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大引啓次、城所龍磨、加藤翔平、大谷翔平にプロ初本塁打を献上した男~楽天・永井怜の通算被本塁打記録

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ベールボールチャンネルさんへの寄稿開始!!
雑誌『ベースボールサミット』編集部運営の野球ネット・メディア、ベースボールチャンネルさん。中の方にお声をかけて頂き、しばらくの間、月1でコラムを書いていきます。寄稿した原稿のURLをリンクで御紹介します。みなさま、御笑覧よろしくお願いします。
◎デーブ新体制に欠かせない「足の演出家」―― 背番号23の復活を
◎楽天の今オフ〝最大〟の補強は、嶋基宏の残留だ――数字が証明した嶋の測り知れない貢献度
◎逆転の楽天はどこへ 投打の柱を補強で埋められず【ファンがつける、東北楽天ゴールデンイーグルス2014通信簿】


永井怜はプロ初本塁打献上男?!



Twitterで永井怜がプロ初本塁打を多く献上しているというツイートを目にして、実際、どのくらい多く献上しているのか?を知りたく、永井の通算被本塁打記録を調査してみた。下記に掲載する。

2014年シーズン終了現在、永井は60人の打者に86本の本塁打を打たれてきた。

その中でプロ初本塁打を永井から打った打者は以下の6人だ。

大引啓次、城所龍磨、小斉祐輔、新井良太、加藤翔平、大谷翔平。

小斉は育成選手初の本塁打、加藤はプロ初打席初本塁打のオマケつきだった。

他投手と比較していないので、60人中の10%に当たる6人が多いのか?86本中の6本が多いのか?は一概には言えないものの、大引や城所といった一発が少ない打者に献上してしまっているのは、もったいないなあ~と思う。

それよりも、86本中、実に34本が、先制、同点、逆転、勝越といった試合の趨勢に大きな影響を与える場面で被弾しており、2打席連続を含む同一打者に1試合2本をくらうケースが目立つのが、気になる。【終】

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■永井怜 通算被本塁打記録
※2014年シーズン終了時点

20141227DATA02.jpg

◎◎◎関連記事◎◎◎
【犬鷲通信簿2013】永井怜64点。初Vの起点を担った百点満点投球も、後半戦の優勝戦線は蚊帳の外


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【犬鷲通信簿2013】永井怜64点。初Vの起点を担った百点満点投球も、後半戦の優勝戦線は蚊帳の外

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先発ローテ復活を目指した7年目・永井怜の2013年を振り返る



さて、今年も残すところ2週間となった。ここからピッチを上げて主な1軍選手の成績まとめを急ぎたい。

今回は背番号30、永井怜の2013年を確認してみたい。

なお、1軍成績まとめはここまで、島内宏明戸村健次宮川将中島俊哉聖澤諒を取り上げてきている。

(下記へ続く)



■楽天イーグルス 永井怜 年度別 投手成績
楽天永井怜年度別投手成績

岩隈、田中も成し遂げられず、永井怜だけが所持する球団記録とは?!



今年で9年目を迎えた楽天だが、その球団史で先発ローテーションを2年連続で守り続けた投手は、2009年、2010年にフル回転したこの人だけである。田中将大、岩隈久志といった新旧エースも成し遂げていない楽天唯一の実績を、永井は所持している。

12/5付エントリー「楽天・則本昂大は2年目のジンクスを打破できるか?!」でも確認したように、2005年秋ドラフト以降、大学・社会人、独立リーグ(多田野数人のような例も含む)からNPB入りした投手は当ブログ調査で255人を数えている。その255人の中で1年目から100イニング以上を放ったのは、わずかに21人。その中に背番号30も名を連ねているのだ。しかも、ルーキーイヤーから5年連続で100イニング以上だ。この記録も楽天では永井の他に田中しかいない。

このように確認してみると、今、改めて思うのは、永井怜という投手が汗して成し遂げた「功労」である。二流以下の投手が頑張って努力を積み重ねた結果、複数年にわたって好成績を残したという意味で、永井は楽天における象徴とも言うべき投手なのだと思っている。

怪我に見舞われ、足踏みが続く近年



その永井が近年苦しんでいる。星野監督就任以降、思うような活躍ができずに、足踏みを続けている。

星野政権下でくすぶっているという意味においては、鉄平と同じ境遇とも指摘できるかもしれない。しかし、激変した外部環境にアジャストできずに自身の打撃を見失ったのが鉄平であるならば、永井は2011年に発生した右肩痛の影響があるところが大きい。ここが鉄平との決定的な差異だ。

2012年は復活を目指してファームで始動した。5月までは試運転。まとまった失点を記録する投球が目立った。しかし、6月以降は徐々に調子を取り戻すと、先発した8試合でクオリティスタート6回を記録。防御率こそ3.91だったが、終わってみればイースタン最多勝利の10勝をあげてみせた。1軍では8月から約1カ月間、先発ローテの一角を担い、1勝3敗、防御率3.29の成績に終わった。

(下記へ続く)


■楽天イーグルス 永井怜 2013年 試合別 投手成績
楽天永井怜2013年試合別投手成績

■1軍登録抹消履歴
5/6登録、7/23抹消、日本シリーズ出場資格者名簿はずれる、アジアシリーズ帯同で先発

初Vの起点、GWオリックス3連戦で今季初登板



2013年も2軍スタート。3/19巨人戦ではファーム開幕投手を務めた。その頃、1軍ローテ入りしていた菊池が4連敗と結果が出ず、入れ替わるようにして1軍へ招集されたのが、永井だった(菊池は救援にまわって6月下旬2軍行き)。

5/6オリックス戦から7/10日本ハム戦までの約2カ月間、1軍ローテで投げた。合計9試合に先発。リリーフで投げた試合を入れると2013年は10試合に登板して2勝4敗、防御率3.46の成績で終えている。7/23に抹消されてからは2軍で調整、ファームでも合計10試合に登板、成績は3勝2敗1セーブ、防御率2.44だった。

1軍での成績をもう少し時系列で追ってみよう。

ファームで手応えを感じながら1軍に合流してきた背番号30は、登録当日の5/6オリックス戦(○E10-3Bs)で今季初のマウンドを踏んだ。オリックスをホームで迎え討ったゴールデンウィークの3連戦。先に2勝を取り、今季初のスイープがかかった3ゲームシリーズの3戦目でもあった。また、勝てば指揮官が川上哲治氏を超える並ぶ歴代単独10位の監督通算1067勝に到達するという試合でもあった。

6回途中2失点。看板球カーブも上々。球数も少なくストライク先行の投球が光った。味方による初回3点先制劇も精神的に楽にさせたに違いない。5回まで1失点にまとめ、6回に連打を浴び1点を失ってなおもピンチという場面で救援陣に託した。火消しに尽力した二番手・小山が回またぎで同点にされたため勝利投手の権利は消滅してしまったが、永井の80球は3連勝を手繰り寄せる貴重な原動力になった。

私は、オリックスが金子、西、ディクソンの表ローテをぶつけてきたこの3連戦をスイープできたことが、その後の初Vへのビクトリーロードにつながる起点になったと感じている。勝敗つかずに終わった永井の80球も、初Vへの橋頭堡を担うピッチングだったと評価している。

翌週5/12敵地ロッテ戦(●E4-5)。はからずも「珍記録」の立役者になってしまった。球団タイ記録の7連勝がかかった試合になったが、3、4、5回とじりじり1点ずつ失い、5回途中3失点で降板。終盤、打線が執念を見せ勝ち越しに成功したものの、9回裏に青山が打たれてサヨナラ負け・・・という展開だった。永井はファームで6打数ノーヒットに抑えた両打ち新人野手・加藤翔平に、初打席初球本塁打という珍記録を献上している。(初打席本塁打はNPB史上54人目だが、そこに初球がつくとwikipediaを見るかぎり7人目の模様)。

百点満点のピッチング



今季1勝目をあげたのは、5/19ヤクルト戦(○E1-0S)。翌日が愛娘2歳の誕生日とのことで、可愛い我が子に捧げるメモリアル勝利になった。舞台は雨中のKスタ。かんばしくないコンディションの中、終わってみれば、両軍のスコアボードにゼロ以外の数字が灯ったのは6回裏・楽天の1点だけという投手戦。味方打線が相手先発・八木から再三好機を作るものの、あと1本が出ずという苦しい展開で、背番号30が躍動した。

指揮官いわく「百点満点」。

5回まで散発2安打に抑え、得点圏進出を許さない内容。途中から球種割合を巧みに変え、緩急を織り交ぜつつ狙い球を絞らせない無四球ピッチング。怪我からの復帰後では間違いなくベストパフォーマンスだったこの試合で、イーグルスは今季初パリーグ最遅の零封勝利を飾っている。

しかし、その直後、なかなか勝てない日々が続いてしまう。

5/26広島戦(●E4-C6)では今季初黒星を喫すると、藤井秀悟との我慢比べの投手戦になった6/1DeNA戦(●E3-4DeNA)では7回4失点... 中盤にAJの一振りで1点を先制すると、永井も6回まで2安打無失点の投球をみせた。しかし、7回に打者9人を送り込まれ5安打を集められ、この回だけで4失点。6/8東京ドームでの巨人戦(●E3-5G)ではボウカーに2ランを打たれるなど序盤に3点を失い、ゲームメイクに失敗している。

2勝目は“らしい”粘投



ようやく2勝目をあげたのは6/15ホーム阪神戦でのこと(○E2-1T)。能見と投げ合っての2勝目は6回1失点。良くも悪くもこの人らしい「永井は長い」の内容で、3ボール以上に到達したカウントは打者27人中8人と多く、与四球も4個だった。「最近勝ててなかったので、結果が欲しかった」という永井は、序盤ピンチの連続をなんとか粘ってしのいで手に入れた2勝目になった。

ハラハラするピンチをしのいで白星を手に入れたかと思えば、好投すれども報われずに一振りで黒星を喫する「不運な」試合もあった。

交流戦明け6/26西武戦(●E0-1L)だ。5/19ヤクルト戦では永井の好投が今季初の1-0勝利を手繰り寄せたかと思えば、今季唯一の0-1負けの試合にも、奇しくも永井がマウンドに立っていた。

この試合、平均137.4キロを計測した速球はスピードガン以上に走っており、特にライオンズ打線を高めゾーンに投げ込んだ速球で10打数1安打3三振と圧倒することに成功。獅子の主将・栗山に対しても2打席速球で凡退させていた。しかし、8回栗山に打たれた一発の結果球は、速球が逆球となってストライクゾーンの真中に正直に入ってしまう失投だった。しかし、その1失点だけ。味方打線は西武先発・野上の前に散発2安打に抑えられ援護できず。本当に良いピッチングをしていただけに、8回127球完投負けは、あまりにも不憫だ。

大谷翔平にプロ初本塁打を献上



好投すれども3敗戦を喫した永井はその1週間後、派手に燃えた。7/10ホーム日本ハム戦(●E1-4F)、4回途中4失点。永井との通算対戦成績が良い大引、稲葉の重圧に負け、中田、アブレイユの主軸に連続二塁打を浴び、極めつけは大谷翔平にプロ初本塁打を献上するなど、散々なかたちになってしまう。これで4敗目。

この登板、1週間前の7/3ロッテ戦が雨で流れてスライドせず、中13日でのマウンドだった。試合後、登板間隔が空き過ぎたことが影響したのでは?という記者陣の問いに対し、指揮官は「そんなことは全く理由にならないよ。空けさせられる理由があるわけだから。ここでアピールしないとね」と苦言。結局、この登板が1軍での最後の先発になってしまう。後半戦開始の直前、抹消されて、以降、再びお呼びがかかったのは若手主体で臨んだアジアシリーズまで待たなければならないかたちになり、2009年CS進出の立役者は、沸きに沸いた後半戦の優勝戦線、蚊帳の外に置かれてしまった。

(下記へ続く)

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■リーグ平均値と比較する楽天・永井怜2013年成績
リーグ平均値と比較する楽天・永井怜2013年成績

2009年と2013年。同程度の防御率も中身が違う



ここではリーグ平均値と永井の成績を比較している。上が1軍、下が2軍でのもの。

まずは防御率。3.46という数字を残した。これを見て「まあまあなのでは?」と思う方もいるかもしれない。確かに13勝7敗をあげた2009年も防御率は3.42と今年とほぼ同じ値だった。しかし、あの時とは環境が違うのだ。

2009年=〔リーグ平均〕4.03、〔永井〕3.42
2013年=〔リーグ平均〕3.57、〔永井〕3.46

2009年はリーグ平均防御率が4.03の環境下で残した3.42だった。今年は3.57に対しての3.46だ。2009年はリーグ平均より良い投手だった永井が、2013年ではほぼリーグ平均レベルの投手に変わってしまったことを意味する。

投手本来の力量を示すFIPは平均より悪く(ERA-FIPの差が0.89もあるので、運に恵まれたと言えるかもしれない)、与四球率では平均より良い値だったものの、奪三振率、被本塁打率で平均より悪化。9イニング当たり約1本ホームランを浴びるのは永井の初期設定とも言えるので仕方がないと思えるものの、奪三振率がキャリアワーストの5.10まで沈んでしまっている点が、気がかりだ。

データ的に見ても、右肩痛の前、2009年や2010年に見せたようなピッチングまでには至っておらず、いまだ復活への途上にあると言ってよいだろう。

(下記へ続く)


■楽天イーグルス 永井怜 2013年 イニング別失点
楽天永井イニング別失点

立ち上がりの失点が皆無だった永井怜



今季の永井、素晴らしかった点の1つに、立ち上がりをしっかりゼロスタートで乗り切った点が挙げられる。

22失点を喫した永井だが、1回、2回の失点はゼロ。これは本当に特筆すべき個所だ。

1回2回の被OPSは.266、被打率は.086。63人の打者を対峙して58打数5安打、13三振、3四球、1犠打、2二塁打。上々の立ち上がりをみせていた。

しかし、最多失点イニングが4回9失点、さらに3回にも5点を失っていることから分かるとおり、打者が2巡目に入ろうかという3回、4回、突如崩れてしまうことも多かったのだ。序盤飛ばして、中盤に息切れが生じてしまった?ということも言えるかもしれない。

上記表の「回数」はそのイニングで失点した試合数を数えている。これによると3回は5試合で1点ずつ失い、4回は4試合で合計9失点したことになる。いずれも登板した試合の約半数、3回、4回で点を取られていたことが確認できるかと思う。

象徴的な試合があった。5/26敵地・広島戦(●E4-6C)。4回表、聖澤の右前タイムリーでイーグルスが1点を先制。しかし、その直後の4回裏だった。2死から死四球でピンチを招くと、松山竜平に膝元のスライダーを右翼ポール際へ運ばれてしまった。試合後「失投じゃない。打った打者が上」と語った永井はさらに続けて「走者を気にしすぎた」。打った松山は「僕の好きなコース」と振り返っている。

(下記へ続く)

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■楽天イーグルス 永井怜 2013年 塁状況別 投手成績
楽天永井怜塁状況別成績

明暗分かれた塁状況別成績



次に永井の成績を塁状況別に分けて、眺めてみたい。

塁上に走者がいない時は素晴らしい成績である。被OPS.552、被打率.193は文句のつけようがない数字であり、走者がいない時は自身の投球に専念できていたことをうかがわせる。特に、投手の基本、抑えて欲しい無死走者なし(ほぼイコール、イニング先頭打者)との対決では、相手打者はOPS.401、打率.123の成績しか残せていない。これは投手の打撃成績だ。

しかし、ひとたび走者を塁に出してしまうと、その成績は暗転していることが確認できる。被OPS.837、被打率.313。もっと細かくみて得点圏に走者を背負った時は被OPS.877、被打率.313とかんばしくなかった。

出塁させてしまうと失点リスクが高まるイニング先頭打者を討ち取ることができているのだから、成績がもっと良くてもおかしくないわけなのだ。しかし、そうでなかったということは、1死、2死からの失点が目立ったということになる。

走者が出てからの投球に課題を残す点は、早い段階から佐藤コーチも指摘していたことであり、永井本人も十分認識している点でもある。

(下記へ続く)


■楽天イーグルス 永井怜 2013年 左右打者別 投手成績
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■楽天主な投手 右打者 被本塁打数


右打者と133回対戦してホームランはゼロ



次に左右打者別。被打率は左右の区別なく2割2分台を残している。ただ、被OPSでは左打者に.746とやや打たれているものの、右打者相手時には.570と抑えている。差異が生じているのは長打の本数だろう。左打者には4本の二塁打に6本のホームランを打たれたのに対し、右打者には6本のツーベースのみ。本塁打は浴びていない。

今シーズン、永井は右打者と133打席にわたって対決を繰り広げたが、1本も一発をくらわなかった点も、評価できる点だと思う。

下記で楽天投手陣で右打者との対戦が100打席以上ある投手の被本塁打を調べてみた。御覧のとおり、他投手は全て打たれている中、永井のゼロが光る数字になっている。

(下記へ続く)


■楽天イーグルス 永井怜 2013年 球種 被打率
楽天永井怜球種被打率

2014年へ向けて、投球モデルのマイナーチェンジも必要か?!



最後に対戦打者左右別の球種被打率を掲げてたい。

速球(ストレート、シュートの合計)の数字が左右で差異が生じている。

左打者=〔被OPS〕.939、〔被打率〕.275、〔打球に占める外野飛球率〕54.5%
右打者=〔被OPS〕.628、〔被打率〕.246、〔打球に占める外野飛球率〕41.5%

左打者対戦時、速球をバットに当てられてフィールドに弾き返された場合、54.5%が外野飛球になっていた。右打者では41.5%だったので13.0%の差異になる。

永井はスピードで勝負する投手ではない。球のキレだったり、緩急差だったりで打者を打ち取っていくタイプだが、できればもう少し、速球のスピードを1キロ2キロ上げていきたい。速球が走れば、他の変化球も活きてくると思うからだ。

来年はいよいよ30歳を迎え、加齢からくる身体機能の衰えとも戦っていかなければならない永井。1年戦うことができる体力をもう1度作り上げていくこと。速球の球威を取り戻すこと。この2つの他に、カットボールなど、打者の手元で芯をはずすような新たな球種も、そろそろ覚えていく時期に来ているのかな?と思う。

2014年は正念場のシーズンが待っている。良い投球も見せてくれたのだから、あとはいかに長く安定して投げることができるか?だと思う。頑張って欲しい。

永井怜の犬鷲通信簿2013年は64点



及第点60点、合格点75点の100点満点で2013年を採点すると、64点だろうか。なんだか煮え切らない採点になってしまった。

先発ローテの枚数が足りずに悩んでいた時期、5/6オリックス戦や5/19ヤクルト戦で好投、チームの苦境を救ったとも言える。一方、6/1DeNA戦では終盤踏ん張ることができずに交流戦首位陥落となる逆転負けも喫し、天を仰いだ。6/26西武戦では援護に恵まれずということもあったが、全体をみると2009年の69.2%を頂点にクオリティスタート率が年々下落傾向で遂に33.3%まで落ち込んでしまったのも事実である。

という諸々を配慮して、来季への復活への期待料を上乗せして、64点としてみた。【終】


◎◎◎関連記事◎◎◎
【記録】楽天イーグルス 永井怜 2013年 2軍 投手成績 (試合別、左右打者別、対戦打者ランク別) ※5/5データ
【分析】完全復活を目指す楽天の背番号30、永井怜。その投球傾向をカウント別球種割合からレポートする


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【分析】完全復活を目指す楽天の背番号30、永井怜。その投球傾向をカウント別球種割合からレポートする

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永井怜の投球をカウント別球種割合からスカウティングしてみた



本日予定されていたKスタでのロッテ10回戦は、残念ながら雨天中止となった。これで本カードでの単独首位はなくなった。明日の試合に勝利しても同率1位タイとなる。

とはいえ、恵みの雨としてとらえたいところ。屋外球場を本拠地に持つイーグルスだから、雨天中止時のコンディション調整は心得ているはずだ。明日の1戦に期待したい。

さて、今日先発予定だった永井怜の今季投球データをこのタイミングで確認してみたい。

ここまで8試合で先発し、48イニング、197人の打者と対峙し、合計759球を投げてきた。

これだけ投げてくると、データも溜まってくるわけで、記録を通して、投球傾向も浮かび上がってくる。

ということで、下記でカウント別の球種割合をみていきたい。

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カウント別の球種割合を対戦打者の左右別、さらに走者なし・あり別に確認してみたい。

表中の球種表記、St=ストレート、Sh=シュート、Sl=スライダー、Fo=フォーク、Cur=カーブ、を表している。

■永井怜 2013年 vs右打者 カウント別 球種割合〔全体〕


右打者にはスライダーが多く、左打者にはフォークが多い



どのカウントからの投球時にどの球種を何球投げたか?を記したのが上記表になる。例えば、右打者のカウント0-0からの投球、つまり初球は114球を記録したが、そのうちストレートは51球を投じていた、ということを表している。

左打者との球種割合での違いは、右打者にはスライダーを多く用い、フォークの使用頻度は低くなっている。

スライダーの球種割合は右打者27%、左打者9%。フォークは右打者7%に対し、左打者13%となった。

スライダーは右打者から逃げていく・遠ざかっていく変化の球種になるわけで、永井も御多分に漏れず、使い勝手が良いということなのだろう。

一方、フォークの使用頻度が左打者とダブルスコアの差がついているのは、少々意外といえば意外である。投げ損ねるとフォークもシュート回転する傾向がある。失投フォークが外角中段に入り、そこからシュート回転してストライクゾーンの真中へ到達、打者に痛打を浴びる、このことを恐れているのかもしれない。

ウィニングショットとしても使用できる永井のカーブ



永井の看板球といえるカーブに着目してみよう。一般的にカーブは打者の初球または追いこむ前に使用されるケースが多い。しかし、永井は、12時から6時に落ちるカーブを、ボール先行カウントではさすがに減っているものの、どのストライクカウントでも使うことができる。2ストライク以降に勝負球としても用いることができる。ここは永井の変わらぬ「強み」の1つだ。

2ストライク以降の行を確認してほしい。さすがにフルカウントでの使用は僅か3球に止まっているものの、0-2、0-1、0-2といったカウントでは、スライダーやフォークより多く投げているのだ。2ストライク以降に投げた全90球のちょうど20%をカーブが占めている。ここまで2ストライク以降カーブの被打率は12打数2安打5三振の.167、打者を圧倒している。

次に、右打者の球種割合を、走者なし・あり別で確認してみたい。

■永井怜 2013年 vs右打者 カウント別 球種割合〔走者なし〕
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■永井怜 2013年 vs右打者 カウント別 球種割合〔走者あり〕
20130703DATA3.jpg

走者有でシュートの球種割合が増加する



走者の有無で全体的な球種割合に大きな変化を認めることはできない。

あえて指摘すれば、走者無しでは6%に止まっていたシュートが、走者有のケースでは11%まで増え、逆にスライダーの割合が29%から23%に減少している、ということぐらいか。右打者のインコースをシュートで突いて、あわよくばゴロを打たせて併殺を取りたいという思惑もあるだろうし、内角に厳しくいくことで次球への布石にする投球が、この率の上昇に表れているとも言えそうだ。

走者の有無で1ストライク時に投げるカーブの使用頻度が異なっている



トータルでは微細な変化に止まるものの、細かく見ていくと、大きな変化を指摘することができる。

1ストライク時におけるカーブの使用頻度と、2ストライク以降の球種割合の変化だ。

1ストライク時、走者なしでは0-1、1-1といったカウントで主に使用され、1ストライクで投じた95球の15%を占めていた。ところが、走者ありでは38球の3%、僅か3球に止まっている。走者を背負った状況だ。0-1、1-1といったカウントでは、打者をカーブで戸惑わせることよりも、できればストライクを取りたいことが優先されるのだろう。そのため、使用頻度が極端に低くなっているのかもしれない。

次に、2ストライク以降の球種割合の変化をチェンクしてみよう。円グラフにしてみた。

■右打者 2ストライク以降の球種割合
左(←)が走者なし、右(→)が走者あり


右打者との2ストライク以降勝負。塁上の走者有無で傾向に変化あり



このように、走者なしでは全体の約半数がストレート、シュートといった速球が占めるものの、走者ありではその割合はぐっと減り、代わりにスライダーやフォークが幅を利かせているのが、ビジュアルでも一目瞭然である。走者なしの場面では追いこんでからも強気にストレートを見せていく投球になっているものの、塁上に走者を置き、ピンチの場面も多い状況では、追いこんだら変化球勝負、ということなのだろう。

次に、左打者を確認してみよう。

■永井怜 2013年 vs左打者 カウント別 球種割合〔全体〕
20130703DATA4.jpg

右打者との差異は前述したとおり。フォークの球種割合が左打者時では多くなり、逆にスライダーが減少している。左打者へのスライダーは入ってくる球になるため、コントロールを誤ると痛い目に遭うリスクも高まるだけに、投げづらいのだろう。

次に、走者の有無をみてみよう。

■永井怜 2013年 vs左打者 カウント別 球種割合〔走者なし〕
20130703DATA5.jpg

■永井怜 2013年 vs左打者 カウント別 球種割合〔走者あり〕
20130703DATA6.jpg

走者有での左打者被打率が.360に跳ね上がっているその理由



左打者の被打率は全体で78打数17安打の.218。上々の成績をここまで出している永井だが、走者の有無別にみると、状況は異なってくる。

走者無し=.151 (53打数8安打)
走者有り=.360 (25打数9安打)

このように、塁上に走者を置いた状況では左打者に.360と高いアベレージ打たれてしまっているのだ。走者無しのときと比べると約2割も被打率が悪化してしまっている。

なぜなのだろう?

その有力回答と言えそうなのが、走者有無の球種割合の差異で確認することができる。

スライダーなのだ。

走者無しでバッターボックスに左打者を迎えた場合、全214球のうちスライダーは13%に当たる27球を投げていた。左打者には投げづらいのでは?と思われるスライダーだが、フォーク(9%、19球)より多く投げているのだ。

しかし、塁上に走者を置いた緊迫した状況になると、一転する。走者有で左打者に投じた全92球中、スライダーは僅かに2球に止まっているのだ。

走者有りの左打者球種割合は、多い順で、速球58%、カーブ21%、フォーク20%、残りがスライダーなのだ。何が言いたいか?というと、塁上に走者を置いた状況では、左打者に用いる球種が1つ消えて主に3つになる。左打者が狙い球を絞りやすくなると言えるのだ。

永井の球種の中で、打者が邪魔になってくるカーブの存在。これも走者有りの左打者対戦時には傾向が見受けられるのだ。カーブを2球以上連続で使用することはほぼないと言えるからだ。

走者有り、左打者との対戦時でカーブを2球以上用いたケースは、僅かに2人の打者のみだった。

5/6オリックス戦の5回2死2塁、平野に対し、初球から3球連続でカーブを連投。見逃しストライク、空振りで追いこむと、3球目のカーブで浅い左飛に討ち取った。これは例外中の例外で、前の2打席、いずれも平野はカーブにタイミングが合わずに凡退していたことから、カーブを続ければ大丈夫という確信が永井─岡島のバッテリー間にあったのだろう。

もう1人は5/12ロッテ戦の4回、2点ビハインドの2死2,1塁で対戦した加藤翔平である。マスクは嶋。

このとき、永井は初球に106キロカーブ、2球目にも104キロカーブを投じ、カウントは2-0となっていた。その後、ストレートを2球続けてファウル、見逃しストライクで2-2と並行カウントに戻した永井は、5、6球目に再びカーブを連投。いずれもファウルで粘られ、最後は7球目にストレートを投じ、ファーストゴロコースに討ち取ったかに見えたが、永井がベースカバーに入るのが遅れ、内野安打となった。

この時、これだけ何度もカーブを投じたのには、やっぱり理由があった。3回先頭で対戦した初打席、加藤にプロ初打席初球初本塁打を被弾していたのである。2点を取られていた2打席目の2死2,1塁、ここは絶対に抑えなければならない場面だっただけに、永井の必死さを伺い知ることができる対決になったかと思う。

以上のように、走者有りの場面で左打者をバッターボックスに迎えたとき、永井は、よっぽどの特別の事情が無い限り、カーブの連投をすることはない。少なくともここまでの今季はそのような傾向があったので、スライダーを選択肢からはずすことができた左打者は、この傾向も踏まえれば、さらに狙い球を絞ることができたと言えそうだ。

本エントリーをざっくり4行にまとめると・・・



ということで、今回のエントリーをざっくり3行、ではなく4行でまとめると下記のようになった。

◎一般に追いこんでから用いることが少ないカーブだが、永井の場合、勝負球になる。
◎右打者対戦時、走者無しでは追いこんでも速球をみせる場面は多いが、走者有りでは変化球勝負が多い。
◎走者有で左打者をバッターボックスに迎えた場合、スライダーは全くと言ってよいほど投げない。
◎走者有で左打者との対決時、永井はカーブを連投することは、よほどのことがない限り、ない。

今後、このようなスカウティングレポートを、ブログか、8/5から始めるメルマガか、そのどちらかで定期的におこなっていければと思っている。【終】

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《永井の登板試合》
【試合評】 2013年5月19日(日) ○楽天イーグルス1-0ヤクルト 完全復活を目指す背番号30、今季初勝利
【試合評】 2013年6月26日(水) ●楽天イーグルス0-1西武ライオンズ。永井、高め速球でライオンズ打線を牛耳る

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【記録】楽天イーグルス 永井怜 2013年 2軍 投手成績 (試合別、左右打者別、対戦打者ランク別) ※5/5データ

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おはようございます! @eagleshibakawa です。

ゴールデンウィークも今日で最後ですね。4日、5日とオリックスに連勝。今日も勝って今季初の同一カード3連勝で仙台を湧かせてほしいところです。

その命運を託されたのが背番号30の永井怜。

今季初登板・初先発になります。

その永井の2軍での投手成績を確認してみたいと思います。


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■楽天 永井怜 2013年 2軍 登板日別 投手成績
※5/5終了時データ



2軍ではここまで4試合、全て先発で投げています。

4/7日本ハム戦では立ち上がりの1回に4本の長短打を集められ4点を失い、2回からマウンドを二番手以降に託してはいますが、2軍開幕戦となった3/19巨人戦、直近4/24ロッテ戦はいずれもクオリティスタートで白星を手中にしています。3/30DeNA戦は2本のホームランを浴びながらも7回を4失点にまとめています。及第点と言えるのではないでしょうか。

防御率こそ3.43と2軍成績にしてみれば平凡な数字になっていますが、WHIPでは1.10と上々です。


■楽天 永井怜 2013年 2軍 左右打者別 投手成績
※5/5終了時データ
20130506DATA2.jpg


左右打者別では、左打者被打率は.194としっかり抑えています。被出塁率.237、被OPS.487。一般に左打者は右打者以上に右投手を打たなければならないとされていますから、その点では心強い数字になっています。

右打者は被打率.283、被出塁率.298、被OPS.754と少々高いのかな? 特に長打を4本浴びていることもあり2軍で被OPS7割超えはちょっとした懸念材料です。

先発投手が最も出塁させてはならないイニング先頭打者被打率は.250、出塁率でも.286。3割を切っている点は、さすがだなあと思わせてくれます。


■楽天 永井怜 2013年 2軍 対戦打者ランク別 投手成績
※5/5終了時データ
20130506DATA3.jpg


最後に、対戦打者のランク別でみてまいりましょう。

ランクは下記のようになっています。今季開幕前データで分類しています。

Sランク=1軍通算1000打席以上~
Aランク=1軍通算500打席以上~
Bランク=1軍通算100打席以上~
Cランク=1軍通算1打席以上~
Dランク=1軍での打席なし
新人=新人選手

1軍出場の経験豊富なBランク以上の打者に対しては良く抑えているなと。合計では被打率.182です。推測してみるに、永井が1軍で投げていた頃に対戦したことのある打者も多いでしょうし、打者の傾向や特徴を永井自信がよく把握しているからでは?と思います。

一方、1軍通算99打席以下の選手、Cランク以下の打者には、けっこう打たれています。合計では.286。新人こそ.222と抑えているようには見えますがDeNAの新人2名、白崎浩之、宮崎敏郎にそれぞれホームランを打たれているなど、完璧ではありません。

これは前述の逆のことが予想されます。つまり、対戦経験に乏しいため、永井自身が打者の特徴を分かっていない。手さぐりでの投球の中、痛打されたケースが多いのでは?と思います。こういう事例は、意外に1軍で活躍する投手にはままあることなので、私はあまり心配しないようにしています。

ということで、ざっくりと永井の2軍成績を確認してみました。好投を期待していますよ!




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【記録】楽天イーグルス 仲澤広基 2013年 2軍 打撃成績 (試合日程別、左右投手別) ※4/22現在データ
【楽天2軍情報】 岡島豪郎、2軍で出場9試合連続安打。只今、打率.390!!~~4/24終了時データより
【記録】楽天イーグルス 土屋朋弘 2013年 2軍 投手成績 (試合別、左右打者別、対戦打者ランク別) ※5/2データ

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〔記録〕楽天イーグルス 永井怜 ロッテ戦通算投手成績、ロッテ主要打者通算対戦成績 (2012年8/27データ)

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■楽天イーグルス 永井怜 ロッテ 通算投手成績
※2012年8/27終了時データ

20120828DATA2.jpg
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■楽天イーグルス 永井怜 ロッテ主要打者 通算対戦成績
※2012年8/27終了時データ
20120828DATA4.jpg


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〔記録〕楽天イーグルス 永井怜投手 2012年 2軍先発成績 被打率 被出塁率 被長打率 被OPS
〔記録〕楽天イーグルス・永井怜投手 2011年 打者別 対戦成績

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〔読書感想文を書いてみました〕 赤坂英一『2番打者論』
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