shibakawaが選ぶ楽天イーグルスのFielding of the Year2015はコレだ!!
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ここ数日、楽天イーグルスのFielding of the Yearを決めるべく、今季の観戦メモや映像を見返す作業を行ってきたが、結局、辿り着いた結論は、作業に着手する前と変わらなかった。
私が選ぶ、楽天イーグルスのFielding of the Yearは、4月に飛び出した福田将儀のスーパープレー。この完全一択である。
(下記に続く)
4月18日、20,942人で埋まったコボスタでのデーゲーム。対戦相手は日本ハムだった。
試合は4-2、楽天2点リードで迎えた9回表だった。初勝利をかけた先発・則本がファイターズ打線の攻撃を6回2失点に抑え、直後の攻撃で後藤、サンチェスの連続適時打が生まれ2点を勝ち越すと、7回は福山、8回は青山が零封。継投リレーで2点差を維持したまま、9回表の背番号1にバトンを託していた。
しかし、マウンドに登った松井裕の制球が定まらない。先頭打者の8番・岡大海をストレートで1塁に歩かせてしまう。今季、松井裕が先頭打者に与えたストレート四球2個のうち1個が、ここで発生していた。
無死1塁、9番・中島卓也には粘られ、8球を要した。追い込んでから3度もファウルで逃げられたが、インスラを上手く要求した嶋のリードに支えられ、辛うじて空三振に仕留めることに成功する。直後の1死1塁、その後の則本、松井裕の明暗を分けた「分岐点」がやってきた。
打席は1番・西川遥輝。昨年、新人だった松井裕から9打数4安打、1三振、3四球、1二塁打、1三塁打の対戦打率.444という戦果を挙げていた。そんな好敵手に制球難。コントロール定まらずにボール先行3-1としてしまう。
直後の第5球だった。アウトコース狙いの148キロ速球投球だった。真ん中近辺に甘く入る失投を完全に狙撃されるかたちになった。舞い上がった快飛球は、中堅122mバックスクリーンすぐ右の右中間フェンス直撃の長打コース。抜ければ1塁走者・岡はホームイン。クッションボールの行方によれば、三塁打が多い打者走者の西川だ。1点入り4-3、1点差に肉薄され、なおも1死3塁のピンチに立たされていた可能性が高い、そんなシーンだった。
この窮地を救ったのが、背番号24のルーキー、福田将儀だった。
開幕以来、センターの聖澤が打率.125と絶不調。このカード初戦から福田が代わりに使われ、本戦が2試合目のセンター先発出場だった。
今、改めて映像を見返してみると、中継カメラが福田に切り替わってから17歩の背走をしていることが確認できる。アングル
が切り替わる前からスタートを切っているはずなので、少なく見積もっても20歩か。距離にして約20m近く、いや、それ以上の距離を走った最短距離の背走だったかもしれない。そしてフェンス際のジャンピングキャッチ。見事だった。ラバーの上にある金網直撃コースの白球を、完璧なタイミングでもぎ取ってみせた。
補球後も素晴らしかった。福田はすかさず内野へのダイレクトの返球を試みる。1塁走者・岡は完全に長打コースという判断だったのだろう。福田が落下地点に入ったときは既に2塁に到達していた。その岡が慌てて1塁に戻る。岡の動きだけ取ってみても、福田のプレーの大きさを窺い知ることができるのだ。
中継席の島村俊治アナ。いつもは穏やかな語り口の齢74の老アナが頬を上気させて「なんと、なんと、福田が見事なプレーを見せました。ルーキー福田の大ファインプレー!」とやや声音を上ずらせて実況する。目をまんまるにさせた解説の大塚光二氏が「おおっ...」と感嘆し、「捕った! これは凄いですよ」と畳みかける。ベンチ内の則本が立ち上がってルーキーの好プレーを拍手で称える。
コボスタ全体が拍手でワッと沸く。コボスタが今季最も沸いた数少ない瞬間の1つだった。
福田が救ったのは、この試合の勝利だけではなかった。
則本の初勝利と松井裕の初のセーブ失敗をも救った。
もし頭上を越され、フェンス直撃のスリーベースになっていたとしたら...その後、同点に追いつかれていた可能性は高かった。則本の初勝利が水泡に帰し、松井裕は5度目のセーブシチュエーションで早くもセーブ失敗。エースの3年連続二桁勝利は未達に終わったかかもしれないし、63戦3勝2敗12ホールド33セーブ防御率0.87と傑出した戦績を挙げた松井裕の高卒2年目の挑戦も、福田のスーパーキャッチがなければ、ここまでのインパクトを残すことはなかったかもしれない。
そして、このプレーは、それまでセンターのレギュラーだった聖澤への挑戦状とも言うべきプレーになった。
センターの世代交代の序章を担うかもしれないポテンシャルを秘めているのだ。
(下記に続く)
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今や楽天の中堅手は、他球団と比べたとき、「弱み」と化している。
待ったなしの世代交代の時期に差し掛かっている。
上記表が一目瞭然だ。2011年以降の楽天中堅手OPSとリーグ平均を折れ線グラフにしたものになる。
楽天中堅手がリーグ平均を上回っていたのは2012年までのこと。2013年以降は3年連続リーグ平均を下回る結果になった。それも3年連続で平均値との乖離が進んでいる由々しき事態に陥っている。
この4年間でリーグ平均値が大幅上昇した背景には、統一球の反発係数が修正され、極端な投高打低の時代が終焉を告げたこと(逆を言えば聖澤の選手価値が相対的に減少することになった)、陽代鋼や秋山翔吾、柳田悠岐など打力を持つ中堅手の台頭が影響によるもの。楽天はこの潮流に完全に乗り遅れるハメになった。
次に、下記の棒グラフを御覧頂きたい。
これは2008年以降のNPB主な中堅手のべ97人を年齢別に整理したものになる。
2008年以降、セパ各球団でその年度で最も先発出場が多かった中堅手を1名ピックアップし、年齢を調査した。
(2014年の楽天は聖澤と島内が55試合で最多タイだったので、2人とも対象とした)

棒グラフの濃い青の部分は先発100試合以上の人数を、水色部分は100試合未満の人数を表している。
例えば、17人を数えた26歳は、うち10人が100試合以上先発出場し、残り7人が100試合未満だったことを示している。
この棒グラフが示すとおり、31歳以上の年齢でセンターのレギュラーを担ったケースは2007年以降の97人中、僅かに7選手のべ10人しかいない事実だ。
そこで問題になるのが、球団史上最多641試合の中堅先発出場を誇る聖澤の年齢である。
聖澤は来年31歳を迎えるシーズンを迎える。
近年、楽天の中堅手OPSが下落傾向なのは、2013年の.713を起点に.688、.631とOPSが下がり続けている聖澤に原因があるし、中堅守備でも聖澤のUZRは近年振るわず、マイナス値を叩き出している。
全ポジションで最も広い守備範囲を担当し、直接の打球処理以外にもバックアップなど影での労力も必要とされる外野のキーストーン。私は聖澤後援会の会員だが、チームのためを思えば、来季は聖澤にチーム最多の中堅先発出場を許してはならない。福田を始め、島内、フェルナンドの台頭こそ最も待望されなければならないと思っている。
逆に言えば、聖澤は今後の生きる道を真剣に模索しなければならない。正中堅手という立ち位置は年齢的なことを含めても現実的ではなくなってきている。1軍戦力としてどういう場面で貢献していくのか?背番号23には選手像のモデルチェンジが必要とされている。
■聖澤諒 年度別 中堅UZR
※2010、2013、2014年データはデータスタジアム調べ。2015年はDELTA調査
※2011、2012年は数値を見つけることができなかった
2010年(25歳) +11.0
2013年(28歳) -1.0
2014年(29歳) -4.1
2015年(30歳) -2.0 ※9/6終了時データ
私も人の子。2軍では聖澤に快音が戻り、ガス欠になった福田がその後も長いこと1軍で起用され続けていた時は、三木谷オーナーのご子息のお気に入りが背番号24だったのか?!とあらぬ邪推もしたりしたが、今振り返ってみれば、ルーキーの福田に210打席と中堅418回を含む458回2/3の守備イニングという経験を与えたのは、センターラインの世代交代にとって将来投資という意味で良かったと思っている。
最後に聖澤と福田の中堅レンジファクターを表にまとめてみた。残念ながら福田の中堅UZRの数値が分からないので、レンジファクターでお茶を濁すしかないのだが、レンジファクターで見る限りでは、現状の福田は中堅守備でも聖澤にやや及ばないようだ。私の観戦メモに記された好守備の数も、聖澤が11個に対し、福田が4個止まり。5月以降抹消されるまでは記録がない。ガス欠に見舞われた後は守備でも目立つようなプレーはほとんどなかったと思う。
守備だけではない。打撃、走塁でも現状では聖澤に及ばない。
来季、背番号24は23の壁を越えることができるのか。
福田本人が口にしているように、ルーキーイヤーの今シーズンは、プロとして1年の長丁場を戦い抜く厳しさ、コンディションを維持しながらプレーの質を維持していく難しさなどを痛感したはずだ。この経験を糧に、充実した秋季キャンプ、オフを過ごしてもらって、来季は聖澤から定位置を完全に奪い去るような、大きな飛翔を願っている。【終】
■聖澤諒と福田将儀の中堅レンジファクター

◎◎◎関連記事◎◎◎
・楽天の1番は福田将儀で世代交代 未来を担う「青い稲妻」がチームを活性化
・帰ってきた背番号24。楽天のルーキー、福田将儀が見せる苦手克服の打撃成績とは?!
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shibakawaが選ぶFielding of the Year2015は福田将儀だ!!
ここ数日、楽天イーグルスのFielding of the Yearを決めるべく、今季の観戦メモや映像を見返す作業を行ってきたが、結局、辿り着いた結論は、作業に着手する前と変わらなかった。
私が選ぶ、楽天イーグルスのFielding of the Yearは、4月に飛び出した福田将儀のスーパープレー。この完全一択である。
(下記に続く)
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4月18日の9回表、窮地に立たされた松井裕樹
4月18日、20,942人で埋まったコボスタでのデーゲーム。対戦相手は日本ハムだった。
試合は4-2、楽天2点リードで迎えた9回表だった。初勝利をかけた先発・則本がファイターズ打線の攻撃を6回2失点に抑え、直後の攻撃で後藤、サンチェスの連続適時打が生まれ2点を勝ち越すと、7回は福山、8回は青山が零封。継投リレーで2点差を維持したまま、9回表の背番号1にバトンを託していた。
しかし、マウンドに登った松井裕の制球が定まらない。先頭打者の8番・岡大海をストレートで1塁に歩かせてしまう。今季、松井裕が先頭打者に与えたストレート四球2個のうち1個が、ここで発生していた。
無死1塁、9番・中島卓也には粘られ、8球を要した。追い込んでから3度もファウルで逃げられたが、インスラを上手く要求した嶋のリードに支えられ、辛うじて空三振に仕留めることに成功する。直後の1死1塁、その後の則本、松井裕の明暗を分けた「分岐点」がやってきた。
打席は1番・西川遥輝。昨年、新人だった松井裕から9打数4安打、1三振、3四球、1二塁打、1三塁打の対戦打率.444という戦果を挙げていた。そんな好敵手に制球難。コントロール定まらずにボール先行3-1としてしまう。
直後の第5球だった。アウトコース狙いの148キロ速球投球だった。真ん中近辺に甘く入る失投を完全に狙撃されるかたちになった。舞い上がった快飛球は、中堅122mバックスクリーンすぐ右の右中間フェンス直撃の長打コース。抜ければ1塁走者・岡はホームイン。クッションボールの行方によれば、三塁打が多い打者走者の西川だ。1点入り4-3、1点差に肉薄され、なおも1死3塁のピンチに立たされていた可能性が高い、そんなシーンだった。
チームの勝利をもぎ取り、則本、松井裕を救ったスーパープレー
この窮地を救ったのが、背番号24のルーキー、福田将儀だった。
開幕以来、センターの聖澤が打率.125と絶不調。このカード初戦から福田が代わりに使われ、本戦が2試合目のセンター先発出場だった。
今、改めて映像を見返してみると、中継カメラが福田に切り替わってから17歩の背走をしていることが確認できる。アングル
が切り替わる前からスタートを切っているはずなので、少なく見積もっても20歩か。距離にして約20m近く、いや、それ以上の距離を走った最短距離の背走だったかもしれない。そしてフェンス際のジャンピングキャッチ。見事だった。ラバーの上にある金網直撃コースの白球を、完璧なタイミングでもぎ取ってみせた。
補球後も素晴らしかった。福田はすかさず内野へのダイレクトの返球を試みる。1塁走者・岡は完全に長打コースという判断だったのだろう。福田が落下地点に入ったときは既に2塁に到達していた。その岡が慌てて1塁に戻る。岡の動きだけ取ってみても、福田のプレーの大きさを窺い知ることができるのだ。
中継席の島村俊治アナ。いつもは穏やかな語り口の齢74の老アナが頬を上気させて「なんと、なんと、福田が見事なプレーを見せました。ルーキー福田の大ファインプレー!」とやや声音を上ずらせて実況する。目をまんまるにさせた解説の大塚光二氏が「おおっ...」と感嘆し、「捕った! これは凄いですよ」と畳みかける。ベンチ内の則本が立ち上がってルーキーの好プレーを拍手で称える。
コボスタ全体が拍手でワッと沸く。コボスタが今季最も沸いた数少ない瞬間の1つだった。
福田が救ったのは、この試合の勝利だけではなかった。
則本の初勝利と松井裕の初のセーブ失敗をも救った。
もし頭上を越され、フェンス直撃のスリーベースになっていたとしたら...その後、同点に追いつかれていた可能性は高かった。則本の初勝利が水泡に帰し、松井裕は5度目のセーブシチュエーションで早くもセーブ失敗。エースの3年連続二桁勝利は未達に終わったかかもしれないし、63戦3勝2敗12ホールド33セーブ防御率0.87と傑出した戦績を挙げた松井裕の高卒2年目の挑戦も、福田のスーパーキャッチがなければ、ここまでのインパクトを残すことはなかったかもしれない。
聖澤への挑戦状。センター世代交代の序章を担う
そして、このプレーは、それまでセンターのレギュラーだった聖澤への挑戦状とも言うべきプレーになった。
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外野のアキレス腱になりつつある楽天の中堅手
今や楽天の中堅手は、他球団と比べたとき、「弱み」と化している。
待ったなしの世代交代の時期に差し掛かっている。
上記表が一目瞭然だ。2011年以降の楽天中堅手OPSとリーグ平均を折れ線グラフにしたものになる。
楽天中堅手がリーグ平均を上回っていたのは2012年までのこと。2013年以降は3年連続リーグ平均を下回る結果になった。それも3年連続で平均値との乖離が進んでいる由々しき事態に陥っている。
この4年間でリーグ平均値が大幅上昇した背景には、統一球の反発係数が修正され、極端な投高打低の時代が終焉を告げたこと(逆を言えば聖澤の選手価値が相対的に減少することになった)、陽代鋼や秋山翔吾、柳田悠岐など打力を持つ中堅手の台頭が影響によるもの。楽天はこの潮流に完全に乗り遅れるハメになった。
次に、下記の棒グラフを御覧頂きたい。
これは2008年以降のNPB主な中堅手のべ97人を年齢別に整理したものになる。
2008年以降、セパ各球団でその年度で最も先発出場が多かった中堅手を1名ピックアップし、年齢を調査した。
(2014年の楽天は聖澤と島内が55試合で最多タイだったので、2人とも対象とした)

来年31歳の聖澤にセンターの定位置を委ねるのは望ましくない
棒グラフの濃い青の部分は先発100試合以上の人数を、水色部分は100試合未満の人数を表している。
例えば、17人を数えた26歳は、うち10人が100試合以上先発出場し、残り7人が100試合未満だったことを示している。
この棒グラフが示すとおり、31歳以上の年齢でセンターのレギュラーを担ったケースは2007年以降の97人中、僅かに7選手のべ10人しかいない事実だ。
そこで問題になるのが、球団史上最多641試合の中堅先発出場を誇る聖澤の年齢である。
聖澤は来年31歳を迎えるシーズンを迎える。
近年、楽天の中堅手OPSが下落傾向なのは、2013年の.713を起点に.688、.631とOPSが下がり続けている聖澤に原因があるし、中堅守備でも聖澤のUZRは近年振るわず、マイナス値を叩き出している。
全ポジションで最も広い守備範囲を担当し、直接の打球処理以外にもバックアップなど影での労力も必要とされる外野のキーストーン。私は聖澤後援会の会員だが、チームのためを思えば、来季は聖澤にチーム最多の中堅先発出場を許してはならない。福田を始め、島内、フェルナンドの台頭こそ最も待望されなければならないと思っている。
逆に言えば、聖澤は今後の生きる道を真剣に模索しなければならない。正中堅手という立ち位置は年齢的なことを含めても現実的ではなくなってきている。1軍戦力としてどういう場面で貢献していくのか?背番号23には選手像のモデルチェンジが必要とされている。
■聖澤諒 年度別 中堅UZR
※2010、2013、2014年データはデータスタジアム調べ。2015年はDELTA調査
※2011、2012年は数値を見つけることができなかった
2010年(25歳) +11.0
2013年(28歳) -1.0
2014年(29歳) -4.1
2015年(30歳) -2.0 ※9/6終了時データ
来年31歳の聖澤にセンターの定位置を委ねるのは望ましくない
私も人の子。2軍では聖澤に快音が戻り、ガス欠になった福田がその後も長いこと1軍で起用され続けていた時は、三木谷オーナーのご子息のお気に入りが背番号24だったのか?!とあらぬ邪推もしたりしたが、今振り返ってみれば、ルーキーの福田に210打席と中堅418回を含む458回2/3の守備イニングという経験を与えたのは、センターラインの世代交代にとって将来投資という意味で良かったと思っている。
最後に聖澤と福田の中堅レンジファクターを表にまとめてみた。残念ながら福田の中堅UZRの数値が分からないので、レンジファクターでお茶を濁すしかないのだが、レンジファクターで見る限りでは、現状の福田は中堅守備でも聖澤にやや及ばないようだ。私の観戦メモに記された好守備の数も、聖澤が11個に対し、福田が4個止まり。5月以降抹消されるまでは記録がない。ガス欠に見舞われた後は守備でも目立つようなプレーはほとんどなかったと思う。
守備だけではない。打撃、走塁でも現状では聖澤に及ばない。
来季、背番号24は23の壁を越えることができるのか。
福田本人が口にしているように、ルーキーイヤーの今シーズンは、プロとして1年の長丁場を戦い抜く厳しさ、コンディションを維持しながらプレーの質を維持していく難しさなどを痛感したはずだ。この経験を糧に、充実した秋季キャンプ、オフを過ごしてもらって、来季は聖澤から定位置を完全に奪い去るような、大きな飛翔を願っている。【終】
■聖澤諒と福田将儀の中堅レンジファクター

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