレフト・内川も及ばずのツーベースに。
14:2009年6/14Kスタでの横浜戦(〇E9-0YB)、左安。vs三浦大輔
1回裏、2死走者なし、2-2からの131キロ高めの甘い変化球を捉え、流し打ちレフト前へのシングルヒット。
15:2009年5/27ナゴヤドームでの中日戦(●E2-3D)、左安。vs小林正人
2-3と1点ビハインド。1点を追う土壇場9回表の攻撃。1死2塁で代わったばかりの四番手・小林正人を打つ! 2-2から外いっぱい厳しい128キロスライダーを及び腰ながらもバットに当て、三塁線を破っていく好機拡大のシングルヒット。
16:2012年5/28神宮でのヤクルト戦(○E7-1S)、左本。vs小野寺力
4-0と4点リードの6回表1死2,1塁のチャンス。1-2からのアウトコース高めボールゾーンに流れていく変化球だった。見逃せば完全にボールである。その球を叩いていったおマメさん。打球は左翼ポール付近を襲う大飛球。ビデオ判定の後、ホームランに。トリックスターに相応しい一撃だった。恐らく楽天イーグルスの選手による初のビデオ判定ホームランではないだろうか。ちなみに左翼ポール際に入れたホームランといえば、2009年5/25敵地での横浜戦の初回先頭打者ホームランも思い出される。
悪球打ちの名を轟かせたウエストボール決勝犠飛
この他にも、幾つか補足していきたい。
悪球打ちのベスト5を選ぶとすれば、2009年5/20、田中将大と凱旋登板となった由規の投げ合いとなったKスタでのヤクルト戦(○E2-0S)は絶対にランクインしてくる。
スコア0-0の投手戦が続いていた6回裏、楽天は先制のチャンスを迎えていた。1死満塁で7番・おマメさん。0-2からの第3球、ヤクルトバッテリーがスクイズを警戒してウエストしにかかった高めの完全ボール球である。その球にくらいついていってレフト後方の飛距離はタッチアップには十分の先制決勝犠飛!
「真っ直ぐだったら、クソボールだろうと何だろうと打とうと思っていました。何となくストレートな気がしたんですよね。もし、スライダーとかフォークだったら、ボクの能力でカットしてやろうと思っていました。高めでも、ワンバンでも打ったろうと思って、がっつきまくりました! 」
この一撃で、悪球打ち・中村真人の名前が全国に知れ渡るようになった、そう私は記憶している。
「まあ...ど真ん中が打てないんで、僕は(笑)白いボールにくらいつこうと必死にいきました」
2011年8/2西武戦(○E4-1L)。塩見の2度目完投勝利に大きく貢献する2点適時タイムリー二塁打は中村の芸術的な打撃から誕生した。涌井との投げ合いで1-1で迎えた6回表、打線が遂に涌井を攻略。高須のヒットで1点を勝ち越すと、その後なおも2死3,2塁という好機で、7番・おマメさん。
2-1からの4球目。捕手は外角に構えるも内角に入ってきた球だった。
しかし決して打てるシロモノではない。膝元に大きく沈む縦のスライダーで他打者ならかなりの確率で空振りを喫してしまうコース。これを鮮やかな悪球打ちで左中間を襲うミラクルショットに!!
お立ち台で「やはり、というのもちょっとおかしいですけれども、見逃せばボールという難しい球でしたよね?」との問いに応じたおマメさんの暴投のコメントが印象的だった。
ダルビッシュからナイスショットの悪球流し打ち
2011年8/6Kスタでの日本ハム戦(●E3-6F)。ダル相手に以外にも序盤健闘をみせたイーグルスだった。序盤のヒメネスの好投、ガルシアの先制2ランなどで2点先制。しかし、それも束の間、直後の5回表にエラーもかさなりヒメネス炎上で5失点。
鬱屈した重たい雰囲気が球場を覆い尽くしていた裏の攻撃に、稀代のトリックスターが溜飲を下げる一撃をダルに見舞ってくれた。
2死2,1塁、1-2と追い込まれてからの4球目、ダルの見逃せば外角高めボールとなったストレートだった。この球を力負けせず、完璧なタイミングで弾き返していく。打球はダイビングキャッチにいくショートの先を抜けていく左前タイムリーとなった。
サッチーと抱き合った9回2死満塁でのサヨナラ打!
悪球打ちではなかったかもしれないが、CS目指して戦っていた2009年9/6Kスタでの日本ハム戦(○E4x-3F)の9回裏2死満塁でのサヨナラヒットも印象深い。建山義紀から打った飛球はセンター後方を襲う。追う糸井も及ばずのサヨナラヒットで、Kスタは歓喜の渦となったが、ヒーローインタビューが終わった後だろうか、球場脇の通路内にいたサッチーとおマメさんが抱き合って喜んでいたシーンを今なおよく憶えている。(CS放送の中継が抱き合ったシーンで終わったから(笑))
プロ初安打は、止めたバットに当たった左前テキサスヒット
そういえば、肝心なヒットをまだ記していなかった。2008年7/1盛岡でのロッテ戦(○E7-2M)。7番・中堅でプロ初スタメンしたメモリアルな試合の2回裏1死1塁、プロ初打席で清水直行からプロ初安打をマーク。なんとなんと!止めたバットにボールが当たりながらも、左前にポテンと着弾したフライヒットという、トリックスターに相応しい門出になっていた。
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それにしても、この惜別エントリの出来に、満足がいかない私である。できれば、中村が放った216本のヒットと6本の犠飛を逐次調べ上げ、悪球打ちの全記録を作成したかった。イーグルスの魅力を記録やデータで語る当ブログの真骨頂をみせたかったのだが、いかんせん、本格的にデータを取り始めたのが2010年からだったこともあり、断念した(ガクッ!)
おマメさんにとってボール球がストライクに、ストライクがボール球に見えていた。wikipediaによれば、明らかなストライク球の判定にも判定不服そうな態度を取っていたことがあったという。一般にバッターのホットゾーンであるストライクゾーン真中は、彼にとって打ちづらいコースだったのだ。
本当に真中が苦手なのか?
本当に真中が苦手なのか? この疑問を1年前に検証してみたことがある。結果、ストライクゾーン真中の球に対し、他のバッターよりもバットを振りにいく頻度が少なく、一般に打者の弱点といわれているアウトコース低めの球に手を出す頻度が高かったことが確認されている。
◎関連エントリ>〔検証〕悪球打ちの天才、マメの愛称で親しまれる楽天・中村真人選手は、本当に真中の球が苦手なのだろうか?(2011.12.27)
ボール球への高い対応力
wikipediaをみると、高めのウエスト球を犠飛にしたり、ワンバンしそうな球をヒットにしたりと「らしさ」が炸裂した2009年、そのボールゾーン打率は.228だったという。また、下記エントリで調べたように、2011年のボールゾーン打率も高く.232を残していた。
ボールゾーンコンタクト率も驚異的で、2011年は72.8%を叩き出していた。これは同年の楽天選手の中で最高値だった。
◎関連エントリ>〔記録〕「悪球打ち」の真骨頂、データでも証明されてます!──楽天イーグルス・中村真人選手2011年ボールゾーン・スイング率(2011.12.25)
「取ってくれるところがあれば野球を続けたい」。
戦力外の通告を受けた中村は、地元・河北新報の取材に対し、こう答えたという。
この規格外の個性を、これっきりにしてしまうのは、大変もったいない。
他球団の編成関係者に、ぜひ獲得の検討をしてもらいたい!
トリックスターが暴れるのに十分なフィールドを、シーンを用意してやってほしい。
お願いします!m(_ _)m
◎◎◎惜別─楽天戦力外2012◎◎◎
◎草野大輔──夢を諦めない。天才バットマンが挑戦した三十路からのプロ野球人生
◎下柳剛──夢、成らず・・・ パリーグ最年長投手、楽天を退団
◎本西厚博──イーグルスの外野守備を、より一段上へ引き上げた功労者
◎山村宏樹──「燻し銀」というフレーズが似合うベテラン右腕でした
◎川岸強──杜の都で輝きを放った「雑草魂」
◎有銘兼久──私の中ではスーパーリリーフサウスポーでした
◎岩村明憲──それでも私が岩村に淡い期待を寄せてしまうその理由
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読書感想文を書きました>『セイバーメトリクス ・マガジン1』
“考える野球好き”は今オフ必読の1冊です。コチラで読書感想文を紹介しております
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