今年も“東北”に恋したい! 2018年、あなたの野球観、変わります

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「今年も野球、東北に恋したい!」




(※このページは2018年2月24日に更新されました)

「今年は闘将に捧げる弔い合戦。ぼくたちファンも今以上に熱く応援したい」

「観る野球から考える野球へ── まるでノムさんの講義のような試合評を楽しみたい」

この記事は、そんな東北楽天ゴールデンイーグルスファンの方に向けて書いてます。

こんにちは。
ぼくは@eagleshibakawaと申します。
郷里の英雄・真田幸村の「赤備え」がクリムゾンレッドに見える信州上田の楽天ファンです。

開幕へ胸高まる鼓動を抑えきれない、そんな楽天ファンのみなさんに今回ご紹介したいスグレモノがございまして、この文章を書いてます。


鷲好きあなたに届けたい《目次》





機は熟した! 今年こそ2度め日本一




オープン戦開幕!
2月1日から始まったスプリングキャンプも実戦段階に入り、今週末、12球団オープン戦が始まりました。
プロ野球開幕も、いよいよ約1ヵ月後の来月下旬にせまってきました。

今シーズンは「リクエスト制度」「申告敬遠制度」が導入されるプロ野球。
野球が再び大きく変わりゆくなか、優勝するのはズバリ! 我らがイーグルスです!

解説者や評論家、多くの野球ファンの予想は、あいかわらずの若鷹一強。
しかし、鷲好きのあなたが憤っているように、んなわけないですからっ!

このことは1年前から言ってますが、
『2018年こそ楽天が真に優勝を取りにいく勝負の年』なのです。

ここで、想像の翼を広げてみましょう。

ここ4年で3度の優勝を誇る常勝軍団ソフトバンクといえども、サファテ37歳、和田毅37歳、内川聖一36歳、松田宣浩35歳。
もはや「主戦級の高齢化」は隠しきれません。

日本ハムからは大谷翔平を始め、マーティン、増井浩俊ら実績ある選手が退団しました。
栗山監督が清宮幸太郎を育てて北の大地から再び進軍開始するのは、来年以降の話でしょう。

西武も野上亮磨、牧田和久ら主力がFAなどで流出、戦力ダウンはまぬがれません。

ドラフトで社会人即戦力投手2名を取ったオリックスも、持ち駒を有効活用できない「もどかしい福良政権」が続投。

ロッテは「完全再建モード」です。
井口資仁新監督のもと、体勢を立て直すにはしばらく時が必要です。

ライバル球団がそれぞれ事情を抱えるなか、楽天は、満を持して「収穫のとき」を迎えることになります。

ここ数年、大谷不在を見越して戦力整備に力を注いだイーグルスは、懸命に種を巻き、水をやり、土を耕してきました。

FAで岸孝之投手を招聘し、則本昂大投手とともに先発陣の“揺るぎなき二本柱”を構築。

松井裕樹投手、茂木栄五郎選手などドラフトで取った好素材を育成することにも成功。

過去の失敗例に学び、ウィーラー選手をはじめ、NPBに順応する外国人選手を発掘し、“助っ人20発トリオ”を確立しました。

今年こそ失速することなく、夏には大輪の花が咲き乱れ、秋には「優勝」という名の大満足の果実が実る。

「日本一の東北へ」を掲げた2018年は「希望の年」になると確信しています。

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オコエ選手の成長曲線に注目だ!




そんな2018年の注目選手は、初の沢村賞を取りにいく則本昂大投手、副将に任命され楽天史上最強の外国人選手になるウィーラー選手、悲願の首位打者をめざす銀次選手など、みどころ満載。

なかでも、ぼくが注目するのは、オコエ瑠偉選手!

キャンプイン前日、肌寒さ残る久米島で一人半袖姿で合同練習に参加したオコエ選手は今年、「高卒3年山田哲人計画」の3年めを迎えます。

ヤクルトの山田選手は高卒3年めに94試合に出場して1軍定着の足がかりを作りました。
翌4年めは143全試合でプレー、打率.324、29本塁打、89打点と一気にブレイクを成し遂げました。

オコエ選手も“トリプルスリー級の成長曲線”を描けるか?
「自分史上最高」と意気込むオコエに首ったけ、めろめろです。


▼球団オフィシャルサイトに開設された闘将追悼サイトのトップページ


天国の闘将に捧げる弔い合戦




さらに今年は、大きな、大きな意味を持つ1年になります。

年明け早々に舞い込み、今なおも信じられない気持ちの星野仙一副会長突然のご逝去。

みずからの病状を梨田昌孝監督以下ナインに最後まで漏らさなかった天国の闘将。
野球に恋した純情一途の人生を送った背番号77に報いるには、「弔い合戦」を勝ち抜き2013年以来の日本一を捧げることこそ、最上の供養になるはずです。

「今年は特別な1年になると選手全員が思っている」と主将・嶋基宏選手。

「今の自分があるのは、外野手転向を直訴した自分を我慢しながら使い続けてくださった(星野)監督のおかげです。選手会長として、日本一となり、ご報告できるよう、一丸となって戦ってまいります」と選手会長の岡島豪郎選手。

主将、選手会長の決意表明どおり、今年は監督、コーチ、選手、裏方、そして背番号10の僕たちファン。
楽天イーグルスに関係する全てのステークホルダーがその想いひとつに戦う『総力戦のシーズン』がやってきたのです。


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日々の情報源に加えたい
あなたの「鷲好き度」をグッと後押しする楽天応援マガジン!




梨田政権の集大成、“燃える男”に捧げる弔い合戦という重要な意味をもつ2018年ですが、みなさん、日々のイーグルス情報、どこからキャッチしていますか?

「まずは地元の河北新報だよ」というみなさん、多いと思います。
基本の「き」で抑えたい情報源ですよね。

ここに東北・宮城にお住まいの方は、「ミヤテレスタジアム」「燃えよ!EAGLES」をはじめ、地元テレビ局ならではの番組が入ってくるのでしょう。(観たい!)

SNS時代の今、もっぱらTwitterのタイムラインという方もいるでしょう。
はい、ぼくも活用しています。
速報性やファンの反応を知りたいときはTwitterに勝るものはありません。

スマホを片手に愛用のニュースアプリで定期チェックするという方もいるはず。
毎朝、ぼくたちは出勤や通学で多忙の身。
サクッと目を通すことができるスポナビみたいな存在は、ほんと便利っす。

10代や20代のみなさんは、パリーグTV、スポナビライブなどダイジェスト映像で見る「動画派」も多いんじゃないかな。
やっぱり、動画だと臨場感が違う。
昨夜の興奮が一夜明けて再び甦り、余韻に浸ることできます。
ぼくも同じシーンを2度3度繰り返し見るのは、しょっちゅうです。

特別な1年になる今年、そんなあなたの情報源にぜひプラスアルファをしてみませんか?

昨年60人近くが野球観戦のお供にした『Shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン』を加えてみませんか?


半年後の笑顔をつくるため、よき伴走者を全うします




『Shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン』は、鷲好きあなたの「良き伴走者」をめざします。

半年後の笑顔をつくるため、2018年の戦況を、おもに試合評を中心とした記事を所収します。

打率、防御率といった従来指標、OPSやFIPといったセイバーメトリクス、当マガジン独自提案「真のバント成功率」(※)など、さまざまな記録やデータを肴に、楽天の魅力に迫る「深堀りスタイル」。

後から読み返したとき、当時の興奮が伝わるよう「ファン目線の喜怒哀楽」もギュッと詰めこんだ、魔法の戦記録です。

※・・・従来のバント成功率だと、2球連続バントファウルで追い込まれた後にやむなく打って出た打席は、本来ならバント失敗打席にもかかわらず対象外になる。「真のバント成功率」はそういった打席も分母に入れた、より打者の実像に迫る改良版。

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寄せられた読者さんの声




2017年シーズンは、note、直接販売を含めた合計60名近くの読者さんとともに4年ぶりAクラスを見守りました。

その読者さんからいただいた生の感想を、一部ご紹介したいます。


観る野球から考える野球へ。選手がノートを持ってノムさんの講義を受けるみたいな感覚が常にあるメルマガです。
データを駆使して結論をみちびくスタイルは他にもありますが、より具体的で分かりやすい。
結果だけで判断せず、過程を検証する姿勢、セオリーを疑うことで見えてくる景色の提示など、野球の奥深さを覗くことができます。こちらを読むようになってから、本棚に野球の関連本が増えました。
(東海在住40代男性さん)

スポーツ新聞には少ない、データに基づいたゲーム評が読めて、プロ野球全体に目を配りながらイーグルス視点で分析しているので、ファンとして存分に楽しめます」
(中国在住30代男性さん)

「知人に教えてもらって、こちらを拝読するようになりました。各選手のデータが記憶に残り、楽しみかたがとても広くなりました
(東北在住60代男性さん)

「今回初めて購入させていただいて、自分で調べるのは時間がかかるようなデータを見ることができて、よかったなと思います(*^_^*)」
(近畿在住20代女性さん)

勝ってもおごらず、負けてもくじけず!と思えることが、購読の利点です。
試合評を拝読すると、ひとつひとつのプレーに込められた“意図”を感じることができます。
また、2軍戦や育成試合のデータは、若鷲好きの私をワクワクさせてくださいます」
(東北在住40代女性さん)

「いつも興味深く拝見しています。これだけのデータを収集するだけでさえ大変な労力なのに、さまざまな切り口からの分析・考察には、本当に頭が下がります。
膨大な時間をさいてまとめられた記事は、私にとって楽しみであり、お宝。
これからも独自の視点からの記事を楽しみにしております。頑張ってください!」
(東北在住50代女性さん)

「私は元々ブログの方を読ませて頂いておりまして、シーズン中、毎日の楽しみだった試合評を有料移行されるということを聞いて、迷わず購読を決めました。
現在、大学院の博士課程で研究を行っております。膨大なデータから一筋の解を見つけ出すshibakawaさんのストーリー作成能力や、『真のバント成功率』などの実態をより反映した指標作成能力は、本業の学会発表や論文執筆の際に大変参考にさせて頂いております」
(関東在住20代男性さん)

仕事も家庭も忙しい毎日のなかで、記事を拝読する時間が私の至福のひとときとなっております。各方面からの分析を駆使した記事を拝読できますことを、大変楽しみにしております」(東北在住50代男性さん)

20代から60代までの男性女性の鷲好きみなさんにお楽しみいただいてます。




書いている人は誰?




本稿執筆者のぼく、@eagleshibakawaです。
キン肉マン、クロマティ、ビックリマンチョコの高須洋介世代。
高須コーチのほうが年上ですが、同時期に青山学院大学に通っていました。

球団創設以来、周囲を巨人ファンに囲まれた信州の山奥から、楽天ファンやっています。

じつは元々は巨人ファンでした。
トラキチが陣取る後楽園球場の三塁側でオレンジのメガホンを片手に応援した小学生1、2年のころ。
あのころから松井秀喜選手がMLBに活躍の場を移すまで長らく兎を愛してきましたが、2005年当時、芸人かみじょうたけしさんと全く同じ思いを抱きまして。

(詳細は【楽天】関西のピン芸人は、なぜ東北楽天ファンになったのかを参照)

そして、細々と信じていたナベツネ教を脱会!
これから歴史を紡いでいく東北楽天ゴールデンイーグルスに、まるで一目惚れのように一気に惹かれていきました!!

「ID野球」を掲げた野村克也監督に感化を受け、怪我から不死鳥のごとく復活した岩隈久志投手の芸術的な名投に陶酔。

あの夏の熱投から楽天入りした田中将大選手の成長に心を激しく揺さぶられ、
2009.8.16に代表される山崎武司選手の超弾道に目を丸くしました。

鳴りやまない鉄平選手の快音に喝采を送り、
悪球撃ち・中村真人選手のトリックスターぶりに筋書きのないドラマを感じ、

有銘兼久投手のノーアウト満塁からの生還劇にゾクゾク鳥肌立つのを覚え、
憲史選手の顔をしたたり落ちた大粒の汗に、一生懸命の結晶を目撃しました。

海外FAを待たずMLB行きを語ったオコエ瑠偉選手のデッカい夢を信じ、仙台育英高から楽天入りする西巻賢二選手に「杜のアルテューベ」の夢を託した楽天ファンです。


遂に7年めに突入する「1球単位」のデータ集計




やはり大きかったのはノムさんの監督就任。

「ID野球」の影響で、セイバーメトリクスを含むさまざまな数字やデータを参考に野球観戦を楽しむスタイルに、無我夢中になりました。

当時、定期購読していた『BTウィークリー』を熱心にむさぼり読みながら、

「自分でも楽天の記録を集めてみたい!」

そんな思いが高じ、2012年以降、楽天戦の映像をほぼほぼ全て見ながら、

『1球単位』

で記録収集するおバカっぷりを発揮しています(笑)


▼当時、駅のキオスクなどで販売されていた野球専門タブロイド紙『BT WEEKLY/週刊Baseball Times』。
毎週火曜日発売で、その週のカードの見どころを注目データとともに紹介する紙面だった。



『スポニチ』『週刊野球太郎』など
野球専門メディアに寄稿!




集計対象は、基本的なプレーデータはむろんのこと、送りバントのときの捕手の送球指示、中前ゴロ安打が2塁ベースのどちら側を抜けたのか、昨年ならペゲーロ選手のバッティンググローブの色など広範囲に及びます。

その集計結果をブログ、メルマガ、noteなどで発表していますが

「もっと多くの人たちに知らせたい!」
「楽天の知られざる魅力を伝えたい!」

という思いに突き動かされ、

◎週刊野球太郎
◎ベースボールチャンネル
◎ベースボールキング
◎Baseball365
※全寄稿記事一覧はコチラ

など野球専門メディアに寄稿という名の"布教活動"も、おこなっています(笑)


▼2016年スポニチに掲載された「見事な火消しで3年連続65試合登板超え!福山の鉄腕ぶりを分析」も、ぼくが『週刊野球太郎』経由で書いた原稿です。元記事はコチラです。


1日わずか17円。あなたの野球観、変わります!




あらためて『Shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン』ご案内になります。


【メルマガ名】 『Shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン』

【配信周期】 月10本前後、開幕後は月10数本

(開幕前の練習試合、オープン戦もフォローします)

【配信形態】 テキスト方式

【税込価格】 月額514円 (1日17円であなたの楽天愛を後押しします)

【内容】 試合評を中心に、データから選手の特徴を深堀りしたり、作戦面を分析するコラムなどを、お手元のメールアドレスへお届けします。

現在、まぐまぐの《スポーツ・アウトドア》有料メルマガ発行部数ランキングでは、ほぼ常時Top10入り

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具体的にどういった記事内容なの?




昨年はnote、直接購読の読者さん込みで合計60名近くの読者さんにシーズン中お楽しみいただきました。

基本的には、日々集計してきたデータをもとに、楽天を語る「深堀りスタイル」です。

データと聞くと、小難しく感じる文系男子女子のみなさん、その気持ちよく分かります。
かく言うぼくも、高校時代は数学のテスト、真っ赤な常連組でした。

データや記録は、当該チームや対象選手のキャラクターや個性を多角的に浮き彫りにするための、あくまでもツールにすぎません。
『Shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン』は基本、難しすぎる指標は用いず、文体もわかりやすさをこころがけています。

下記に昨年の試合評からいくつかサンプルを用意しました。


データスタジアムより3週間早く
投手陣好投の“秘訣”を言い当てました!




◆ 岸は看板球カーブを全体の31%で使用。緩急つけた投球で7回1失点を演出した。ところで、このカーブは今季の楽天投手陣の、特に先発の「トレンド」「生命線」になっている。

投手陣全体のカーブ割合は前年7%を上まわる11%。とくに美馬の上げ幅が大きく、前年16%から今年は24%へ。約4球に1球でカーブを投じた。

楽天投手陣の被OPSは、配球にカーブを混ぜなかったとき.714に対して、混ぜたときは.531だった。開幕直後で緩急に慣れていない敵打線を、楽天バッテリーは緩い球を効果的に用いることで手玉に取っていたのだ。
(2017年4月30日日本ハム戦の試合評より)

⇒データスタジアムさんが「楽天投手陣に見る、カーブの活用法」という分析コラムを公開したのが5月22日のこと。
当マガジンはそれより約3週間も早くカーブの活用法を言い当てていました。


与田コーチも見抜けなかった
若鷲バッテリーの良い仕事をズバリ!




◆ 打者ごとに配球を変えた古川、下妻バッテリーの組み立ても印象に残った。2年連続でイースタン防御率2点台の古川にとって、ファームを主戦場とする2軍暮らしの打者は敵ではない。

井上、大木、柿沼、高濱、肘井といった2軍クラスの"顔なじみ"には力強い速球でねじ伏せるスタイル(速球74%、変化球26%)。
一方、加藤、荻野貴、鈴木など1軍レギュラーには変化球を混ぜながら狙いを絞らせない(速球54%、変化球46%)。
メリハリの効いた配球が光っていた。
(2017年10月5日ロッテ戦の試合評より)

⇒与田コーチは「変化球をうまく使えていない」と苦言を呈する談話を出していましたが、僕の評価は真逆。
数字から若きバッテリーのクレバーな好投をみちびき出しました。




アマダー選手のなにげない単打に隠された背景を解説




◆1死1塁、6番・アマダーも好機拡大の一打を放った。1-0からの2球目、二木の外角低めスライダーを、全く崩されることなく左前へ弾き返した。

「伏線と読み打ち」の1本だ。じつはアマダーは外角中段~外角低めでゴロ率60.0%と"ひっかけゴロ"を打たされる場面が多かった。また、インコース攻めを受けた後の外角中段~外角低めにも弱く、25打数1単打。

しかし、この対決、相手は外角、外角の2連投。内角攻めを使ってこなかった。使えない事情があった。伏線は1打席め。アマダーが二木の内角速球を一閃。左翼ポール際わずかに切れたホームラン級の特大ファウルはQVCマリンフィールド屋根のひさしを直撃し、ロッテバッテリーに恐怖感を植えつけるのに十分だった。
(2017年7月4日ロッテ戦の試合評より)

⇒当マガジンでは、さまざまな条件設定で記録集計をしているため、こういった細かな解説も可能になります。


大切にするのは「過程を検証する姿勢」




◆敗色濃厚から3点を返して2点差に迫り、なおも無死2,1塁という7回表。数多くのファンが9番・嶋にバントさせて、1死3,2塁で1番・島内、2番・アマダーのバットに期待した場面だった。
しかし、指揮官は嶋を下げて代打・伊志嶺を選択。結局三振を喫し、島内もゲッツーに倒れたが、ぼくは「苦渋の采配」に理解を示したい。

というのは、7週連続6連戦日程の序盤で相次ぐ怪我人発生のため「飛車角落ち」を強いられた楽天は、この場面、当たっていたウィーラー、銀次をお役御免にさせており、「金銀も不在」だった。大敗の展開で主戦級にこれ以上の無理を強いることはできず、先を見すえて休ませたのだ。

そのため、バントとタイムリーで同点に追いついたとしても、「飛車角金銀落ち」では決勝点を挙げる可能性は低かった。

守護神の長期離脱も決まった苦境で、先発・塩見が5回持たずに降板。リリーフ陣を早々に注ぎ込む苦しいゲーム展開になった。翌日はナイター明けデーゲーム。そういう状況を考えれば、同点に追いついただけでの延長戦突入は、救援陣のさらなる疲弊を招く「最悪シナリオ」だった。

そうなのだ。このシーンは追いつくだけでは意味がなく、一気に追い越す必要があった。だからこその代打強攻作戦だった。
(2017年7月28日オリックス戦の試合評より)

⇒後出しジャンケンのように結果だけで判断せず、その過程に重きを置きます。意図が伝わる作戦なら、結果にかかわらず、指揮官の采配を評価する姿勢を大切にします。


美馬投手10失点炎上の真相にせまりました




◆まさかの惨劇だった。美馬の二桁被安打は今季初。失点・自責は自己最悪を更新し、パリーグ防御率ランキングで6月23日から1位に君臨した我が世の春は、「8日天下」で幕を閉じた。

美馬好投の源泉力「見逃しストライク率」が、あまりにも低かった。
背番号31の特徴は、安定したコントロールに、カーブを始めとした複数球種のコンビネーション、ゾーンの両サイドに球を散らす投球スタイルで、打者にバットを振らせず、「最も安全な形でストライクを取る」ことができる点だ。

見逃しストライク率のチーム平均は17.4%、則本16.1%、岸20.7%のところ、美馬は二本柱を上まわる20.9%をマークしていた。

しかし、本戦では、1番・川崎にいきなり超・攻撃的に応戦されリズムを崩し、見逃しストライクが思うように取れなかった。

どんな投手でも不安を残す先発投手の難所、立ち上がり。
美馬は25球を投じながら、最も欲した「見逃しストライク」はたったの1球、それも17球目にしてようやく・・・という状況。
ボール以外の球をほぼ全てスイングされたことで、美馬は自身の調子、球の球威や切れ、配球など疑心暗鬼に陥ったのだろう。
(2017年7月1日ソフトバンク戦の試合評より)

⇒当マガジンでは、ピッチングにリズムを与え、投手に自信をもたらす「見逃しストライク」を重要視しています。

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こういう方にはオススメしません




当方、仙台から遠く離れた、あなたと同じ市井の1ファンです。
業界に人脈もなく、スポーツ新聞の番記者のように取材パスを得てチームに帯同し、選手の声をそのつど拾うといった現場取材は困難をきわめます。(っていうか、The不可能です)

当方が唯一実施したインタビューは背番号23のみ。
それも地元長野の後援会関係者のご尽力があって実現したものでした。

そのため、シーズン中の現場取材をもとにした記事をお望みの方は、ご期待に添えることができません。

(今後、オフの選手インタビューは取り組んでいきたいと思っています。どなたかセッティングしていただける方がいましたら、ぜひご連絡ください。今、最も取材したい対象は島内宏明選手です)。


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半年後、定禅寺通りでハイタッチしましょう!




楽天にとって重要な年になる今シーズン

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特別なシーズンのメモリアルを綴る『Shibakawaの楽天イーグルス応援マガジン』、ぜひ1人でも多くの方々に楽しんでいただけたら!野球観戦のお供に使っていただけたら!幸いです。

そして秋には「日本一の東北」を完成させ...


▼東北が泣いた2018年チームスローガン



Eagles Beerを片手に...


▼開幕戦にそなえて、さっそく1セット注文しました(笑)




腹の底から、思う存分の大声で

共に、こう叫びましょう!!


20180201data08.jpg


2018年は絶対にテッペン獲るぞ!!


▼注意:Shibakawaさん本人ではありません。イメージ画像。フリー素材ぱくたそさんからお借りしました。ぼくの心意気はまさにこんな感じ。


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2018年1月分

◎1/2配信Vol.486 : 2018年 Shibakawaが考える「鷲のエース」則本昂大のミカタ
◎1/6配信Vol.487 : 2018年 Shibakawaが考える「杜にきらめく皆朱の槍」茂木栄五郎のミカタ
◎1/10配信Vol.488 : 前年比700打席増! 育成練習試合の成績でみえてくる、若鷲の等身大の姿とは?

◎1/13配信Vol.489 : 鷲戦士の教育リーグ打撃成績を「見える化」した!
◎1/15配信Vol.490 : Shibakawaが考える「鷲の左腕事情」のミカタ
◎1/17配信Vol.491 : 《追跡調査》その後、茂木、ペゲーロ、岡島、藤田はどうだったか?

◎1/20配信Vol.492 : 「3つの数字」が警鐘を鳴らす、衰え隠せない楽天・嶋基宏の2018年
◎1/24配信Vol.493 : 数々のデータが後押しする、古川侑利の「明るい未来」
◎1/29配信Vol.494 : 2016年以降、楽天イーグルス選手の怪我・故障履歴 〔最新版〕
◎1/31配信Vol.495 : 勝率は絶好調の.875から悪夢の.000まで!東北楽天「勝利の特異日」「敗戦の特異日」


2018年2月分

◎2/2配信Vol.496 : 梨田監督が改めて掲げた「機動力の改善」。その“特効薬”はズバリ!コレ!!
◎2/9配信Vol.497 : 「ま~たFAXかよw」。大胆な守備シフト導入を志向する三木谷オーナー指令に“冷ややかな”鷲ファンへ
◎2/12配信Vol.498 : 安楽2回零封、オコエ3安打だけではない。楽天紅白戦にみる注目ポイント

◎2/14配信Vol.499 : 【試合評】 梨田楽天、対外戦の開幕戦を逆転勝利で好発進!~2月14日○楽天5-3起亜
◎2/16配信Vol.500 : 【戦評】 絶対王者が氷上を支配したそのとき、宜野座では藤平がマウンドを支配した!!~2月16日●楽天1-10阪神
◎2/17配信Vol.501 : 【戦評】 光った!機動力活かした三塁打攻勢~2月17日○楽天イーグルス8-5三星

◎2/21配信Vol.502 : 【戦評】 痛み分けの日韓“鷲”対決~2月21日△楽天7-7ハンファ
◎2/23配信Vol.503 : 【戦評】大敗も...点の取り方は良し!~2月23日●楽天2-7日本ハム
◎2/26配信Vol.504 : 【戦評】 今季最多15安打で「打」は上々も、「投」は6戦連続5失点以上~2月25日○楽天7-5DeNA

◎2/27配信Vol.505 : 【戦評】 「入野化」進む楽天古川の“誤った道”~2月27日●楽天4-5オリックス
◎2/28配信Vol.506 : 【戦評】 終盤まで0-0を演じた雨中の互角勝負~2月28日●楽天0-3ソフトバンク


2018年3月分

◎3/1配信Vol.507 : 【戦評】 風速20mの「春の嵐」で守乱続出~3月1日●楽天2-8ロッテ
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◎3/9配信Vol.509 : 【戦評】 菅原押し出しに福山3失点。パリーグ相手に5戦5敗~3月9日●楽天3-6西武

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【検証】 成績不振を「猫の目打線」に責任転嫁する楽天選手の甘えた言い分

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猫の目打線は悪なのか?!




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

こんにちは。信州上田在住、郷里の英雄・真田幸村の「赤備え」がクリムゾンレッドに見える楽天押しのデータ好き、@eagleshibakawaです。

今季、ぼくらが推す楽天イーグルスは残念ながら開幕から低迷。
開幕63試合目、6/16阪神戦(●E1-2T)に敗れた後、梨田昌孝監督が遂にハラキリ辞任となりました。

監督を辞任に追い込んだ原因として、打順が固定できず、オーダーが頻繁に変わったことが各紙で取り上げられ、クローズアップされています。

たとえば、6/17付の河北新報「<梨田監督辞任>戦う体制の見直しを」は、以下のとおり伝えてました。


 不振の最大の原因はリーグ最少得点の打線にある。特に打順は主に球団側がデータ分析に基づき、現場に起用法を提案することもあり、梨田監督も基本的にそれを受け入れてきた。

 だが、15日までの62試合で打順が56パターンに上るという猫の目打線になり、爆発力を欠く結果になった。「当日の朝まで打順が決まらないから、どうしても試合に向けた準備が遅くなる」。選手らチーム関係者からは、こうした嘆きも聞かれた。準備の遅れは当然勝負の世界で命取りにもなった。


62試合で56通りの打順は、いくらなんでも多すぎです。

昨年は「1番・茂木、2番・ペゲーロ、3番・ウィーラー、4番・アマダー、9番・嶋」を、開幕~4/25まで完全固定で戦ったことを考えると、今年は本当に流動的です。

ただ、チーム戦略室が打順など作戦をデータに基づき提案するのは当たり前。
ビッグデータ全盛の時代、多かれ少なかれどの球団でも似たようなことはやっていますし、またそれが彼らアナリストの仕事ですから。

その提案を昨夏からの大失速で発言力が低下した梨田監督が取捨選択・交通整理できなかったのが問題。
そこでタクトを揮えずに右往左往したのが、この結果なのでしょう。

しかし、この猫の目打線が『打撃不振の決定的要因』とは、僕は思いません。

流動的というと悪いイメージになりがちですが、2位からプレーオフを駆け上がり日本シリーズを制して優勝した2005年のロッテは、データ分析に基づいた100通り以上のフレキシブルな打順を組み、そのマリンガン打線が奏功しました。

スポーツ紙も僕らファンもけっこういい加減な生き物で、点が取れないのに打順を変えずにいると「動かない...」と文句を言い、打順変更が当たれば「組み換えが的中!」と手のひら返しで称賛、打順変更が不発に終われば「猫の目打線...」と批判するテキトーな生き物なんです。

確かに打順については僕もどうなの?と思うことがありました。
その象徴が開幕スタメンで起用しながら開幕3戦目では早くもスタメンを外した内田の起用法、アマダーを4番で使ったこと、来る日も来る日も岡島を使い続けたことです。

アマダー4番は昨年も結果が出なかったのに、「学んでないんだねえ・・・」とガックリでした。
内気で気難しくムラっ気のあるアマダーに、4番の重責は務まりません。
案の上、プレッシャーに押しつぶされ、今季も4番で27打数3安打のトホホな結果です。

そういった起用法に疑問は持ちましたが、頻繁に変わる打順については今季はこういう苦しい戦いだから仕方がないだろうと思っていました。

開幕直後、今江や藤田を除き、ほぼ全ての選手が軒並みの大不振。
そのため、打順を固定して戦っても、猫の目打線になっても、結果はあまり変わらなかったというのが、僕の今のスタンスです。

今回の件で急遽ある調査をしました。

下記表をご覧ください。

前の試合と同じ打順のときの打率、前の試合と違う打順のときの打率を、選手ごとに調べてみました。

対象はいずれもスタメン出場したとき。
前の試合、当該試合が途中出場の場合は、含まれません。

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■前の試合と同じ打順のとき、違う打順のときの打率
※2018年6月17日終了時データ


予想に反して結果はさまざま




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前の試合と打順が異なるとき、当然役割も異なるため、成績も出しにくくなるでは?と思いますよね。

ところが、予想に反し、結果はじつにさまざまでした。

同じ打順のほうが明らかに良い打率を残したのは、茂木、ウィーラー、嶋、田中の4人。

違う打順のほうがハッキリ良い打率を挙げたのは、ペゲーロ、銀次、島内、内田、こちらも4人。

どちらもあまり変わらなかったのは、今江、岡島、藤田、アマダーという結果でした。

チーム総合計では、同じ打順のとき打率.228、違う打順の打率.234、ほぼ同じ数字でした。

今回、急遽調べたため、打率しか算出することができませんでした。
OPSやwOBAといった違った打撃指標でみれば、また別の結果が出るのかもしれません。

ただ、打率に関して言えば、チーム全体を見たとき、前の試合からの打順変更による大きな変化やその悪影響は、確認できなかったという結果になりました。

あえて厳しいことを言えば、打順変更について「どうしても試合に向けた準備が遅くなる」と不満を垂らす一部選手、チーム関係者の声は、僕から言わせれば自身の成績低迷を棚に上げて責任転嫁する単なる甘え、言い訳にしか聞こえないのです。


今思い出す背番号23へのインタビュー




自身のやるべきことが明確になっていれば、打順変更に振り回されることはない。
打順に関係なく、自身のパフォーマンスに集中すべきだと僕に教えてくれた選手がいます

2011年オフに僕が唯一取材したことのある聖澤選手でした。
当時、聖澤選手は開幕から2番、1番、2番、3番、1番、9番と頻繁な打順変更の中で戦いながら盗塁王争いを繰り広げていました。

そのとき、僕にこう言ったのを今でもよく覚えています。

「3番に置いたからホームランを打たなきゃいけないってことはないですし、1番でも3番でも9番でも自分の役割は変わってこないと思ったので、打順が変わったから自分が変化していったってことはないですね」

「打順を動かされるというのは、そのときの自分の状態やプレーをみた監督が打順を決めるので、そこで自分が何か変えてしまうと(監督の意図に反した)違ったものがでてきてしまいます」


打順を固定する戦い方と、打順をフレキシブルに変えて臨む戦い方。
そのどちらにもメリット、デメリットがあるわけです。

そのデメリットの一部だけをことさら切り出して、過剰にクローズアップし、梨田楽天低迷の決定的要因のように語るのは、どうなのかな?と正直、思います。

猫の目打線は低迷原因を担ったかもしれませんが、それはワン・オブ・ゼムに過ぎず、もっと大きな原因は他にあると思うのです。【終】


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機は熟した! 今年こそ2度め日本一


監督、コーチ、選手、フロント、裏方...
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【戦評】 約2年ぶり純国産打線で平石新体制「希望」の2連勝~2018年6月19日○楽天イーグルス7-1DeNA

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約2年ぶりの和製オーダー




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

9回、ハーマンが最後の打者を3球三振に取り、3時間04分の戦いに終止符を打ったのが夜21時ちょいすぎ。
ちょうど日本代表の香川がPKでゴールネットを揺らすその直前だった。

絶妙なゲーム運びになった交流戦の最終戦。
イーグルスは投打かみ合い、スコア7-1で快勝!
平石新体制で2連勝という上々の船出になった。

38歳の若き指揮官に代わったことで、沈鬱したムードはガラリ一変。
楽天ナインの萎んだ闘志にも、バアッと勢いよく火が灯り、希望に満ちる2試合になった。

2戦連続の二ケタ安打も、2戦連続の6得点以上も、今シーズン初。
このことが、「人事刷新効果」を如実に表している。

梨田旧体制で-80までに膨らんだ得失点差。
これも、この2戦で一気に14も減らすことができたのだ。

またこの試合、2016年6月9日ヤクルト戦以来、約2年ぶりとなる「純国産オーダー」になった。

ペゲーロとウィーラーは、ともに怪我で2軍調整中。
日曜日の走塁時ふくらはぎを痛めたディクソンは、この日、スタジアムにすら姿を現さなかった。
復帰後の6戦で3発量産しているアマダーもベンチスタート。

そのなかでの二ケタ12安打7得点は「外国人不在でもこういう戦い方ができる!」と、自信喪失しかけていた楽天ナインに大きな勇気と与え、今後の方向性を指し示す勝利になったと思う。

(下記へつづく)

両軍のスタメン

楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(右)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・藤田(二)、7番・聖澤(左)、8番・嶋(捕)、9番・古川(右投)

DeNA=1番・神里(右)、2番・桑原(中)、3番・佐野(一)、4番・宮崎(三)、5番・山下(二)、6番・戸柱(捕)、7番・関根(左)、8番・バリオス(右投)、9番・柴田(遊)

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まるで内村賢介と銀次を足したかのよう!




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和製オーダーで勇躍したのは、1番・田中だった。

まるで田中のために用意した絶好のショーケースという内容。
もし田中を紹介するイメージビデオを作るならこの試合の活躍も当然入ってくるであろう、そんなスピードを活かした自身初の4安打2盗塁、2得点1打点の活躍になった。

ヒット4本中、内野安打が3本を占めた点も驚きだ。
さながら内村賢介のデビュー時を連想させるかのような、相手の内野守備網、相手バッテリーに重圧をかける出塁が光った。

初回先頭打者打席は、打たされていた。
遊撃前方の詰まったゴロだったが、俊足飛ばして遊安に変換し、みごとに出塁。

その後、すかさず二盗を決めると2番・茂木の進塁打で三進。
内野前進守備の中、3番・島内の二ゴで一目散に本塁突入。

二塁手・山下のバックホームとの競争を制し、本塁をそのまま駆け抜けての先制のホームイン。
スライディングが不要なほど完全に制した生還劇になった。

3回は1死後、セカンド左を襲う、これも詰まらされたゴロになった。

しかし、飛んだコースにも恵まれた。
まわりこみ処理して1塁へ投げた二塁手・山下の悪送球を誘う。

1ヒット1エラーで一気に2塁に進むと、2番・茂木の進塁打で三進。
続く3番・島内の左中間二塁打で2点目のホームを踏んだ。

その後、4番・今江もタイムリーで続き、この回は2得点。(E3-0DB)
楽天が序盤3回までに先制3点を挙げる理想の展開を手中にした。

この回の2得点は、ひときわ重要だった。

というのは、、、


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【戦評】 満員御礼のなか初陣飾った平石新体制「所信表明」の初白星~2018年6月17日○楽天イーグルス8-0阪神

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満員御礼の本拠地に届けた今季初勝利




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

熱気に包まれた交流戦最後のホームゲーム。
イーグルスは満員御礼2万6千人超の大歓声を背に、「新体制の門出」にふさわしい「所信表明の勝利」を飾った。

スコアは8-0、今季7度目の零封勝利だ。

「とにかく熱く、いきいきと」。

ゲーム前、梨田監督の突然の辞任で動揺隠せないナインを前に、平石監督代行が熱く説いた思いが結実。
投打ガッチリかみ合い、満員御礼の本拠地に今季初めての勝利を届けることができた。

見どころは、ホームラン3本の華々しい競演だろう。

1試合3本塁打以上は、昨年の同時期には6度を数えていた。
しかし今季は5/26ソフトバンク戦(●E3-4H)以来ようやくの2度目。

口火を切ったのは2回、5番・銀次だ。
4/19ソフトバンク戦(○E3-1H)以来の今季2号は、先制決勝2ランになっている。

この一発、本当に大きかったと思う。
というのは、苦手打破の一撃になったからだ。

阪神先発・才木は身長189cmの長身右腕。
しかし、打率.243の銀次は、上背189cm以上投手との対戦では34打席で打率.154に低迷、上から投げ下ろす角度のある球に苦しんでいたのだ。

ところが、この場面では真っ向スイングで攻略!

ボール先行2-0からの145キロ速球を、みごとな一閃で右中間スタンドに突き刺していく!
あのような爽快なスイングは打った本人も久しぶりの感触だったはずで、僕らファンも本当に久しぶりに目撃したと思う。

4回は6番・アマダー、7番・藤田が2者連続の競演になった。

惜しかったのは、8番・ディクソンだ。
一発狙いの一撃は、惜しくも左中間フェンス直撃のヒット。
一気に2塁を狙うが憤死、このときにふくらはぎを痛めて途中交代した。
ディクソンの今後が心配だが、「幻の球団史上3度目の3者連続ホームラン」という胸高鳴る見せ場を演じた。

アマダーの場合、銀次と同様、身長189cm以上投手に今季は打率.176だった。
そのなか、風にも乗せて右方向へ運ぶ8号ソロは、1軍復帰後の6試合ではやくも3発の量産になっている。

ここで注目は、銀次からディクソンまで、結果球は全て速球だった点。

前述したように、才木は長身右腕、かつ投球フォームも二段モーションを取り入れた独特のものだった。
6/13中日戦(●E3-6D)では同じく二段モーションの小笠原に苦しんたばかりだった。

そのため、初見の打者にはタイミングが取りづらいことが危惧されたが、銀次は1打席目、残り3者は2打席目でしっかりアジャストしてきたのだ。
(下記へつづく)

両軍のスタメン

阪神=1番・糸原(二)、2番・高山(中)、3番・福留(左)、4番・糸井(右)、5番・中谷(一)、6番・鳥谷(三)、7番・伊藤(指)、8番・長坂(捕)、9番・()、先発・才木(右投)

楽天=1番・田中(中)、2番・茂木(遊)、3番・島内(右)、4番・今江(三)、5番・銀次(一)、6番・アマダー(指)、7番・藤田(二)、8番・ディクソン(左)、9番・嶋(捕)、先発・美馬(右投)

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2018凡例

一発なしで挙げた1イニング4得点は今季2度目




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得点がホームランだけで終わらなかったのも、光明だ。

3発中2発は、年間数発止まりの「計算の立たない打者による一発」である。
彼らの一発が今後も続くわけがなない。
その意味では、翌5回に“一発なし”で奪った4得点こそ、貴重な得点になった。

スピードを活かしたスリリングな攻撃になった。

先頭の1番・田中が価値大の四球出塁。
フルカウント勝負の外角低め際どい速球を見きわめた。

2年目の田中は、選球眼も着実に改善傾向にある。
全打席に占める四球の割合は、昨年はリーグ平均を下回ったが、今年はリーグ平均値付近まで上げてきた。

■田中和基 年度別の四球率
(カッコ)内はリーグ平均値

2017年 5.1% (8.3%)
2018年 8.4% (8.7%)


その後、2番・茂木の三塁線へのバントヒットが絶妙!
茂木のバント安打は、2016年4/1西武戦の捕バ安、同年9/6西武戦の捕バ安以来、2年ぶり3度目。

若鷲の成長感じさせる四球と、相手の意表を突く奇襲攻撃で無死2,1塁を作ると、打席は3番・島内へ。

その島内は2試合連続でバント送れず、2ストライクに追い込まれてしまう。
やむなく強攻に出た当たりは打ち上げてしまい、センター高山が定位置からやや後方に下がり、前向きで捕球した「飛距離不十分の飛球」だったのだ。

ガクッ・・・としたその瞬間、2塁走者・田中が果敢なタッチアップ三進!
島内の失敗をリカバリーする勇気ある好走塁をみせ、1塁走者・茂木も続いて2塁を陥れた。

外野からの返球のほうが速いタイミングに思われたが、その送球が3塁に滑り込む田中に当たりファウルゾーンに逸れたことでセーフになり、1死3,2塁の好機を作ることに成功した。

こういう光景、珍しいなあと感じた読者の皆さんもいたはずだ。

じつは今季の楽天、、、

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【戦評】 悩める藤浪を楽にさせた、イヌワシ打線の呪われた満塁打率~2018年6月15日●楽天イーグルス0-4阪神

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終始お人よしだったイヌワシ打線




◎コテコテの巨人ファンがナベツネ教を脱会し、東北楽天ゴールデンイーグルスに一目惚れしたその理由

間断なく降り続いた冷雨の3時間53分、イーグルスが演じたのは終始「お人よしの役」だった。

阪神先発は藤浪晋太郎。
今シーズンは防御率5.67と苦しんでいた。
課題のコントロールも与四球率も6.00、依然として制球難。

昨年の5月4日以来、白星に見放された“悩める右腕”に、イヌワシ打線は7回途中無失点を許し、407日ぶりの白星をあっさり献上したのだった。

虎の捕手・梅野のリードにも、してやられた。
全球コースにミットに構えるようなことはバカな真似はしなかった。
制球に苦しむ藤浪の投手心理を良く理解し、立ち上がりなど適宜ストライクゾーンの真中にミットを構えるケースも多かった。
これが藤浪の負担を減らしていたように感じた。


辛島、逆球1球に泣く




一方、楽天先発・辛島は6回途中2失点で今季6敗目。
ゴロ率72.7%と数多くのゴロアウトを奪う本領発揮の内容だったが、一球に泣く悔しい結果になった。

唯一ともいえる失投は、0-0のスコアレスが続くなかで発生している。

先頭打者に四球を与えた6回1死2塁のことだった。
前2打席いずれもイージーゴロに仕留めた3番・中谷に対し、内角狙いの速球が真中高めに入ってしまう。
その失投を左翼席へ運ばれたのだ。(E0-2T)

中谷といえば、昨年は455打席で20発、23打席に1本のペースでホームランを放った虎の若き和製大砲。
しかし、今シーズンは77打席でわずか2発(39打席に1本のペース)。
自慢の一発がなかなか飛び出さず、そういう意味では悩んでいたと思う。

この決勝2ランは、そんな若きスラッガーが本領を取り戻すきっかけになりかねない。

この後、リリーフ陣も崩れた。

二番手・久保“ジジイマン”は回またぎの7回、甘い変化球を短長連打されて1失点。
これで老兵のWHIPは2.05になった。

9回には四番手・今野が2死満塁から決め手を欠き、右前へ運ばれての1失点。

結局、0-4で今季8度目の零敗を喫している。

それにしてもだ。
辛島はこれで11試合に登板したが、援護点が1点以下は7試合、2点以下は9試合。
打線がろくに援護できないため、数少ない失投が大きくクローズアップされてしまう“やるせないかたち”になっている。

これで交流戦成績は12位、15試合4勝11敗。
このカード残り2試合のうち1度でも負けてしまうと、交流戦最下位が決定する。

チーム成績は6位、62試合21勝40敗1分、借金は今季最多タイの19へ。

ゲーム差は1位・西武と15.5、2位・日本ハムと13.5(今季最大)、3位・オリックスと11.5、4位・ソフトバンクと11.0(今季最大)、5位・ロッテと8.5になった。

(下記へつづく)

両軍のスタメン

阪神=1番・糸原(二)、2番・山崎(一)、3番・中谷(左)、4番・糸井(右)、5番・陽川(指)、6番・俊介(中)、7番・大山(三)、8番・梅野(遊)、9番・植田(遊)、先発・藤浪(右投)

楽天=1番・田中(中)、2番・銀次(二)、3番・島内(指)、4番・ディクソン(左)、5番・アマダー(一)、6番・茂木(遊)、7番・ウィーラー(三)、8番・聖澤(右)、9番・嶋(捕)、先発・辛島(左投)

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試合の流れを手放した序盤3回までの無得点




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スコアボードが動き出したのは中盤6回以降だったが、楽天サイドからみれば序盤3回まで無得点に終わったのが、痛かった。

というのも、3回まで毎回ランナーを出した藤浪が、4回以降は尻上がりに調子を上げたからだ。
4、5、6と3イニング連続の三者凡退投球で自軍に流れを運んできた。

辛島は球数過多だった。

勝負に5球以上を要したのは、打者22人中、約半数の10人。
今季1試合平均97球の辛島である。
仮に中谷に被弾を許さなくても球数のリミットが来ており、投げても6回まで。
指揮官には辛島続投で痛い目に遭った過去があるため、0-0が続いても、7回からは継投が濃厚だった。

そういうわけで中谷の2ランが出ても出なくても、いずれにせよ中盤以降は楽天には厳しい展開。
そのため、藤浪が不安定だった序盤3回までに先取点が必要だったのだ。

1回は銀次快打+暴投で作った2死2塁、4番・ディクソンが凡退。

ディクソンは2試合連続で2打点&1打点。
いずれのゲームもチームに先制点をもたらす活躍をみせていた。

そのため、期待高まるシーンになったが、ここは外の変化球を打たされて凡退。
強打の右打者にとって最も打ってはならない打球=一ゴを打たされた。

2回、アクシデントが発生する。

2死走者なしの後、7番・ウィーラーが四球出塁。
続く8番・聖澤の打席で、相手の間隙を突くディレイドスチールを狙った。

結果は盗塁死だった。
このとき、2塁に頭から飛び込んだ際、手を痛めて負傷退場してしまう。

3回、最大好機を逃した。

1死後、9番・嶋、1番・田中が連打でチャンスを構築。
2番・銀次もフルカウントから四球で出塁し、1死満塁に。
バッターボックスは3番・島内だった。

復帰後は3試合連続ヒットの12打数5安打と素晴らしい再出発をきっていた島内が、この場面ではなんとも中途半端な打撃で、前進守備のサード正面に転がる5-1-3転送の併殺打に倒れてしまう。

この後、楽天は3点を追った7回2死満塁でも嶋が中飛に倒れてしまった。


イヌワシ打線のお寒い満塁打率




今シーズン、セパ12球団最低の得点力になっている楽天。

その原因の1つは、一打出れば複数得点が入る可能性の高い満塁での打撃成績がかんばしくないことも大きいのだ。

本戦終了時、楽天のチーム打率は.229である。(12球団ワースト)

ところが、満塁に限って言えばさらに低く、26打数4安打の打率.154。
全体の打率よりも7分5厘も低くなるのだ。

チーム状況が状況なだけに、絶好チャンスなのに逆に力んでしまって、体がこわばり、自身の打撃を見失ったまま投手と対峙してしまっているのだろう。

これでは、得点力が12球団最低なのも、うなずける話なのだ。【終】

■2018年 楽天打者の満塁成績






機は熟した! 今年こそ2度め日本一


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