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〔記録〕楽天イーグルス・高須洋介選手の2011年ボールゾーン・スイング率

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今季、楽天打線の中軸を担ったベテラン、高須洋介選手の2011年成績を下記のように調べてきた本ブログ。

〔記録〕ホットゾーンを探せ!──楽天イーグルス・高須洋介、2011年、ゾーン・コース打率、球種打率
〔記録〕クリーンアップで101試合!──楽天イーグルス・高須洋介、2011年最も印象的に残った打撃ベスト10。vs全投手別の対戦成績表を掲載

今回は高須選手のボールゾーン・スイング率になる。

その前に下記表を御参照頂きたい。

20111126DATA3.jpg

高須選手の主に選球眼を確認するために作成した表になる。

個人的に最も重要視しているのが、安打以外の出塁率を診るIsoD(Isolated Discipline)だ。
高須のそれは昨年の0.064(リーグ平均0.065)から下げて今年は0.052となった。リーグ平均よりも僅かに下になる。

統一球等の影響でリーグ平均打率が昨年.270から今年.251に下がっている状況下、高須は打率を昨年の.268から今年.277と上げてくるという巧者ぶりをみせてくれた。

にも関わらず、出塁率は.333から.330へ微減したのは、四球を多く選んで出塁するタイプではないからだろう。実際、四球1個獲得するのに何打席必要か?を診る「PA/BB(打席÷四球)」ではリーグ平均15.32より悪い16.28を記録している。

一方、優れているところは三振をしない点である。高須はもともと三振をしないタイプだが、今季はさらに極まった。

何打席で三振1個を喫するか?を診る「PA/K(打席÷三振)」では12.10をマーク。リーグ平均だと5.53打席に1打席は三振という計算だが、高須はその倍、12.10打席に1個の三振ということになってくる。

選球眼の良し悪しを判断するとされる「BB/K(四球÷三振)」でもリーグ平均.361を遥かに上回る.744を記録しているのだ。

パリーグ規定打席到達者対象で「PA/K(打席÷三振)」と「BB/K(四球÷三振)」のベスト10ランキングを作ってみた。

■パリーグ 2011年 PA/K、BB/Kランキング
20111126DATA4.jpg

すると、PA/Kでは1位、BB/Kでも4位とリーグ屈指であったことが再確認できる。

今季の高須はパリーグで最も三振をしない打者だった

ということだ。

例えば、岡田や川崎、本多のような俊足打者なら、追い込まれた状況で、三振せずにバットに巧く合わせて足を活かして内野安打を獲得する当てただけの打撃も可能になってくるが、高須はそういうことはできない。しっかりミートするのが身上の打者だけに、この数値は特筆すべきだろう。

なぜ三振しないのか?と言うと、選球眼が良いということの他に、他打者よりも早打ち傾向にある点も挙げられるだろう。P/PA(1打席にかかる球数)をみると、聖澤3.94、横川3.74よりも少ない3.42となっている。早いカウントから甘い球を逃さずに打ちにいく姿は、狙った獲物を必ず仕留める「必殺仕事人」らしさを表しているように感じる。

さて、前置きが長くなってしまったが、ボールゾーン・スイング率を確認してみよう。


■全体:16.0%


各コースの上段がボールゾーン・スイング率、中段が球数、下段が(打席結果に関わらず)手を出した回数となっている。

全体を確認すると、

高須洋介・・・16.0%
・横川史学・・・19.4%
・聖澤諒・・・26.4%


となり、ここまで調べてきた3選手の中では、最もボール球に手を出す割合が少ない。

●高めボールゾーンのスイング率
高須洋介・・・19.6%
・横川史学・・・23.8%
・聖澤諒・・・30.5%

●低めボールゾーンのスイング率
高須洋介・・・18.0%
・横川史学・・・18.8%
・聖澤諒・・・27.1%


ボールゾーンの高低別に確認しても、その割合は3選手の中で最も少ない。

次に、ボールゾーンの球にバットを振りにいって当たった、ボールゾーン・コンタクト率をみる。


●ボールゾーン・コンタクト率
・高須洋介・・・60.5%
・横川史学・・・32.3%
・聖澤諒・・・58.4%


こちらでは3選手の中で最多割合を記録した。

つまり、聖澤はそのバットコントロールの良さから「ついつい」ボール球にも手を出してしまったのだが、高須はボール球も当てようと思えば当てることはできるものの、その選球眼の良さからグッと我慢して、ストライクゾーンに来た球を狙っている、そんなイメージが湧いてくる。

次に、2ストライク以降と追い込まれてからのボールゾーン・スイング率をみてみよう。


■2ストライク以降:31.4%
20111126DATA2.jpg

・高須洋介・・・31.4%
・横川史学・・・23.2%
・聖澤諒・・・46.7%


追い込まれても手を出す割合は、横川より多くなっているが、聖澤よりかは少ない。

高須のボールゾーン・コンタクト率は60.5%だが、2ストライク以降になると67.8%まで上昇する。

つまり、2ストライク以降になってもボール球に手を出す割合は(どちらかというと)少ないと言えるが、さらに、手を出してしまっても、バットに当ててファウル等で逃げることもできている(もちろん凡打になる場合もあるが...)と言えそうだ。

こういうことができているからこそ、高須は今季の2ストライク以降の打撃成績でも好成績を残したのではないだろうか?

高須は今季追い込まれてからも打率.261、出塁率.329と、ほぼシーズン成績と変わらない値を残した。

特に3-2、フルカウントでの打撃成績は立派だった。

■高須洋介、横川史学、聖澤諒、2011年3-2時の打撃成績


打率は3割を超え、出塁率は5割を超え、OPSは8割を超えていた。

先ほど、高須の四球が少ないのは、早打ち傾向にあると述べた。早打ちは高須の「らしさ」を表す特徴の1つだと思うが、もう少しじっくり待球姿勢でいってもよいのでは?とも思う。

追い込まれてもこれほどの成績を残せるのだから、追い込まれることを恐れず、四球出塁を視野に入れたスタンスだったら...とつい想像したくなる。

確かにバットを振って安打になれば長打になる可能性も出てくる。走者2塁の得点圏でバットを振ってタイムリー安打になれば、仕事人の面目躍如といえる。しかし、四球だとどうも仕事をしたイメージにならなくなってしまう。しかし、高須は長打が圧倒的に少ないのだから、出塁するには、単打でも四球でも良いわけだ。

その意味で、四球をもっと選んで、相手投手に、より嫌がられるような「燻し銀」の存在になっていってほしい!と思う。【終】


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〔記録〕ホットゾーンを探せ!──楽天イーグルス・高須洋介、2011年、ゾーン・コース打率、球種打率

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楽天イーグルス・高須洋介選手の2011年ゾーン・コース打率、球種打率になります。

まずは全体から確認していきます。


■全体
打率.277、429打数119安打、本塁打1、三振39
20111124DATA1.jpg
20111124DATA4.jpg


ホットゾーン
はストライクゾーン(Sゾーン)内の下記3か所です。

・「真中高め」・・・打率.364 (44打数16安打)
・「真中低め」・・・打率.324 (37打数12安打)
・「外角低め」・・・打率.333 (51打数17安打)


高須選手は過去2シーズンも「真中」のコースで好結果を残していますから、例年通り今年もその強さを発揮していたと言えそうです。「真中」のコース合計では126打数41安打の打率.325を残しました。

一方、例年苦手としてきたのが一般に打者が最も打ちにくいとされる「外角低め」です。一昨年は.233、昨年は.143という率で対応に苦慮していたのが伺えます。昨年は「外角低めの直球」も「外角低めの変化球」にも手を焼いていました。ところが、今季は打率.333という好値を記録しました。直球・変化球別にみても下記のように良い数字が出ています。また、対戦投手の左右別でも下記図のとおりそれぞれ良い結果ですね。

「Sゾーン内の外角低め」打率
・直球・・・打率.400、15打数6安打
・変化球・・・打率.306、36打数11安打



ウィークポイント
はSゾーン内の下記の2か所になりました。

・「内角中段」・・・打率.207 (29打数6安打)
・「外角高め」・・・打率.208 (53打数11安打)


「外角高め」は過去2シーズンも苦手としていたコースになります。

「Sゾーン外角高め」打率
・直球・・・打率.258 (31打数8安打) 2二塁打、1三塁打
・変化球・・・打率.136 (22打数3安打) 1二塁打


直球に対しては長打も出ていますので対応できていると思いますが、変化球に対して分が悪い結果になっています。この傾向は昨年も見られました。また、下記図のとおり対戦投手の左右別にみてもかんばしくない結果です。甘い高さに入ってきたと判断してバットを振りにいくも、結果として変化球で芯をはずされたかたちになっているのでしょうね。

次に対戦投手の左右別にみていきたいと思います。


■vs右投手
打率.268、299打数80安打、本塁打0、三振28
20111124DATA2.jpg
20111124DATA5.jpg


ホットゾーンは全体と同じ、「真中」のコースと「Sゾーン内の外角低め」になります。

「Sゾーン内の真中」
・直球・・・打率.350、40打数14安打
・変化球・・・打率.333、33打数11安打


直球・変化球の区別なく打っていることが確認できます。

一方、苦手で特徴的なのは「内角」でしょうね。内角全体で60打数13安打の.217と苦しんでいます。球種別に確認してみると、、、

「Sゾーン内角」打率
・ストレート・・・打率.226、31打数7安打
・シュート・・・打率.227、22打数5安打
・その他の球種・・・打率.250、5打数1安打


となっており、“まっすぐ系”の球種にヤラれてしまっています。内角のストレートや、えぐってくるシュートに打球を詰まらせて凡打の山を築かされてしまっている姿が想像できるかと思います。

次に左投手との対戦をみてみます。


■vs左投手
打率.300、130打数39安打、本塁打1、三振11
20111124DATA3.jpg
20111124DATA6.jpg

右投手との対戦と比べると、打席数は少なくなっていますが、それでも、穴が無いのがみてとれます。

唯一の弱点は例年苦手としている「外角高め」のみ、他は3割以上の率を残すコースが多いですし、Sゾーン真中も次にヒットを打てば3割ですから、まさしく穴が無いと言ってよいでしょうね。

vs右投手で苦手にしていた「Sゾーン内角」もvs左投手になると打てています。球種別で確認してみると、、、

「Sゾーン内角」打率
・直球・・・打率.267、15打数4安打
・変化球(カットボール、スライダー、パーム)・・・打率.444、9打数4安打、1本塁打


vs右投手時にはストレートに手を焼いてましたが、vs左投手ではまずまず対応できてると言えそうです。
また、左投手が投げる内角に曲がったり沈んだりしてくる変化球に対し、場数は少ないながらも好結果を残しています。

球種別打率でみると、vs右投手では直球.248だった率が、vs左投手では.323を残しているのも大きいですね。


なぜvs右投手打率が.268に対し、vs左投手では打率.300と好結果だったのか?と言えば、vs左投手時のほうが球のみきわめがしっかりできていたと言えるかもしれません。というのも、、、

「打席÷四球(四球1個に対し何打席かかるか?)」
・vs右投手・・・21.73
・vs左投手・・・10.43


となっており、vs左投手時のほうが四球を多く選ぶことができているのです。

ここまでをまとめてみます。


■まとめ
〔全体〕
・ホットゾーン・・・Sゾーン内の「真中」と「外角低め」←投手の左右どちらも好成績
・苦手ゾーン・・・Sゾーン内の「外角高め」。.208の低さ。←過去2シーズンも対応に苦慮。
〔vs右投手〕
・内角の対応に手を焼いている・・・60打数13安打の.217。特にストレート(.226)、シュート(.227)の“まっすぐ系”の球種に対して分が悪い。
・スライダー打率.325・・・Sゾーン内に入ってきた「外角」「真中」のスライダーに対して.338の率(65打数22安打)を残す
〔vs左投手〕
・vs右投手と比較すると苦手とするゾーン・コースの穴が少ない
・球種割合の多くを占めるストレート、スライダーで好打率・・・St.323、Sl.292
・球の見きわめ良・・・vs右投手時より四球を選ぶ割合が多い。


また、これはカウント別打率をまとめるときにも触れますが、今季の高須選手、2ストライク以降の追い込まれてからもまずまず打てていたのが印象的でした。2ストライク以降の打率は.261とシーズン打率.277から極端に率を落とすことがない、良い成績だったと言えそうです。

元来持っている職人型の好打者としての素質に、ベテランならではの円熟味が加わってきて、良い塩梅になってきてるなぁ、そんなイメージです。【終】


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〔記録〕クリーンアップで101試合!──楽天イーグルス・高須洋介、2011年最も印象的に残った打撃ベスト10。vs全投手別の対戦成績表を掲載

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そう言えば、選手や解説者の口から、この人の「悪口」や「批判」が飛び出したのを聞いたことがない。

今季も数多くの楽天戦を観戦してきたが、ホーム、ビジター、セリーグ、パリーグの区別なく、解説者の口から出るのは「この人の打撃がどれだけ素晴らしいか?」「いかに状況に応じた相手の嫌がるバッティングができるか?」という点のみにフォーカスされる。その玄人受けする打撃は、特に同業者から高く評価されており、それこそ高須本人も選手冥利に尽きるのではないだろうか?

今季は128試合に出場した。この数は年度別でみると2007年の130試合に続く多さで、今季の星野楽天がこの人なくしては成り立たなかったことを如実に示している(それは高須をあえてサードにコンバートしてまで起用し続けた点からも伺える)。

そのうちスタメン出場は125試合だった。打順別、守備別でみると下記のようになっている。

◎打順・・・3番55、5番46、6番22、7番2
◎守備位置・・・セカンド63、サード58、指名打者4
※開幕戦は5番・セカンドで出場。


クリーンアップの3番、5番で合計101試合で先発起用された例は今季初となった。ココに星野楽天の特徴がある。長打以外何でもできる高須だが、走者が塁上、得点圏にいるケースが多い中軸での起用は、その勝負強い打撃を評価してのこと。個人的には1度は夢見てみたい打順だっただけに、首脳陣の意図する点は十分理解できる。

もし首脳陣にそのような考えがなかったとしても、鉄平、岩村、ルイーズといった主軸を期待される選手が揃って不振に陥ったチーム事情を考えると、早晩、この人が3番や5番を打つことになっていたのは想像に難くない。

■月間打撃成績

■得点圏での月間打撃成績
20111114DATA11.jpg

上記の月間打撃成績表のとおり、他選手と比べると好不調の波が少なく、比較的安定した打撃成績を残していたことが確認できる。この点も打線の軸に据えて3番、5番から動かさない決め手の1つになっただろう。得点圏での月度別成績を見ても、率が出ていない月ですら出塁率は最低3割を維持していた(4月を除く)。シーズン終盤10月のみ極端に率を落としたものの、最終的に.277の打率を残した。

この.277という数字は、昨年の打率が.268だから単純に見ても.009の上昇となり、良い成績ということになるのだが、もっと細かくみると、それ以上の好成績だったことが判る。

昨年のリーグ平均打率は.270、高須の打率は.268。リーグ平均との差異は-.002だった。
今年のリーグ平均打率は.251、高須の打率は.277。リーグ平均との差異は+.026になっている。

この差異を昨年のそれに当てはめてみると.296となり、統一球前の従来感覚では、今季は限りなく3割に近い成績を残したと言えるのだ。

というわけで、打線の中軸起用という首脳陣の期待に応え、高須は自身の持てる範囲内でその力をまずまず発揮した、とぼくはみる。(及第点以上合格点の間ぐらい?)

高須の中軸起用に異を唱えるファンの中には、高須に長打力がないことを挙げる向きがある。確かに高須に長打はない。

他球団の中軸打者と比べると、走者2塁や2,1塁という得点圏で外野にヒットを打ってもその大半が単打のため、走者が3塁止まりになってしまうケースも増えてしまう。そのため、得点圏での安打数より打点が少ないという異常な状況になっている(32>27)

安打数より打点が少なくなっているのは、下記表のとおり、他球団で主に3番、5番を打った選手の得点圏成績で、高須とオリックスの後藤の2人だけなのだ。

その点で言えば、高須を3番、5番に置いた起用方法に疑問符がつくかもしれないが、現実問題、前述したように本来打つことを期待された選手の不振等もあって、他に打てる選手がいなかったことも事実なのだ。そのため、この起用方法は「あり」だと思う。また、長打が少ないことを、元々長打力がある訳ではない高須を捕まえて、その個人成績批判に繋げるのは、お門違いというべきで、ぼくは高須は高須なりに頑張ったと見ている。

■今季、3番、5番で主に起用された他球団打者の得点圏打撃成績
※3番、5番以外の打席時の成績も含まれているので厳密ではない。


さて、前置きが長くなってしまったが、本エントリは、全投手との対戦成績、その相性を調べて、今季最も印象に残った打撃ベスト10を選ぶという趣旨。まずは、相性別に対戦成績を振り返ってみたい。


2011年、相性別の対戦成績、カモにしたお得意様は? 苦手とした天敵は?

対戦打席が10打席以上を対象に打率を基準に自動的に振り分けてみると下記のようになった。

〔好相性〕
涌井秀章・・・打率.421 (19打数8安打2打点、1四球、1内野安打)
和田毅・・・打率.400 (15打数6安打2打点、2三振、3四球、1犠打、1二塁打)
帆足和幸・・・打率.333 (15打数5安打1打点、2四球、1内野安打)
斎藤佑樹・・・打率.615 (13打数8安打1打点、3三振、2四球、1内野安打)
武田勝・・・打率.385 (13打数5安打1打点、1三振1四球、1犠打、2二塁打)
ホールトン・・・打率.556 (9打数5安打、1四球、1死球、2二塁打)

〔悪相性〕
金子千尋・・・打率.211 (19打数4安打、3三振)
ダルビッシュ有・・・打率.222 (18打数4安打、3三振)
中山慎也・・・打率.214 (14打数3安打、1三振、1四球)
渡辺俊介・・・打率.214 (14打数3安打1打点、1四球、1二塁打)
西勇輝・・・打率.154 (13打数2安打2打点、2三振、1四球)
成瀬善久・・・打率.182 (11打数2安打1打点、2三振、1四球)
岩崎翔・・・打率.091 (11打数1安打1打点、1四球、1死球、1二塁打)

高須のwikipediaを覗いてみると、そのプレースタイルの項目にこのような記述がある(11/15現在)。

「また、大概のバッターが手こずる相手チームのエース級ピッチャーを比較的得意としており、KスタのスタジアムDJの古田優児氏の前節で「エース・キラー」と呼ばれ、定着するようになる」

その言のとおり、今季もパリーグ規定投球回到達の投手相手に、172打数50安打の打率.291とシーズン打率を上回る数字を残していた。投手個々ではダルビッシュや金子千尋など苦手があるものの全体を見ればエース・キラーは健在だったと言えそうだ。




2011年、最も印象に残った高須洋介選手の打撃ベスト10

順不同、日程順にいきます。


◆今季初の得点圏打席で抜かりない仕事人ぶりを発揮

4.12。QVCでのロッテとの開幕戦。1-1の均衡を破る嶋の底力3ランが7回に飛びだしたイーグルスは、続く8回にも二番手・大谷から貴重な2点追加点を奪い、一気に試合展開を有利にしていく。その8回、まずは4番・山崎が二塁打を打ち1点追加、なおも2死2塁という場面で打席は5番・高須にまわってきた。今季初の得点圏打席ながらも、真中近辺に入ってきた甘い直球をしっかり仕留める仕事人ぶり! ひっぱった打球は三遊間を破り左前へ。前進守備のレフト・大松の本塁送球も逸れたため、代走・平石が2塁から帰還、その差を5点とし、初の開幕スタメン5番起用にしっかり応えてみせた。

◎この映像はコチラのyoutube映像でどうぞ。9:18からです。


◆相手先発・八木の立ち上がりを挫く完璧なセンター返し

「貯金を持って仙台へ」。この合言葉の下、必死に戦うイーグルスも4/20から3連敗を喫っし5勝5敗の五分に。いずれも相手打線に先制を許すことから始まった負けゲームだった。ほっともっとフィールド神戸での4/23日本ハム戦は3連戦の2戦目。とにかく先手を取りたい1回裏。相手先発・八木を攻めて2死2,1塁のチャンスで高須。変化球攻めで2-2と追い込まれてからの沈んでいく球だった。捕手の内角構えとは逆のアウトコースに入ったその逆球を、完璧なピッチャー返し。2塁から聖澤が悠々帰り先制点を上げた。今季高須が初回に記録した4本の先制打のうち1本目となった。

◎この映像はコチラのyoutube映像でどうぞ。9:32からです。


◆この人が「代打の切り札」になればなぁ...

今季、代打起用は3打席だった。そのうちの1つ、5/18、Kスタでの巨人戦での代打での同点タイムリーをココに選んでみた。2点先制され追いつき、勝ち越しを許すも同点にするという展開で迎えた8回表、二番手・美馬が坂本に二塁打を浴び再三の勝ち越しを許してしまう。1点を追う直後の裏、楽天は2死2,1塁を好機。ここで9番・中谷に代えて代打・高須の起用がズバリ的中した。相手3人目・久保の初球、完璧な当たりは三遊間を抜けていく同点打に。この勝負強い打撃をここぞという場面での「代打の切り札」に使えたら、攻撃の選択肢は確実に広がるのになぁ・・・と思わせてくれる一撃だった。

◎この映像はコチラのyoutube映像でどうぞ。2:17からです。


◆持ち味のクラッチヒッターぶりを遺憾なく発揮したタイムリー二塁打

球宴明け後半戦2戦目、7/27ソフトバンンク戦。岩隈が右肩痛から復帰後初のマウンドにあがる大切な試合になった。和田との投げ合いも、岩隈は打たせて取る柔の極意のような投球でゴロアウトを積み重ね7回を1失点にまとめる。その好投に報いたのが、組み替えてきた打線、1番・聖澤、2番・内村、3番・高須の面々だった。3回表ヒットで出塁した聖澤を内村が送って1死2塁の場面で打席を迎えた高須は、今季和田との相性が良好(打率.400)。2-2から厳しく内角を突けずに甘く入った和田のストレート右中間へ弾き返す二塁打は先制打に。9回にもこの1-3番トリオで1点をあげてみせた。

◎この映像はコチラのyoutube映像でどうぞ。4:46からです。


◆史上445人目の1,000試合出場に自ら花を添えた今季唯一の三塁打

7/29ロッテ戦、5番・サードで先発出場の高須はプロ1,000試合出場の区切りを達成する。その記録に自ら花を添えるかたちになったのが3回表2死1塁で飛び出したタイムリースリーベースだ。マーフィーの高めに浮いたストレートをバチンと一閃、打球は右中間を襲う。追うセンター・岡田が懸命なダイビングキャッチを試みるも及ばず。抜けた打球がフェンス到達する隙に1塁走者・山崎が激走でホームイン。打った高須も悠々三塁到達となった。この回は2死から3番・松井稼が二塁打、4番・山崎が適時打を記録したため、下記の映像タイトルが「楽天ベテラン三銃士が活躍」になっています(笑)

◎この映像はコチラのyoutube映像でどうぞ。最初から見て下さい。


◆1試合5安打の“猛活躍”を象徴する逆転勝ち越しタイムリー

岩隈vs涌井。今季2度目の投げ合いとなった8/16西武戦。2-3と1点を追いかける展開で迎えた終盤の8回表だった。イニングまたぎで続投した三番手・木村から無死2,1塁の好機を作るも、松井稼、内村と討ち取られて嫌な雰囲気になりかけたところ、ベテランのバットがそれを払拭する! 2死3,2塁から高須が木村の高めのストレートをしっかりおっつけてライト前へ弾き返し、走者2人が帰る(この時点では)逆転勝ち越しの2点適時打になった。この試合、他にも涌井から2安打、岡本篤、牧田から各1安打をマーク。2010年3/31ロッテ戦以来となる1試合5安打の大活躍となった。

◎この映像はコチラのyoutube映像でどうぞ。5:30からです。


◆「連勝街道」で魅せたチャンスメイクの二塁打

8/20ソフトバンク戦から始まった7連勝の3勝目が札幌ドームで行われた8/23日本ハム戦である。相手先発・武田勝から1回に山崎の犠牲フライ、2回に聖澤のセーフティスクイズで1点ずつ積み重ねた楽天は、3回にも2点を入れ、序盤一気に有利の状況を作る。その2点追加劇のチャンスメイクを担ったのが、先頭で打席がまわった高須だった。武田勝の外角のチェンジアップを捉え、ひっぱった打球はライナーとなって左翼線上ぎりぎりに着弾するツーベースに。その後、1死3,1塁から牧田の適時打で3点目のホーム(これが決勝点になった)を踏んでいる。

◎この試合のハイライトはコチラのyoutube映像でどうぞ。高須選手の二塁打は出てきません。


◆震災から半年。“流れ”を劇的に変えてみせた「楔」の一撃

3.11から半年。楽天は本拠地で日本ハムを迎え討っていた。その3連戦の3戦目、立ちはだかるのはダルビッシュ。先発・長谷部は好投するも2回の1失点がダルの前に重くのしかかる。結局、8回裏開始時点で0-1と1点を追う展開に。日本ハムは自慢の継投陣、増井を二番手に投入。1番から始まる好打順も松井稼、内村と凡退し2アウトで、流れは完全に相手側あると思われた矢先のできごとだった。球団創設以来チームを牽引してきたベテランが揃って仕事をする。高須が膝元150キロ速球を綺麗にセンター前に打ち返して足がかりを作ると、続く山崎の奇跡の逆転超弾道を呼び込んだ。

◎この試合のハイライトはコチラのyoutube映像でどうぞ。高須選手のセンター前ヒットは出てきません。


◆今季唯一のホームラン

打率.277はパリーグ規定打席到達内で11位。チームでは2位。例年以上に好成績だった高須も、統一球の影響からは免れることができなかった(年度別の長打率は楽天に来てから最低の.312)。甘い球を打ち損じたり、捉えたという当たりも失速して平凡な飛球で終わった打席でも、決して表情を崩すことはない。しかし、その佇まいから寂しさがにじみ出ているのを感じ取ることができた。1年に最低でも1本は打つ本塁打も今年は途絶えてしまうのか...という9/28西武戦、ようやく一発が飛び出す。4回裏、菊池雄星から打ったレフトへの一撃だった。

◎この映像はコチラのyoutube映像でどうぞ。5:19からです。


◆相手守備陣形をみての職人技バッティング

岩隈vs超天敵・金子千尋の投げ合いとなった9/30オリックス戦。0-1で1点ビハインドの7回表・楽天の攻撃。先頭の内村が奇襲バントヒットで無死1塁を獲得すると、送りバント警戒で前めに守備位置を変えていたファースト・李スンヨプの守備陣形をみて、続く高須が意図しての叩きつけるバッティング。打球は高いバウンドとなり、李スンヨプの頭上を大きく超えライトに抜けていくヒットで、この間に内村は一気に3塁へ。無死3,1塁からガルシアの犠牲フライで同点に追いついた。10/1オリックス戦でも1死3塁でも前進守備を突いた故意に叩きつける打撃を試みていたのが印象的。

◎この映像はWEBにありませんでした。どなたか発見された方いましたらお知らせ下さい。

【終】


◎◎◎関連記事◎◎◎
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■楽天イーグルス 高須洋介 2011年 投手別 対戦成績
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【分析】 5番・高須洋介選手は何故「伝家の宝刀」を抜くことができないのか?

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今シーズン、星野楽天が組むイーグルス打線の注目ポイントの1つに、5番・高須洋介がある。これまで1番、2番、3番や下位打線を担うことはあっても、楽天イーグルスにきてから高須は5番でスタメン出場したことは2009年9/17日本ハム戦の僅か1度のみである。

星野監督ほか首脳陣の狙いは、例年ハイアベレージを残す高須選手の得点圏打率に期待しての5番抜擢だろう。ここで再度、高須選手の得点圏打率を確認してみると、

■楽天 高須洋介 年度別 得点圏打率
2005年・・・打率.278、得点圏打率.348
2006年・・・打率.300、得点圏打率.378(リーグ1位)
2007年・・・打率.283、得点圏打率.386(リーグ1位)
2008年・・・打率.282、得点圏打率.297
2009年・・・打率.304、得点圏打率.339
2010年・・・打率.268、得点圏打率.358

となっており、いずれのシーズンも打率を上回る数字を残し、2008年以外は3割3分以上、2006年、2007年、2010年は3割5分以上を打っている。

星野監督はこの勝負強い打棒を買ったわけだ。4番・山崎が凡退したら、ごっそり打点を稼いでほしい、そんな意図である。

ところがだ、今季ここまでの得点圏打率は僅か.133なのだ。

5/11現在、得点圏打撃成績・・・打率.133、17打席、15打数2安打2打点、2三振、2犠打

いったい高須選手に何が起きているのだろうか?

高須選手がチャンスで凡退を繰り返すたびにその疑問は徐々に膨らんでいったわけだけれど、onetさんにリクエストを頂いたので、ぼくが記録している拙いデータの中から幾つか探ってみたい。

■球種別打率

廣済堂刊・ホームラン特別編集『12球団全選手データ百科名鑑2011』によると、高須選手の昨年の球種別打率は下記のようになっている。なお(カッコ)内はぼくが調べた数値だ。

ストレート・・・.246 (.239)
スライダー・・・.293 (.341)
チェンジアップ・・・.313 (.286)
カーブ・・・.412 (.357)
フォーク・・・.148 (.182)
カットボール・・・.294 (.214)
シュート・・・.222 (.154)
シンカー・・・.250 (.500)


データ百科名鑑とぼくが調べて数字は若干の差異はあるものの、ストレートが2割4分前後であまり好結果が出ていなく、変化球は(フォークを除いて)総じて好成績を収めている、とみることができる。なお、2010年の打率は.268である。

つまり、高須選手はストレートはあまり得意ではなく、変化球のほうが強い傾向にある、と言える。

今季もここまでストレート打率は.233である。(43打数10安打)
一方、スライダー、カットボール、パームの変化球合計打率は.324である。(37打数12安打)

上記を踏まえると、好結果を残すには、ストレート狙いばかりではなく、変化球を多く打ちにいかなければならない、ということになる。

今シーズン、走者無し&走者1塁(つまり得点圏ではない)の状況での打撃成績は下記のようになった。

打率.308、65打数20安打、5三振、3四球

球種別では、ストレート32(うち安打9)、変化球33(うち安打11)、となった。

ストレートと変化球をほぼ半分ずつの割合で打ちにいき、3割の打率を作っている。

ところが、得点圏になると、

得点圏打率.133、15打数2安打2打点、2三振、2犠打

球種別では、ストレート11(うち安打1)、変化球4(うち安打1)、である。

こちらでは73%の高い割合であまり得意ではないストレートを打ちにいっているのだ。

もっと変化球狙いで変化球を打ちにいくべきでは?と思う。

そう思う一方で、相手投手、バッテリー陣の攻めもこのような状況を生んでいるとも言える。

走者無し&走者1塁の69打席で相手投手が投げた球の合計は262球。そのうちストレートが130、変化球が132とほぼ半々の割合だ。

ところが、この割合が得点圏の場面(17打席。65球)になると、ストレート42、変化球23。比率になおすと64.6%、35.4%となり、ストレートの割合が多くなっている。

つまり、相手バッテリーも当然研究をしてくるわけで、高須選手がストレートがあまり得意ではなく、変化球のほうが好結果が出やすいというデータを把握しているわけだ。

それだから、得点圏ではストレートで押す割合が多くなっており、高須選手はストレートを打たされてしまうのではないだろうか?

さらに下記配球図をみると、変化球も低めのゾーンに集まっており、打ちごろの高さに浮いて入った変化球や、抜けてきた変化球など、いわゆる失投というべき変化球がほとんどなかったのでは?と推測することも可能だ。

高須選手はパワーのあるタイプではない。狙った1球をフルスイングしてホームランにすることはあっても、それでもシーズン6本が最高、プロ通算でも18本しか打っていない。

そのため、緩急をつけられてタイミングをずらした速球ストレートは差し込まれたり、詰まったりするケースも決して少なくない。タイミングを合わせて捉えたと思った打席でも平凡ゴロ、平凡飛球などで凡打に倒れる光景も多くみてきた。

その状態のなかでさらに今季からは低反発の統一球の導入だ。開幕当初は多くの選手同様に、ストレートを打ちにいって「あれれ?飛ばないゾ」というケースが多かったと思う。(4月のストレート打率.238、21打数5安打。一方、4月の変化球打率.350、20打数7安打)

■球数別打率

次に球数別打率だ。本来ならカウントで診たいところなのだが、残念ながら昨年の打席、カウントの記録をきっちりとっていないため、球数別でみることにする。

得点圏打率.358を残した昨年の高須は、球数別で1打席4球までで多く打ちいき、好結果を残す傾向にあった。(1球~4球で得点圏打数の84.2%を占め、得点圏打率.363)

ところが、今シーズンは4球目までではなく、5球目以降の割合が多くなっている。

1~4球・・・60.0%
5球以降・・・40.0%


4球目までの割合が約25%減少、かわりに5球目以降のパーセンテージが増加していた。

■2009年 20101年 得点圏での球数別打率


球数が多くなり、2ストライクと追い込まれてしまうと打者は一般に不利になっていく。そのため、好結果を出すにはファーストストライクから狙っていかなければならない。よく代打の場合は初球から積極的に打っていくべしという定石めいたことが言われるが、一理あるのだ。田淵コーチのファーストストライク理論も理に適った部分は大いにある(この点は認めるが、それでも状況に応じた打撃は必要だと思っている)。

高須も例外ではないと思う。今シーズンの得点圏打数をストライクカウントごとにみると、

0ストライク1打数
1ストライク6打数(1安打)
2ストライク8打数(1安打)


となっており、追い込まれてからの回数が多い印象を受けるのだ。


今シーズン、高須選手の得点圏打率はなぜ低迷しているのか?

その問いに、今現在、ぼくが推測できるのはこの2つ、低反発球でのストレート対応にアジャストできていないのでは?、追い込まれてしまってるのでは?、ぐらいである。漠とした推測で申し訳ないけど。【終】

■楽天・高須洋介 2011年5/11現在 得点圏での全打席配球図
※各ゾーンの上段は直球、下段は変化球
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【記録/保存版】 楽天イーグルス 高須洋介 2010年 対戦投手別 対戦成績 打撃成績

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※この記事は2010年10月20日にベースボールタイムズオンラインに寄稿したものです。リンクの修正等を行って、転載しております。

~~

このスペースでの今オフ恒例企画にそろそろなってきたか?「楽天イーグルス主要選手の全投手対戦成績・打撃成績」調査企画。

1回目は渡辺直人選手を↓↓↓
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-299.html

2回目は鉄平選手を↓↓↓
http://tan5277.blog104.fc2.com/blog-entry-298.html

取り上げた。

3回目の本稿では、得点圏打率.358と今季もその勝負強い打撃でファンを魅了したプロ13年目のベテラン、高須洋介選手をクローズアップしたいと思う。

今季成績は、OPS.693、出塁率.333、打率.268、長打率.360。

出足は好調だったものの、交流戦時に入ってから調子を一度落とし、7月に復調するものの、疲労が溜まる8月は打率.174、9月も復調叶わなかった。後半戦に入ると若手の積極起用のお家事情もあって出場機会が激減、結果としてなんだか尻すぼみに終わったシーズン、そんなふうに言えるかもしれない。

スタメン起用された打順をみると、今季は4番、9番を除くほとんどの打順で起用されている。得点圏の鬼で細かいこともできる起用な打者。非常に使い勝手の良い頼もしい存在ではある。そのため、打順が固定できなかった事情等も加わって、結果として起用貧乏にさせてはいなかったか?

そんなことをつい思ってしまうのは、高須3番スタメンが28試合もあったからだ(この数字はプロ入り初の数字)。3番スタメンの履歴を過去に遡って調べてみても、2006年22試合、2008年7試合の29試合しかない(楽天時代)。

ここにブラウン監督の苦悩や、得点力低迷・選手層の薄さ・スランプ選手の多さ・・・等の台所事情をみてとることができる。高い得点圏打率を活かそうという趣旨は十分理解できるところ、だ。しかし、本来ならもう少し長打力のある鉄平、草野、中村紀、外国人あたりを置きたかったはずなのだ。

ただ、3番に据わった時の打率は.319、出塁率.392、OPS.799、113打数36安打17安打19打点 11四球 4死球 2犠飛 16三振 7二塁打 1本塁打の好成績で、さらに3番時の得点圏打率は.355。素晴らしい成績をしっかり残している点は、さすが仕事人・高須といえる。

もっと突っ込んだ打撃成績、詳細な打率の話は自分のブログで行う予定なので、ここではここまでに留めておきたい。

◎2010年 高須 月度別打撃成績
3月:OPS1.010、出塁率.385、打率.333、長打率.625 (24打数8安打2打点 1三振2四死 4二塁打 1本塁打)
4月:OPS.789、出塁率.400、打率.322、長打率.389 (90打数29安打10打点 10三振13四死 6二塁打)
5月:OPS.465、出塁率.269、打率.197、長打率.197 (61打数12安打2打点 7三振6四死)
6月:OPS.806、出塁率.348、打率.271、長打率.458 (59打数16安打14打点 9三振7四死 2二塁打 3本塁打)
7月:OPS.728、出塁率.351、打率.321、長打率.377 (53打数17安打9打点 8三振3四死 3二塁打)
8月:OPS.451、出塁率.255、打率.174、長打率.196 (46打数8安打2打点 2三振5四死 1二塁打)
9月:OPS.687、出塁率.270、打率.250、長打率.417 (36打数9安打7打点 7三振1四死 2本塁打)

◎2010年 高須 打順別スタメン起用回数
1番・・・6試合 (3月2、5月1、6月1、7月2)
2番・・・33試合 (3月2、4月2、5月11、6月8、7月9、8月1)
3番・・・28試合 (4月21、5月1、7月1、9月5)
5番・・・1試合 (5月1)
6番・・・7試合 (4月1、5月3、7月1、8月1、9月1)
7番・・・22試合 (6月8、7月1、8月10、9月3)
8番・・・3試合 (3月2、8月1)

さて、本題に入ろう。

今季の対戦が7打席以上のケースを相性の好悪にざっと振り分けてみると、下記のようになる。

〔好相性〕
帆足(L)・・・打率.429、出塁率.429 (14打数6安打 1二塁打)
杉内(H)・・・打率.500、出塁率.538 (12打数6安打2打点 2三振 1四球)
岸(L)・・・打率.364、出塁率.364 (11打数4安打1打点 1三振)
和田(H)・・・打率.300、出塁率.333 (10打数3安打1打点 3三振 1四球 2二塁打)
マーフィー(M)・・・打率.400、出塁率.455 (10打数4安打 1四球)

〔五分〕
木佐貫(Bs)・・・打率.267、出塁率.250 (15打数4安打5打点 3三振 2塁打)

〔悪相性〕
武田勝(F)・・・打率.214、出塁率.200 (14打数3安打2打点 3三振 1二塁打)
金子千(Bs)・・・打率.100、出塁率.100 (10打数1安打1打点)
大隣(H)・・・打率.200、出塁率.333 (10打数2安打1打点 1三振 2四球)
涌井(L)・・・打率.000、出塁率.125 (7打数0安打 1三振 1四球)

今季の高須の打席をざっと思い巡らしてみる。最も衝撃的だった対戦は、Kスタでの16連勝がかかった9/19ロッテ21回戦の第5打席だ。

楽5-6ロの1点ビハインド。9回1死3,1塁、1打出れば同点という場面で高須に打席がまわってきた。ロッテの守護神・小林宏が投じた3球目の失投となるフォークをレフトスタンドまで運んでみせた。

両手を大きく広げてガッツボーズ姿でダイヤモンドをまわる高須の姿(下記URL参照)を今でもはっきりと覚えている。

http://www.rakuteneagles.jp/game/scoreboard/photo.php?t=2&s=4551

さて、表を掲載にして終わりにしたい。

◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 福岡ソフトバンクホークス投手陣 2010年 対戦成績


◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 埼玉西武ライオンズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 千葉ロッテマリーンズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 北海道日本ハムファイターズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs オリックスバファローズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 中日ドラゴンズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 阪神タイガース投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 読売ジャイアンツ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 東京ヤクルトスワローズ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 広島カープ投手陣 2010年 対戦成績
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◎楽天イーグルス 高須洋介 vs 横浜ベイスターズ投手陣 2010年 対戦成績
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