5本塁打14打点は、16本塁打39打点に劣るのか?! ペーニャ<AJ、従来指標による判断がもたらすその危うさとは?!
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交流戦が終わり、2015年も63試合を消化した。
イーグルスは現在30勝31敗2分の4位タイ。状況を考えれば、ここまで健闘が目立つ戦いを繰り広げている。
しかし、得点215は依然リーグワースト。打率.243、長打率.344もワーストで、出塁率.319は同5位だ。
今はザルの守備陣にたびたび足を取られながらも、先発を中心とした投手陣が実に良く試合を作っているため、この得点力不足がことさら大きな問題にはなっていない。しかし、7月8月と投手陣の疲労がピークに到達する夏場、投手陣が持ち堪えることができないと、このままの得点力では瓦解が始まってしまう。常にそういうリスクを抱えているのだ。
得点力改善のためには、開幕4番を任されたペーニャ、5番に座ったサンチェスの復活なくして始まらない。
サンチェスは新外国人ということでフタを開けてみなければ分からない不確定要素があった。しかし、ペーニャはNPBでの実績も十分。なのにここまでなかなか調子が上がらなかったのは、多くのファンにとって誤算、不本意だったはずだ。中にはAJのほうが良かったと過去を懐かしむファンも多くいた。私もAJのほうがまだ良かったのでは?と思ったこともあった。
しかし、本当にペーニャは不振だったのか?
本当にAJより劣っているのか?
そこで、今季のペーニャの打撃成績を、63試合消化時点での2013年&2014年のアンドリュー・ジョーンズ、2013年マギーと比較してみた。
(下記に続く)
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上表、マギーを2014年と誤って表記しておりました...2013年ですからね。
従来の打撃成績で見れば、ペーニャは昨年のAJにも及ばないイマイチな成績という位置づけになる。
ホームランはAJが既に16本も打っていたのに対し、ペーニャは昨日の2打席連発でようやく5本だ。打点もAJが39を記録していたのに対し、ペーニャは僅かに14。これでは長打供給と走者を返す役割、中軸を期待された打者の数字にしては、確かに物足りない。
しかし、セイバーメトリクスの指標で言えば、そこまで劣っている訳ではないことが確認できるのだ。
さすがにマギーや2013年のAJには及ばないが、少なくとも昨年のAJと同等価値のパフォーマンスと言えそうだ。
打撃の各項目に統計学的に妥当と思われる得点価値を与え、1打席につきどれだけチームの得点に貢献したかを表すwOBA(Weighted On Base Average)。総合指標WAR算出に使用される指標の1つだ。
ここでは『勝てる野球の統計学』で紹介された日本版計算式を用いて算出したが、昨年のAJが.371だったのに対し、ペーニャは.365。ほぼ同じである。
当該選手1人だけで1番から9番を打った場合、1試合当たり何得点になるか?を診るRC27。昨年のAJは5.21だったが、ペーニャは6.08と大きく上回った。RC27ではwOBAでは考慮されない併殺打も対象になるため、これだけの差異が生じた。
昨年のAJは2億5000万円の高給取りだった。しかし、今季のペーニャはその3分の1以下の7000万。このことを考えれば、金額に見合ったパフォーマンスとも言える。
今回の比較調査で、得点や打点、本塁打といった従来指標で判断する危うさを、今回も改めて確認することができたと言えそうだ。
シーズンはまだ半分以上が残っている。ペーニャがこのまま打撃の調子を上げて安定飛行に入ることができれば、Aクラス争いが現実味を帯びてくる。夏場のドミニカンの打棒に期待したい。【終】
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交流戦が終わり、2015年も63試合を消化した。
イーグルスは現在30勝31敗2分の4位タイ。状況を考えれば、ここまで健闘が目立つ戦いを繰り広げている。
しかし、得点215は依然リーグワースト。打率.243、長打率.344もワーストで、出塁率.319は同5位だ。
今はザルの守備陣にたびたび足を取られながらも、先発を中心とした投手陣が実に良く試合を作っているため、この得点力不足がことさら大きな問題にはなっていない。しかし、7月8月と投手陣の疲労がピークに到達する夏場、投手陣が持ち堪えることができないと、このままの得点力では瓦解が始まってしまう。常にそういうリスクを抱えているのだ。
得点力改善のためには、開幕4番を任されたペーニャ、5番に座ったサンチェスの復活なくして始まらない。
サンチェスは新外国人ということでフタを開けてみなければ分からない不確定要素があった。しかし、ペーニャはNPBでの実績も十分。なのにここまでなかなか調子が上がらなかったのは、多くのファンにとって誤算、不本意だったはずだ。中にはAJのほうが良かったと過去を懐かしむファンも多くいた。私もAJのほうがまだ良かったのでは?と思ったこともあった。
しかし、本当にペーニャは不振だったのか?
本当にAJより劣っているのか?
そこで、今季のペーニャの打撃成績を、63試合消化時点での2013年&2014年のアンドリュー・ジョーンズ、2013年マギーと比較してみた。
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従来指標だけで判断する危うさ
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従来の打撃成績で見れば、ペーニャは昨年のAJにも及ばないイマイチな成績という位置づけになる。
ホームランはAJが既に16本も打っていたのに対し、ペーニャは昨日の2打席連発でようやく5本だ。打点もAJが39を記録していたのに対し、ペーニャは僅かに14。これでは長打供給と走者を返す役割、中軸を期待された打者の数字にしては、確かに物足りない。
しかし、セイバーメトリクスの指標で言えば、そこまで劣っている訳ではないことが確認できるのだ。
さすがにマギーや2013年のAJには及ばないが、少なくとも昨年のAJと同等価値のパフォーマンスと言えそうだ。
打撃の各項目に統計学的に妥当と思われる得点価値を与え、1打席につきどれだけチームの得点に貢献したかを表すwOBA(Weighted On Base Average)。総合指標WAR算出に使用される指標の1つだ。
ここでは『勝てる野球の統計学』で紹介された日本版計算式を用いて算出したが、昨年のAJが.371だったのに対し、ペーニャは.365。ほぼ同じである。
当該選手1人だけで1番から9番を打った場合、1試合当たり何得点になるか?を診るRC27。昨年のAJは5.21だったが、ペーニャは6.08と大きく上回った。RC27ではwOBAでは考慮されない併殺打も対象になるため、これだけの差異が生じた。
昨年のAJは2億5000万円の高給取りだった。しかし、今季のペーニャはその3分の1以下の7000万。このことを考えれば、金額に見合ったパフォーマンスとも言える。
今回の比較調査で、得点や打点、本塁打といった従来指標で判断する危うさを、今回も改めて確認することができたと言えそうだ。
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