プロ野球、残りものに福はあるのか? 楽天・今野龍太の挑戦を応援する!
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今季、コボスタが最も湧いた瞬間は、どの試合だったろうか?
最多観客動員数を打ち立て、則本が最多奪三振のタイトルを手にしながらも、チームは敗れて最下位が決定した10/7オリックス戦(●E2-3Bs)だろうか?
否。そうではない。
やはり、あの試合では?と思うのだ。
2014年8/26西武17回戦(●E2-8L)、イーグルスは先発・松井裕が序盤にメヒアの3ランなど猛攻を浴び5失点。その後2点を返すが、2-5の3点ビハインドで8回表を迎えていた。この回からマウンドは二番手・相原。先頭は3番・栗山。初球で左の好打者を二ゴに討ち取り、バッターボックスに4番・中村剛也を迎えた所で、星野監督が動いた。
左のワンポイントで登板させた相原を下げ、三番手に起用したのは今野。前年のドラフト9位で楽天入りした地元高卒右腕は、本戦でプロ3試合目の登板だったが、本戦が本拠地コボスタでのデビュー登板になった。
場内アナウンスが今野の名前を告げたまさにその時、コボスタのお客さんの歓声や拍手が一際大きくワッと湧いた。
私はこの瞬間こそ、今年コボスタが最も湧いたシーンの1つだったと思う。
コボスタが湧いた原因は、当時借金20超えの最下位でプレーオフ戦線が絶望的になっていた中での新人投手リレーになったこと。今野が地元無名高校から地元球団入りしたこと。部員確保にも奔走しなければならない厳しい環境下で野球に取り組み、高校2年夏の県大会で16奪三振のノーヒットノーランを記録したこと、その素朴な人柄などがあるのだろう。
さらに言えば、今野が昨年秋のドラフトで育成枠を除くセパ12球団で最後の指名を受けた選手だったという要素もあったかもしれない。今年は初Vに湧いた昨年のような「物語」に乏しく、それに飢えていたファンは、無名選手の逆襲という所に価値を見出してワッと湧いた。そういう要素もあったのかもしれない。
あの時から、ずっと調べてみたいと思っていた案件
「サバイバル厳しいプロの世界、『残りものに福』はあるのか?ないのか?」
にようやく着手。今回ひとまずの調査を終えたので御報告したい。
今野のように各年度セパ12球団で一番最後の指名を受けた新人選手を調べ上げ、その後の活躍を探る、というテーマである。
さっそく発表していきたい。
(下記に続く)
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ひとまず、楽天が新規参入した2004年のドラフトから2013年まで過去10年分を調査した。
2006年まで自由獲得枠、希望入団枠があったものの、2007年からは現行制度。1巡目指名で複数球団競合の場合は抽選にて決定し、2巡目以下はウェーバー方式が採用されている。指名順位はオールスターで勝ち越したリーグの最下位チームからとなる。球宴での勝敗が同一の場合はその得失点差で優位のリーグとなっている。
例えば、今年で言うと、球宴は1勝1敗。得失点差でセがパを1点上まわったので、セ最下位のヤクルト→パ最下位の楽天→セ5位・DeNA→パ5位・西武→セ1位・巨人→パ1位・ソフトバンクの順になる。
この順番でいくと、支配下登録選手のドラフト指名一番最後はオリックスから9位指名を受けた鈴木優投手(雪谷高)になる。また、育成枠込みでの一番最後はソフトバンクから育成8位指名を受けた中村恵吾投手(富山サンダーバーズ)になる。
私のイメージではどちらも「一番最後」だと思う。前者は球団に支配下枠を1つ削ってまでも一番最後に指名したいと思わせた選手という意味合いになるし、後者はそのままその年のドラフトで一番最後の指名を受けた選手という意味になるからである。
このような具合で2004年以降の各年度一番最後選手を調査した。
2005~2006年は大学生・社会人と高校生、育成枠に別れていたので、それぞれの一番最後を調査している。
そうして調べてみると、合計22人に及んだ。下記参照。
■プロ野球 2004年以降 各年度の一番最後指名選手一覧

選手名の太字は既にNPBから去っている選手。太字ではない選手は現役を表している。(と思ったら太字が取れていたようです。下記成績表で御確認下さい)
選手名の末尾のカッコ内は入団時の球団。2010年の丸毛のように入団時は巨人ながらも現在は他球団(オリックス)でプレーしている選手もいるが、ここでは入団時のチームを表している。
選手名網掛けは犬鷲戦士。
それぞれのドラフト順位も掲載しておこう。
普久原淳一(中日)・・・2004年12位
山崎隆広(楽天)・・・2005年大学生・社会人9位
川口容資(ソフトバンク)・・・2005年高校生5位
西山道隆(ソフトバンク)・・・2005年育成2位
内山雄介(日本ハム)・・・2006年大学生・社会人8位
土井健大(オリックス)・・・2006年高校生5位
大抜亮祐(巨人)・・・2006年育成7位
三輪正義(ヤクルト)・・・2007年大学生・社会人6位
浅沼寿紀(日本ハム)・・・2007年高校生7位
大谷龍次(ロッテ)・・・2007年育成枠5位
鈴木駿也(ソフトバンク)・・・2008年7位
田中崇博(ロッテ)・・・2008年育成8位
吉田利一(中日)・・・2009年8位
神田直輝(巨人)・・・2009年育成5位
靍岡賢二郎(横浜)・・・2011年8位
飯田一弥(ソフトバンク)・・・2011年育成7位
河野秀数(日本ハム)・・・2012年7位
宮崎駿(ソフトバンク)・・・2012年育成4位
今野龍太(楽天)・・・2013年9位
張本優大(ソフトバンク)・・・2013年育成4位
この中で、2012年育成4位でソフトバンク入りした宮崎駿は、三重中京大学で則本と同じ釜の飯を食べた同期である。2005年育成2位の西山は現楽天・小斉共に育成制度で初の支配下登録になった選手としても知られている。
2004年以降、22人がそれぞれの条件下で一番最後指名を受けたが、その22人の投打通算成績を調べてみた。成績は1軍のみ。投手、野手の順で掲載する。年数は1軍実働年数。


投手は育成含む10人が一番最後指名。しかし、すでに8人が球界を去り、そのうち7人が1軍のマウンドを踏むことなくユニフォームを脱ぐことを余儀なくされている。
1軍記録があるのは、楽天・今野の他、ソフトバンクの西山、日本ハムの河野の3人だけ。その中で最も良い成績を残しているのは、2012年ドラフト7位で新日鉄住金広畑からファイターズ入りした河野。昨年33試合、今年23試合に投げ、通算防御率2.92、表中投手の中で唯一の白星を挙げている。


野手では12人。そのうち既にユニフォームを脱いでいるのが7人。うち4人が1軍出場ゼロのまま球界を去っている。
1軍出場がある6選手をみても、1年数試合止まりの選手が多い。複数シーズンに渡って1軍戦力になり得ていると言えるのは、実働6年239試合に出ているヤクルトの三輪だけだろう。
22人を球団別でみると、ソフトバンク6人、巨人3人、日本ハム3人・・・と続く。ソフトバンク、巨人はいずれも巨大戦力を擁するチームで、ドラフトでも数多くを取って、その中から振るいにかけて原石を磨いていく育成システムを敷いている。そのため、一番最後指名選手が上へのし上がっていくのは容易ではなく、そのため、早々に見切られるケースも多々あり、そのことで一番最後指名選手のプロ入り後がかんばしくない結果になっている部分はあるのだろう。
ただ、そのことを考慮に入れても、「残りものには福がある」のことわざどおりにはいかないようだ。プロは実力社会。入団時の順位は関係ないとは良く言われるフレーズだけれども、厳しい結果になっているのは、全国津々浦々に網羅されたアマスカウト網の充実ぶりを垣間見る思いもする。
つまり、ドラフト順位は一見関係ないように見えるかもしれない一方、上位・中位・下位で分けた場合、やはり、プロでの生存率が高いのは上位、低いのは下位とは言えるのだろう。各球団スカウト陣の確かな審美眼が裏付けられていると言えるかもしれない。
そんな過酷な状況下、楽天・今野はプロの荒波に身を投じたことになる。
高卒1年目の今季はチーム事情から1軍昇格という貰ったチャンスで投げ、5試合、防御率8.44。正直、ほろ苦デビューといった感。しかし、9/10オリックス20回戦(●E0-6Bs)では最速151キロの真っすぐを計測、冒頭で紹介した西武戦では中村剛也を147キロ真っすぐで差し込ませてのイージーな二ゴに仕留めるなど、キラリと光る原石の輝きを見せてくれたのも、これまた事実である。
2年目以降、岩出山産、2013年ドラフト一番最後指名右腕が、どのような成長曲線を描くのか?期待しながら、見守っていきたいと思っている。【終】
◎◎◎関連記事◎◎◎
・【記録】12球団一番最後ドラフト指名。無名右腕高卒1年目その挑戦~~楽天・今野龍太2014年2軍投手成績詳細(シーズン終了時データ)
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今シーズン、コボスタが最も湧いたシーン
今季、コボスタが最も湧いた瞬間は、どの試合だったろうか?
最多観客動員数を打ち立て、則本が最多奪三振のタイトルを手にしながらも、チームは敗れて最下位が決定した10/7オリックス戦(●E2-3Bs)だろうか?
否。そうではない。
やはり、あの試合では?と思うのだ。
2014年8/26西武17回戦(●E2-8L)、イーグルスは先発・松井裕が序盤にメヒアの3ランなど猛攻を浴び5失点。その後2点を返すが、2-5の3点ビハインドで8回表を迎えていた。この回からマウンドは二番手・相原。先頭は3番・栗山。初球で左の好打者を二ゴに討ち取り、バッターボックスに4番・中村剛也を迎えた所で、星野監督が動いた。
左のワンポイントで登板させた相原を下げ、三番手に起用したのは今野。前年のドラフト9位で楽天入りした地元高卒右腕は、本戦でプロ3試合目の登板だったが、本戦が本拠地コボスタでのデビュー登板になった。
場内アナウンスが今野の名前を告げたまさにその時、コボスタのお客さんの歓声や拍手が一際大きくワッと湧いた。
私はこの瞬間こそ、今年コボスタが最も湧いたシーンの1つだったと思う。
コボスタが湧いた原因は、当時借金20超えの最下位でプレーオフ戦線が絶望的になっていた中での新人投手リレーになったこと。今野が地元無名高校から地元球団入りしたこと。部員確保にも奔走しなければならない厳しい環境下で野球に取り組み、高校2年夏の県大会で16奪三振のノーヒットノーランを記録したこと、その素朴な人柄などがあるのだろう。
さらに言えば、今野が昨年秋のドラフトで育成枠を除くセパ12球団で最後の指名を受けた選手だったという要素もあったかもしれない。今年は初Vに湧いた昨年のような「物語」に乏しく、それに飢えていたファンは、無名選手の逆襲という所に価値を見出してワッと湧いた。そういう要素もあったのかもしれない。
あの時から、ずっと調べてみたいと思っていた案件
「サバイバル厳しいプロの世界、『残りものに福』はあるのか?ないのか?」
にようやく着手。今回ひとまずの調査を終えたので御報告したい。
今野のように各年度セパ12球団で一番最後の指名を受けた新人選手を調べ上げ、その後の活躍を探る、というテーマである。
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2004年以降、一番最後指名選手は22人
ひとまず、楽天が新規参入した2004年のドラフトから2013年まで過去10年分を調査した。
2006年まで自由獲得枠、希望入団枠があったものの、2007年からは現行制度。1巡目指名で複数球団競合の場合は抽選にて決定し、2巡目以下はウェーバー方式が採用されている。指名順位はオールスターで勝ち越したリーグの最下位チームからとなる。球宴での勝敗が同一の場合はその得失点差で優位のリーグとなっている。
例えば、今年で言うと、球宴は1勝1敗。得失点差でセがパを1点上まわったので、セ最下位のヤクルト→パ最下位の楽天→セ5位・DeNA→パ5位・西武→セ1位・巨人→パ1位・ソフトバンクの順になる。
この順番でいくと、支配下登録選手のドラフト指名一番最後はオリックスから9位指名を受けた鈴木優投手(雪谷高)になる。また、育成枠込みでの一番最後はソフトバンクから育成8位指名を受けた中村恵吾投手(富山サンダーバーズ)になる。
私のイメージではどちらも「一番最後」だと思う。前者は球団に支配下枠を1つ削ってまでも一番最後に指名したいと思わせた選手という意味合いになるし、後者はそのままその年のドラフトで一番最後の指名を受けた選手という意味になるからである。
このような具合で2004年以降の各年度一番最後選手を調査した。
2005~2006年は大学生・社会人と高校生、育成枠に別れていたので、それぞれの一番最後を調査している。
そうして調べてみると、合計22人に及んだ。下記参照。
■プロ野球 2004年以降 各年度の一番最後指名選手一覧

則本の大学時代の同僚、宮崎駿も一番最後選手
選手名の太字は既にNPBから去っている選手。太字ではない選手は現役を表している。(と思ったら太字が取れていたようです。下記成績表で御確認下さい)
選手名の末尾のカッコ内は入団時の球団。2010年の丸毛のように入団時は巨人ながらも現在は他球団(オリックス)でプレーしている選手もいるが、ここでは入団時のチームを表している。
選手名網掛けは犬鷲戦士。
それぞれのドラフト順位も掲載しておこう。
普久原淳一(中日)・・・2004年12位
山崎隆広(楽天)・・・2005年大学生・社会人9位
川口容資(ソフトバンク)・・・2005年高校生5位
西山道隆(ソフトバンク)・・・2005年育成2位
内山雄介(日本ハム)・・・2006年大学生・社会人8位
土井健大(オリックス)・・・2006年高校生5位
大抜亮祐(巨人)・・・2006年育成7位
三輪正義(ヤクルト)・・・2007年大学生・社会人6位
浅沼寿紀(日本ハム)・・・2007年高校生7位
大谷龍次(ロッテ)・・・2007年育成枠5位
鈴木駿也(ソフトバンク)・・・2008年7位
田中崇博(ロッテ)・・・2008年育成8位
吉田利一(中日)・・・2009年8位
神田直輝(巨人)・・・2009年育成5位
靍岡賢二郎(横浜)・・・2011年8位
飯田一弥(ソフトバンク)・・・2011年育成7位
河野秀数(日本ハム)・・・2012年7位
宮崎駿(ソフトバンク)・・・2012年育成4位
今野龍太(楽天)・・・2013年9位
張本優大(ソフトバンク)・・・2013年育成4位
この中で、2012年育成4位でソフトバンク入りした宮崎駿は、三重中京大学で則本と同じ釜の飯を食べた同期である。2005年育成2位の西山は現楽天・小斉共に育成制度で初の支配下登録になった選手としても知られている。
2004年以降、22人がそれぞれの条件下で一番最後指名を受けたが、その22人の投打通算成績を調べてみた。成績は1軍のみ。投手、野手の順で掲載する。年数は1軍実働年数。


投手成功例は日本ハム・河野秀数
投手は育成含む10人が一番最後指名。しかし、すでに8人が球界を去り、そのうち7人が1軍のマウンドを踏むことなくユニフォームを脱ぐことを余儀なくされている。
1軍記録があるのは、楽天・今野の他、ソフトバンクの西山、日本ハムの河野の3人だけ。その中で最も良い成績を残しているのは、2012年ドラフト7位で新日鉄住金広畑からファイターズ入りした河野。昨年33試合、今年23試合に投げ、通算防御率2.92、表中投手の中で唯一の白星を挙げている。


野手成功例はヤクルト・三輪正義
野手では12人。そのうち既にユニフォームを脱いでいるのが7人。うち4人が1軍出場ゼロのまま球界を去っている。
1軍出場がある6選手をみても、1年数試合止まりの選手が多い。複数シーズンに渡って1軍戦力になり得ていると言えるのは、実働6年239試合に出ているヤクルトの三輪だけだろう。
実力の世界、ドラフト順位は関係ないとは言われるけど・・・
22人を球団別でみると、ソフトバンク6人、巨人3人、日本ハム3人・・・と続く。ソフトバンク、巨人はいずれも巨大戦力を擁するチームで、ドラフトでも数多くを取って、その中から振るいにかけて原石を磨いていく育成システムを敷いている。そのため、一番最後指名選手が上へのし上がっていくのは容易ではなく、そのため、早々に見切られるケースも多々あり、そのことで一番最後指名選手のプロ入り後がかんばしくない結果になっている部分はあるのだろう。
ただ、そのことを考慮に入れても、「残りものには福がある」のことわざどおりにはいかないようだ。プロは実力社会。入団時の順位は関係ないとは良く言われるフレーズだけれども、厳しい結果になっているのは、全国津々浦々に網羅されたアマスカウト網の充実ぶりを垣間見る思いもする。
つまり、ドラフト順位は一見関係ないように見えるかもしれない一方、上位・中位・下位で分けた場合、やはり、プロでの生存率が高いのは上位、低いのは下位とは言えるのだろう。各球団スカウト陣の確かな審美眼が裏付けられていると言えるかもしれない。
そんな過酷な状況下、楽天・今野はプロの荒波に身を投じたことになる。
高卒1年目の今季はチーム事情から1軍昇格という貰ったチャンスで投げ、5試合、防御率8.44。正直、ほろ苦デビューといった感。しかし、9/10オリックス20回戦(●E0-6Bs)では最速151キロの真っすぐを計測、冒頭で紹介した西武戦では中村剛也を147キロ真っすぐで差し込ませてのイージーな二ゴに仕留めるなど、キラリと光る原石の輝きを見せてくれたのも、これまた事実である。
2年目以降、岩出山産、2013年ドラフト一番最後指名右腕が、どのような成長曲線を描くのか?期待しながら、見守っていきたいと思っている。【終】
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・【記録】12球団一番最後ドラフト指名。無名右腕高卒1年目その挑戦~~楽天・今野龍太2014年2軍投手成績詳細(シーズン終了時データ)
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