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来季はやくもタイトル確実。データで探る楽天・田中和基「驚異のポテンシャル」

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才能爆発!覚醒する田中和基の2018年




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

みなさん、こんにちは!

信州上田在住、郷里の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える楽天推し、『野球太郎』『ベースボールチャンネル』など野球専門媒体への寄稿歴もあるデータマニアの@eagleshibakawaです。

さて、今シーズン最も躍動している楽天選手といえば、多くのファンがその名前を挙げる田中和基選手でしょう!

プロ1年目の昨季から攻走守の潜在能力が大幅に開花しました。

7/30現在、出場数はすでに昨年51試合を上回る52試合を記録しています。
昨年はスタメン12試合と少なく、主に代走や守備からの途中出場が多い脇役戦力でした。

しかし今年はスタメン49試合を張る正中堅手としてプレー、開幕43試合目の5/23オリックス戦(●E2-5Bs)以来、48試合連続出場が続いてます。

打率/出塁率/長打率は昨年.111/.158/.204から今年.296/.353/.457へ。
どの数値も大幅グレードアップになりました。

ぼくは両打ちは難しいと思っています。

打者から逃げていくスライダー系の厄介な球への対応がなくなるというメリットはあります。
それを踏まえても、左打席と右打席の両方をトレーニングしなければならずバットを振り込む回数・時間は他の選手よりも必然と多くなる。
そのことを考えるとスイッチヒッターは無理ゲーに近いと今も思っていますが、田中選手はいとも簡単にそのハードルを越えてきているのです。(もちろん、裏では人知れず懸命に練習しているのだと思います)

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空振りが減り、三振の大幅削減に成功




そんななか、驚かされたのは、三振率の大幅改善でした。

昨年は三振が全打席の42.4%を占める異常事態でした。
しかし今年は22.3%まで大きく減らすことに成功。

2軍落ちしていた4月に池山隆寛2軍監督の提案からノーステップ打法を取り入れたことで、「希望のない空振り」がめっきり減り、空振り率も昨年18.6%から今年12.2%へと改善、コンタクト能力も大幅に上昇しました。

ノーステップ打法は頭や軸のブレが少なくコンタクトには適しているのでしょうが、体重移動に難があるためパワーは出にくいと言われています。
しかし、オフのトレーニングの成果もあるのでしょう、飛距離も格段に伸びました。

ホームランは昨年1本から今年はやくも9本を記録。
茂木栄五郎選手、島内宏明選手に続く球団史上3人目の生え抜き選手の年間二桁本塁打にリーチをかけています。

本塁打を含むウォーニングゾーン以遠の外野大飛球という視点でも、、、



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【戦評】 復活を目指す「打者・嶋基宏」夏場の熱闘~2018年7月17日○楽天イーグルス6-1ロッテ

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投打かみ合い、後半戦2連勝スタート




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

楽天が「幕張サマースタジアム」をジャックした。

美馬学vs石川歩、東京ガス先輩後輩対決は通算3度目を迎えた。
両者譲らずの投げ合いになり、8回終了時までスコアは2-1。

終盤まで1点差を巡る接戦になったが、9回に楽天が一気に4得点!
6-1と大きく突き放し、パリーグではソフトバンクと並ぶ後半戦2連勝スタートを飾っている。

決勝点は6回、石川から5号ソロをバックスクリーン右へ放った島内。
「プロ入って一番良い当たり」と手ごたえをつかんだ島内は7月4勝のうちヒーローインタビューに3度呼ばれる好活躍が続いている。

この日、救援陣も奮闘した。
6回以降は4イニング三者凡退リレー。
6回7回は松井が2イニングを担当し、8回は青山、9回は高梨がゼロを入れた。

とくに凄かったのは7回2死の藤岡空三振を起点に「打者7人連続三振斬り」で締めくくったこと。
高梨は5点差と点差が開いた中での登板になったが、集中力を切らすことなく投げ切った。

さて、翌日の3戦目は古川がパリーグ球団相手に初勝利を狙う。
チームも5/11~5/13オリックス戦に続く今季2度目の同一カード3連勝を目指す。

楽天は今週ビジター日程。
ぜひとも3連勝し、勢いを駆って金曜日からの敵地首位西武3連戦に乗り込みたい。

チーム成績は81試合31勝49敗1分の勝率.388、借金は7/6以来の18へ。

各種戦績は平石代行10勝8敗、7月4勝5敗、ロッテ戦4勝6敗、ビジター17勝20敗1分に。

ゲーム差は1位・西武と15.5、2位・日本ハムと14.0、3位・ソフトバンクと11.0、4位・オリックスと10.0、5位・ロッテと9.0になった。

5位とのゲーム差が9.0以内に縮まったのは6/24以来のことだ。

(下記へつづく)

両軍のスタメン

楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(左)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・藤田(二)、8番・ペゲーロ(右)、9番・嶋(捕)、先発・美馬(右投)

ロッテ=1番・藤岡(遊)、2番・平沢(右)、3番・中村(二)、4番・井上(一)、5番・角中(左)、6番・福浦(指)、7番・田村(捕)、8番・鈴木(三)、9番・加藤(中)、先発・石川(右投)

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2018凡例

希望の4得点




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9回は長らくの懸案事項が一挙解決に向かいそうな「希望の4得点」になった。

今シーズン楽天の得点がセパ12球団中最少で唯一300点未満にとどまる理由は、大きく分けて2つある。

ホームランが少ない。
開幕81試合時点で昨年88本から今年73本へ。
ウィーラーや茂木の不調などが響き、前年比15本減を余儀なくされている。

2つめは、満塁でのチーム打率がすこぶる悪い。
その成績は、41打数7安打27打点、1二塁打、1本塁打、11三振、4四球、1犠打、4犠飛。
フルベースでは打率.171と、チーム打率を大きく下回る戦績にあえいでいた。

しかし、本戦はフルベースから3本のタイムリーが誕生した。

ロッテ三番手・大谷から先頭の4番・今江がヒットで出塁。
続く5番・銀次がバントを決めると、6番・アマダー申告敬遠で7番・藤田へ。

その藤田がヒットでつないで1死満塁をお膳立てすると、そこから途中出場の8番・岡島、9番・嶋、1番・田中と3者連続タイムリーが生まれ、4得点で試合を決めた。

長らく1割台を低迷していたチームの満塁打率も.227へ上昇。
チーム打率.240と遜色のない数字まで上げることに成功したのだ。


■2018年 楽天の満塁成績

20180717note06.jpg

打者・嶋の復権




それにしても、9回の3者連続タイムリーで感じたのは『打者・嶋基宏の復権』だ。

本戦ではチーム唯一の2安打をマーク。
2本ともタイムリーになった。

1本目は2回だった。
この回、楽天は先頭打者エラーを含む2失策1四球と「もらったチャンス」で2死2塁~2死2,1塁の先制機を得ていた。
ここで打席は嶋。
石川との通算対戦打率は50打席で.111と分が悪く、さらに1-2と追いこまれてしまった。

しかし、カウント不利の苦しい中、石川が投じた内角145キロを上手くおっつけて応戦。
センター返しの当たりがショート右を射抜く先制打になった。
キャプテンマークが1試合複数適時打を記録したのは今季初の快挙である。

嶋は2打席目にも石川から粘りに粘り8連続ファウルを含む13球勝負の見せ場を演じた。
これは今季、楽天打者が1打席内で球数を投げさせた最多タイ記録にもなり、調子が上向いていることを感じさせるアットバットだ。

これでシーズン打率を.209に上げ、7月月間打率は.308を記録。
例年なら開幕直後が一番調子が良く、夏場になるにつれて尻すぼみに終わるパターン。
ところが今季は夏場から巻き返していく「今までにないニュースタイル」を見せようとしている。

7月に入って、嶋の打撃好調は、例年苦手にする変化球撃ちで結果が出ている点にある。

下記のとおり、嶋の変化球打率は2014年の.268を起点に年々目減りする一方だった。


■2014年以降 嶋基宏 速球・変化球打率

2014年・・・速球.259、変化球.268
2015年・・・速球.197、変化球.247
2016年・・・速球.303、変化球.221
2017年・・・速球.237、変化球.135


今季も御多分に漏れなかった。
6月まで速球.289ながらも、変化球は.094と1割を切る始末。

ところがだ。
7月に入り、速球.300、変化球.333と、両方で打率3割をマークしている。
これは推測だが、打者・嶋の復権の背景には栗原打撃コーチの尽力があるのかもしれない。

打者・嶋が完全に復権するにはあともう1つ、「四球獲得能力の復活」が欠かせない。
2014年以降は.112、.119、.122、.140と安打以外の出塁率IsoDが驚異の1割超えを記録している嶋だが、今年はここまで.062と前年比半減とらしさが出ていない。

他球団捕手よりも長けた出塁能力こそ、捕手・嶋の価値を作るコア要素だ。
この値が例年どおり1割を越えてくると、打者・嶋の完全復活と言えそうで、そこに注目していきたい。

もう1つ指摘しておきたい。

嶋の7月月間打率は.308。
さらに言えば、7月の嶋の代打が挙げた戦績も4打数2安打3打点、2本塁打、1三振。
この4打席はいずれも枡田慎太郎による仕事で、すこぶる良いのだ。

7月は、嶋の打席と当初は嶋に与えられながらも代打を送られた打席で、30打数10安打の打率.333と9番で目覚ましい戦績を挙げている。


■茂木栄五郎 7/3以降の打撃成績
20180717note08.jpg

茂木の低迷...




今季の茂木は梨田楽天に終止符を打った「四大戦犯」の1人である。(詳細はコチラを参照)

その茂木が7月もよくない。
この日は右安、二ゴ、遊ゴ、ヒット1本は詰まり気味のヒットで、ゴロ2本はいずれもタイミングをずらされ、当てにいったイージーゴロに倒れた。

7/1西武戦で腰の状態が思わしくなく3回守備時にベンチに退いて以降の32打席で打率.074、OPS.268と、極度のスランプに陥っている。

この試合も8回に代打が送られたように、この間の9試合は全試合スタメン出場だったが、ゲームセットまで出場したのはわずかに3試合。

今江、銀次、藤田、島内と好守備が続出するなか、茂木はエラーを犯したことを考えても、まだまだ腰の状態がよくないのだろう。
状態不良のなか、無理を押してスタメン出場し続けるメリットが分からない。
ここはいったん休ませて、前日三塁打を放った三好に機会を与えてもよいように思うのだが、平石代行の判断いかに?

20180717note02.jpg

5回、打者22人、93球、被安打5、被本塁打0、奪三振0、与四球2、与死球0、失点1、自責点1。

変化球の制球を修正し、粘投の今季2勝目




6/17阪神戦以来、ちょうど1ヵ月ぶりの白星は今季ようやくの2勝目になった。

これで今季成績は13試合74回を投げて防御率4.62、2勝6敗、被打率.286、WHIP1.42、QS率46.2%になった。

美馬xZOZOマリンと言えば相性の良い球場である。

しかし、昨年8/23は6回8安打5失点、今年3/31は2回8安打5失点。
ZOZOマリンでの直近2登板は炎上続きだった。
本戦も炎上なら今後マリンにはイヤなイメージがついてしまう。

それだけに、本戦は今後への試金石といえるマウンドだった。

不安な立ち上がりだった。

初回2回と変化球が決まらず、そのストライク率は25.0%。
とくに初回に投げた変化球7球は全てストライクゾーンの枠内をはずれてボールになっていた。
風の影響を把握するまでコントロールできなかったのだ。

しかし、感触をつかんだ3回以降は変化球ストライク率58.6%と修正に成功する。
毎回走者を出しながらもゴロを打たせる投球に腐心し、粘投で5回1失点とゲームメイクに成功した。

ZOZOマリンで美馬が良いときは、じつはスライダーやカーブといったブレーキングボール系が機能したときではなく、シュートが機能したときである。
この日も全体の28.0%を投じたシュートが効果を発揮し、ゴロ凡打の大量生産につなげた。

美馬といえばシュートボーラーというイメージも強いが、じつは年々右打者の内角に投じる割合は少なくなっていた。

ところが、今季は開幕来の不調もあり、右打者対戦時のストライクゾーンを大きく使う必要が生じたことから、右打者のインコースへの投球が前年と比べて増えている。

このことは、下記に記した投球マップでも明らかで、右打者の内角への分布が増えているのが確認できる。


■2017~2018年 美馬学 投球マップ
〔2017年〕
美馬20171009

〔2018年〕
美馬20180717


この日も右打者の37.1%と大変高い割合を内角狙いで投じた。

とくに前日ホームランを打った4番・井上には14球勝負中、6球が内角狙いだった。
(タイムリー二塁打を浴びた2打席目の3球勝負は全て外角だった)

ストレートも7月に入り平均球速が上昇してきている。


3月4月・・・平均143.1キロ
5月・・・平均143.5キロ
6月・・・平均143.4キロ
7月・・・平均144.9キロ


先発三本柱と期待されながら、梨田楽天を終わらせた「四大戦犯」の1人と化してしまった背番号15が、例年なら鬼門になる7月、ようやく徐々に調子を上げてきたと言えそうだ。

楽天は7/30から3週連続の日程に突入する。
そこでの美馬の奮闘に注目しよう。

...というような試合評やデータをもとにした分析コラムを、今季も主に「まぐまぐメルマガ」「note」で情報発信しています。

みなさんも僕たちとともに後半戦の平石楽天を注視していきましょう!

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【戦評】 満員御礼のなか初陣飾った平石新体制「所信表明」の初白星~2018年6月17日○楽天イーグルス8-0阪神

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満員御礼の本拠地に届けた今季初勝利




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熱気に包まれた交流戦最後のホームゲーム。
イーグルスは満員御礼2万6千人超の大歓声を背に、「新体制の門出」にふさわしい「所信表明の勝利」を飾った。

スコアは8-0、今季7度目の零封勝利だ。

「とにかく熱く、いきいきと」。

ゲーム前、梨田監督の突然の辞任で動揺隠せないナインを前に、平石監督代行が熱く説いた思いが結実。
投打ガッチリかみ合い、満員御礼の本拠地に今季初めての勝利を届けることができた。

見どころは、ホームラン3本の華々しい競演だろう。

1試合3本塁打以上は、昨年の同時期には6度を数えていた。
しかし今季は5/26ソフトバンク戦(●E3-4H)以来ようやくの2度目。

口火を切ったのは2回、5番・銀次だ。
4/19ソフトバンク戦(○E3-1H)以来の今季2号は、先制決勝2ランになっている。

この一発、本当に大きかったと思う。
というのは、苦手打破の一撃になったからだ。

阪神先発・才木は身長189cmの長身右腕。
しかし、打率.243の銀次は、上背189cm以上投手との対戦では34打席で打率.154に低迷、上から投げ下ろす角度のある球に苦しんでいたのだ。

ところが、この場面では真っ向スイングで攻略!

ボール先行2-0からの145キロ速球を、みごとな一閃で右中間スタンドに突き刺していく!
あのような爽快なスイングは打った本人も久しぶりの感触だったはずで、僕らファンも本当に久しぶりに目撃したと思う。

4回は6番・アマダー、7番・藤田が2者連続の競演になった。

惜しかったのは、8番・ディクソンだ。
一発狙いの一撃は、惜しくも左中間フェンス直撃のヒット。
一気に2塁を狙うが憤死、このときにふくらはぎを痛めて途中交代した。
ディクソンの今後が心配だが、「幻の球団史上3度目の3者連続ホームラン」という胸高鳴る見せ場を演じた。

アマダーの場合、銀次と同様、身長189cm以上投手に今季は打率.176だった。
そのなか、風にも乗せて右方向へ運ぶ8号ソロは、1軍復帰後の6試合ではやくも3発の量産になっている。

ここで注目は、銀次からディクソンまで、結果球は全て速球だった点。

前述したように、才木は長身右腕、かつ投球フォームも二段モーションを取り入れた独特のものだった。
6/13中日戦(●E3-6D)では同じく二段モーションの小笠原に苦しんたばかりだった。

そのため、初見の打者にはタイミングが取りづらいことが危惧されたが、銀次は1打席目、残り3者は2打席目でしっかりアジャストしてきたのだ。
(下記へつづく)

両軍のスタメン

阪神=1番・糸原(二)、2番・高山(中)、3番・福留(左)、4番・糸井(右)、5番・中谷(一)、6番・鳥谷(三)、7番・伊藤(指)、8番・長坂(捕)、9番・()、先発・才木(右投)

楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(右)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・藤田(二)、8番・ディクソン(左)、9番・嶋(捕)、先発・美馬(右投)

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2018凡例

一発なしで挙げた1イニング4得点は今季2度目




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得点がホームランだけで終わらなかったのも、光明だ。

3発中2発は、年間数発止まりの「計算の立たない打者による一発」である。
彼らの一発が今後も続くわけがなない。
その意味では、翌5回に“一発なし”で奪った4得点こそ、貴重な得点になった。

スピードを活かしたスリリングな攻撃になった。

先頭の1番・田中が価値大の四球出塁。
フルカウント勝負の外角低め際どい速球を見きわめた。

2年目の田中は、選球眼も着実に改善傾向にある。
全打席に占める四球の割合は、昨年はリーグ平均を下回ったが、今年はリーグ平均値付近まで上げてきた。

■田中和基 年度別の四球率
(カッコ)内はリーグ平均値

2017年 5.1% (8.3%)
2018年 8.4% (8.7%)


その後、2番・茂木の三塁線へのバントヒットが絶妙!
茂木のバント安打は、2016年4/1西武戦の捕バ安、同年9/6西武戦の捕バ安以来、2年ぶり3度目。

若鷲の成長感じさせる四球と、相手の意表を突く奇襲攻撃で無死2,1塁を作ると、打席は3番・島内へ。

その島内は2試合連続でバント送れず、2ストライクに追い込まれてしまう。
やむなく強攻に出た当たりは打ち上げてしまい、センター高山が定位置からやや後方に下がり、前向きで捕球した「飛距離不十分の飛球」だったのだ。

ガクッ・・・としたその瞬間、2塁走者・田中が果敢なタッチアップ三進!
島内の失敗をリカバリーする勇気ある好走塁をみせ、1塁走者・茂木も続いて2塁を陥れた。

外野からの返球のほうが速いタイミングに思われたが、その送球が3塁に滑り込む田中に当たりファウルゾーンに逸れたことでセーフになり、1死3,2塁の好機を作ることに成功した。

こういう光景、珍しいなあと感じた読者の皆さんもいたはずだ。

じつは今季の楽天、、、

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【戦評】 梨田はナシダ!の交流戦開幕3連敗~2018年6月1日●楽天イーグルス2-5ヤクルト

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山崎武司さん、ノーバン始球式




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笑顔で始球式に登板した「永遠の犬鷲大砲」山崎武司さんの目には、今の古巣はどのように映っただろう?

仙台でヤクルトを迎え撃つ、両リーグ最下位どうし3連戦の初戦である。
横浜で連敗した楽天にとって、3連勝中の辛島を押し立て体勢を立て直したいゲームだったはずだ。

しかし、初顔合わせの相手先発ブキャナンの粘投、4度の併殺や不運なイレギュラーなど絡み、事態は終盤に暗転した。

「不運」は1-1の同点、7回2死満塁にやってきた。

バッターボックスは左の2番・青木という場面で、左腕・高梨が火消しに急行。
わずか2球で0-2と追い込んだ後の2-2勝負だった。

遊撃・茂木の直前で打ち取ったゴロが、まさかのイレギュラー・・・

大きく跳ねた打球が無常にも茂木の頭上を越え、走者2人が生還。
他の守備機会では良い動きをみせていた茂木に「前に出て捕らなければいけなかった。僕の判断ミスですし、技術不足」と言わしめる『不運な失点劇』になった。(E1-3S)

翌8回、防御率0.75の四番手・青山も2点を失う。(E1-5S)

申告敬遠を含む4個のフォアボールが絡み、押し出しに犠飛。
今季、楽天投手陣による無安打失点は4/18ソフトバンク戦(●E2-5H)に続く5点目になった。


暗闇の中を照らす明るい材料といえば、田中と内田の若鷲のアピール劇だ。

今日も左翼に叩き入れた田中は本人もびっくりの直近5試合で4ホーマー。
走塁では鮮やかな二盗を決め、守備では中越えフェンス直撃コースの飛球を背走ジャンピングキャッチでグラブに収め、飛び出した1塁走者を刺す併殺完成劇など、三拍子揃った活躍をみせた。

内田は5試合ぶりのヒット。
タイムリーを含む1試合2安打は今季3度め。

指揮官が今のチーム状況を「日本大学だね」と渦中の大学に例えてしまうほど混迷する状況下、94年95年生まれの若鷲が「希望の星」になっている。


交流戦の開幕3連敗は2015年以来になり、同12位。
チーム成績は6位、50試合17勝32敗1分で借金15に。

敵軍先発との初顔合わせゲームはこれで1勝4敗1分へ。
この3連敗は全て当該ゲームで落としている。

ゲーム差は上位3チームが勝利したため各々広がり、1位・西武と13.0、2位・日本ハムと12.0(今季最大)、3位・ソフトバンクと9.5、4位・オリックスと7.0(今季最大タイ)、5位・ロッテと5.0になっている。

(下記へつづく)

両軍のスタメン

ヤクルト=1番・山田(二)、2番・青木(中)、3番・坂口(右)、4番・バレンティン(指)、5番・畠山(一)、6番・西浦(遊)、7番・大引(三)、8番・中村(捕)、9番・荒木(左)、先発・ブキャナン(右投)

楽天=1番・茂木(遊)、2番・銀次(二)、3番・田中(中)、4番・今江(指)、5番・ペゲーロ(右)、6番・ウィーラー(三)、7番・内田(一)、8番・岡島(左)、9番・嶋(捕)、先発・辛島(左投)

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7回は巡り合わせの不運もあった。

続投した先発・辛島が1死後、下位打線に連打を浴びて降板。
1死2,1塁、二番手・池田が9番・荒木を渾身の外角低めで見三振に取ったものの、1番・山田にはフルカウントからのフォアボール。
2死満塁でまわったのが2番・青木というところにツキがなかった。

MLBで通算90.0%の高いコンタクト率で活躍した青木は、NPB復帰した今季もその持ち味は健在。
ソフトバンク・中村晃クラスの高値を誇っていた。

かつ、左投手打率は.325と、じつに厄介な相手である。
事実、青木は2打席目、辛島の左打者殺しスライダーを、、、

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【戦評】 数字に裏づけられた池田隆英78球早期降板&6回継投が妥当と言えるその理由~2018年4月22日●楽天イーグルス0-8オリックス

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立花社長、異例の謝罪へ




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

今シーズン初の連勝の喜びも、つかのまの夢だった。

イーグルスはその後、2ゲームを立て続けに落として再び連敗。
結局、本拠地に5位・オリックスを迎え撃った3連戦で最下位脱出できずに負け越し。

開幕カード連続の負け越しは遂に「8」まで伸び、試合終了後、立花球団社長がTwitterでファンに向けて「申し訳ありません」と謝罪する異常事態に陥った。


◎立花陽三球団社長のTwitter


打線は1番・岡島、4番・アマダーを除く打順を大幅入れ替え。

「7番・左翼」でフェルナンドを今季初のスタメン起用したオーダーも実らず(彼は2安打を記録したが)、散発の5安打。
相手先発・山岡に気持ち良く投げさせて7回4安打無失点、今季の2勝目を献上した。

先発・池田は4回までゼロを並べる好投。
しかし、中盤5回に「要らぬ守備ミス」から2点を失うと、楽天は翌6回から継投作戦へ。

6回は二番手・釜田が長短4連打を浴びて3失点。
三番手・濱矢も回またぎした8回に先頭打者へフォアボールを与えると2四球に短長3安打で3点を奪われた。

ここまで中継ぎで奮闘してきた両名が崩れ、スコア0-8の大敗。

4/3日本ハム戦(●E0-2F)以来、今季2度目の零敗を喫し、8点差は今シーズン最大点差になった。

この大敗でリーグ1位を記録したチーム防御率もオリックスに抜かれて2位へ後退。

チーム成績は最下位、21試合6勝14敗1分、今季最多タイの借金8、勝率.300。
ゲーム差は1位・西武と9.5、2位・ソフトバンクと5.0、3位・日本ハムと4.5、4位タイのオリックス、ロッテと2.5になっている。

両軍のスタメン

オリックス=1番・宗(中)、2番・安達(遊)、3番・吉田正(左)、4番・ロメロ(右)、5番・小谷野(三)、6番・マレーロ(指)、7番・T-岡田(一)、8番・大城(二)、9番・山崎(捕)、先発・山岡(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・藤田(二)、3番・茂木(遊)、4番・アマダー(指)、5番・今江(一)、6番・ウィーラー(三)、7番・フェルナンド(左)、8番・嶋(捕)、9番・オコエ(中)、先発・池田(右投)

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疑問残る4番アマダーの起用法




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現在、「好調!」と太鼓判を押すことのできる打者が岡島しかいない状況では、誰がオーダーを組んでも、これといった決定版は出てこなく、オーダー表を前に、指揮官も苦しい日々が続く。

その岡島は本戦も2安打を放ち、4/12オリックス戦(●E2-3Bs)を起点に『10試合連続ヒット』。
この間の成績は、34打数13安打4打点、4三振、3四球、2二塁打、1三塁打、2本塁打、打率.382と調子が良い。

しかし、本戦で放った左中二、フェンス直撃の中越三は素晴らしい打撃だったが、タイミングが悪すぎた。
というのは、すでに5点差以上ついた敗色濃厚のなか飛び出した2本だったからだ。

「楽な気分で3、4打席目に臨めたことで、結果が出た」。

そのように岡島本人が記者陣に語っているように、大差がついたことでプレッシャーの少ない場面だった。
2本打つなら、0-0の1回先頭と3回先頭の前2打席でチャンスメイクして欲しかったと思うのだ。

この試合、アマダーをどこに配置するか?がカギになった。

というのは、、、

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真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドにみえるそんな信州人による、東北楽天ゴールデンイーグルス応援ブログ。

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