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【記録】元犬鷲戦士 ヤクルト・岩村明憲 2013年 オープン戦 打撃成績

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楽天のスタメン選手に10点満点の採点&寸評を、読者の皆さんとともにつけていきたいと思います。詳細は下記URLで御確認下さい。
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古巣ヤクルトに復帰した岩村の動静は2/26の時点で1度まとめている。


◎関連エントリー>>【岩村明憲】 古巣ヤクルトで再起をかけて奮闘中。2本塁打など、最近の動静まとめ (2013.2.26)

オープン戦では出足好調だった。2/23楽天戦では菊池から左翼三塁打、翌阪神戦では岩本から右翼へホームラン。その後も3/6オリックス戦、3/9楽天戦ではマルチ安打を記録するなど、好調を維持しているかのようにみえた。

トータルでのオープン戦成績は49打数13安打の打率.265、OPS.723で終えている。

vs右投手打率.212 (33打数7安打)
vs左投手打率.375 (16打数6安打)

打率、OPSともまずまずの数字のように思う。

終盤に記録されている3本の内野安打が気になる方もいらっしゃるかもしれないが、全て「投安」だ。ピッチャー内野安打は、ピッチャー返しの強い当たりが投手の好フィールディングで球がグラブに当たり打球方向が変わったというパターンだろう。外野へ抜けるヒット性の当たりだったと見ることもできる。

安打凡打に関わらずフィールドに記録された打球は全36本あった。そのうち61.1%に当たる22本が外野で記録されていた。この点だけみても、今季の岩村は、過去2年間とは違った「右肩上がりの活躍」をするのでは?と期待している。


■岩村明憲 2013年 オープン戦 打撃成績




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◎◎◎関連記事◎◎◎
〔惜別〕楽天戦力外2012──岩村明憲。それでも私が岩村に淡い期待を寄せてしまうその理由 (2012.10.10)
【岩村明憲】 古巣ヤクルトで再起をかけて奮闘中。2本塁打など、最近の動静まとめ (2013.2.26)

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【岩村明憲】 古巣ヤクルトで再起をかけて奮闘中。2本塁打など、最近の動静まとめ

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昨年秋、イーグルスを戦力外になり、7年ぶりに古巣ヤクルトに復帰した岩村が、元気な様子だ。

昨年10月10日にアップした惜別記事「〔惜別〕楽天戦力外2012──岩村明憲。それでも私が岩村に淡い期待を寄せてしまうその理由」で書いたように、打率.209、67打数14安打5打点に止まった昨年でも「復活の兆し」を強く感じることができる内容だった。詳細は上記記事をクリックしていただきたいのだが、大きく分けて3つあった。


◎内野止まりの打球が外野に記録されるケースが増えた。
◎ゴロ打ちが減り、フライ・ライナーが増えた。
◎外野に飛ばした飛球が外野奥深くまで達するケースが多かった。



以上3つの理由から「復活の兆し」を感じていたのだ。


その岩村が練習試合、オープン戦と好結果を残し続けている模様で、このタイミングで打撃成績を確認しておきたい。

何か所か分からない点を「スワローズ観察日記R」を運営されているスワローズブロガー、野球ファンネットの編集長でもある紘野涼氏に教えて頂いた。(ありがとうございます!)

後述するが、内角の球をしっかり仕留めることができている点が、「明るい兆し」だと思う。岩村は今季、ホットコーナーをベテランの宮本と争うとされている。しかし、少なくともここまでは長打も複数出ている岩村が先行しているような印象を持つ。このまま、復活の階段を1段1段しっかり昇っていってほしいと願っている。


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◎2/16(土)vs韓国・起亜〔練習試合〕

5回1死2塁、代打で初打席。2-2と追い込まれながらも外角低めの速球を弾き返し、チャンス拡大の左前安打。さらに走者として2塁から本塁へ生還も果たし、不安視されている膝の状態が良好なことをアピールした。

下記は岩村のコメント。これをみるに、3打席バッターボックスに立ち、どうやら3打数1安打だった模様。

「1日1日の積み重ねだし、(ヒットは)出るより出ないほうがいいけど、今の状態で1年間戦えるようにね、どんなピッチャーが来ても崩れないようにしないといけない。(初安打の内容)ヒットにはなったが、ボールの見逃し方とか少しずつ、これまでやってきたことが形になりつつあるかなと思う。今日は良い部分も悪い部分も両方ありましたね。(特打で小川監督が打撃投手を務めた)感謝しています。2、3打席目の課題が特打でできたのが良かったです」

報道によると、「“打ちに行きたい自分”を一日でも早く消し去りたい」という思いで「重心を後ろに残したまま踏み込んで打つ」フォームを必死に固めている最中だという。期待されて入団した楽天での2年間は、打ちに行きたい自分との葛藤だったのかもしれない。


◎2/17(日)vs横浜DeNA〔練習試合〕

3番・サードで先発出場。2回、ヤクルトは2点を先制、なおも二死満塁。ここで岩村が3点目となる押し出し四球を選ぶ。他の打席結果は不明。


◎2/18(月)vs韓国・起亜〔練習試合〕

5番・DHで先発出場。2回の初打席は四球で歩いている。相手投手の制球難だろうか、この後2四球で満塁、ヤクルトが先制した。その他の打席結果は不明。


◎2/20(水)vs日本ハム〔練習試合

3番・サードでスタメン。先制打含む3打数3安打1打点、1二塁打の猛打賞をマーク。

1回、木佐貫の142キロ速球を右前安打。3回2死2,1塁で中前へ運ぶ先制打(球団公式では左前安打)。5回には多田野の速球を捉えて、ライトオーバー、右中間を割る二塁打。下記のコメントをみると、守備では1つミスがあった模様。

「結果が出たこと自体、いい方向へ向かっているんだと思います。自信を失っていた自分もいるので、こういうことの積み重ねがまた自信につながる。練習試合でもオープン戦でも自分はアピールしなければいけない立場ですから。(スローイングミスのあった守備について)捕るまでは良かったんだけど…ルーキー(大場投手)なのに申し訳なかった。これからも一つでも多くさばいていきたい」


◎2/21(木)vs巨人〔練習試合〕

4番・DHで先発出場。2打数1安打1打点、1四球、1本塁打。

第1打席はホールトンの初球を打って、右直。4回2死走者なしの2打席目、フルカウント(BBSFBF)から左腕・高木京の内角速球を捉えて、右翼席へ先制ソロホームラン。第3打席は左投の今村からフルカウント(SBBBS)の末、カーブをみきわめて四球を獲得。

岩村といえば楽天の1年目。内角のみきわめ、対応に大変苦労していたのを思い出す。インコース打率は39打数3安打の.077。内角での三振、特に見逃し三振が多かった。2年目の昨年、内角への対応は改善傾向が見受けられた。7/7西武戦、藤原から右翼席へ放った日本球界復帰第一号も、この試合でのホームラン同様、真中寄りに甘く入ったインコースの速球だったのを思いだす。


■2011年、楽天1年目の岩村41個の三振



「形としても非常に良かったです。今までやってきたことが結びついて、いいことだと思います。この一本のためではないので、1年間通してやっていくために継続したい。練習試合・オープン戦だから、という気持ちはない。結果を残してアピールしないといけないので、ケガのないように引き続きやっていきたい。

一日一日悔いのないようにと言っていますが、一日一日を(悔いなく)消化できています。ここ最近、特打をやってもホームランを狙うことはなかった。狙わなくても角度が付けばホームランになると自信になった。相手のファンでも“復活を待っている”と言われるので、順調に来ているとアピールしたいですね。長打は一つの持ち味ですから。(スワローズは)右打者が多いので、そこに入っていきたい気持ちはもちろんあります。

(去年と今年、体のキレに違いは?)去年も必死でやっていたんですけどね。キレは良すぎるとケガにつながることがある。疲労はたまっているが、ケガには注意と考えています。去年は3月に肉離れをしてるので。

(第1打席はホールトン投手の初球をライトフライ)ホールトンの球を初球から打てたことに自分は評価しています。(中西太さんからのアドバイス)話しをしてバッティングを見てもらって、あの方のひと言と言うのは天の声というか、いい方向にもつながるし、その一言が自信を深める。自分で良くないと思っても“良くなっているじゃないか”というひと言で前を向けます」



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◎2/23(土)vs楽天〔オープン戦〕

3番・サードで先発出場。3打数1安打、1三塁打。

1回2死走者なしの初打席、初球、外の変化球を打ち上げて、中飛。4回、先頭の2打席目。内角の初球速球で詰まらされて、二ゴ(ここまで投手は左の辛島)。6回、先頭の3打席目、1-2から菊池の投球(速球)を左前へ。突っ込んだ鉄平が捕りきれず、球を後逸。記録は三塁打。

「(古巣が相手)全く意識しないわけじゃないが、成長した姿は見せたいと思っている。どこに行ってもそうだけど、あいつを手放して痛かったと思わせたいですよね。1、2打席と詰まってしまって、コーチと確認しながらやったのが自分としては良かったと思います。ヒットは反対方向へのものなのですごく評価できる。(サードについて)守ることで色々なシチュエーションを経験して感覚を取り戻すのは大きいと思う」


◎2/24(日)vs阪神〔オープン戦〕

3番・サードでスタメン出場。2打数2安打1打点、1本塁打

7点を初回に取られた直後の裏、右腕・岩本の2-2(SBBFF)からの内角速球を右翼席へ運ぶ実働2号(オープン戦1号)。3回の第2打席、先頭でバッターボックスに入り、1-2(SBK)から、再び岩本の球(外の速球)をセンター前へ打ち返し、出塁。2/20日本ハムとの練習試合から4試合連続で長打が出ている好調ぶり。

「ホームランは内寄りのストレート。完璧だったね。ストレートでも動いているボールがある中でしっかり反応することができた。自分の形で打てているのが大きいね。(7失点直後の一発)野手が何とかしてあげる気持ちはいつもあります。投手と野手は助け合いながらやらないといけないし、少しずつやることをやろうと思っていた。(3回のセンター前安打)先頭バッターだったので必ず塁に出ることを考えていました」

高木京から放った一発といい、岩本からのホームランといい、内角の球をしっかり打てていることは「明るい兆し」 のように感じる。前述したように楽天1年目はインコースの対応に苦慮した。2年目は改善傾向が見受けられたものの、内角球を仕留めてやろうという積極的な姿勢は、どちらかというと感じられなかったからだ。


◎2/25(月)vs広島〔練習試合〕

出場せず。


2月28日現在、報道によると、出場7試合で打率.571(14打数8安打4打点)だったという。

【終】


◎◎◎関連記事◎◎◎
〔惜別〕楽天戦力外2012──岩村明憲。それでも私が岩村に淡い期待を寄せてしまうその理由 (2012.10.10)
日刊スポーツ記事「ヤクルト岩村絞った!ベスト体重92キロ」から判明した楽天時代100キロオーバーの体重疑惑 (2013.1.22)


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日刊スポーツ記事「ヤクルト岩村絞った!ベスト体重92キロ」から判明した楽天時代100キロオーバーの体重疑惑

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星野体制3年目。オフには田中投手がメジャー挑戦する可能性もあり、闘将イズムの真価・集大成が問われる非常に大切な1年になりそうです。長打力不足解消へ大型補強も施し、KスタにEウィングを設置して初優勝を本気で取りにいくペナントレースと言えます。そこで皆さんにお訊きします。「最も期待している野手、投手は?」。ぜひお気軽にご参加ください。下記アンケートフォームでお待ちしてます。
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◎野手⇒ http://baseball.blogmura.com/board/vot/voting15_57827_0.html
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昨日、我が目を疑う事態に直面した。

いつものようにネットで情報収集していた時のことだ。

昨年秋に楽天を戦力外になり、今年から古巣・ヤクルトに復帰する岩村の情報が目に入ってきた。

日刊スポーツの記事だ。「ヤクルト岩村絞った!ベスト体重92キロ」という見出しで、岩村の自主トレの模様を伝えていた。記事を下記に引用してみたい。


---引用開始---
ヤクルト岩村絞った!ベスト体重92キロ
(日刊スポーツ 2013年1月21日8時7分)
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130121-1074625.html

 ヤクルト7年ぶり復帰の岩村明憲内野手(33=楽天)は春季キャンプからフルスロットルでいく。都内の室内練習場で復帰後初めて練習した。小川監督が1軍スタートの方針を示している2月の沖縄キャンプでは、初日から通常メニューをこなす意向。紅白戦などの実戦も初戦から出場したいかとの問いには「そのつもりです」と言い切った。

 準備に抜かりはない。20日、今季初のマシン打撃を約20分間敢行。3日の自主トレ公開日には94キロだった体重は、パワーと足腰への負担軽減を両立できるベストの92キロに絞れたという。仕上がりは順調だ。

 心も新たになった。練習後、クラブハウスまで歩いて戻った。プロへの第1歩を刻んだ神宮周辺の景色に「懐かしいね、ここを歩くのは」と思わずほおが緩んだ。ファンからは「頑張ってください」の声が飛んだ。「けがをしないことが第一」。着実に復活ロードを進んでいく。
---引用終了---



まず、驚かされるのは体重を92キロに絞ってきたという点だ。3日には94キロだった体重をさらに2キロ落としてベストと思われる92キロにしたという。

皆さんも感じているように、楽天時代の岩村は見た目にも明らかな体重増だった。特に1年目は身体にキレが感じられず我々ファンを落胆させた。しかし、実際の体重が何キロだったか?は外から見ただけではハッキリしたことは言うことができず、私の中で「体重オーバーは確かだけれど実際何キロか?は判らない状態」が続いていた。

この記事を読むと、実際の体重は3日時点で94キロだったというから、昨年のシーズン中も同程度(あるいは数キロ上?)の体重があったのでは?と推測できる。自分の中で続いていた悶々とした状態がようやく解消された思いがした。

実際の体重が現在92キロということも驚かされたのだが、それ以上に目がテンになったのは、選手名鑑で岩村のページを確認したときだった。


■ベースボールマガジン社『プロ野球カラー名鑑2012』より



上記はベースボールマガジン社発行の『プロ野球カラー名鑑2012』に掲載された岩村のページである。

ぜひ体重に目を移してほしい。

飛び込んでくる数字は、なんと!84キロ!

現在ベストだと本人が言う実際の体重92キロから8キロも差があるのだ。3日時点の94キロと比較すると10キロの差があったことになる。

念のため別の選手名鑑でも確認してみた。日本スポーツ企画出版社の『2012プロ野球オール写真選手名鑑』だ。


■『2012プロ野球オール写真選手名鑑』より



またまた驚くべき数字が目に飛び込んできた。寸評を見てほしい。

「前年キャンプ時と比べて10kg減量するなど今年は気合十分」とある。

10kg減だ。ということは、楽天1年目の2011年2月時点では、今月3日の94キロに10キロ上乗せして少なくとも104キロあった。そのように推測できそうだ。

しかし、『2012プロ野球オール写真選手名鑑』に記載された体重も84キロ。

残念ながら今回2011年の選手名鑑は未確認なのだが、2011年も84キロだったと仮定すると、実際の体重との差異は最大20キロに及んでいたことになり、これはいくらなんでも体重詐称と言われても仕方がないのでは?と思う。

ヤクルトの球団公式ホームページの選手情報を確認してみよう。下記URLになる。

http://www.yakult-swallows.co.jp/players/2013/index_pre.html

実際は92キロだが、掲載されている体重は84キロのままなのだ。

いったいぜんたい、球団公式ホームページや選手名鑑に掲載される公式体重って、何だろうか?

これがグラビアアイドルなら体重詐称や年齢サバ読みは、まだありえる話だなと納得できる。しかし、野球選手だ。やる意味が判らない。公式体重を偽って何か大きなメリットを享受することができるのだろうか?

今回はたまたま岩村の件で「発見」してしまったけど、推測してみるに、恐らく岩村はワン・オブ・ゼムで多くの選手が公式体重に意識がない、無頓着なのだろう。完全な推測だが、1996年ドラフト2位でヤクルトに入団した当初の体重が今まで公式体重としてそのまま掲載され続けているのかもしれない。

さすがに実際の体重と10キロ以上も違ってしまうと、選手名鑑や球団ホームページで紹介されている体重が全く意味を持たなくなってしまう。できれば、これもファンサービスの一環として、1年に1度は更新してほしいものだ。

楽天時代の岩村、体重が100キロを越えていたであろうことがほぼ確実であることが判明して、今さらながらガッカリ気分なのだが、今季古巣・ヤクルトでの復活劇は期待しています。私が期待を寄せてしまうその理由は下記の惜別エントリーに書いたとおりです。


◎関連エントリ>〔惜別〕楽天戦力外2012──岩村明憲。それでも私が岩村に淡い期待を寄せてしまうその理由 (2012.10.10)


なので、今季はぜひ古巣・ヤクルトで神宮球場で頑張ってほしいと思っています。【終】


◎◎◎最近の記事◎◎◎
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〔惜別〕楽天戦力外2012──岩村明憲。それでも私が岩村に淡い期待を寄せてしまうその理由

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楽天イーグルスは2012年の全日程を終え、早くも来季へ向けての戦力構想、体制作りへ向けて進み始めている。

先日10/7には野手陣初の戦力外通告がおこなわれた。その第1号は、岩村明憲だった。

2年前のオフ、星野新体制の看板補強選手として、松井稼頭央とともに2年3億の大型契約でイーグルスに鳴り物入りで入団。しかし、この2年、私達が期待していたような結果を全く出すことができなかったのは、みなさん、御存じのとおりである。

復活を期した今季は、右ふくらはぎ痛で出遅れた。1軍に合流したのは開幕から2カ月以上経った6/8。約2カ月1軍でプレーすることとなったが、今度は8/3日本ハム戦での走塁中に痛めた左ふともも違和感で8/5に1軍登録抹消。岩村が再び1軍の舞台に戻ってくることはなかった。

岩村が守るホットコーナーには、今季、枡田、銀次が大きく台頭した。阿部、西村のアピールも続いており、昨年からサードにコンバートとなったベテランの高須も打撃では精彩を欠いたが、守備では今季もそつなく守れることを証明している。

残念ながら、もはや楽天には居場所はないのだ。2年3億の債権回収も全く進まず、費用対効果という意味で考えても、世代交代を推し進めるチーム方針から言っても、岩村の戦力外は100%妥当と断言できる。

年俸を思いっきり減額し、代打・控え要員として残しては?という意見も聞かれる。しかし、そのような役割なら、岩村より他の選手に期待したいというところが球団の本音のはずで、これも頷ける話なのだ。

岩村は不本意ながら「楽天球団史上最も失敗した補強例」として球団史に名を残すこととなった。また、メジャーで精彩を欠いて日本に出戻りする野手の今後の年俸相場を決める「大きなメルクマール」になってくるのでは?と言えそうだ。

ということで、戦力外には賛成なものの、しかし、現役続行はしてもらいたいと個人的には思っている。

今季、「復活の兆し」は見受けられたからである。楽天で「復活の兆し」の結末を見届けることはできないものの、来季、どこかのNPB球団でプレーし、それが本物なのか?どうか?実証してもらいたいと思うのだ。現在、報道によると、古巣のヤクルトが獲得の検討を表明しているという。打者有利の球場を本拠地とする馴染みのヤクルトでプレーするほうが、岩村にとって良いと思う。

「復活の兆し」はどんな所から感じられるのか?

まずはこの2年間の主な打撃成績から。

■岩村明憲 2011年 2012年 主な打撃成績
20121009DATA3.jpg

打率でいえば昨年.183から今年.209。僅か2分6厘の改善で、こんな数字を求めているのではないという寂しい率になってしまった。

しかし、打率はその選手の得点能力を正確に反映する物差しにはなりえない。

得点と最も相関が高いとされているOPSで判断すれば、昨年は.475だったのが今年は.660と約2割の大幅改善に成功している。

打球がフィールドに飛んだ際に安打になる確率BABIP。大体3割近くに収束されるというこの数字が依然として低いという逆風がある中、出塁率、長打率、安打以外の出塁率で選球眼を診るIsoD、純粋な長打力を診るIsoP、得点創出能力を診るRC27など、表に掲載したほとんどの指標で昨年から改善されていることが確認できる。

リーグ平均の選手と比べて、どのくらいプラスを(あるいはマイナスを)生み出したか?を診るRCAAでも、昨年は-11.67と大きくチームの足をひっぱっていたのが、今年は若干ながらもプラスの0.59に転じているのだ。

セイバーメトリクスでは、昨年より今年の岩村のほうが良かったという判断になり、ここに「復活の兆し」をみる。

個人的な印象としては、打球が外野に飛ぶようになってきたのも「復活の兆し」とみている。

下記に昨年と今年の打球方向を掲載する。(※犠打除く。カッコ内は安打数)

■岩村明憲 2011年 打球方向


■岩村明憲 2012年 打球方向
20121009DATA2.jpg

この2つを見比べてみて、まず言えることは、外野の打球が多くなった点だ。

◎昨年・・・全135打球のうち、外野53(39.3%)、内野82
◎今年・・・全58打球のうち、外野30(51.7%)、内野28


ヒットは外野に打球が飛んでこそ発生する。聖澤のような俊足選手だと内野でも安打を稼げるが、一般論でいえば、ほとんどのヒットは外野で誕生しているのだ。外野に打球を運ばない限り、復活はありえない。

その意味で確認すると、昨年は全打球のうち外野に飛んだのは39.3%の割合に止まり、6割近くが内野で処理されていた。しかし、今年は外野に飛んだ割合は51.7%と半数を越えてきた。

今年、ヒットが生まれる外野に多くの打球が記録されるようになったのは、フライ・ライナーの当たりが多くなったからと言える。昨年はゴロを多く打たされていた。ひっかけたゴロ、こねるようなゴロを何度見かけたことだろう。しかし、今年はゴロを打たされる場面が減り、フライ・ライナーが多くなった。強い打球を打つという意識がその打撃フォームからも感じとられた。岩村はゴロ打ちタイプの選手ではない。フライやライナーを打って活躍をしてきた選手だ。打ちたいのはフライ・ライナー性の当たりなのだ。これも「復活の兆し」といえる。

◎昨年・・・全135打球のうち、ゴロ77、フライ・ライナー58(43.0%)
◎今年・・・全58打球のうち、ゴロ23、フライ・ライナー35(60.3%)


今年、当ブログではウェルヒット率を調査してきた。ウェルヒット率とは、結果が凡打か安打かに関わらず、良い当たりだったか?否か?その割合を診る率のこと。もちろん私の主観が入ってしまうのは仕方がないのだが、当ブログの調べでは、岩村のウェルヒット率は.379を記録している。全打球の37.9%は捉えた良い当たりだったことが確認できる。これも「復活の兆し」の1つ。

最後に、外野に飛ばした打球が、外野奥深くまで到達するケースが多かった。これも「復活の兆し」だ。

下記に本塁打を除く、フェンス直撃弾。ウォーニングゾーン内への着弾飛球。ウォーニングゾーン手前に記録された飛球の一覧を掲載してみた。

■フェンス直撃、ウォーニングゾーン付近への打球


当ブログの調べでは、そのような当たりは全58打球のうち15.5%を占める9打球を記録していた。

フェンスぎりぎり、外野後方まで打球を飛ばせば、長打になる確率は断然高まってくる。

しかし、ヒットになったのは僅か3本だった。ここに.228と極端に低いBABIP、「運」に左右された痕跡を垣間見る思いがしてならない。

少なくとも言えるのは6/27東京ドームでの日本ハム戦で森内から放った中飛、あれは完全に長打だった。懸命に背走、最後はフェンスに激突しながらジャンピングキャッチした陽のファインプレーにツーベースを1本損してしまったと言えるのだ。

あと3本ヒットが上積みできていれば、打率は.254だった。あと5本だったら.284だった。

例えば、7/16QVCのロッテ戦だ。9回に成瀬の速球を弾き返した三塁線強襲の当たりは、抜ければ長打コースだったものの、今江のスライディングキャッチの好守に阻まれてしまった。7/29Kスタでの西武戦、1回1死2,1塁の好機でまわってきた第1打席、武隈の外角ストレートをセンター前へ捉えた当たりを運んでみせた。フライヒットコースかな?と思われたが、少し打球が伸びすぎたこと、センター・秋山のスライディングキャッチの好守もあったことで、中飛に倒れてしまう。

結果が全ての世界である。たらればを言ってしまえばキリがないのは百も承知だ。

しかし、それでもこう思う。良い当たりが多かったにも関わらず、率が低いと言う点、BABIPの極端な低さから、運に振りまわされた要素もかなりの部分あったのでは?と。

戦力外を通告されたその日、岩村は自身のブログにこのように綴った。

こういう状況になり、非常に悔しい思いでいっぱいです。

仙台での二年間、自分自身で思い描いていたような活躍はできず
楽天ファンの方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですが
貴重な経験をさせてもらい
いろんなことを勉強させてもらった二年でした。

(中略)

まだまだ、このままでは終われないという気持ちが強く
来年どうなるかは分かりませんが
また元気な姿を皆さんにお見せできるよう、

このまま終わってたまるか!

その一心で取り組んでいきます。


復活の萌芽となった今季のそれを、来季、みごと花として咲かせることができるか? 咲かせてみせろ!咲かせてほしい!と、淡くて仄かな期待感を抱きつつ、本稿を岩村選手への惜別エントリにしたい。【終】


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〔記録〕楽天 岩村明憲選手の2軍打撃成績(左右投手別成績、対戦投手別成績)(2012.6.7)
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〔記録〕楽天 岩村明憲選手の2軍打撃成績(左右投手別成績、対戦投手別成績)

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開幕前、右ふくらはぎ肉離れで戦線離脱、2軍で療養と調整を続けてきた岩村が本日1軍に合流した。岩村の1軍登録に伴い、どろんこ三兄弟の阿部が抹消となっている。

右ふくらはぎ肉離れから回復、動けるようになった岩村はファームで4/21日本ハム戦で今季初出場。ここまで2軍で23試合に出場し、62打数20安打の打率.323を残し、1軍に合流した。

昨年秋に就任した田代富雄2軍打撃コーチが岩村を評して「下半身に粘りが出て、体が開かなくなってきたのがいい。凡退しても打撃の内容は良い」と好評を与えているのは、期待ができるところだ。田代コーチは昨年楽天にいなかったので、まっさらな眼で岩村を評価できると思うからだ。

しかし、この件、ファンの反応は、期待というよりも、残念なことに、眉唾もの扱いだ。過去の人としての受け止められ方がどうやら大半のようである。それもそのはずだ。2年総額3億円の大型契約の鳴り物入り入団にも関わらず、昨年は極度の打撃不振──改めてここにその数字を書き記す必要はないだろう──で、ファンの期待を大きく裏切ってしまったのだから、この反応は当然で仕方がないと言える。

今さら1軍に上げてどうするのか?というファンの反応が多いのももっともで、もし1軍でなかなか結果が出てこなかった場合、どこまで我慢して使い続けるか?どこで見切りをつけるのか?が、首脳陣、特に自ら積極的に獲得に動いた星野監督にとっては難しい判断のしどころとなる。

岩村本人にとっても、今回の1軍昇格はおそらく最後のチャンス。高いハードルを乗り越えていかなければならない試練だ。田淵1軍ヘッドコーチは、岩村昇格の理由を、得点力の底上げのためと記者陣に説明したという。そして「岩村は相手投手の左、右によって高須と三塁で併用になる」という起用プランを明かした。


■岩村明憲 2軍 打撃成績



「楽天・岩村、1軍復帰へ準備万端 けが回復し調子上向き」。5/22の河北新報ではこのような記事が掲載されたが、実際の復帰がそれから2週間経過したこの時期になったのは、2つの理由があるように思う。1つは高須の調子が下降気味であること。そしてもう1つは、右投手から結果を残すことができていなかったということ。

上記表のとおり、2軍での右投手打率は5/27時点では.207しかなかった。相手先発の左右で左は高須、右は岩村という併用案になる中で、この.207という数字はあまりにも酷い。そのため、結果が出るのを待って、6月に入り右投手から安打を量産し、数字が.275と整ったところでの、ゴーサインということだったのかもしれない。

現在、楽天の1試合平均得点は3.24。昨年の3.00を上まわる値だが、リーグ平均3.34を下回り、リーグ4位となっている。(ちなみに5位はソフトバンクの3.20。6位はオリックスの2.96)。一方、1試合平均は3.16。こちらはリーグ平均3.23より良い数字で、リーグ3位につけている。投手陣の踏ん張りが楽天が現在貯金生活をおくることができている大きな要因と言える。

得点力がいまひとつな主な理由のは、先日のブログでも触れたように、リーグ最下位のチーム長打率にある。このテコ入れをしなければ、経験に乏しい投手陣が持ちこたえられなくなったとき、失速するリスクが高いのでは?と書いた。

ということはだ。1軍に合流した岩村に求められる数字は、昨年のこともあいまって、当然高くなってくる。打率は3割近くが要求されるだろうし、また、長打力も同様だ。しかし、1軍と比較すると守備もおぼつかず球場も狭いところが多い2軍で、ニ塁打が僅か3本、本塁打も1本止まりしか打てていないという点に、少々不安を覚えてしまう。

ここで、もう1度、田淵コーチの発言を思いだしてみよう。「岩村は相手投手の左、右によって高須と三塁で併用になる」。右投手なら左打の岩村を、左投手なら右打の高須を、というツープラトン体制だ。しかし、これは、岩村が右投手に、高須が左投手に良い結果を残さないと、意味がないプランだ。その点で、今季の高須が右投手からは打率.305(82-25)を残しているものの、左投手からは.196(56-11)と打てていないのが、少々気がかりなのだ。杞憂に終わればいいが。

とにかく、岩村にとっては最後のチャンスだ。このままだと「楽天球団史上最も失敗した補強例」として後世まで語り継がれることになってしまうはずだ。その汚名をバットで返上してもらいたい。ヤクルト時代、華々しい戦歴をあげたあの名選手が、楽天へきて何も成し遂げずにユニフォームを脱ぐなんてことは、あまりにも寂しいではないか。

一方、首脳陣にはシビアな判断を求めたい。なかなか結果が出ない場合に我慢してひっぱることができる最終期日は、最悪、前半戦終了時までにしてもらいたい。

どんな結果になろうとも、岩村明憲の何苦楚魂、冷静に見届けようではないか!


■岩村明憲 vs 右投手 2軍 投手別 打撃成績
20120607DATA3.jpg

■岩村明憲 vs 左投手 2軍 投手別 打撃成績
20120607DATA2.jpg


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